形式:文庫
出版社:講談社
形式:Kindle版
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生類憐みの令は発案者のみが支持していて他の誰もが悪法と思っていた。世継ぎも側近も。家綱は自分の死後100年続けてほしいとハナミヅキのようなことを言い残したらしいがあっさり撤回。 さて本書は何であったのだろう。江戸民の釣りにまつわる群像劇ではあるし水戸黄門、徳川家綱、柳沢吉保、浅野内匠頭、吉良上野介、松尾芭蕉といった有目どころ満載。お祭り小説ではある。大変面白かった。あとがきの著者の理想の釣り宿があったら私も行きたい。
【釣りと文学🎣12 】こちらも『釣りの名著50冊』から。「自分の握るこの竿は、人が生きていくための杖である」夢枕獏は登山もやるけど釣りの方もそうとうなものみたい。釣りに対する名文句がぞろぞろ。「趣味でだって人は死ねるよ」と『作家の道楽』で語っていたらしい。
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