新世界より(下) (講談社文庫)

新世界より(下) (講談社文庫)
あらすじ・内容
夏祭りの夜に起きた大殺戮。悲鳴と嗚咽に包まれた町を後にして、選ばれし者は目的の地へと急ぐ。それが何よりも残酷であろうとも、真実に近付くために。流血で塗り固められた大地の上でもなお、人類は生き抜かなければならない。構想30年、想像力の限りを尽くして描かれた五感と魂を揺さぶる記念碑的大傑作! PLAYBOYミステリー大賞2008年 第1位、ベストSF2008(国内篇)

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560ページ
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新世界より(下)の感想・レビュー(10120)

記録
- コメント(0) - 3月20日

上、中、下。久しぶりに長編作品読んだ
★1 - コメント(0) - 3月20日

「はっちょうじめ」をなぜかずっと「はっちょうはじめ」と読み続けていたことに最後あたりで気づいて、バケネズミに前歯で後頭部をサクッと刺されたような衝撃を受けました。なぜそのようなミステイクを犯してしまったのか。原因はいったい何だったのか。愛犬だとわかっているのにあえて風船犬に出会ってしまったていで驚愕の表情を浮かべて遊んだりした事がいけなかったのか、今となってはわかりません。しかし人間は過ちを犯してしまうもの。それが結果的に悪鬼や業魔やバケネズミや不浄猫を生んでしまう事になるのかもしれません。
★28 - コメント(0) - 3月19日

序盤はなかなか進まなかったが一度はまると止まらなかった 戦いの締め、話の結末もちゃんとしていて最高 一小説でここまで世界観を作り上げられるのは本当にすごい 早季の勝手な行動からの奇狼丸の特攻はいいのかという気持ちにはなった 呪力側も野狐丸側も結局人間だなぁ本当に醜いと思う これはファンタジーだけどこの醜さは創作だけのものじゃない
★10 - コメント(0) - 3月18日

上巻のはじめの方はほのぼのした感じだったのに、徐々に冒険とSFとグルテスクな人間本能の話へ。個人的好みとしては、生物の説明や描写が多くて、そんなにも必要な情報?と思ってしまったり。しかし、上中下巻とかなりな長編なのに集中して読ませてくれるのはすごいなぁと思いました。
★4 - コメント(0) - 3月17日

怒涛のパニックホラーから始まり、その後はホラーミステリーへと様相が変わって行き、最後は読者に深く考えさせるようなSFテイストとなっている1冊。全巻通しで見てみると、様々なジャンルの要素が盛り込まれており、最強のエンターテイメント小説といった仕上がりだと思いました。正しい意味で、ここまで作中の世界観に引き込まれた本は久しぶりに読みました。
★7 - コメント(0) - 3月16日

面白かった!日野氏・鏑木氏の呪力の強さと、奇狼丸の最期の見事さよ。奇狼丸かっこいいと思うのは、日本特有の武士礼賛の血なのかもしれない。そして、ラストがめでたしめでたしなようで、そうでないところがまた良い。早季のいる社会はどうしたら「正常」になるのだろう。愧死機構は相変わらず存在し、不浄猫はまた生み出され子供を殺すのだろうし、だからといってそれらを消してしまうと大殺戮が起こる可能性が高いという落ち着かない世界…。バケネズミの扱いだってどうすればいいのか。早季はこれから大変だな。
★8 - コメント(0) - 3月14日

下巻は上巻の冒険や戦闘がまさに序章だったと思わせる様な濃密度だった。もしバケネズミのような生き物が実在していたら、と想像し少し怖くなる。後半はそのバケネズミの中心人物の二人に人間以上の人間味を感じ、最後は感情移入してしまった。全巻を通して、壮大かつ緻密に積み上げられた世界観だけでなく、そこに生きるものの内面も深く描かれていて、とても読みごたえのある作品だった。
★14 - コメント(0) - 3月13日

ファンタジーだと思って読んでいましたが、ラスト30ページのバケネズミ・スクィーラの言葉で一気にSFに変換。Science fiction。現時点でも、遺伝子操作の研究は私たちが想像する以上に進み、男性同士のDNAから、有精卵を作れる技術もあるそうです。それこそ、千年先なら何でもできるでしょう!最後の一行、「想像力こそが、すべてを変える」は意味深い。それにしても貴志祐介さんの想像力。ミノシロモドキという生きている移動式国会図書館、どこからそんな発想がくるのでしょう。
★13 - コメント(0) - 3月11日

966
アニメである程度は内容を知っていて自分自身も遅読であるので、上巻を読むのは苦労しましたが中巻の後半くらいからページを捲る手が止まらず一気に読んでしまいました。何が正しいのか、人間らしいのは果たしてどちらか。月並みではありますが凄く考えさせられる作品でした。また10年後くらいに再読したい。
★3 - コメント(0) - 3月6日

息つく間もなく疾風のような展開の下巻、最後まで面白さを保ったまま充実感に満たされ読了。構想30年間――実に納得の内容となっていると思う。おそらく好きなジャンル、得意とする描写、思い入れをすべてを詰め込んだのだろうなぁ。よくもここまで世界観を緻密に作り上げただけでなく、つじつま合うようまとめあげた作者に脱帽。様々な風刺的な描写はもちろんだけど、ミノシロモドキのすぐ降参するコメディ色を忘れないのもいい(笑)。
★10 - コメント(0) - 3月4日

支配欲と認識の差 青春。ファンタジー。ミステリー。 バケネズミはのようなDNA操作やAIのような人間の支配下に置かれる'生物'について考えさせられた。 運命と想いのつよさ
★4 - コメント(0) - 3月1日

下巻はまた冒険と戦闘がメイン、そして物語の終息。普段SFものはあまり読まないが、また長編にもかかわらず、中だるみもなく最後まで面白く読み終えた。
★3 - コメント(0) - 2月27日

後半は、バケネズミ視点で「奴らを早く殺せ!我々の自由のために」という感じで読んでいたのでスクィーラの革命が失敗して本当に残念で、最後は絶望的な気持ちになった。 作品としてはとても面白かった。
★5 - コメント(0) - 2月24日

読了してしまったのがとても寂しい。それだけ面白い本でした。 成人になった主人公を襲うまさかの悲劇。内容はネタバレするので書きませんが、中巻まで読み進めた後では想定できる話でした。ラストがあっけなかったですが、続編の可能性があるのかもしれません。 人間はバケネズミと友好関係を結んでいると思っているが、バケネズミ側からするとそうではない。これは、現代社会において先進国が開発途上国に対して行っていることと同じではなかろうか?
★13 - コメント(0) - 2月23日

世界感が素晴らしい。上巻のころはゆっくりとすすんでいた時間が下巻では一気に加速し、スピード感を味わえた。伏線が張り巡らされていて、その回収は心地よい。ファンタジーではあるが、きちんとそれに説明がなされていて、どちらかというとSFっぽい。本当に面白かった。
★7 - コメント(0) - 2月21日

スピード感に溢れた怒濤の下巻。秩序を保つため繁栄のためと称した裏側にある暗部、平和に見えた世界が抱える恐ろしい真実。忌み嫌っていたバケネズミの正体、スクィーラの言葉が衝撃的だった。正義とは。人間とは。生きるとは-。今住んでいる世界に対する考え方が、少し見直されたような気がした。三巻あわせて1500ページを超えるボリュームだったが、壮大でありながら細部まで作り込まれた世界観にただただ没頭し一気に読み進めた。とにかく面白かった!
★42 - コメント(2) - 2月17日

最近はゆったりと読み進んでいた本が多くて、閉じてまた開いてを繰り返してたから、新世界よりを読み始めた時どのくらい時間かかるだろうと思っていたら、2日で上中下全て読了。ただの念能力が使えるパフォーマンス小説ではなく、人類の心の奥底の部分に焦点が当てられ、えぐられるようになりながら読み進める。全く違う次元からまた自分たちを見つめ直すことによって、本来的な人間の性を自覚し得ることができ、1000年後の未来という枠組みの中だからこそ、余計な雑念なしにここまで鋭いものとはならなかっただろう。
★7 - コメント(0) - 2月17日

久々に時間を忘れて読み耽った作品。 異能力を手にした人間社会が作り出した"愧死機構・攻撃抑制"`というシステムの発想が新鮮だった。読み進める程深まる"世界"の在り方の謎と、後半には手に汗握る展開が続き、飽きなく楽しめた。 あと、守君が序盤から影が薄いなあと思ってたら最後まで薄い。
★12 - コメント(0) - 2月6日

uko
引き込まれる作品でした。とても興味深かった。 SFフィクション小説なのに、リアルな問題を問いかけてくる。 使い方が困難であり、人間にとって致命的なものは現在にもある。1000年後を作るのは今現在なんだな、と。
★12 - コメント(0) - 2月5日

★★★★☆
★1 - コメント(0) - 2月4日

再読。真理亜と守がいなくなって数年⋯神栖66町は夏祭りを迎えた。それが地獄の始まりだった。一度も目を逸らすことが許されない怒涛の後半戦!突如現れた悪鬼の正体、神である人間と奴隷として生きるバケネズミ、衝撃と驚愕の真実にゾッとする。廃墟と化した東京、呪力漏出によるグロテスクな生き物たちに想像力が掻き立てられる。早季が彼を思い出すシーンは知っていても鳥肌が立つ。アニメキャッチコピー「偽りの神に抗え」の意味を知ったときはもうやばかった!本当に面白い!「新世界ゼロ年」早めの単行本化を望む。
★13 - コメント(0) - 2月3日

あっという間、上巻〜下巻とスピード感を保ったまま読めた。血なまぐさい描写の連続に少し辟易してしまうけれども。 最後50ページがなんともくるしく、にがい余韻の残る物語。
★6 - コメント(0) - 2月2日

いやー面白かったです!3部作で結構重たい感じだったので覚悟して読み始めたら、あれよあれよと完読だしラスト位から色々と考える所も増え、最後はまさかのバケネズミが・・・・・・!最初の2部までファンタジーロープレみたいと観想しましたが、3部目が終わって映画「X-MEN」の未来形みたいと思ったらのは私だけですかね?
★4 - コメント(0) - 2月1日

★★★★★読み終わってしまった・・・しばらく新世界よりロスです。あり得ないフィクション世界のはずなのにリアリティがありすぎて、ひとつの現実世界が存在してました。怒涛の展開、切なさ、ワクワク。感想が止まりません。
★26 - コメント(0) - 1月31日

大作を読み終えた。 悪鬼が登場してからの展開にはハラハラさせられた。 奇狼丸があそこで死んでしまうとは思わなかった。 それにしても、バケネズミ達の悲しさが最後まで抜けきれなかった。
★6 - コメント(0) - 1月30日

面白かった!壮大な世界観でした。すっかりはまってしまい、久々に読み終わるのが寂しい本でした~。
★25 - コメント(0) - 1月29日

上中下と分量が多いので、のんびり読もうかと考えていたのは今日の朝。気がついたら一日かけて全巻一気に読んでしまいました。SFものにしては飲み込みやすい設定で、巻ごとに主人公の年齢が異なっており、それぞれ違った視点から楽しめるのも魅力的に感じました。言葉の遣い方も心地よかったです。貴志さんの他の本も読んでみたいので、おすすめがあれば教えてください!
★16 - コメント(0) - 1月29日

真理亜と守の子どもの存在は、新世界で魔王のように君臨する人類の鏡のようなもの。なるほど、彼は悪鬼などではなかった。ただ、呪力を持つ者の恐怖や傲慢や残虐性を無垢に跳ね返していただけなのかもしれない。また呪力は富や肌の色などと置きかえることもできるだろう。スクィーカーをあそこまで追い詰めたもの。理不尽なこの世界に対する耐えがたい怒り、憎しみ、そして絶望。彼の咆哮は胸に深く突き刺さってどろどろと血を流す。人間はどこまでも賢く、どこまでも残酷だ。辛くやり切れない物語だったが、おもしろかった。
★52 - コメント(1) - 1月29日

奇狼丸と早希と覚で悪鬼とスクィーラを打ち負かす作戦で、荒れ果てた東京に向かいます。数百年から数千年の歴史で能力を持った人間と、普通の人間の間で血みどろの戦いが繰り広げられてきました。悪鬼は真理亜と守の子で、バケネズミに育てられたので、バケネズミの言葉を話す。かわいそうな結末なのは、そもそも守を排除しようとしたことがきっかけだし、瞬もまた悪鬼になる前で不浄猫に始末されて記憶を消されてと、大人たちが決めたものが本当にいいのか。早希と覚が夫婦になった結末は素敵でした。
★18 - コメント(0) - 1月28日

あんまり長い話好きじゃないけど、その長さを全く感じないほど面白かった。文庫の下巻はサバイバル中心。本当、悪鬼の絶望感すごい。。荒廃した東京に住み着く生物たちの生態の作り込みが深くて面白い。バケネズミの顛末は予期していた通りで、すんなり入ってきた。
★12 - コメント(0) - 1月21日

ゆっくり読もうと思ってたのに一瞬で読み終えてしまった。さすが貴志祐介最高傑作。ホラー一辺倒ではやはり展開を知ってると面白さが減ってしまうので、SFやミステリ要素がいい塩梅にそれを補強していたと感じる。貴志祐介感が一番出てたのはやはり5章で、東京編は残りのすべてのタネ明かし+天使の囀りといった感じ。奇狼丸はやっぱりイケメンだった…めちゃくちゃ面白くて中身が濃いので読み終えたらどっと疲れる。ゼロ年はよ。
★4 - コメント(0) - 1月20日

『凍った嘴』でしたか! 買い始めたばかりの頃のSFマガジンだったのでよく覚えている。 次作の『夜の記憶』、87年9月号を引っ張り出して再読。
- コメント(0) - 1月18日

最後、「猿の惑星」のラストシーンを思い出しました。ここは地球だ!上巻読み始め、この物語の世界感がさっぱり理解できなかった。なんの話や? 最初からつきまとう疑問、「呪力を持たない人達はどうなったの?」 ラストで謎が解けました。中巻以降はストーリも見えてきて怒濤の展開でした。まぁーこの年になるとイメージが貧困で、なかなかついて行けません。特に虫には参りました。
★26 - コメント(0) - 1月17日

予感的中。やっぱりそうだったのか…。そしてこれから先、やはり同じように「優しい隠蔽」が繰り返されていくのは、子ども時代の話を知っていると複雑に思えるところもある。最後まで物語の勢いが衰えなかったのはさすが!
★4 - コメント(0) - 1月15日

3巻中一番衝撃が大きかったかもしれない。 すごいスピード感で読み切ってしまいたくなる気持ちを抑えながら少しずつ読み進めた。 人間の定義がすごく曖昧に感じる。 早季に感情移入して読んでとっても苦しかった。。。 まさしく人間の想像力の賜物って感じの作品だった。
★4 - コメント(0) - 1月14日

読みながらこんなにどきどきしたの久しぶりかも知れない
- コメント(0) - 1月14日

歴史は何度も繰り返す。バケネズミと人間の闘いは、細菌兵器まで出てきたので、まるで太平洋戦争を彷彿させた。優れたpkを持っていても攻撃抑制を体内に埋め込まれていても、自分達と相反する者にたいしては平気で殺す。それは、今とそして今よりも昔でも繰り返し行われてきたことだと思う。そう考えると最後の文章はかなり深いのではと思いました
★8 - コメント(0) - 1月11日

本書の最後に書かれている「想像力」というのは、良くも悪くも魔法のようなものなのでしょうか。うまく使えば、生活は便利になりますが、悪く使えば疑心暗鬼を生んでしまう。そういった自覚をもって、できれば良い方にだけ使ってみたいものです。しかし本書はおもしろかったなぁ、ファンタジーもいいなぁ~と思える一冊でした。
★3 - コメント(0) - 1月8日

多分これ以上傑作のファンタジー小説に出会うことはないだろうなぁ。何が魅力かっていうと、妙なリアリティがある所なんだよね。この小説だとスクィーラが一見悪役に見えるけど、よくよく考えればこの反逆は必然なのかも。スクィーラ視点の物語とかあったら面白そう。
★10 - コメント(1) - 1月6日

新世界より(下)の 評価:60 感想・レビュー:2631
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