授乳 (講談社文庫)

授乳 (講談社文庫)
あらすじ・内容
受験を控えた私の元にやってきた家庭教師の「先生」。授業は週に2回。火曜に数学、金曜に英語。私を苛立たせる母と思春期の女の子を逆上させる要素を少しだけ持つ父。その家の中で私と先生は何かを共有し、この部屋だけの特別な空気を閉じ込めたはずだった。「――ねえ、ゲームしようよ」。表題作他2編。(講談社文庫)

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授乳はこんな本です

授乳の感想・レビュー(557)

ちょっと気持ちが悪いです。コンビニ人間の方が、変だけど軽やかな印象。
★2 - コメント(0) - 3月20日

村田沙耶香さんは第二の山田詠美さんと聞いたことがあるけど山田詠美さんより現実味が無いなと思います。でも読んでいるととても安心します。確かに気持ち悪い描写があるのは分かるけど、これからも彼女の本を読み精神の平衡を保ちたいと思う。
★1 - コメント(0) - 3月16日

汚い女を嫌う自分と、それでもその女になっていく自分の葛藤が描かれていたのかなと思います。『御伽の部屋』をもう一度初めから読み返して見たくなりました。村田さんの作品は睫毛など毛に関する描写が多く出てくるように感じました。
★5 - コメント(0) - 3月12日

不思議な本。。
★1 - コメント(0) - 3月2日

面白い。他の村田さん作品よりはまったり読めるかな。
★1 - コメント(0) - 2月26日

TKG
殺人出産からすっかり村田沙耶香にハマってしまい、まとめて買った中の一冊。3作ともとても気持ち悪い話で軽く食欲が失せた(褒めてる)。殺人出産のほうが、世に出す「作品」としては完成されている気がするが、こちらは思春期のメンヘラ女子がブログに書いている妄想小説のような、生々しさと痛々しさが感じられた。
★3 - コメント(0) - 2月26日

俯瞰してみる描写が多々あり、村田沙耶香の世界だなと思った。生々しい表現にはいい意味でも悪い意味でも吐き気がした。
★3 - コメント(0) - 2月25日

うーん。かなり変人な3人の話?この人の独特な変人ぶりはコンビニ人間でもなんとなくわかるのだけど、初期はよりあからさまというか、なまなましいですね。
★6 - コメント(0) - 2月23日

グロテスクだった。三作の主人公全てが独自の世界を持ち、そこでの価値観を見せてくれるんだけど、何か欠けたような、偏執しているような。自分の世界で生きているのに、自分を大切に出来ない価値観が切ないというか何というか。怖いもの見たさで読み切ってみました。独特の描写で、上手なんだろうけど、好きな世界観ではなかった…
★2 - コメント(0) - 2月5日

多かれ少なかれ誰もが持っているかも知れない感情、特に女性の感情を気味悪く大胆に表現している感じがした。
★1 - コメント(0) - 2月3日

はっきり言ってしまうと不快だった。全編を通して漂う気持ち悪さに胸焼けしそうになる。例えば表題作の『授乳』。給食の風景をここまで気持ち悪く描写できる感性は稀有だと思う。蛾を押しつぶす場面なんて反射的に顔を顰めてしまうほどだった。三人の主人公はそれぞれが特殊な価値観に執着して自分の世界に閉じこもっている。大抵はそこからの解放が描かれるのだと思うけど、この作品では逆に一層深みに落ち込んでいく。彼女らの行き着く先が気になって仕方がない。気持ち悪いけど目がそらせない、そんな作品でした。
★48 - コメント(0) - 2月3日

人間の内面の欲望や他人に見せたくない醜い部分を敢えて文字にして、世の中に問う。ある意味では、純文学の王道のような作品に思える。共感できる部分も多かったが、どのストーリーの主人公も、結果的に安全な場所に居続ける(リスクを取らない)ことを選ぶ賢さは、いかにも女性的だなと感じた。
- コメント(0) - 1月31日

授乳/コイビト/御伽の部屋。3編に共通するテーマは"愛の自己生産"か。登場する彼女達から、自己愛や自家中毒といった単語が次々と想起される。強く拒絶するでなく遮断するでもなく、外界の全てを無関係とばかりに透過してしまう虚しい受容体。そこにあるのは唯々狭小な己のみ。村田さんの小説からは徹底した身体感覚の排除を感じる。性や食に対する拒絶と嫌悪。肉を捨て、内側だけを向き、自らの作り出した架空の世界で偽物の日の光を浴びて生きる事はその当人にとってのみ、どこまでも優しいのかもしれない。共感できず理解の埒外にある物語。
★51 - コメント(0) - 1月31日

クレイジー沙耶香に 完全にノックアウト。「コンビニ人間」なんて比ではない(汗)
★1 - コメント(0) - 1月26日

村田氏の作品3編続けて読み神経疲れたかな。思春期の受験生の少し残酷な心の揺れ、ぬいぐるみに異常に依存する真紀と女の子、非現実な世界を求めるゆき。村田氏の心象世界は読後頭が澱む。
★2 - コメント(0) - 1月21日

それぞれが自分が作り上げた世界とそれをより整ったものにする為の独自のルールの中で生きている主人公達。その世界から脱却する女性、呑み込まれる女性、結末はそれぞれだが彼女達の心が今後も幸福の中にあればいいなと思う。読みながら彼女達の独自の世界に惹き込まれそうになる。「そんな生き方もいいかも」とふと思ってしまう怖さがあった。「御伽の部屋」が一番好き
★12 - コメント(2) - 1月20日

コイビトが強烈に印象に残りました ぬいぐるみを連れた女子大生と、同じくぬいぐるみを連れた幼女の話 自分の心の中だけに生きて、親もふくめ、世間と接触しないで生きられるものなのか? 現実にひきこもる人間も多いが、社会復帰するのが難しいのでは?
★1 - コメント(0) - 1月15日

表題作他2編。この本では「授乳」は母になった女性がするのではない。思春期の女の子と家庭教師の話。「コンビニ人間」よりはなんとか理解できそうな気がしたが、気がしただけかも。
★33 - コメント(0) - 1月6日

やはり、この人の書く本は、少し狂ってる。
- コメント(0) - 1月3日

セックスのできない人たちの話。
★2 - コメント(0) - 2016年12月30日

短編3編ともに「カゾクヨナニー」的なことをしているうちに何かがおかしくなってしまう人の話で、『タダイマトビラ』に繋がる3編というかんじがする。いずれにしても、愛着不安を抱える人の話なのかな、と。
★2 - コメント(0) - 2016年12月28日

女が書いた女の小説。自分は特別な人間だと思っている。周囲の人間を見下している。自意識が強い主人公たち。共感する部分もある。また、授乳の主人公について。必要に応じて、本人も意識しないままに、女であることと子供であることを使い分けている。生まれながらにして。思春期の女って、こういうずるいところあるよな、と思った。心身健康なときにしか読めない本。
★2 - コメント(0) - 2016年12月25日

『画面のなかに作り出した偽物の景色と違って、それぞれの命が生きたいという意思をもっていて、とても都合が悪い。』この人の世界観が濃縮された一文と思われる。なんとなくこの事を思っている人はいても、しっかりと受け止めて立ち向かえる人はなかなかいないと思う。
★6 - コメント(0) - 2016年12月25日

第46回群像新人文学賞受賞作品。『コンビニ人間』に続いて2作品目。落ち込んでる時に読む小説じゃないかな…。ちょっとヘビーすぎ。『コイビト』の主人公が『コンビニ人間』と重なった。村田さんの描く女性は怖いね。
★4 - コメント(0) - 2016年12月24日

村田さん2作目。『コンビニ人間』の前に読もうと思っていたのだが、都合によりこちらが後になった。うーん・・・なるほど、これが村田ワールドなのか。読むのにちょっと疲れるところもあったけれど、嫌いでは無いかな。ただ、なんだろう。パンチをもっと受けたいかな。もう少し「えーっ!?」とするようなことがほしかったかな?? とりあえず、もう一つくらいは、村田ワールドを味わってみたいかな。
★4 - コメント(0) - 2016年12月23日

『御伽の部屋』のゆきは微妙なとこだけどギリギリでみんな狂ってない。ルールがあるからそう見えるのか。ゆきだけ途中から日常生活が消えるのでより狂ったように見えるだけかも
★1 - コメント(0) - 2016年12月20日

受験を控えた私の元にやってきた家庭教師の「先生」。授業は週に2回。火曜に数学、金曜に英語。私を苛立たせる母と思春期の女の子を逆上させる要素を少しだけ持つ父。その家の中で私と先生は何かを共有し、この部屋だけの特別な空気を閉じ込めたはずだった。表題作他2編_。解説を読むことでやっと理解できた気がする。この作品の主人公たちは何かに依存し、そしてそれを独占し自分だけの世界を作りそれを引き込む。なかなか理解し難いことだった。
★14 - コメント(0) - 2016年12月17日

ああ、女性が書いた本だなあ、ということを強く感じる短編集でした。もっとネジがぶっ飛んだ物語が詰まっているかと思っていましたが、案外そうでもなく。
★2 - コメント(0) - 2016年12月14日

この人はもうこれしか書けないのだろう。最初の2作はちょっと引き気味に読んだけど、3作目で、ここまでやればもう芸術だと思ってしまった。正男姉さんが印象に残る。少なくとも主人公には仲間がいた。
★6 - コメント(0) - 2016年12月13日

授乳だけよんだ。他は微妙
★1 - コメント(0) - 2016年12月10日

奇妙な展開にギョッとしましたが、そんな中でも、自分自身が社会的に恥ずかしいと思い表には出してこなかった感情と重なり、共感することもありました。不思議ともう読みたくないのに読みたくなる内容でした。解説がわかりやすかったです。
★9 - コメント(0) - 2016年12月7日

村田沙耶香は3,4作目ですが、これが一番読み進めにくかったかもしれない。 でも相変わらず彼女の書く性であって性でないものが面白い。
★3 - コメント(0) - 2016年12月2日

初めての作家。変わってるなぁ。なんか凄いなぁ。独自の世界を確立してる感じ。
★1 - コメント(0) - 2016年12月1日

村田さんは「システム」を描く作家。それが内側にあるか外側にあるかは作品による。今回は三本とも内側に。そして三本とも内側の空気が外に漏れ出す瞬間があったりする。短編なので仕方がないと言えば仕方がないのだけど、やっぱり寄り道が少なく、「物語」がメインになってくる。「物語」に興味が薄い読者としてはもっと無駄を楽しみたかった……。それにしても、自分で作った「システム」を自分で壊してみせるのって、砂で作った城を崩してしまうときの、あの快感に似てるのかな……。相変わらず「清潔」アリ。
★3 - コメント(0) - 2016年11月30日

村上龍の「イン ザ・ミソスープ」読んだ時の気持ち悪さと、村上春樹を読んだ時の不思議な感覚を足して2で割ったような読後感。(村田さんも含めてまだ一冊ずつしか読んだことないけど(^^;)
★3 - コメント(0) - 2016年11月26日

纏めるには強引かもしれないが、すべてロールプレイものと言えるのではないだろうか。あらすじが地味で、今回に至っては鮮烈さを感じなかった。感性だとかは納得のいく描写も多かったけれど、少女のイタイ部分の方が目立ったような。主人公と要二の世界観にズレが生じた瞬間がわかりづらかったが、『御伽の部屋』が好き。少女の自分勝手さと、ラストの息苦しい開放感。一層自分を閉じ込めてしまっただけなのに、不快を突き破った自由さがあってむず痒い読後感だった。『授乳』も『コイビト』も途中までは感情移入できなかったがオチが好きだった。
★5 - コメント(1) - 2016年11月22日

この作品のテーマは、解説を読んでやっと理解できた部分が大きい。自分の理解力不足かな。女性が読むとどう感じるのかが気になる。よりリアリティのあるものになって与えられるインパクトも強くなるのだろか。村田さんの作風がちょっとわかったかな。
★4 - コメント(0) - 2016年11月17日

これは依存ではなく…もはや王国!表題作含む全3篇は異様な価値観を築き上げた女性達の王国を揺るがす性と生の物語。登場人物達は潔癖さを求めてるはずなのに…行動や価値観が何だか異様!この不気味な異様さに慣れてきた後の展開は…ぞっとする恐怖さに心が冷える!しかし異様さと恐怖な世界でも豊かな文章力にどんどん引き込まれていく。そしていつの間にかこの「クレイジー沙耶香」の世界が癖になっている自分がいる。
★41 - コメント(0) - 2016年11月17日

短編集(全3話)。多感な年頃の少女達の中で膨れ上がる繊細で残酷な感情。未熟な肉体に宿る不完全な残酷さ。そこから生み出される未完成の凶器。その凶器で少女達は自分自身を傷付ける。生と性に対し不器用で潔癖すぎるが故に自分が作り上げた空想の世界でしか生きられない彼女達に共感はできない。しかし理解しようとする自分も確かに存在する。嫌悪感や不快感がいつしか快感に変わる魅力。なるほど。これが噂のクレイジー沙耶香か。凄いな。この想像力と観察力。そして表現力。抜群の破壊力を持つ作品だ。
★32 - コメント(2) - 2016年11月16日

短編集。母性を無理矢理にでも手にいれることによって、精神的親殺しをする(成長する)話なのかな?と、表題作を分からないなりに解釈したのだけど、最後に瀧井朝世さんによる解説を読んで、腑に落ちたのだった。女性性に拒否感と生きにくさを覚える者が築く、自分だけの王国の物語。なるほど。それぞれの王国は端からみるととても厄介に思えるけど、迷惑を被らない限り、それを否定する権利はないよなあ。
★34 - コメント(0) - 2016年11月10日

授乳の 評価:70 感想・レビュー:201
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