マウス (講談社文庫)

マウス (講談社文庫)
あらすじ・内容
私は内気な女子です――無言でそう訴えながら新しい教室へ入っていく。早く同じような風貌の「大人しい」友だちを見つけなくては。小学五年の律(りつ)は目立たないことで居場所を守ってきた。しかしクラス替えで一緒になったのは友人もいず協調性もない「浮いた」存在の塚本瀬里奈。彼女が臆病な律を変えていく。(講談社文庫)

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マウスの感想・レビュー(570)

瀬里奈に惹き込まれていくということは私も臆病者なんだなーと思いました。瀬里奈の変わり様を映像で見たくてたまらなくなる作品でした。
★1 - コメント(0) - 1月17日

小学校時代に嫌われ者だった瀬里奈は「くるみ割り人形」を読むとマリーの心に変わることができる。彼女を支えるのは、人の目ばかりを気にする主人公の律。「マウス」とは内気な女の子、臆病者。律はファミレスのアルバイトの空間では前向きに元気に明るい女子。しかし他の場所ではマウス。そんな自分をどう変えていくのか、律は瀬里奈を通して成長していく。ざっくりこのような物語。本との出会い、人との出会い、その時の化学反応が面白い。過去の自分と重ねあわせて読むといいかもしれない。
★6 - コメント(0) - 1月16日

私は律になりたい瀬里奈だったな、と小学生時代を思い出してしまった。大人しいけど馬鹿にされてる訳ではなく、どのグループとも上手くやれるような子は憧れだった。
★1 - コメント(0) - 1月13日

【律のように“いい子”であろうとしたことがある女性なら共感できるかも】男目線で読むと、やはり性別の違いは大きくて、いまひとつ掴みきれなかった。律の性格だから仕方ないが、常に周りの顔色を窺って、無難な答えを導き出そうとする姿は読んでるだけで気疲れした。もう一つ掴みにくい大きな要因は、本を読むことで人格が変わる瀬里奈。人物設定がかなり斜め上を行ってる。
★6 - コメント(0) - 1月8日

小学生のスクールカーストが懐かしかった。自分は律タイプに近かったので余計感情移入してしまった。小中学生の頃ってあんなに狭い学校社会が全世界のように感じてしまって息苦しかったなぁ。律も瀬里奈も一歩踏み出せて、希望のある終わり方でよかった。同時に自分は今どれくらい人目を気にしないで生きているかと考えてしまう。
★3 - コメント(0) - 1月3日

なんだよ、最高かよ。最高かよ…。胸いっぱいで、言葉が出ねーわ。最高だった。
★1 - コメント(0) - 2016年12月29日

子供時代の自分に似すぎててこわい
★1 - コメント(0) - 2016年12月27日

上のグループから目立たないようにするため大人しくしたり、みんながつけているブレスレットを自分だけつけていないのを気にして買いに行く律。あるあるだなぁと感じた。自分の過去の体験と重なる。それにしても「くるみ割り人形」のマリーになりきった瀬里奈の激変ぶりは予想外だったなぁ。子供らしさがあまり感じられないというか、発達障害にしてもそんな急激な変化ができるものなのか・・・。
★23 - コメント(0) - 2016年12月24日

村田さんの中ではマイルドな内容。小学生の面倒な関係性とかが的確に表現されてていらついた。今ならはっきり言えるのに当時は流されたり嫌われないように外されないようにびくびくしてたもんだ、、、
★3 - コメント(0) - 2016年12月23日

 よかった。前半は話が重く、少し読むのを中断していたが、再開してみるとテンポがよくなって読みやすかった。人がいやがることがよくわかる人は先回りしてその人がいやなことをやめてしまうので、結果として自分より人の意志を優先してしまうことになる。それを極端にした人が主人公なのだろう。いろいろと考えることができた本だった。子供時代だけで話が終わらなかったのがよかった。
★4 - コメント(0) - 2016年12月23日

村田沙耶香作品、4作目。最後は律と瀬里奈の関係性にほっこりして終わった。今まだ読んできたのと少し雰囲気がちがう。私も小学生の時はマウスよりの女の子だった。それがなぜか、5年生か6年生の頃に急に自分を出せるようになった。瀬里奈にとってのマリーみたいに私は何かに乗り移ったのかな。そんな自分のことは好きだけど、なんとなくみんなで騒いで過ごすのが嫌いだったり、本当の自分じゃない気がしたりするときがある。共感できないほど魅力的な登場人物、物語だったけどそやなことを考えました。
★6 - コメント(0) - 2016年12月23日

現実的に考えて、あそこまで考えて行動している小学生はいないと思う。グループや流行りなど昔より複雑な現代だとおもうが、もう少し10歳11歳らしい雰囲気が欲しかった
★2 - コメント(0) - 2016年12月22日

R C
共感するところが多く読みやすかった。流行や周りの様子になじめない少女二人が中心。一人は必死で周りに合わせ、もう一人は元来の周囲への無関心も手伝ってひたすらマイペースを貫く。タイプが異なるけれど互いに影響し合いながら少しずつ外へ踏み出し経験を積み重ねていく二人に好感が持てる。協調性を求められる学校や社会という場では、自分の個性と他との折り合いのつけ方に悩む人が少なくないだろうなと。私の場合はマイペース寄りですね。自分の内へ開かれた扉の方が(外界向きの扉よりも)行き来しやすいタイプです。
★10 - コメント(0) - 2016年12月18日

私は内気な女子です―無言でそう訴えながら新しい教室へ入っていく。早く同じような風貌の「大人しい」友だちを見つけなくては。クラス替えで一緒になったのは友人もいず協調性もない「浮いた」存在の塚本瀬里奈。彼女が臆病な律を変えていく_。 小学生に限らず女同士のあの不安定で何かあればすぐに崩れてしまうような関係が描かれていた。瀬里奈の「好きな服を着るのがおかしいなんて、私には意味が、わからない。」という言葉にハッとさせられた。
★19 - コメント(0) - 2016年12月10日

自分も瀬里奈と同じような存在なのではないか。★4.5
★12 - コメント(0) - 2016年12月7日

周りと合わせる事に意味はあるのだろうか。協調性って誰のために、何のためにあるだろうか考えてしまう。ただ律を見ていて思うのは、自分を抑えて苦しくなる協調性はいらないなー。生きやすく居場所を守るためにやってるはずなのに、徐々に居場所が狭くなって苦しくなってしまうもの。むしろ守ろうと抑えるより、自分を出すことで居場所は得ることが出来るんだろうな。うーん、外を恐れて見えない箱の中にいる律にすっかり気持ちを重ねてしまった。
★6 - コメント(0) - 2016年12月2日

初読み作家さんでした。もっと早くこの本を読みたかったな~。私はどっちに似てるんだろう。どっちにも似てるような気がする。人目を気にしないような感じですごく気にしてるし。自分が気にしてないとこを指摘されると全然大丈夫な部分も持ってるし。でも、私も仮面を被ってるような気がする。多分今が外した状態だからすごく怖がりだし、耳も塞ぎたくなるし泣きたくもなるし。2人の性格を足して二で割ったような性格なのかも。誰にも似たような部分はあると思う。長くなったけど一言で言うと読んでよかった。私は私のままでいいのかもって思えた
★26 - コメント(1) - 2016年12月2日

人の価値観が村田沙耶香の小説の共通のテーマなのか。
★1 - コメント(0) - 2016年11月28日

タイトルが最後までいきいきと姿を変えながらついてくる。内気な小学生の女の子の成長?の物語と一言で表されるものではない。大きく変わることなんてなかった。自分の延長線上で自分が少し形を変えただけだ。だけど人を通してそれを捉える目線が変わってくる。それを成長と呼ぶのかもしれない。
★24 - コメント(0) - 2016年11月28日

読破。タイトルに惹かれて購入。著者略歴のところに『コンビニ人間』で155回芥川賞受賞とあり、あぁ、あのひとかぁと(笑)すいません、芥川賞と直木賞の作品って、ほとんど読まないものですから…。☆あらすじ読むと、少女の成長と変化がテーマの作品かと思ったんですが、読み始めるとすぐに匂い立つような「不気味」「不穏」「危うげ」な感覚に包まれる作品です。ただ、その部分がだからどうなる、ということではなく、なんだか消化不良な読後感が残りました。
★91 - コメント(0) - 2016年11月26日

aoi
小学生の女の子あるあるの話のなかに、際立つ瀬里奈の存在感。律は確かにマウス。まさしくマウス。とてもかわいらしい。ちゃんと自分を認めてあげてほしくなる。もっと自由に生きてほしくなる。
★6 - コメント(0) - 2016年11月25日

ホントはコンビニ人間を読みたかったのですが、誰かが借りていたので同じ作者さんのものを。必要以上に人を気にしたりと、律には私と似ているところがたくさんあった。でもそれだけだったなぁ。全体としては可も不可もなくといった感じでした。
★2 - コメント(0) - 2016年11月23日

あの子にもあの子にも、そんな友だちが、できるといい。と願いつつ。小学校を子どもの視点から見ることができなくなってしまったなぁと思う。でも、扉の向こうに、異世界があることは、いつまでも信じてていいかな。おばあちゃんになっても。
★1 - コメント(0) - 2016年11月23日

「しろいろの街の、その骨の体温の」のときも感じたけど、村田さんは、女の子の集団の世界を的確に言い表していて面白い。「何で、私が私の性格を、誰かに許されなきゃいけないの」って言い切れる瀬里奈がかっこよかった。
★7 - コメント(0) - 2016年11月23日

★★★★★購入済。今まで読んだ村田さんの作品の中で一番前向きなストーリー。再読したい。
★4 - コメント(0) - 2016年11月18日

律の気持ちが何となく分かる。私も律に少し似たようなところがあるからかな。周りの空気を読んだり、周りがどう思うかを気にしたり。仕事中の自分と仕事を離れた時の自分は違うところとか。瀬里奈は瀬里奈で、独特の世界の中を必死で生きている。「マリー」にならなくても瀬里奈のままで行動できる機会が増えるといいなと思った。律は、意を決して買ったワンピースを着られたことで「自分の決めた枠組み」から一歩踏み出せた。勇気が要ることだけれど、そこから得られるものは必ずあると思う。蓮井さんと思わぬ会話を交わせたこともその1つだろう。
★43 - コメント(0) - 2016年11月17日

じんわり来る(*´-`)主人公二人のキャラクターが良い(^^)二人の抱えている事が、スッキリ解決しないまま終って、真実味があって良いなぁ(*^.^*)
★86 - コメント(0) - 2016年11月13日

瀬里奈の不思議な世界観に入り込んであっという間に読んでしまいました。女性なら、あ~わかるわかるって所がたくさんあるのではないかなと思います。
★3 - コメント(0) - 2016年11月8日

主人公の臆病な性格の律。そして同じく周りに溶け込もうとしないクラスの中で浮いた存在の瀬里奈。小学五年生のころになると、瀬里奈ほどはいかないまでも律のように周りを気にして目立つのを恐れることは、女子ではよくあることなのかもしれない。2人がそれぞれ相手に対して思いをぶつけあうことによってお互いが少しずつ変わっていく。なかなか勇気がいることだけどこういう友達を持てたことはうらやましく思った。
★28 - コメント(0) - 2016年11月1日

こうあるべきという固定されたものへの違和感。周囲と自我の差。むず痒い生が二人の女子を主体に描かれていました。。きっとこれは生きてる以上ずっとついてまわる話で。。客観なら嘲笑えることさえ主観ともなれば必然必死なわけで、、、
★7 - コメント(0) - 2016年10月30日

村田さんは、いつものように、執拗に女の子のことを書くわけなんですけど、この本は、性が絡んでないので、ずいぶんと読みやすい、少し爽やかさすら感じる素敵なお話でした。まる。女の子ではなくて、おっさんですので、よくわからないですが、たぶん、「自分のことを書いている」と思う人は多いのではないでしょうか。⭐️4
★6 - コメント(0) - 2016年10月21日

kaz
「コンビニ人間」と同じような空気を感じた。 小学生の世界というのは、特に「普通」に敏感だ。そこにそぐわないものは排除され、忌避される。主人公、律は自分を押し殺し、必死で普通になろうとする。そんな世界の中で圧倒的な不協和音を放つ瀬里奈という存在に出会うことから物語が始まる。 面白くて一気に読んでしまった。
★8 - コメント(0) - 2016年10月17日

10代の女の子に読んでほしい。どこか共感する部分があるかも。 小学校のクラス替え、教室に入ってすぐ「自分と同じような」子を探す。目立つグループには入れない、ほどほどの友達でいいから作らなきゃ… 村田さんの他の作品と違って、爽やか成長モノです。前向きなラストかな。
★5 - コメント(0) - 2016年10月15日

素敵な本でした。大嫌い!ってゆうところ、涙がこぼれました。こんなに心のこもった「大嫌い」あるんだね。好き、以上に嘘がなく真っ直ぐに相手を見つめていると思ったよ。
★8 - コメント(0) - 2016年10月14日

『コンビニ人間』を読んだ時にも感じた事だけど、平均とか普通とかって物差しからはみ出した者たちには、外の世界から見た自分が気になるタイプと全く気にならないタイプがある。『マウス』の主人公の律は、臆病で周りの評価にビクビク震えている。瀬里奈は、そもそも人間全部が自分を襲う獣にしか見えてない。相当生きづらいだろう、感性が敏感過ぎて泣けてくる。村田沙耶香さんの上手いところは、小5の2人の少女がクラスに馴染まない構造を具体的に掘り下げて徹底的に魅せてくるところだ。あんな子、こんな事件、あるあるだ。
★15 - コメント(0) - 2016年10月6日

『コンビニ人間』『殺人出産』に続く村田紗耶香さんの作品。正直、裏表紙あらすじを読んでも、あまりひきこまれなかった。だから、あまり良く期待しないで読み始めた。しかし、その第一印象は糸も簡単世崩れてしまった。律への共感とせりなという摩訶不思議な少女の存在感。結局、最後までせりながよく分からなかった。私たちは世間が怖いのか、自分を知ることが怖いのか...と読了後に考えこんでしまった。
★5 - コメント(0) - 2016年10月3日

本を読んだり映画を見た後にその世界観に入り込むことは私もあるけど、それを主軸として女の子の物語を一つ書いちゃう村田さん凄いな。小学生の頃の話は女子のグループのクラス内での位置付けなどリアルで思い出してめんどくさいことしてたなぁと。また若い頃はやはり服装や話題を周りに合わせてつまらない子でないよう取り繕ってたの思い出した。30歳過ぎて周りを気にしなくなったけど。つくづく10代20代と楽しくないと思いながら女子たちといたのを思い出したよ。コンビニ人間を連想させる話。可愛いを意識してる物語で気に入った。
★9 - コメント(1) - 2016年10月2日

ぶつかりあえる友達がいるって幸せだなと思う。
★3 - コメント(0) - 2016年9月29日

目立たないこと。無難でいること。それはとても気を使うことで、そういうことを気にしているからこそ、自分がそれを逸脱してしまう瞬間を常に恐れなければならない。けれど学校をはじめとするあらゆる社会に存在するカーストのような順位づけは確かに存在し、それを意識したとたん、足がすくむような恐怖をおぼえる。生きていくことは怖い。けれどマウスのように、びくびくとしながらも、可愛らしく生きていく人が増えればいいなあと思う。
★12 - コメント(0) - 2016年9月23日

内気な小学生の律が主人公。学校での女子同士の人間関係がリアルで息苦しい。私も律と同じで「下」から2番目くらいのグループに属していたから、自分の子供時代を思い出す。グループ学習の時間、無意識に同じグループの男子に親切に接してしまったことがある。授業後に仲が良いと思っていた女子から「なにあれ、すごく感じ悪かったよ」と言われた。身分の低い女子は、気安く男子に話しかけることも許されないのだ。学年でもモテる男子の隣の席になってしまった1学期は恐ろしかった。この本を当時読んでいたら、何かが変わっていたかもしれない。
★9 - コメント(0) - 2016年9月18日

マウスの 評価:78 感想・レビュー:231
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