箱の中 (講談社文庫)

箱の中 (講談社文庫)
あらすじ・内容
「ダ・ヴィンチ」誌上でBL界の芥川賞作と謳われた、木原音瀬(このはら・なりせ)の不朽の名作が、ついに一般文庫に!

「本作は、愛によって人間が変化していくさま、真実の愛を知った人間が周囲の人間に影響を与えていくさまを、高い密度で表現している。」
―三浦しをん氏(解説より)

『箱の中』全編と、続篇の『檻の外』の表題作を一冊にまとめた、「箱/檻」の決定版!

堂野崇文は痴漢と間違われて逮捕されるが、冤罪を訴え最高裁まで争ったため、実刑判決を受けてしまう。入れられた雑居房は、喜多川圭や芝、柿崎、三橋といった殺人や詐欺を犯したという癖のある男たちと一緒で、堂野にはとうてい馴染めなかった。「自分も冤罪だ」という三橋に堂野は心を開くようになるが、あっけなく裏切られる。ふたたびふさぎ込んでしまった堂野。母親に請われるまま殺人犯として服役する喜多川が堂野に与えた優しさは、生まれて初めて喜多川に芽生えた「愛情」だった。

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箱の中の感想・レビュー(1564)

喜多川と一緒に、わたしも、ただ泣いた。読み終えたあと思い浮かべたのは、苦笑する芝の顔。この物語を読んでほしい。なぜ、誰に、というのは分からないけど、読んでほしい。誰かに。皆に。
★2 - コメント(0) - 3月15日

堂野崇文は痴漢で冤罪のまま、実刑判決を受けて服役する。出会い、詐欺、檻の外 結婚、別れ・・・続きが気になり一気読み。純粋と自己中が紙一重な気がして、後味悪し。
- コメント(0) - 3月14日

女性向けBLというのはキラキラとした現実の影のないファンタジーのようだと個人的には感じています。でもこの本はそうではないです。変な泥臭さを持ち、BL界の芥川賞作と謳われたのにも妙な納得を覚えます。子供のまま育ってしまったような純粋な喜田川と、自分の信じる平穏を貫こうとする堂野。読ませる筆力は相当なもので、ものすごい勢いで一気に読んでしまいました。BLの枠をはめるのは惜しい、というのがわかるいろいろなものが詰まっていますが、登場する女性に嫌になるほど悪役しか割り振らないところなどはBLらしいですね。
★67 - コメント(0) - 2月27日

図書館本ー初めて読むBL 三浦しをんさんの解説を先に読んでいた。BLの、なかでも絶賛されている。 BLがなんとや、全く知らずに読んだものの、胸を揺さぶられた。 情とは?愛とは?堂野が、優しいだけなのか、流されやすいのか?不安を覚える。そして、愛するものの死。 今の時代、愛とは何か。それぞれの、価値観 環境 選択肢 選べるもの、選ぶことのできないもの。それに対しての責任も、考えさせられる。
★4 - コメント(0) - 1月16日

★★★★★愛を知らずに大人になった喜多川が初めて触れたそれは箱の中でのことだった。純粋すぎて薄気味悪さすら感じる堂野への想いが、痛切で悲しい。特に刑務所の中で喜多川が一軒家の間取りを描き、楽しそうにそこでの堂野との暮らしを語るシーンが切ない。「BL界の芥川賞」と言われる作品だが、女性向けと線を引かれることなく、広く読まれて欲しい。
★13 - コメント(1) - 1月11日

読んでいる間ずっと胸が苦しかった。とにかく喜多川が幸せになる事だけを願いながら読み進めていて、最終的にはどうなってしまうんだろうとずっと心臓がばくばくしていたけれど、喜多川の夢が報われた時どっと涙が溢れた。BLが好きではない人でも絶対に心を揺さぶられる作品だと思った。素敵なお話でした。
★3 - コメント(0) - 1月2日

初・木原音瀬。BLというジャンルにとどめてはおけない作品。喜多川の一途な想いが奇跡のように現実になるまでが、これでもかというひりひりするような痛みとともに綴られており頁をめくる手が止まらなかった。喜多川の人生も不幸だが、真面目に生きているはずの堂野も大概不運過ぎる。娘の事件がなければこうはならなかったとは思うけど、幸せになれそうなラストで良かった。
★4 - コメント(0) - 2016年12月31日

図書館。前に読んだのが良かったので借りてみた。これはBLというより人間の本質とか、そういうところまで掘り下げて書かれていると思うので、BLという事で読むのを避けるのは勿体無いし、その括り以上のものがある。ただ、描写シーンが苦手な人には厳しいかも。脆弱な詐欺師では、追い込まれていく大江に妙にハラハラドキドキした。喜多川の愛が深すぎて、手に負えないぐらい一途。後半穂花は可哀想だったけど、身勝手で愚かな真理子が崇文に執着すればするほどどんどん醜くなり、逆に喜多川の純粋さと人間性が際立っていくような感じ。
★2 - コメント(0) - 2016年12月9日

喜多川もさることながら堂野の不幸っぷりも尋常じゃないと思う。どうか二人穏やかに暮らしていけますように。
★1 - コメント(0) - 2016年11月30日

喜多川の盲目な愛が最初は怖いと思ったけど、まるで子供が親を求めるように、一心に堂野を愛する姿に、いつの間にか怖いっていう思いは無くなってました。喜多川の純粋な心を理解してくれる堂野という存在がいて良かった。堂野は他の誰かとでも幸せになれただろうけど、喜多川には堂野しか居ないから。子供の事は辛かったけど、その過程がなかったらこの結末はないと思うと、否定出来ない思いもあって若干複雑。だけど、喜多川のささやかな夢が叶い2人の温かい未来が見えて安心してる自分が居るのもまた事実。愛とは何かを考えさせられた。良作✨
★29 - コメント(0) - 2016年11月14日

本当に打算も見栄もない純粋な好きっていう気持ちが眩しかった。
★5 - コメント(0) - 2016年11月11日

★★★★★ 喜多川が膝を抱え堂野に頭を撫でられるシーンを、電車の中で読んでいて、つい泣いてしまいました。喜多川がたったこれだけの愛情を誰からも注がれなかったこと、見返りを求めない優しさに初めて触れたこの瞬間に、胸が締め付けられるようでした。 最後、娘を亡くならせてしまうのは、やりすぎなのでは…と感じましたが、今後の二人がどうか幸せであってくれと願うばかりです。 続編が収録されているhollyNOVELSの「檻の外」を購入しました。これから読みます。
★6 - コメント(0) - 2016年10月13日

いわゆるゲイのお話。3つの話がそれぞれよくできてて、なかなか面白い!
★7 - コメント(0) - 2016年10月13日

BL小説みたいだなーと思っていたら、BL小説だった。ご都合主義だな!と思いつつも、現実でこんな関係が成り立つんだろうかと、やっぱりドキドキしてしまった~。おもしろかった!
★3 - コメント(0) - 2016年10月12日

喜多川が好きすぎる、、。純粋で無知で報われない。好きになったものは己を裏切ったり置いていったりする。つらい。それでも彼や彼女が喜多川を大切にしてくれたことをずっと大切にするんだろう。意志の強い二人のラブストーリー。
★3 - コメント(0) - 2016年10月11日

これは、これはずるい。喜多川、真っ直ぐ…。檻の外で、堂野の近くに越してきた時の言葉がずるい。ずるい…。
★6 - コメント(0) - 2016年10月4日

BLというカテゴリで括れないほどの良作だと思います。喜多川という男の持つ、純粋であるが故の危なっかしさにずっとハラハラ、時折ゾッとしながらも夢中で読んでいました。特に脆弱な詐欺師は食い入るように読みました。終盤が最も重く息苦しくて精神的に非常にきつかった。痴漢と間違われ冤罪で人生を狂わされたというだけでもあまりにも気の毒な身の上なのに、これでもかと辛い目に遭う堂野さん、あんまりだと思うのですが、最終的に喜多川が救いになって少しホッとしました。最良ではないけど絶望ではないので。今度「なつやすみ」も読みます。
★8 - コメント(0) - 2016年10月1日

Ai
すごく素敵な純愛なんだけど、やっぱりもうちょっとソフトに円満なハッピーエンドにできなかったものかと・・・
★3 - コメント(0) - 2016年9月29日

久しぶりに本を読むことに熱中できました。授業中も、話の続きが気になって集中できないほどでした。BLが苦手な方でも、本が好きであれば、この作品は面白く読んでもらえるのではないかと思います。是非みんなに読んでもらいたい…! 本当に素晴らしい作品でした。
★4 - コメント(0) - 2016年9月26日

3/5。再読。よく出来た昼ドラエンタメ作品。心情を煽るのが上手い文章。女の子みたいな主人公。男性が読むと「?」な心理描写や展開が多々あります。女の子xヒーローを男同士に置き換えたのがBL小説だから仕方ない。女の子と女の子の恋愛みたい。後半は怒涛の展開で読ませます。女の醜さを集積したような薄い奥さんが良い味を出します。当て馬って感じで。残るものはありませんがスカッとして良い話。
★65 - コメント(1) - 2016年9月24日

巻末で三浦しをんさんもおっしゃっているけどこの作品をBLという枠の中だけで取り扱うのは勿体無いと思いました。純粋な愛とか世間とか体裁とか今の自分を取り巻いている全てが本の中にもあって何ら特別なことないんです。BLという特別な枠に押し込めてしまうには作品の力が大きすぎます。もっと多くの方がこの木原さんの作品に触れてくれたらと思います。素晴らしい愛でした
★5 - コメント(0) - 2016年9月18日

非の打ち所のある面白さだった。いや、本当は非なんか打ちたくないんだけど、どうしても男同士の絡みは苦手で‥。木原さん、BL以外も書いてくれないかな。例えば‥そうだな‥我が家の愛犬を主人公にした作品なんかどうだろう。我が家の愛犬と飼い主である私との絆を描いた感動作。木原さん、どう?
★5 - コメント(0) - 2016年9月12日

木原さん2冊目。前回読んだ「美しいこと」も良かったけど今回も素晴らしかった!!いくつか胸が苦しくなるようなシーンもあったけれど、喜多川の無垢な一途さに、人を愛するってすごい事だなって改めて思えました。芝さんのキャラもステキです♡「なつやすみ」や他の作品も読みたい!!
★13 - コメント(0) - 2016年9月12日

重い、痛い、ツラい。けど途中で読むのを辞められない。ずっしりとした何かを詰め込まれた読後感。はぁ〜〜。疲れた…。解説でしをんさんが書かれていた「なつやすみ」が気になるので、探してみます。それを読まないと終われない気がするから。最後までこの二人を見守らなければいけないという変な義務感
★8 - コメント(0) - 2016年9月6日

→檻の外とまとめて
★4 - コメント(0) - 2016年8月31日

簡単に言い切れない複雑な思いと、一途さに泣けてくる思いと、人間のエゴさに落胆もし、人の優しさに救われもする、なんとも凄い作品だと思う。愛を知らない男が求める純愛が、傷ついてさらに傷ついた男を救う。男だとか女だとか関係なく、一緒に居たいと思う魂と一緒にいることが重要で幸せ。
★10 - コメント(0) - 2016年8月27日

言わずと知れた名作だけど、本当に良かった!単純な萌えという言葉では片付けられないくらい深く感動して、しばらく余韻から抜け出せなかった。「箱の中」では、閉鎖的な刑務所の中で受けのまっすぐな気持ちが眩しく、攻めの言動にかなりキュンキュンした♡「檻の外」では、離れてしまった二人が幸せになるようにひたすら祈りながら一気に読み進めた。とにかく、攻めの愛情の重さが尊くて愛しい!「愛する」とは、まさに彼のためにある言葉だと思った。BLの枠を超えた名作☆
★5 - コメント(0) - 2016年8月11日

S.Y
読友さんに勧められた一冊。読み手も良いものは良いと、ある種割り切れる人にお勧めの本。軽いタッチだが三浦しおんさんの解説を読むだけでも、先入観の悪害を考えさせられる。ただ、性描写に関しては生々しさから、嫌悪感を抱かざるを得ない。しかし、良本。続編の短編も読もうと思う。
★8 - コメント(0) - 2016年8月4日

人間の半生
★2 - コメント(0) - 2016年8月2日

痴漢の冤罪で刑務所に入った堂野が出会ったのは、母親の指示で人を殺め服役中の男、喜多川だった。刑務所という箱の中で、喜多川が堂野にみせる感情は、執着なのか愛なのかー。目を背けたくなるような心の機微まで、深く丁寧に描写している作品でした。三浦しをんさんの解説に影響を受け、短編の「なつやすみ」も読みました。久しぶりに本で号泣しました。後半はページを捲る度に涙が止まらず…。「喜多川圭」という孤独で実直な男と、彼を愛した男の生涯を書ききった作品でした。
★14 - コメント(0) - 2016年7月29日

ごりごりした読み心地。基本的に甘いBLが好きだけど、シリアスな話の面白さに引き込まれる。お互いが近すぎるパターンから、二人が会わなくても執着がみなぎっている感じへと。こんな表し方もあるんだと感嘆。
★8 - コメント(0) - 2016年7月21日

冤罪で長期受刑者と同じ刑務所に入った堂野(30歳受け)と、教育も受けれず愛も知らないまま殺人罪で服役の喜多川(28歳攻め) 家族も巻き込み罪を着せられどん底の堂野に、喜多川が寄り添い塀の中と言う逃げられない状況で迫る。出所後も別の人生を歩んでいった堂野を探し求め(ガチのストーカーだけど)、多くの障害を越えながら捨て身で諦めない喜多川。 細部まで良い話だったけどBL界隈では、女はなぜこうも悪役なのか?何度も理不尽に多くのものを失う堂野が、性別を超えた愛に目覚めていく過程に何度も泣いた。▽図書館
★23 - コメント(0) - 2016年7月21日

ずっと気になっていた本。読ませてくれる本。冤罪、人との付き合い、世間の目、愛情など色んな事を考え、感じた。BLに偏見持ってる人にも読んで欲しい。
★15 - コメント(0) - 2016年7月19日

喜多川の無垢な心とまっすぐすぎる愛情に涙が何度も出た。堂野や芝と一緒に私も切なくて苦しくなった。読んでて素直に喜多川を応援したくなる私は甘いだろうか。浅はかだろうか。 他にも色んな感想がある。刑務所の場面の堂野の辛さがひしひしと伝わってくるとか、愛する人と一緒になるには運の転がり方が大きく左右するな、とか。 ただ「萌え」を求めてこれを読んだら大ダメージ受けるけど、読んで損しないから多くの人に薦めたい
★7 - コメント(0) - 2016年7月14日

再読、そして、三浦をしんさんの解説は初めて読んで号泣。刑務所での喜多川の思いは理解しがたいが、堂野への愛情自体は一貫しているのだろうか。
★2 - コメント(0) - 2016年7月13日

私が苦手だったのは、最後に子供目線の話をいれたこと。これをBLでやられると萎える。個人的にはタブーだとすら思う。 また、喜多川が死ぬまでを描いてしまったこと。 BLはファンタジーであって欲しいので、ずっと幻想を抱いたまま物語を終えたかったなー。
- コメント(0) - 2016年7月8日

評価:★★★★★★ 間違いなく良本だと胸張って言える本。序盤は冤罪とかカモられたりと非常に鬱展開ですがそのあとはとってもおいしい。喜多川の愛は一途や純粋とはまた違う感じ。強いて言えば独占欲かなあ。喜多川の発言が堂野に惚れてからはほとんど堂野関係なのも中々。ただ押入れの中でもいいから堂野の傍にいたいって発言は自分にはできないなあ。そう思うことはあっても。BLに偏見が無い方になら絶対におススメしたい作品。
★4 - コメント(1) - 2016年7月7日

この作品がどうしてこんなにも多くの方に愛されているのか。読み終えた今、その理由をせつに感じている。ひたむきさ、一途さというものは、ときとして人に恐怖を与えることもある。事実、この作品の主人公である堂野もまた、少なからず怖いと感じていたはず。恋愛は一瞬で燃えあがることも多いが、同時に、弱火でじっくりあたためていく愛もある。今作は後者でありながら、その年月の長さに辟易することがなかった。普段BL作品を読むことのない方にこそ、おすすめしたい。
★10 - コメント(0) - 2016年6月27日

あ~~~どえらいものを読んでしまった、、 ヘビーだけど、未読な人に 読んで…とにかく読んで…… て血眼で詰め寄りたくなるっていうかもうそのへんの道行く人にも読んで…てすがりたくなる、、 
★5 - コメント(0) - 2016年6月20日

再読。愛読書と言うほどには、そんなにしょっちゅう読めないが、時々無性に読みたくなる本の一冊。喜多川が初めて愛を知ったところの描写ばっかり何度も繰り返してしまう。29にもなる男が膝を抱えながら子供みたいに「そんなことしたって、何もしてやらない」と言い放つとこなぜか涙出てくる。そうしてなんとなくリルケの「愛の始まり」とかいう題の詩を思い出したりして、今度はその詩集を読みたくなって本棚探すんだな。出来れば「なつやすみ」も読みたい。○マゾンで「檻の外」の中古探そうか・・
★7 - コメント(0) - 2016年6月18日

箱の中の 評価:100 感想・レビュー:600
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