知性の限界――不可測性・不確実性・不可知性 (講談社現代新書)

知性の限界――不可測性・不確実性・不可知性 (講談社現代新書)
あらすじ・内容
予備知識なしで楽しめるディベート形式の論理哲学入門書!
前著『理性の限界』で論理哲学への斬新なアプローチを展開し話題になった著者が書き下ろす哲学ディベート第二弾。人間の知的営為の基本である「言語」「予測」「思考」の限界と可能性を論じる。思考や伝達の根本である「言語」。しかし、同じ言語が示す内容は誰にとっても同じではなく、言語理解には矛盾や限界がある。また、あらゆる予測の前提となる「帰納法」が論理的に正しいことは、実は証明できない。さらに、無限に思える「思考」にも限界があり、宇宙や神の存在を論理的に説明しきることはできない――。ウィトゲンシュタイン、ヘンペル、ナイト、ファイヤアーベント、カントらを次々と俎上に載せ、哲学者・科学者から女子学生、会社員や運動選手までもが参加して、哲学から経済、宇宙論まで、ときに脱線しながら熱く楽しく語り尽くす。

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知性の限界――不可測性・不確実性・不可知性はこんな本です

知性の限界――不可測性・不確実性・不可知性の感想・レビュー(925)

λ
シリーズものです。面白いんですが、○○主義者がたくさんいて、まとまりがなく、かえって読みにくい印象でした。会話なので読みやすい、という人も同じだけいると思いますが…。作者の知識が惜しみなくふんだんに盛り込んでいますが、フェミニストの発言はいつもヤジですし、哲学史(哲学者○○はどういう人でなんとか~)などは議題を迂回させてしまっているように思います。もっとシンプルに書いてほしかったかなぁ。
★1 - コメント(0) - 2月16日

方法論的虚無主義者(架空):我々の生きている宇宙は、言語や科学法則だけでは捉えきれない複雑性と多様性に満ちた実体だ。それなのに、多くの科学者や哲学者は、ちょうど論理実証主義者が「論理的」あるいは「実証的」でなければ「無意味」だというスローガンで真の問題を切り捨ててきたのと同じ間違いを、今も犯している。ファイヤアーベントは、「問題をはっきりさせよう」と言って、何でも科学や哲学の言語に翻訳して答えようとする専門家たちに向かって、「まるで中世の学者と同じじゃないか」と反論した。
- コメント(0) - 2月5日

大学1年生に薦める本②
- コメント(0) - 1月13日

言葉が支持するものは永遠に共有できない 帰納法=科学の保証はない 人間である前に日本人である 個人的に一番読みやすかった
★1 - コメント(0) - 2016年12月20日

yk
硬いタイトルながら各方面の方々や一般の人がディベートをするという形で進行し、読みやすくとても考えさせられる一冊でした。ただ僕は理論を全部知らないし理解できてないから深くは読めてないかなw 論理哲学論考から始まった言語の限界については他の本でもちょいちょい見るテーマで僕もよく考え込んでしまうテーマで、また英語の勉強をしないとと思いましたw 予測の限界は帰納法から入って複雑系へ。思考の限界では宇宙定数が出てきて形而上学者が出てきてw うまくまとめれませんが徹底してそれぞれの立場で考える面白さの光る一冊でした!
★4 - コメント(0) - 2016年12月12日

限界シリーズ第2弾/言語の限界/予測の限界/思考の限界/ウィトゲンシュタイン/ポパー/ファイヤアーベントetc//一瞬に通り過ぎてなかなか残らない残念
- コメント(0) - 2016年11月20日

kaz
限界シリーズ二冊目も、相変わらずとても面白かった。人間の思考は、言語と密接に絡み合っている。ということは、使う言語が変われば、それだけで考え方も変わらざるをえない。完全翻訳のAIが登場したら、外国語を学ぶ必要性がなくなるか、という問題も、この観点を加味して考えれば外国語を習得する意義もあるだろう。その他にも、複雑系など、興味深い内容だった。
★4 - コメント(0) - 2016年10月28日

著者本人もかいているように、かなりデフォルメしているので解りやすい。哲学の入門編として良いと思います。
★1 - コメント(0) - 2016年10月27日

前作より話題はぐっと哲学寄りになり、世界自体の限界というよりもより「人智の領域」自体の限界に踏み込んだ内容である。言語は相対性に、予測は不確実性に、思考は神や宇宙のような根本的な存在に、最終的にはリミットをかけられる。ただし、本作の特徴として、そうした限界を指摘した上で逆に開き直ってしまえとばかり、ファイヤアーベントのなんでもあり方法論的アナーキズムや、宇宙知性の進化や人間原理など話題を飛躍させる思い切りの良さもある。なかでもいずれ進化した宇宙知性に宇宙自体を自殺させねばならないというハルトマンの説は傑作
★22 - コメント(0) - 2016年9月23日

【Kindle-12】限界シリーズ第二弾!今回は言語・予測・思考について。複雑系や宇宙論、神の存在証明、進化論などは私の趣味テーマであり、類書もかなり読んでいるので楽しめた。その代わり、初めて聞く話題はあまりなく総復習って感じだったのが玉に瑕。他では、古典哲学の部分は知識不足で不完全燃焼。概念の定義に厳格なあまり哲学者毎に独自の用語を使うことがある為、その定義が頭に入っていないと頁が進まない。基礎からの要復習。『ソフィーの世界』でも再読するか思ったが、おじさんらしく『史上最強の哲学入門』を1-Click!
★22 - コメント(0) - 2016年9月7日

『理性の限界』に続けて読了。ゲーデルと並んでウィトゲンシュタインが引いた〈一線〉には(学問的理解は難しいのだけれど)なぜか惹かれ続けている。その一線を踏み越えずとも、普段の生活で前提としている相互理解の基盤、すなわち言語に内在する限界には謙虚であらねばならないと思う。その謙虚さの上に、「虹を見て思ひ思ひに美しき」の理解が成り立つ。本当の意味での相互理解とは、その味わいが分かるということなのではないだろうか。
★21 - コメント(1) - 2016年6月26日

「理性の限界」の続編。面白かった!
★2 - コメント(0) - 2016年6月15日

『理性の限界』の続きのようなもの。言語の限界(ウィトゲンシュタインの言語ゲーム),予測の限界(帰納法のパラドックス、ポパーの開かれた宇宙),思考の限界(微調整、ファイヤアーベントのアナーキズム、宇宙論的,存在論的,目的論的証明)など、興味深い内容だった。
★6 - コメント(0) - 2016年5月24日

様々な立場の人物を登場させ、ディベート形式で話を進めていく。よくもまあこんな様々な視点からものを書けるものだと感心してしまった。 しばしば、取っ組み合いでも起こるのではないかというぐらい議論がヒートアップするところがあり、難しい内容を書いてあるのにも関わらず、ついつい笑ってしまった。
★3 - コメント(0) - 2016年4月22日

前作「理性の限界」同様、シンポジウム形式で「言語・予測・思考」それぞれの限界を様々な人物が議論し、楽しませてくれる。議論の軸は「人間とは何か」だろうね。哲学、科学の問題を、専門外の人にも分かりやすく伝える手法は健在。哲学のアウトプットは、自己の思想体系を変革させ再構築することだろうか。考えすぎると余計わからなくなるな。頭の中だけで理論をこね回すのではなく、現実的な解決を与え、行動が伴うものであればいいと思う。
★20 - コメント(0) - 2016年4月20日

理性の限界に引き続き読了。 前作と同じくディベート形式で書かれている。難しい、馴染みのない専門用語も解説されつつディベートが進んでいくので、扱っている内容の割に理解し易い。 最先端の物理学がなんだか哲学的な話になって面白かった。
★2 - コメント(0) - 2016年4月18日

再読本。シンポジウム形式で哲学について語る対話でなりたっているので、様々な視点、意見を俯瞰できて、面白いです。ウィトゲンシュタインはあまり意識していなかったけれども面白い考え方をする哲学者だなと。他シリーズもあるのでぜひ読みたいです。
★20 - コメント(0) - 2016年4月6日

これは高尚すぎる哲学の本。内容は難しく、自分の脳が遠いところに行ってしまっているけれど、なぜか喜んでいる感覚。知がつまっていて、こういうものは書物として残すのに価値があると思いました。数々のメディアの書評で絶賛された一冊。もう一度読まないと。
★24 - コメント(0) - 2016年4月5日

前作の『理性の限界』に続き、今回も非常に難解な哲学や科学の問題をディベート形式で伝えてくれた。言語の限界、予測の限界、思考の限界での議論はどれも興味深い。とりわけウィトゲンシュタインの書物は読みたいな。ファイヤアーベントについても初めて知ったが、どんな人なのかもっと調べよう。
★2 - コメント(2) - 2016年3月23日

カント主義者に見せ場があって安心した。予測の限界については、今後自動運転やAIが発展する過程でどの様な問題が生じるのか空想しながら読んだ。
★2 - コメント(0) - 2016年3月21日

このシリーズは哲学などの諸問題を知きっかけの本かな.面白かった.が納得いかないところはある.特にヘンペルのパラドクスの説明は”黒い”と”黄色い”は排反事象ではないので,歪みが生じているような.あと宇宙の許容範囲の図,あれ全く分からん,グラフで細いから少ないは違うよなぁ.一方,身になる話もあった.反駁できない説明体系は疑似科学だとか,そんなところ.確かに,心理学が文学に入っているわけだ.あと,急進的フェミニストはマジで頭がおかしい.
★1 - コメント(1) - 2016年3月8日

本作は主にウィトゲンシュタイン、ポパー、ファイヤアーベントってことで前作よりも哲学寄りな雰囲気。とかいいつつも、実はウィトゲンシュタイン以外は名前ぐらいしか知らなかったのですが(笑)。 ウィトゲンシュタインも土屋先生の著作位でしか接したことがなかったので、あまりよく知らなかったけど、前期と後期のギャップが激しすぎませんかね。 ファイヤアーベントは少し読んでみようかな。 あと、カント主義者も発言の機会を得られてよかった(笑)。実はカントは嫌いではない。
★10 - コメント(0) - 2016年2月15日

限界シリーズの2、全巻で拾いきれなかった細々した問題を扱っているせいか、より分かりやすい感じだった。論理学色が薄まって哲学色が増えた感じ。数学などが減った分ツッコミを入れる余裕が出てきた。あと、大好きな登場人物であるカント主義者が初めて輝いた。
★4 - コメント(0) - 2016年1月31日

『理性の限界』の続編。前作は学問的な専門性の強いものだったけど、今回はもっと「人間とは何か?」という哲学的な色が濃い。そもそも学問とは人間存在の可能性を問い続けるものだ。ウィトゲンシュタインのつきつめた言語(ひいては人間同士のコミュニケーション全般)の限界に始まり、未来予測の限界(複雑系科学)、最後に宇宙論の人間原理に始まる神の存在への問い、その不可知論について。読みながら「いや、オレはこう考える!」というようにツッコミを入れたりしながら、この架空のシンポジウムに参加しているつもりで読んでいた。
★5 - コメント(0) - 2016年1月23日

前著ではどちらかというと論理学系統の話を分かりやすくしてくれましたが、今回は哲学関連の話が多いように感じます。私はあまり哲学についてはわからないので、このような対談形式にしてくれるとわかったような気がします。ウィトゲンシュタイン、ポパー、ファイヤアーベントなどについて論じてくれます。特に参加者がユニークでまあ哲学者は当然としても学生、会社員、運動選手、数理経済学者まで出てくるのでびっくりです。
★104 - コメント(0) - 2015年11月3日

相変わらず面白かったけど、「理性の限界」よりは俗っぽい話が多かったかなぁという印象。
- コメント(0) - 2015年10月19日

知識が深まる
★1 - コメント(0) - 2015年8月31日

『理性の限界』に続いて、とてもおもしろかった。 特定の立場をとる者の主張と、その主張に対する別の立場・一般(会社員、大学生)の立場からの疑問や反論が、かゆいところに手が届く感じがして非常に良かった。また、一つのテーマに対して、様々な知識を包括的に得られる構成もとても良いと思う。 ソーカル事件(とサイエンス・ウォーズ)やバタフライ効果、ヴィトゲンシュタインの話が興味深かった。
★2 - コメント(0) - 2015年4月3日

哲学や関係する諸分野を分かりやすくまとめた書。専門的ではないが、幅が広いものとなっているのは確か。なかなかいい。
★4 - コメント(0) - 2015年3月17日

シリーズ2作目。シリーズはいずれも論理学や哲学などをわかりやすく説明している良著です。「考え方」そのものに疑問を持つための本。主にウィトゲンシュタインとポパー。論理、疑似科学、形而上学。思考を伝達するための「言語」、思考のもとになる「予測」、そして「思考」そのものの限界へ迫る。
★1 - コメント(0) - 2015年1月8日

例えばの謎、私達が言う片隅の宇宙、多様な感情の巣窟の如き愛、そして神・・ ヒトが道具を手にしキッカケを与えられて言語を発見する。その言葉が思考の世界を広げ「知」の果てしなき連鎖が生まれる。謎を意識し、曖昧の霧を払うことを目指した筈の「思考」と「道具である言葉」が主客の役割を交互に演じながら出口の見えない迷路を彷徨う。多様な専門分野の論者、主義者が「己の言葉」を交差させ語る真理は、謎の総体の前で未熟を露呈する。神の嘲笑・・活字に淫する日々の自身への一喝!めんどくさい本ですが凄く面白い。シナプスが揺らいでる。
★42 - コメント(0) - 2015年1月1日

ヴィットゲンシュタイン、ポパーなどがシンポジウム形式で論じられる。なかなか読みやすい。ファィヤーベントは「それを言ってはおしまいだろ…」という気がするけど…
★3 - コメント(0) - 2014年12月23日

2014.12.12(12/30)(つづき)高橋昌一郎著。 12/11 (P032) 「写像理論」は、「論理哲学論考」の中核的アイデア。 言語的表現を幾何学における投影になぞらえる。 ミロのビーナス像。 この像をさまざまな方法で投影できる。 これらの方法がさまざまな「言語」に対応している。 投影図に表われるビーナス像の基本的特徴は、どの方法によっても変わることはない。 つまり、「事実」と「命題」は、「幾何学像」と、「投影図」の対応関係になる。 
★47 - コメント(1) - 2014年12月12日

suu
哲学と聞くと、難しそうな言葉でかっこつけて真理を語る頭のいい人の特権学問みたいな印象があった。本書は、そのイメージを変えてくれた。偉そうなことを言っても悉く覆される様子が、哲学も所詮大したものではないということを教えている。本書の鍵はウィトゲンシュタイン、ポパー、ファイヤアーベントの三人。ウィトゲンシュタインが「無意味」を説き、ポパーが諸説に「反証」する。そして、痛快だったのが、ファイヤアーベントの「何でもかまわない。」科学の狭量さを指摘し大きく包みこむ器の大きな思想。理性よ、さらば。感性よ、ようこそ。
★5 - コメント(0) - 2014年12月3日

雑学が増えた
★1 - コメント(0) - 2014年12月3日

2014.11.30(11/30)(初読)高橋昌一郎著。 11/27 (カバー) 「言語」は、無意味? 「予測」は、不可能? 「思考」は、有限? 思考や伝達の根本、「言語」理解のパラドックスとは? 帰納法の落とし穴、複雑系との関係は? (高橋昌一郎) 1959生まれ、論理学、哲学専門。 (おわりに) 『理性の限界~不可能性、不確定性、不完全性』2008.06、発行。 素人の私でも、ぞくぞくするほど、の楽しさ。 大槻義彦氏、早稲田大学名誉教授、プラズマ物理学の世界的第一人者、
★61 - コメント(1) - 2014年11月30日

理性は素晴らしいものだが、人間を硬直させて自由を奪う魔力を持っている。何でもかまわない←ファイヤアーベント
★4 - コメント(0) - 2014年11月19日

ウィトゲンシュタインの哲学的問題は言語によって発生しているという考え、クワインの同じ言葉でも認識の仕方が各人が同じかは分からないという問題、帰納法の次の事象も同じように起こるという前提問題など、科学の入門者が分かっているつもりの知識に関して冷や水をあびせられる本。
★5 - コメント(0) - 2014年11月19日

哲学の入門書としてはとても良いと思う。こういう読みやすい形にしても、それでもなお分かりにくい所が目立つ辺り、奥が深いんだなぁって感じた。言語の限界、開かれた宇宙、知のアナーキズム……
★5 - コメント(0) - 2014年10月26日

知性の限界――不可測性・不確実性・不可知性の 評価:56 感想・レビュー:247
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