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砂の王国(下) (講談社文庫 お 119-2)

感想・レビュー
858

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ミロリ
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ネタバレ思っていた結末ではなかった。振り出しに戻るという感じ。再出発はなさそうだけれど。大地の会撲滅運動のストーリーも読んでみたかった。会員1号青年のキャラが良かった。どうでもいい存在から悪役キャラに、そして応援したくなる人に。終盤主人公が教団の幹部として自分は代わりのきく人間であることに気づくシーンも印象的。美形の教祖が急に饒舌になるシーンも面白かった。なぜ口数が少ないのか明かされてスッキリ。感情は少ないのかもしれないけれど、無口でいるのは辛くないのだろうか。
0255文字
うしろの
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ネタバレゼロから始めた宗教団体が段階をふんで拡大していく様子が、シミレーションゲームを見ているようで面白かった。進化と革命を繰り返す企業の成長モデルと重なるところもあり、組織としてあるべき姿の示唆を感じる場面もある。宗教うんぬん関係なく、集団で何かしらを始めようとしている人はヒントが得られるかも。仲間をゲームのコマとしか見ない山崎が迎えた結末には納得。自分から巻き込んでおきながら龍斎を理解する努力を放棄し、仲村の決死の告白をなかったことにしたのだから。おかげで転落した姿を見ても穏やかな気持ちのままでいられました。
0255文字
チーズ
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ネタバレ宗教団体「大地の会」を作る話。 いつ滅びるのか気になって読んでたら、主人公が脱会されてしまった。 ちゃんと滅びて欲しかったです。
0255文字
かのこ
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以前は、明らかにおかしな宗教にハマる人々を疑問に思ったこともあった。けれど、歳を重ね、何者でもない自分に気づき、自分の人生・命の有り様、生き方をふと考える瞬間、宗教やその信者達は、自分と全くの無関係ではないのだと感じるようになった。誰かに正解を教えてほしい、そしてそれを信じさせてほしいという願いは人間にとって普遍的なものなのかもしれない。宗教のようにわかりやすい形をしていなくても私たちは何かを信じている。そうしなければ、私たちの脳はただ生きることに耐えられない。信じること自体が意味をもっている。
かのこ

信じられるのは自分だけとはよく言うが、そもそも自分を作り上げているのはこのうつろいやすい世間・社会であるし、人間の脳は賢くて色々考えられるが故、不安も抱えやすいという意味ではそんなに強くないと思う。 個人的にラストは消化不良ぎみで、その後が知りたいと感じたけれど、特に後半は映画にしたら映えそうな、エンタメとしてもとても楽しめる本だった。

03/16 21:30
0255文字
Gonta55号
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ネタバレう~ん、消化不良な締めなり。逆襲を見たかったな。さすがに続編はないだろうけど、それでも微かに期待。
0255文字
boichi40
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自分の心は自分のものでしょう。
0255文字
たるき( ´ ▽ ` )ノ
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ネタバレKindle Unlimitedにて。タイトルから想像していた通りの結末だったが、あんなに恐ろしいことになるとは・・・。事実を述べても誰にも届かないどころか、裏切り者の烙印を押されてしまうなんて怖すぎる。
0255文字
豚バラチャーシュー
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なにこれ?これで終わりか?こういう終わり方は嫌い。きちんとカタをつけるべき。終わらせられないなら書くな。読んで損した。
0255文字
たまさか
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主人公をどうやって破滅させるのだろうと思って読んでいたら、全然予想していない方向に話が転がっていって、驚いているうちに読み終わってしまった(主人公はちゃんと破滅したけど)。宗教の話が、結局最後まで、現代におけるカルトの役割という所で留まっていたのは、個人的には物足りなかったけど、面白さ最優先ということなのでしょう。主人公の設定に一貫性がなく、伏線らしきものがほったらかしとか、女性の描写に隠しきれないオジサン臭がするとか、ツッコミどころも少ないないのだけど、ページターナーとしては本当によく出来ていました。
0255文字
ぽよぽよ('ω')
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悪いことはできないな・・・と思った。せっかく才能があるんだから、もっといい方向で使えればよかったのにね。
0255文字
ローレンチ
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4
0255文字
ひよこ
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P325”インターネットは現代の神だ。誰もが神の声、神の目を持つことができ、自分を神と錯覚することができる。だが、誰もが一神教だから、最終的には自分以外の何者をも受け入れない。自分の領域に踏み入らせることはない。意に沿わないものには、Deleteという神の手を下せばいい。” P484”人々は常に何かを信じたがっている。ならば、信ずる対象はなんであっても構わない。むしろ中身のない空っぽなシステムである方が、宗教はうまく回っていく。本来、信仰とはそういうものなのだ。”
0255文字
おなす
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統一教会問題の時期に刊行されていたらものすごく話題になったのではないか、という内容。解説にも書かれていたが、続編を期待したい。
0255文字
Jessica
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上巻に比べて体感速度が早かったです。怒涛の勢いで展開、題名のままどおり終わり方も一瞬で崩れていくようでした。 作中で「ここはカウンセリングするだけの場です」と何度も勧誘で語られ、実際信者みんなで野外ヨガをやっている、そんな状態でそもそも自己啓発やカウンセリングとの違いはなんなのかを考えさせられます。
0255文字
ばくちく
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宗教団体の仕組みと信者の心理が分かった気がしました。賛否のあるラストは…?????としておきます
0255文字
U
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ネタバレどんどん大きくなる大地の会。ここからどうなっていくのかどこに着地するのか、自分は木島の病死を予想していたのでまさかの展開だった。大城は何故裏切ったのか、それほど木島は「おかしく」なっていたのか、龍斎に吹き込まれたか、元より2人の仲は特別な物でもなかったか。。死にかけからまたも復活してホームレスをする木島というか山崎の生命力の高さはなかなかのものだと思うので、大地の塔ぶっ壊しまで是非読みたかった。面白かった!
0255文字
kk
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ネタバレ最後、大地の会がどう破滅していくんだろう…と思って読み進めていたけれど、予想外に会は膨れ上がり、木島が切られるという結末で驚いた。集団心理は恐ろしい。面白かった。
0255文字
のひ太
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教団が大きくなっていくプロセスを楽しんでいたものの、肥大化しすぎた組織による恐怖がジワジワと味わうことができた。最後の方は最早ホラー。 主人公は金儲けのためというよりは、自分を救ってくれる宗教を作り出したかったのかなと思った。でも、そんなものは結局ないという結論も良かったと思う。 あと、読者である僕自身も、主人公たちの作った教団はまがい物だって知っているのに、教祖の神々しさを演出した文体にやられ、もしかしたら良い言葉が聞けるかもしれないと期待してしまった。自分の騙されやすさに気付かされたてしまった。
0255文字
ぐでニャン
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ネタバレ中盤くらいまで、ダラダラ感があり飽きてきたなぁと思ってた矢先。 終盤、ハラハラしたー! 最後、ちょっとは明るい兆しも期待したけど、結局舞い戻っちゃうんですね。 大地の会は時間の問題でしょうね。 途中途中、木島がんばれ!と思う瞬間もあったけれど。 思い直すと、やっぱり良くない。 小さなことをコツコツ地道にがんばらないとなー・・・と思いました。
0255文字
kei
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ネタバレ木島(山崎)が頭痛だったりこの団体を作ったのは自分だという思考になっていく段階で不穏な感じはあったけれど、ここまで転落してしまうものかと。孤独感が増すばかりで辛かった。けれど、こういう救いのない物語に限って先が気になって読まずにはいられない。
0255文字
ゆーす
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ネタバレ再読。元妻である美奈子が山崎を語るパートでずいぶん印象が変わる。山崎は酒を手放した方がいいよ……ホームレス時代(2回目含む)が健康的なのは、自由であることはもちろんのこと、酒を飲んでないからだと思うよ。それでもう少し人を頼ると良い。初読の時も多分書いたけど、立ち上げメンバの3人には仲良くして欲しいですわ。とはいえ、山崎が救われる感じは全く無いから、組織外に精神的支えを見つけるか、やっぱホームレスが良いのかね。……でもまた同じことを繰り返しながら生きてそう。いろいろ書きましたがとても面白い本です。おすすめ。
0255文字
きよみオレンジ
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大きくなりすぎるとあちこち不具合が出てくるし不満に思う人も出てくる。ほどほどにしておけば良かったのにと思う。3人で作ったのが宗教団体でなければ続いたのかも。その後どうなっていくのかが読みたい。
0255文字
ベッシー
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ネタバレ上下巻の下巻。有名人の参加により膨れ上がる信者と、運営のための障害に悩まされ、事件とともに内部分裂が起きる。ある意味振り出しに戻る結末で、伏線も回収していないと思われる部分も多い。逆転劇だとすればまだ続きがありそうな雰囲気で終わってしまう。
0255文字
hydestar
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ネタバレ下巻ということで波乱はあるとは思っていたが、やはり起きましたね。怖い。妄信、幻惑、確信犯(正しいと信じて行ってしまう犯罪)、様々な言葉が頭を横切った。それにしても続きが読みたいな~。荻原さん、書く気は無いのかな~。
0255文字
Sreyda
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ネタバレ最後、すべて妄想かと思った。
0255文字
Ninja
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ある程度想像通りの転落ぶりながら、木島さんの救われなさぶりが悲惨。再びホームレスになる前に、美奈子さんと再会できることを祈ります。登場人物それぞれに、キャスティングを想像しながら楽しみました。
0255文字
08041511
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順風満帆だったが終盤、例の教団みたいに急展開 ラストをもっと読みたかったかな
0255文字
kumi
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ネタバレもしかしたら、雑誌の取材の時、アルコールに侵されていた木島は自分でも意識しないまま、教祖の暴露をしてしまったのかも。(変な人と編集者に言われたのはその意味か)自宅での告白からの拒絶からの暴露は仲村くんにしてはそれこそ裏切りだったのかもな… 実写化するなら誰だろう、と思いながら読みました。仲村…城田優、吉江…吉岡里帆、小山内…生瀬勝久か阿部サダヲ、かなぁ。木島は誰だろう、妻夫木聡とか?
0255文字
西岡剛
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ネタバレ次第に大きくなる大地の会。やっぱりそううまくはいかないよね。
0255文字
いー
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ネタバレ順調に会員数を増やす大地の会。木島の過去の経験と嘘で会員数を増やしていくがとあるほころびが生じる。1度の綻びから徐々に自分の王国が崩れていく様子はまさにタイトル通り。結局最後はまたホームレスに。タイトルからある程度想像できたがなかなか面白いエンディングであった。
0255文字
yuu
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なんだか仲村が嫌いになってしまった。仲村には無意識に純粋性を求めてしまってた。山崎さんには幸せになってほしい。幸せだと思えるようになってほしい。面白かった。
0255文字
くろ
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ネタバレ唐突に美奈子さんが出てきたのは、仲村と龍斎の心理と重ね合わせるためだと思う。 絶対に心を開こうとしない山﨑への疲労感と怒り。実際には、山﨑はちゃんと情を持っているようだ。なのに仲村の自己開示から逃げ、龍斎の全てを金で解決しようとし、親が揃っていると言う偏見にも反論しない。最終的には自分だけ抜けようとする。三人の中で過去を全て伝えていないのは山﨑だけだ。その中に2人と意見を異にする理由があるにも関わらず。 個人的には、この結末はバッドエンドだと感じる。山崎はまだ誰にも心を開けておらず、居場所もまた失った。
0255文字
ももも
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昔誰かが「良い作品とは、物語が終わった後も登場人物の人生が気になる作品」というようなことを言っていたけど、良くも悪くもそんな作品だった。誰かが寝返るのかな、夢オチなのかな、奥さんとまた…とか次の展開を想像しながら読める面白い物語だった。
0255文字
すずか
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ネタバレ面白かった!!★★★★★ 終わり方も絶妙に気になる感じ 組織の綻びを最初に暗示していたKAZZが、最後に自分の味方に着くという激アツ展開には心が踊った。しかもそれも罠なのではないか?という、主人公の疑心暗鬼が伝播するほどにのめり込んだ。大田区池上周辺の舞台も、自分の生活圏と近いためイメージしやすく笑ってしまった。解像度が高い。
0255文字
あめ
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ああ恐ろしい。人の欲望。 一気読み。
0255文字
yuki
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どういう風に締めくくるのかと思えば、なるほどという終わり方。めちゃくちゃ面白かった!
0255文字
あきこ
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ネタバレ荻原浩さん2作目。読み終わるまで時間がかかったけど、ラストの身を追われるシーンはハラハラして、ページをめくる手が止まらなかった。木島の目的は本当に復讐なのか。広い意味で居場所が欲しかったのでは、と思った。心の安らぎとか。信じたいものを信じられずに生きてきて、信じるって何だろうとずっと彷徨っているような。何かを得たいと思うのに、会が大きくなるほど、幸せどころか苦悩が積もり積もってゆく。ラストの木島は心身ともに身軽になって開放された感がうかがえた。復讐というより希望が欲しかったのかな、とも思う。
0255文字
くじらくん
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ネタバレ何もかも失った男が新興宗教を設立して世間に逆襲するお話。次第に会員たちの数も増え、組織も大きくなり男がコントロールできなくなってゆく。 面白かったのだがホームレス編が少し長く感じた。続編がありそうな終わり方。
0255文字
ちょび
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ネタバレ証券会社のサラリーマンからホームレスに落ちぶれた主人公。ホームレス生活中に出会ったカリスマイケメンとインチキ占い師(メンタリスト?)と宗教団体を立ち上げる。順調に規模を拡大していくが、大きく膨らんだ団体は当然問題が起きていくものだ。規模の大小、信仰、カルト、色々あるようだがやはり私は宗教ってものが好きになれないな。家の習慣で一応仏教徒ではあるが、本気で何かを崇拝している人を私は怖いと思ってしまう。たぶんどの宗教も平和を目的の1つとしてるはずなのに、宗教違いで争うのは何故なんだろう?おもしろかった。
0255文字
レイラ
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終わり方がスマートでホッといた。解説の方も書いてらっしゃるけど続編期待してる。
0255文字
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