レモンタルト (講談社文庫)

レモンタルト (講談社文庫)
あらすじ・内容
「もう、ずっと前から義兄(あに)のことが好きだった」姉は若くして逝った。弟の私は、姉の夫だった義兄と、遺された一軒家でふたり暮らしをしている。会社では無理難題を持ちかける役員のもとで秘密の業務にあたり、私生活でも奇妙な事件ばかり。日増しに募る義兄への思いと、亡き姉への思慕。もどかしい恋の行方と日常にひそむ不思議を、軽やかに紡ぐ連作集。(講談社文庫)

あらすじ・内容をもっと見る
208ページ
860登録

レモンタルトはこんな本です

レモンタルトの感想・レビュー(612)

初期の作品と変わって硬質な文体。二十代の青年はまだ完成品ではなく、十代の少年が抱える性の獣性はそれなりに飼い慣らしてるけど、三十代の男よりもまだ成熟してはいない。義兄を愛した主人公が、出てくる男たちの情念をふっと見る瞬間の積み重ねと最後の義兄が好きだと心の中で告白して自分を肯定する過程が初期が含んでいた熱っぽさから距離を置いて男の美しさを描くようになったのかなと。
★11 - コメント(0) - 3月17日

★★★☆☆
- コメント(0) - 3月8日

ブラボ~~~~~~………………!!!(スタンディングオベーション)(泣いてる) 
★1 - コメント(0) - 2月20日

左近の桜を描いた後だからこその長野作品の青年主人公。解説の「官能を描いておいてプラトニックを最上位に置くという感性」という言葉が長野まゆみの魅力を表している。
★3 - コメント(0) - 2016年12月20日

初の長野まゆみさん。あらすじもなにも知らずに読んで、「あ、こういう話なんや⁉︎」と思って読み始めました。あとがきを読んだら、あとがき書かれてる方も全く同じこと書かれてて面白かったです。読んでる時はタイトルの爽やかなイメージとは全く違うなと思いつつ読んだのに、読後は「あれ結局どうなったんかな?」というようなモヤモヤも残ってるのになんとなく爽やかな気もしています。他の本も読んでみたいです。
★3 - コメント(0) - 2016年12月18日

再読。前回読んだときより好きになった気がする。士の、淡々としている内に秘めた義兄への感情表現が好き。Yの存在感も良い。
★1 - コメント(0) - 2016年12月8日

レモンタルト、ねじまきのオルゴール、小物がとにかく愛しい。どこか静かで、透明な世界を描いた物語。読んでいると私語が全く出てこなくなる。それぐらい、集中できる。だが内容は…。あれ?二回ほど読んだのに小物たち以外覚えていないのは何故だ?
★9 - コメント(0) - 2016年7月14日

こんなにBL中心で回っている会社はないのでは?その世界を書いた小説だからまあ仕方ないかも知れないけれど。仕事して〜。
- コメント(0) - 2016年7月1日

爽やかな題名からは想像できないほど、ツヤのある内容だった。続編があれば見てみたい。
- コメント(0) - 2016年6月12日

再読。題名爽やかで読んでると重い話かなーと思ったらさらっと終わってしまう。各章、だからその後どうしたの!?って気になってしかたない。
- コメント(0) - 2016年5月23日

続きはでないのか!?出ないですよね!わかってます!そう思いながら何度も読んでしまいます。読む度に前回読んだ時わからなかった事が、あ、こういう事か、とふと分かることもあり。何度読んでも飽きません...
★3 - コメント(0) - 2016年5月18日

知らずに読み始めると、登場する男がみんなかっこよくて、しかも全員ホモ! これがBLってやつですか。 スタイリッシュな大人の男色物語。 文学というより娯楽という感じですが。 こういうのが好きな人を腐女子っていうんですね。 ひとつ勉強になりました。 アナザーワールドだった。
★9 - コメント(0) - 2016年5月2日

一人一人のキャラ立ちが良くとても魅力的だった。その中でも義兄は逸材で、主人公にとってのヒーローだと思う。義兄のかっこよさに何度もニヤニヤさせられた。それにしても、主人公は男にモテる。物語全体がふんわりしていて掴み所のない雰囲気も良かった。レモンタルトを食べてみたいと思った。
★7 - コメント(0) - 2016年4月13日

姉が七夕生まれでななこさんなら士の誕生日は10月1日かな、なんて書かれてもいないところまで想像してしまった。そんな言外の意味まで読者に考えさせるのがこの作品の力でもあるように感じました。男性同士の話ばかりに思えて士には常に姉や母の思い出が寄り添っていて、姉の向こうに義兄を見つつ、義兄の向こうに女家族を見ていた気がします。お話自体は雨と故人と母性と欲望という印象だけど、なぜだかタイトルと表紙の通り読後も清廉で爽やかでした。
★8 - コメント(0) - 2016年3月29日

主人公のまわりでBL的なドキッとするような事件が次から次へと起こり、そしていつもピンチにはタイミングよく義兄が登場する。淡々と進むお話に、時折???…となりながらも次が気になって読んでしまう、そんなかんじ。度々不意打ちで殴られたりとかするのに、主人公がやけに冷静なので不思議と全体の印象がさわやか。読んでるときは楽しかったけどそんなに印象に残るようなお話ではなかったかな…
★3 - コメント(0) - 2016年2月17日

読み返そう
★5 - コメント(0) - 2016年2月17日

なんだ、世の中ってこんなに○○だらけだったのか・・・というくらい、出てくる男性キャラが悉く同性愛者。私はBL好きではないのだけど、敬遠はするが嫌悪はしないという程度なので、まあ展開上必然性があってお話として面白ければ許容範囲です(これほどの同時多発が必然だったのかは難しいところですが)。お話は意外にハード寄りな日常ミステリー風味。題名と表紙からは想像できないことだらけな中身でした。主人公がピンチの度に絶妙のタイミングで現れる義兄の完璧ヒーローぶりが少女漫画の王子様です。たとえ主人公が男であろうとも。
★7 - コメント(1) - 2015年12月25日

タイトルに惹かれて。以前読んだ『猫道楽』の作家さんだったので、もしやと思ったらやはりそっち系でした。主人公はトラブル引き寄せ体質で痛々しくもありますが常に冷静で純粋。義兄への淡い想いがとても素敵でした。今まで意識していなかったけど、このような男の人ってこうしてひっそりと存在しているのかも知れない。
★47 - コメント(0) - 2015年12月7日

再読。長野さんの作品の中で好きなお話。続きは出ないのだろうけど続きがよみたくなる…。暫く長野さんの本を再読しまくろうと思う
★18 - コメント(0) - 2015年12月7日

あまりにも都合の良すぎる展開とか、設定が大味過ぎるとか、描写がテンプレ的表現に過ぎるとか、文句を言おうとおもえばいくらでもつけられる。でもそんなのもうどうでもよくなっちゃうくらい気持ちいい!このあまやかさに浸らずにはいられない!再読のはずだったのにこんなにすてきな読書体験になるとはおもわなかった。語り手が最後まで「義兄」と呼び続ける関係のありようが良いなあ。
★6 - コメント(0) - 2015年11月29日

読後感は悪くなかったから、きっとタイトルからイメージした味わいに大きなずれはなかったんだと思う。けど、読みながら「あ、そっち?!」とドキドキした。情景や心情が匂い立つような文章が好きなんだな、と自分の好みを再確認。
★7 - コメント(0) - 2015年11月29日

いかにも長野まゆみらしい、という感じ。さらっとしてるのにしっくりこなくて、散々だと思えばそうでもない。主人公の「私」、とんでもないめに遭ってるのに、冷めてて、諦めてて、そのわりに譲れないところがあって…要するに、清々しいほどなんでも真ん中。幸福と不幸の真ん中、安定と不安定の真ん中。あるいは、男と女の真ん中。そんな感じ。
★12 - コメント(0) - 2015年11月22日

美しく綺麗な言葉に溢れた物語。士と義兄の、なんとも言えない距離感に切なさと愛しさを感じた。解説まで美しい。だから、長野まゆみの作品を読むのはやめられない。私が腐女子だからかもしれないけど。
★6 - コメント(0) - 2015年10月30日

話を思い出せなくて再読。終わり方がとても良かった
★7 - コメント(0) - 2015年9月25日

同姓を好む主人公。姉は亡くなり義兄と同居。主人公は色々考えて仕事や生活しているように思うけど、何故かよくトラブルに巻き込まれる。いきなり殴られたり、すきあらば同姓に触れられ、会社では上司たちにひどい扱いを受け、犬の様だと虐げられる。主人公が出来の悪い人なのか、そういう雰囲気を醸し出しているのか、周りに頭がキレる人間が多すぎるのか、読んでいて、主人公に感情移入したいけど出来ない自分がいる。タイトルのレモンタルト、こういう場合、よく『レモンタルトが食べたくなった』という感想を持つけど、今回はなぜかならない。
★7 - コメント(0) - 2015年6月12日

死んだ姉の夫である義兄との奇妙な二世帯住宅生活。レモンタルトの切ない感じ。結構バイオレンスな場面もありながら、主人公が冷静でかえって痛々しい。表紙のデザインがぴったりでした。
★17 - コメント(0) - 2015年6月8日

予想と期待?を裏切って、面白かった。 なんだかよくわからない事件が起こり、なんだかよくわからないうちに義兄が絡んできて、なんだかよくわからないうちに、なんだかよくわからない形で事件は解決。 士は牧村くんとはどうすることにしたんだろ。
★3 - コメント(0) - 2015年5月14日

傘を開いた瞬間に、災難の雨が降り注ぐ。 けれどそれは本当の災いじゃなくて、そばにはいつも温かくて甘酸っぱい誰かの影があって、最後にちゃんと慰めてくれるような。 土砂降りのうちは、傘を開く素振りを見せられるけれど、雨が上がって穏やかに凪いでしまったら……途方もなく手持ち無沙汰な士の気持ちが、いちばん揺さぶられるところで終わってドキドキしました。
★5 - コメント(0) - 2015年4月30日

読む最中ずっとこの話しにどういう意味があるのかわからなくて混乱した。作中人物名はイニシャルと本名が混じってあるのでここでも混乱。でもかなり面白かったので最後まで読み上げた。最後に義兄が「主人公の勤務先は変人ばっか」と言うが、まったくだ!彼らにも自覚があったとは...話が妙にスペクタクルだったぶん、安心した。あとBL要素が変な所で出てくる。周りにゲイ多いのね(笑)
★5 - コメント(0) - 2015年4月5日

凄く好きな作品
★2 - コメント(0) - 2015年3月30日

爽やかなタイトルと装丁。BLですが。どこか不思議な雰囲気もあり。主人公がちょっと不思議なトラブルに巻き込まれていく感じは「左近の桜」に似ているかな。
★5 - コメント(0) - 2015年2月24日

爽やかで美味しそうなタイトルだけど、中身は…、…!! それでもやっぱり爽やかなのは長野さんだからなのか。しのごの言わず、楽しく読めばいい。 私も脳内キャスティングしながら楽しみました。
★32 - コメント(0) - 2015年2月18日

このぼんやりとした空気が好き。怪しくて淫靡な雰囲気もありますが、なぜか爽やかな題名に合う話になっていて、不思議な感じでした。
★6 - コメント(0) - 2015年2月1日

男の色というか、慕情のええ感じの小説だと思う。レモンタルトという題名も良い。そして傘が効果的に使われている。彼女の小説はついつい手に取ってしまう。
★36 - コメント(0) - 2015年1月13日

この爽やかなタイトルからは予想もつかなかった義理の兄弟で同性愛もの。でもベタベタした感じはなくて、確かにレモンタルトというタイトルがぴったりなのかもしれない。結局義兄と士はどうなっちゃうんだ……!!と思っていたが、なるほど、いいラストだった。やっぱりこの文章から漂う淫靡な雰囲気と、士の危機に現れるとんでもなくかっこいい義兄と、MとYとTと……私、長野まゆみさんの本って結構好みかも。これからも少しずつ集めていこう。主人公の淡い想いが素敵だった。
★5 - コメント(0) - 2014年12月25日

解説が私が思っていたことを代弁してくれた
★2 - コメント(0) - 2014年12月2日

私と義兄、ずっとつかず離れず空白のような関係でいるんだろうなと思わされる。
★1 - コメント(0) - 2014年11月19日

電子にて☆義兄の事を想いながらも相手次第だからと諦め?てる。ていうか死んでしまった姉の存在が大きすぎてこの2人はこのままなんだろうな。それにしても士には色々変な出来事が多すぎる。それを何でもなく受け入れてしまうとこが変に面白いし、そこに決まって義兄が登場するからこの人何なの?…と。掴み所のない話だったけど、義兄の母朝比奈夫人が一番わかってらっしゃる。
★5 - コメント(0) - 2014年10月17日

罰ゲームにドキドキした。
★2 - コメント(0) - 2014年9月14日

レモンタルトの 評価:52 感想・レビュー:165
ログイン新規登録(無料)