マウス (講談社文庫)

マウス (講談社文庫)
あらすじ・内容
私は内気な女子です――無言でそう訴えながら新しい教室へ入っていく。早く同じような風貌の「大人しい」友だちを見つけなくては。小学五年の律(りつ)は目立たないことで居場所を守ってきた。しかしクラス替えで一緒になったのは友人もいず協調性もない「浮いた」存在の塚本瀬里奈。彼女が臆病な律を変えていく。(講談社文庫)

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マウスの感想・レビュー(626)

性格は正反対ながらも2人とも周りとの関わり方に苦労して、闘っていたから、その部分が共鳴したんだろうなと。
★1 - コメント(0) - 3月25日

お借りした本。村田沙耶香さんのお兄さんが、「『マウス』しか人に薦められないなー、他は性描写が多いからな」と話していたのを聞いて読みたくなった。多分、村田さんの作品の中で一番爽やか。前半の小5の描写はリアルで、教室にいるみたいだった。後半の大学時代はファミレスでバイトする律が、コンビニの恵子と重なる。村田さんの作品はテーマが共通している気がする。それによくコンビニ登場するし、やっぱコンビニ好きなんだなあ。作品は似ているけど、コンビニ人間より好き。
★75 - コメント(0) - 3月24日

(ネタバレ)読み終わってmouseって辞書を見てみた。最初におじさんに言われたように、臆病な子という意味。最後のほうに出てくる、かわいい子という意味。前半は小学校時代、後半は大学時代の話になっていて、主人公の内気な女の子が周りの子に影響され、変わっていく。小学校でも大学でも女の子のグループができてしまって、うまくグループを作れないと浮いた存在になるってなんか息苦しいな。
★17 - コメント(0) - 3月18日

村田さんの作品は、4作読んだけど、これが一番好きかもしれない。律と瀬里奈は正反対のようで凄く似ている。二人とも生きるために必死。バイト先の話は、やはりコンビニ人間を書いた作者だなぁ、と改めて実感した。
★3 - コメント(0) - 3月16日

なんかよく分からないけど好き。全体的に地味な色合いの物語だけど、淡くて優しい。小学生の頃、私は周りのことどう思ってたのか、思い返してみたいと思った。たとえそれが嫌な思い出であっても。 私はよくリスとかウサギとかネコっぽいって言われるけど、頻度からしたらリスが多くて1番好きなのはウサギ。
★10 - コメント(0) - 3月6日

かなりストレートに友情の話だった。律のような気持ち、瀬里奈のような気持ち、誰でも少なからず抱いて生活しているよな。ここまで押し出すことはなくとも。村田氏の作品は生きてゆくために自分の内部の何かを乗り越えてゆく物語が多いのだな。おもしろい。早野さん、折込済みだろうけれど、こき使われてかわいそうに。笑。
★1 - コメント(0) - 2月25日

主人公の律は動物に例えるとネズミのような内気で臆病者の女の子。大人はとかく、子どもはすぐに仲良くなって遊ぶものだと決めつけがちだが、彼女、彼らはいつも大きなプレッシャーと戦っている。その表し方は様々だ。灰色の薄暗い部屋にいる瀬里奈はくるみ割り人形のマリーになってやっと明るいところに出てくることができる。そんな、律と瀬里奈がお互いを大嫌いと言えるまでになる友情物語と言うべきか?
★45 - コメント(0) - 2月18日

小学生の瀬里奈は、クラスの中で協調性のない浮いた存在でした。いつも泣いてばかりいる彼女に、主人公の律は「クルミ割り人形」の魔法をかけてあげます。物語に出てくるマリーのように、可憐で素敵な少女になった瀬里奈は、「灰色の世界」から「鮮やかな色の世界」へ飛び出しました。これまでの自分を捨て、明るい性格に変わる姿が印象的です。大人になることは、偽りの自分を表面に出し、空気を読んで生きることなのかもしれません。本当の自分と偽りの自分を上手く出し入れして、バランスよく生たいものですが、なかなか難しいのが現実です…。
★75 - コメント(0) - 2月17日

人物、情景の描写が優れていて、主人公の子供時代、大学での生活を一緒に体験しているようでした。わかりやすいストーリーなので、ドラマの原作にもなりそうに思いました。瀬里奈には、中條あやみさんが重なりました。
★4 - コメント(0) - 2月10日

なかなか個性的な登場人物たちが出てくる少し不思議な世界観の小説でした。この作者のものは初めてでした。この本を選んだ理由が変わっていて、ほとんど電車に乗っている時は立っていますが、たまたま空いていて座れる時がありました。その時に前の席に座っていた女性が読んでいた本が、この本でした。何だか泣きながら読んでいる様子でしたので、泣ける本は嫌いではないので、読んでみようと思って選びました。期待していたほど泣ける本ではなかったのですが、まずまず面白かったです。
★37 - コメント(3) - 2月5日

IYO
おもしろかった!村田さん色だなーと。話に 引き込また。瀬里奈と律の関係性好きやな。瀬里奈の個性的なキャラ。律の自分を守る生き方。私もこの2つでよく悩んでた時期があったけど、私は瀬里奈的生き方に近い選択をしてたので、瀬里奈に共感。言葉で表現出来ないくらい、感じるものはありました。
★3 - コメント(0) - 2月4日

もうちょっとここ書いて欲しいなーってとこがあったけど、面白かった。コンビニ人間の片鱗が見えた。 役を演じることが仕事とか家庭生活でいいこともある。だけどそれが続くと息苦しくって、息継ぎができない状態になるのは瀬里奈だけではない。
★2 - コメント(0) - 2月3日

わかりやすく面白い。共感する部分がとにかく多い。私も学生時代、スクールカースト底辺だったが、バイト先では仕事だから明るくはきはき出来た。たしかに同窓会のように、過去の自分を知ってる人がいるところはその頃の自分に戻るのが苦痛だから行かない。好きなブランドの服も、自分の容姿じゃ着れないって最初から諦めてた。プレッシャーを感じる場面では、架空のキャラクターになりきってテスト受けたりしてた。私も瀬里奈みたいに、なりきることで大丈夫になれる。私が演劇やってた時は無敵だったのはその為か!と気付かされた。
★7 - コメント(0) - 2月1日

どうなることかと思ったけど希望のある終わり方でよかった… 律がすごく傲慢だよな…小学生だからとはいえ…
★3 - コメント(0) - 2月1日

スーパーマン、スパイダーマン、自分を全く違うものに変身できるなら私は何になりたいだろう。律と瀬里奈は違う形で変身した。変身した後の姿は自分の望んだような確かな姿になっていたんだろうか。思うに、決してそうではなかったのではないか。スーパーマンスパイダーマンもそうでなかったように。しかし、彼女たちは、偽らない元の姿が その姿の方が、私には確実に美しく強いものに思えるのだ。私は自分自身の存在をいつも否定している。否定し続けるしかない。それによって生きられているのだろう。
★5 - コメント(0) - 1月30日

しっくりです。読後感もよかったです。根底には「コンビニ人間」と同じものが流れている。と感じます。後半、ぐっとくる(涙目)部分あり。でした。よかった。
★5 - コメント(0) - 1月22日

コンビニ人間からのマウス!村田先生の作風が感じとれた作品でした。前半は、読みながら小学生時代の忘れていた(蓋をした)出来事などを思い出し懐かしくも少しザワついた感覚も…再会してからの2人の歩み方は、何処かホッとする読後に良い余韻がながれる展開で良かったです。
★8 - コメント(0) - 1月21日

導入部分では「しろいろの街の、その骨の体温の」を彷彿させる教室の描写に身構えたのだけど、読後にはほっこりと、温かい気分に。(※しろいろの~は大好きな作品なんだけど、色々思い出して辛くなる本でもあるんです) 瀬里奈の台詞「何で、私が私の性格を、誰かに許されなきゃいけないの」って金言だなあ。ほんとだよなあ。最終的には、律が自分のことを認めて、解放してあげられてよかった。これ、好きです。
★35 - コメント(0) - 1月20日

小学5年生の女の子・律は真面目で大人しい地味な女の子。律は瀬里奈という誰とも話さず何かあるとすぐに泣いてばかりの子と同じクラスになる。ある時、律はちょっと意地悪をするつもりで瀬里奈にある事をする。それがキッカケとなって瀬里奈はそれまでとは激変、クラスでも堂々と振る舞うようになり派手なグループの女子からも気に入られるようになる。地味なグループにいる律と瀬里奈はそのまま離れてしまっておしまい…とはならない。それどころか瀬里奈にとっては律だけが特別な存在になる。とても良い作品だった。読後しばらく余韻に浸った。
★8 - コメント(0) - 1月20日

友情のお話。殻に閉じ籠るのも結構やけど、みんな頑張ってるんやでってお話。すごい読みやすい。
★2 - コメント(0) - 1月20日

小学生のスクールカースト……懐かしくもあり切なくもあり、昔の自分を思い出しながら読みました。大学生になって再会してからの二人の距離感が好き。少しずつ殻を破って成長していく様子が気持ち良く、読後感も爽やかでした。マウスって、臆病な女の子って意味があったんですね。
★7 - コメント(0) - 1月19日

瀬里奈に惹き込まれていくということは私も臆病者なんだなーと思いました。瀬里奈の変わり様を映像で見たくてたまらなくなる作品でした。
★3 - コメント(0) - 1月17日

小学校時代に嫌われ者だった瀬里奈は「くるみ割り人形」を読むとマリーの心に変わることができる。彼女を支えるのは、人の目ばかりを気にする主人公の律。「マウス」とは内気な女の子、臆病者。律はファミレスのアルバイトの空間では前向きに元気に明るい女子。しかし他の場所ではマウス。そんな自分をどう変えていくのか、律は瀬里奈を通して成長していく。ざっくりこのような物語。本との出会い、人との出会い、その時の化学反応が面白い。過去の自分と重ねあわせて読むといいかもしれない。
★11 - コメント(0) - 1月16日

私は律になりたい瀬里奈だったな、と小学生時代を思い出してしまった。大人しいけど馬鹿にされてる訳ではなく、どのグループとも上手くやれるような子は憧れだった。
★3 - コメント(0) - 1月13日

【律のように“いい子”であろうとしたことがある女性なら共感できるかも】男目線で読むと、やはり性別の違いは大きくて、いまひとつ掴みきれなかった。律の性格だから仕方ないが、常に周りの顔色を窺って、無難な答えを導き出そうとする姿は読んでるだけで気疲れした。もう一つ掴みにくい大きな要因は、本を読むことで人格が変わる瀬里奈。人物設定がかなり斜め上を行ってる。
★9 - コメント(0) - 1月8日

小学生のスクールカーストが懐かしかった。自分は律タイプに近かったので余計感情移入してしまった。小中学生の頃ってあんなに狭い学校社会が全世界のように感じてしまって息苦しかったなぁ。律も瀬里奈も一歩踏み出せて、希望のある終わり方でよかった。同時に自分は今どれくらい人目を気にしないで生きているかと考えてしまう。
★7 - コメント(0) - 1月3日

なんだよ、最高かよ。最高かよ…。胸いっぱいで、言葉が出ねーわ。最高だった。
★6 - コメント(0) - 2016年12月29日

子供時代の自分に似すぎててこわい
★3 - コメント(0) - 2016年12月27日

上のグループから目立たないようにするため大人しくしたり、みんながつけているブレスレットを自分だけつけていないのを気にして買いに行く律。あるあるだなぁと感じた。自分の過去の体験と重なる。それにしても「くるみ割り人形」のマリーになりきった瀬里奈の激変ぶりは予想外だったなぁ。子供らしさがあまり感じられないというか、発達障害にしてもそんな急激な変化ができるものなのか・・・。
★29 - コメント(0) - 2016年12月24日

村田さんの中ではマイルドな内容。小学生の面倒な関係性とかが的確に表現されてていらついた。今ならはっきり言えるのに当時は流されたり嫌われないように外されないようにびくびくしてたもんだ、、、
★5 - コメント(0) - 2016年12月23日

 よかった。前半は話が重く、少し読むのを中断していたが、再開してみるとテンポがよくなって読みやすかった。人がいやがることがよくわかる人は先回りしてその人がいやなことをやめてしまうので、結果として自分より人の意志を優先してしまうことになる。それを極端にした人が主人公なのだろう。いろいろと考えることができた本だった。子供時代だけで話が終わらなかったのがよかった。
★7 - コメント(0) - 2016年12月23日

村田沙耶香作品、4作目。最後は律と瀬里奈の関係性にほっこりして終わった。今まだ読んできたのと少し雰囲気がちがう。私も小学生の時はマウスよりの女の子だった。それがなぜか、5年生か6年生の頃に急に自分を出せるようになった。瀬里奈にとってのマリーみたいに私は何かに乗り移ったのかな。そんな自分のことは好きだけど、なんとなくみんなで騒いで過ごすのが嫌いだったり、本当の自分じゃない気がしたりするときがある。共感できないほど魅力的な登場人物、物語だったけどそやなことを考えました。
★9 - コメント(0) - 2016年12月23日

現実的に考えて、あそこまで考えて行動している小学生はいないと思う。グループや流行りなど昔より複雑な現代だとおもうが、もう少し10歳11歳らしい雰囲気が欲しかった
★4 - コメント(0) - 2016年12月22日

R C
共感するところが多く読みやすかった。流行や周りの様子になじめない少女二人が中心。一人は必死で周りに合わせ、もう一人は元来の周囲への無関心も手伝ってひたすらマイペースを貫く。タイプが異なるけれど互いに影響し合いながら少しずつ外へ踏み出し経験を積み重ねていく二人に好感が持てる。協調性を求められる学校や社会という場では、自分の個性と他との折り合いのつけ方に悩む人が少なくないだろうなと。私の場合はマイペース寄りですね。自分の内へ開かれた扉の方が(外界向きの扉よりも)行き来しやすいタイプです。
★12 - コメント(0) - 2016年12月18日

私は内気な女子です―無言でそう訴えながら新しい教室へ入っていく。早く同じような風貌の「大人しい」友だちを見つけなくては。クラス替えで一緒になったのは友人もいず協調性もない「浮いた」存在の塚本瀬里奈。彼女が臆病な律を変えていく_。 小学生に限らず女同士のあの不安定で何かあればすぐに崩れてしまうような関係が描かれていた。瀬里奈の「好きな服を着るのがおかしいなんて、私には意味が、わからない。」という言葉にハッとさせられた。
★23 - コメント(0) - 2016年12月10日

自分も瀬里奈と同じような存在なのではないか。★4.5
★13 - コメント(0) - 2016年12月7日

周りと合わせる事に意味はあるのだろうか。協調性って誰のために、何のためにあるだろうか考えてしまう。ただ律を見ていて思うのは、自分を抑えて苦しくなる協調性はいらないなー。生きやすく居場所を守るためにやってるはずなのに、徐々に居場所が狭くなって苦しくなってしまうもの。むしろ守ろうと抑えるより、自分を出すことで居場所は得ることが出来るんだろうな。うーん、外を恐れて見えない箱の中にいる律にすっかり気持ちを重ねてしまった。
★9 - コメント(0) - 2016年12月2日

初読み作家さんでした。もっと早くこの本を読みたかったな~。私はどっちに似てるんだろう。どっちにも似てるような気がする。人目を気にしないような感じですごく気にしてるし。自分が気にしてないとこを指摘されると全然大丈夫な部分も持ってるし。でも、私も仮面を被ってるような気がする。多分今が外した状態だからすごく怖がりだし、耳も塞ぎたくなるし泣きたくもなるし。2人の性格を足して二で割ったような性格なのかも。誰にも似たような部分はあると思う。長くなったけど一言で言うと読んでよかった。私は私のままでいいのかもって思えた
★32 - コメント(1) - 2016年12月2日

人の価値観が村田沙耶香の小説の共通のテーマなのか。
★3 - コメント(0) - 2016年11月28日

タイトルが最後までいきいきと姿を変えながらついてくる。内気な小学生の女の子の成長?の物語と一言で表されるものではない。大きく変わることなんてなかった。自分の延長線上で自分が少し形を変えただけだ。だけど人を通してそれを捉える目線が変わってくる。それを成長と呼ぶのかもしれない。
★28 - コメント(0) - 2016年11月28日

マウスの 評価:84 感想・レビュー:251
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