授乳 (講談社文庫)

授乳 (講談社文庫)
あらすじ・内容
受験を控えた私の元にやってきた家庭教師の「先生」。授業は週に2回。火曜に数学、金曜に英語。私を苛立たせる母と思春期の女の子を逆上させる要素を少しだけ持つ父。その家の中で私と先生は何かを共有し、この部屋だけの特別な空気を閉じ込めたはずだった。「――ねえ、ゲームしようよ」。表題作他2編。(講談社文庫)

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授乳はこんな本です

授乳の感想・レビュー(497)

コイビトが強烈に印象に残りました ぬいぐるみを連れた女子大生と、同じくぬいぐるみを連れた幼女の話 自分の心の中だけに生きて、親もふくめ、世間と接触しないで生きられるものなのか? 現実にひきこもる人間も多いが、社会復帰するのが難しいのでは?
- コメント(0) - 1月15日

表題作他2編。この本では「授乳」は母になった女性がするのではない。思春期の女の子と家庭教師の話。「コンビニ人間」よりはなんとか理解できそうな気がしたが、気がしただけかも。
★33 - コメント(0) - 1月6日

やはり、この人の書く本は、少し狂ってる。
- コメント(0) - 1月3日

セックスのできない人たちの話。
- コメント(0) - 2016年12月30日

短編3編ともに「カゾクヨナニー」的なことをしているうちに何かがおかしくなってしまう人の話で、『タダイマトビラ』に繋がる3編というかんじがする。いずれにしても、愛着不安を抱える人の話なのかな、と。
★1 - コメント(0) - 2016年12月28日

女が書いた女の小説。自分は特別な人間だと思っている。周囲の人間を見下している。自意識が強い主人公たち。共感する部分もある。また、授乳の主人公について。必要に応じて、本人も意識しないままに、女であることと子供であることを使い分けている。生まれながらにして。思春期の女って、こういうずるいところあるよな、と思った。心身健康なときにしか読めない本。
★2 - コメント(0) - 2016年12月25日

『画面のなかに作り出した偽物の景色と違って、それぞれの命が生きたいという意思をもっていて、とても都合が悪い。』この人の世界観が濃縮された一文と思われる。なんとなくこの事を思っている人はいても、しっかりと受け止めて立ち向かえる人はなかなかいないと思う。
★5 - コメント(0) - 2016年12月25日

第46回群像新人文学賞受賞作品。『コンビニ人間』に続いて2作品目。落ち込んでる時に読む小説じゃないかな…。ちょっとヘビーすぎ。『コイビト』の主人公が『コンビニ人間』と重なった。村田さんの描く女性は怖いね。
★2 - コメント(0) - 2016年12月24日

村田さん2作目。『コンビニ人間』の前に読もうと思っていたのだが、都合によりこちらが後になった。うーん・・・なるほど、これが村田ワールドなのか。読むのにちょっと疲れるところもあったけれど、嫌いでは無いかな。ただ、なんだろう。パンチをもっと受けたいかな。もう少し「えーっ!?」とするようなことがほしかったかな?? とりあえず、もう一つくらいは、村田ワールドを味わってみたいかな。
★2 - コメント(0) - 2016年12月23日

『御伽の部屋』のゆきは微妙なとこだけどギリギリでみんな狂ってない。ルールがあるからそう見えるのか。ゆきだけ途中から日常生活が消えるのでより狂ったように見えるだけかも
★1 - コメント(0) - 2016年12月20日

受験を控えた私の元にやってきた家庭教師の「先生」。授業は週に2回。火曜に数学、金曜に英語。私を苛立たせる母と思春期の女の子を逆上させる要素を少しだけ持つ父。その家の中で私と先生は何かを共有し、この部屋だけの特別な空気を閉じ込めたはずだった。表題作他2編_。解説を読むことでやっと理解できた気がする。この作品の主人公たちは何かに依存し、そしてそれを独占し自分だけの世界を作りそれを引き込む。なかなか理解し難いことだった。
★13 - コメント(0) - 2016年12月17日

ああ、女性が書いた本だなあ、ということを強く感じる短編集でした。もっとネジがぶっ飛んだ物語が詰まっているかと思っていましたが、案外そうでもなく。
★2 - コメント(0) - 2016年12月14日

この人はもうこれしか書けないのだろう。最初の2作はちょっと引き気味に読んだけど、3作目で、ここまでやればもう芸術だと思ってしまった。正男姉さんが印象に残る。少なくとも主人公には仲間がいた。
★5 - コメント(0) - 2016年12月13日

授乳だけよんだ。他は微妙
★1 - コメント(0) - 2016年12月10日

奇妙な展開にギョッとしましたが、そんな中でも、自分自身が社会的に恥ずかしいと思い表には出してこなかった感情と重なり、共感することもありました。不思議ともう読みたくないのに読みたくなる内容でした。解説がわかりやすかったです。
★8 - コメント(0) - 2016年12月7日

村田沙耶香は3,4作目ですが、これが一番読み進めにくかったかもしれない。 でも相変わらず彼女の書く性であって性でないものが面白い。
★3 - コメント(0) - 2016年12月2日

初めての作家。変わってるなぁ。なんか凄いなぁ。独自の世界を確立してる感じ。
★1 - コメント(0) - 2016年12月1日

村田さんは「システム」を描く作家。それが内側にあるか外側にあるかは作品による。今回は三本とも内側に。そして三本とも内側の空気が外に漏れ出す瞬間があったりする。短編なので仕方がないと言えば仕方がないのだけど、やっぱり寄り道が少なく、「物語」がメインになってくる。「物語」に興味が薄い読者としてはもっと無駄を楽しみたかった……。それにしても、自分で作った「システム」を自分で壊してみせるのって、砂で作った城を崩してしまうときの、あの快感に似てるのかな……。相変わらず「清潔」アリ。
★3 - コメント(0) - 2016年11月30日

村上龍の「イン ザ・ミソスープ」読んだ時の気持ち悪さと、村上春樹を読んだ時の不思議な感覚を足して2で割ったような読後感。(村田さんも含めてまだ一冊ずつしか読んだことないけど(^^;)
★3 - コメント(0) - 2016年11月26日

纏めるには強引かもしれないが、すべてロールプレイものと言えるのではないだろうか。あらすじが地味で、今回に至っては鮮烈さを感じなかった。感性だとかは納得のいく描写も多かったけれど、少女のイタイ部分の方が目立ったような。主人公と要二の世界観にズレが生じた瞬間がわかりづらかったが、『御伽の部屋』が好き。少女の自分勝手さと、ラストの息苦しい開放感。一層自分を閉じ込めてしまっただけなのに、不快を突き破った自由さがあってむず痒い読後感だった。『授乳』も『コイビト』も途中までは感情移入できなかったがオチが好きだった。
★5 - コメント(1) - 2016年11月22日

この作品のテーマは、解説を読んでやっと理解できた部分が大きい。自分の理解力不足かな。女性が読むとどう感じるのかが気になる。よりリアリティのあるものになって与えられるインパクトも強くなるのだろか。村田さんの作風がちょっとわかったかな。
★4 - コメント(0) - 2016年11月17日

これは依存ではなく…もはや王国!表題作含む全3篇は異様な価値観を築き上げた女性達の王国を揺るがす性と生の物語。登場人物達は潔癖さを求めてるはずなのに…行動や価値観が何だか異様!この不気味な異様さに慣れてきた後の展開は…ぞっとする恐怖さに心が冷える!しかし異様さと恐怖な世界でも豊かな文章力にどんどん引き込まれていく。そしていつの間にかこの「クレイジー沙耶香」の世界が癖になっている自分がいる。
★41 - コメント(0) - 2016年11月17日

短編集(全3話)。多感な年頃の少女達の中で膨れ上がる繊細で残酷な感情。未熟な肉体に宿る不完全な残酷さ。そこから生み出される未完成の凶器。その凶器で少女達は自分自身を傷付ける。生と性に対し不器用で潔癖すぎるが故に自分が作り上げた空想の世界でしか生きられない彼女達に共感はできない。しかし理解しようとする自分も確かに存在する。嫌悪感や不快感がいつしか快感に変わる魅力。なるほど。これが噂のクレイジー沙耶香か。凄いな。この想像力と観察力。そして表現力。抜群の破壊力を持つ作品だ。
★32 - コメント(2) - 2016年11月16日

短編集。母性を無理矢理にでも手にいれることによって、精神的親殺しをする(成長する)話なのかな?と、表題作を分からないなりに解釈したのだけど、最後に瀧井朝世さんによる解説を読んで、腑に落ちたのだった。女性性に拒否感と生きにくさを覚える者が築く、自分だけの王国の物語。なるほど。それぞれの王国は端からみるととても厄介に思えるけど、迷惑を被らない限り、それを否定する権利はないよなあ。
★34 - コメント(0) - 2016年11月10日

村田さんの作品は、共通して女性の性について描かれていて、性についての嫌悪感や疑問が見られる。毎回、清潔という言葉が目につき、女性は汚されていく存在だという考えはどこか理解できる。 読むと必ずといっていいほど、不快な気分にさせられるが、たぶんきっとそれは、“私”として外には現れてはいなくても私の中に存在する一部分だからなのかもしれない。『コイビト』は子供がでてくるので不快だった。が、私は一人っ子なので、ごっこ遊びは通常の範囲内で、子供の頃は、日常生活が夢の中のようにあいまいだったので、その部分には共感した。
★5 - コメント(1) - 2016年11月9日

授乳 村田沙耶香の作品を読むのはこれで2作目。 そこを描写して表現するかといった一文が多く、独特の味を感じる。 さらには少女は突発的に理解できない行動をとり、読者を村田ワールドに一気に引き込む。 そんな共通点を私は村田作品に見出してきた。 母を見下し男を見下し母になろうとするも時に母を頼る。そんな思春期の女の子が抱いて当然なのかあるいは抱くことは稀なのか分からないような行動を描写した作品。 で合ってるのかは分からない笑
- コメント(0) - 2016年11月8日

執着する人たちと、その執着の描写が気持ち悪い。わたし自身の感覚では考えられない角度からの気持ち悪い描写。そして、作者自身が性と生の呪縛から抜けられないように感じた。
★3 - コメント(0) - 2016年11月2日

3作とも気が狂った女の話ではあるけれども、ただなにも共感できない狂気的な話で終わらせる気になれないのが凄い。女性性への拒否、自分だけの王国の築きという解説に納得したし、感動を覚えた。村田沙耶香の作品の登場人物は一見どこか客観的で諦めがちに見えるけどとてつもない生命力ある者ばかり。気味が悪いのにどこか共感してしまう。
★2 - コメント(0) - 2016年10月31日

女性特有の感覚が文体やモチーフが多い感覚的な小説。結構エグくて合わない人はとことん合わないし合う人はすっごく気に入りそう。自分にはあまり合わなかったけど時々は読みたくなるかも。どの編も不意に終わってしまう。この中では御伽の部屋が一番しっくりくる。
★6 - コメント(0) - 2016年10月28日

自慰の才能があるわけではなく単純にセックスの才能がないのである。愛を自己生産できるなど、童貞の自己弁護に似て笑えるが、この人が書くとただただ薄気味悪い。
★2 - コメント(0) - 2016年10月27日

こんなに女のどろどろとした内面を描かれた作品は読むの初めて…!女同士のどろどろではなく、うちに秘められた女の狂気ともいえる感情。理解できない感情も多かったけど、「御伽の国」ゆきが将来要二を介護してあげたいという気持ちで本を買い漁る、という行動にはちょっと共感した(笑)自分も結構アブナイ人間なのかも…?あと、「授乳」の蛾のシーンはホラー小説以上に恐怖を感じました…。殺人事件の話は平気で読めるけど、虫は駄目だ…。
★46 - コメント(2) - 2016年10月23日

コンビニ人間を読んで面白く、即著者の本3冊DLして積んでおいた。ようやく手に取った本書だが最初の「授乳」が肌に合わず(暗い)、次の「コイビト」も途中まで読んで何だこりゃ〜であっという間に撤退。時間は貴重なので合わない小説を我慢して読むことはしない。★1
★3 - コメント(0) - 2016年10月22日

村田さんのデビュー作、想像以上にえげつなくて、想像以上にできあがっていた。「授乳」を初めとする3作には、今ある村田沙耶香が見えた。自分の世界を持ち、独自の性の感覚?を持つ主人公たちがいた。「授乳」の狂気が、とても好きだった。
★11 - コメント(0) - 2016年10月18日

村田沙耶香デビュー作が表題作となる他二篇の短編集。全ての一人称が若い女性なので、時間を置いて読まないと、どうにも一つ一つの作品に飲まれて次に進めず、時間がかかった。単行本発売は今から11年前。既読の「しろいろの街の、その骨の体温の」よりもやはり文体は少し、荒い。だけどデビュー作から、彼女の「スタイル」は変化なく、彼女自らの「王国」を築き上げていたんだと感じる。愛や現実を嫌悪し、虚構に自らの世界を創り出すそれぞれの主人公の心理、必ず読者のどこかに当てはまる部分があるだろう。解説は本編読んでから読むべし。
★28 - コメント(0) - 2016年10月16日

村田さんのデビュー作「授乳」含む3編。どの女の子も夢の世界、妄想の世界に生きている。現実が突きつけられると、受け入れなかったり、逆に現実に逃げたり。 リアリティが無さそうで、でもどこかリアル、それが恐ろしくもある。 デビュー作からこれだったのね、凄いなぁ。こちらに比べたら、コンビニ人間はかなり現実的です。
★1 - コメント(0) - 2016年10月8日

ねっとりした生理的嫌悪を文字でお書きになるのがすごく巧みな方だと思う。観察が上手なのか。作品ごとの人物像は総じて人と関わり合うことを苦手とした人物が多いので空気がその場で留まっている。そんな内面は私も持ってるから隠さずに生きる彼女たちがうらやましい様な。閉じて置いてほしいような気もちでお腹いっぱい。搾乳は結末が意外とあっさりでもっと不条理な終わりでもよかったんじゃないかと思えた。 著者の作品は殺人出産と本作で二つ目ですが、殺人出産はずいぶん読みやすくしている作品なのかもしれない。しばし村田さんの本は休憩。
★6 - コメント(0) - 2016年10月6日

拙くて儚い、切ないのに芯は太い。異形で気持ちの悪いところもある。中々におもしろかった。
★2 - コメント(0) - 2016年10月4日

rrr
狐につままれたような、とはこういう気分のことを言うのでしょうか。3編の短編集ですが、どの主人公もどこかふわふわしている。物語も3編すべてふわふわしているのですが、ずっしりと重たさを感じる。とても一言では言い表せない一冊です。
★3 - コメント(0) - 2016年10月2日

3編とも主人公の持つ独特の世界が描かれていて、なかなか理解しがたい部分がありました。でもこの世界に浸っている彼女たちは幸せなんだろうなと。表題作の『授乳』は、ゾゾッと鳥肌ものでした。私にはムリムリ!
★52 - コメント(0) - 2016年9月27日

どの作品も女を意識していて、かつ内向的な話だった。私も比較的女を意識して生きてるけど似てない。自分だけの完璧な世界や二人だけの完璧な世界をその場だけでも創れることが羨ましい。現実を生きなければいけないからこそ必要な時間だ。消滅世界や殺人出産など世間の常識を変える話を書く前に村田さんがこんな内向的な話を書いてたなんて。殺人出産がリズミカルに語られることがより不気味に感じた。さすがクレイジー沙耶香。末恐ろしくて面白い。
★6 - コメント(0) - 2016年9月23日

授乳の 評価:76 感想・レビュー:184
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