信頼学の教室 (講談社現代新書)

信頼学の教室 (講談社現代新書)
あらすじ・内容
得るのは難しく、失うのは簡単。
そして失ったものを回復するのはもっと難しい。
それが「信頼」。
信頼研究で知られる心理学者が、その仕組みを二人の登場人物の軽妙な対話とともにやさしく解説。
個人にとっても、組織にとっても必須の知識がとってもよくわかる!

「7日間にわたる信頼学個人授業」
若手メーカー社員のシンジ君、最近異動した広報・管理部門における課題は社会からの信頼向上。
しかし、新しい部署では、その課題以前に部署内の信頼関係もうまくいかなくてなんだかギクシャクしている。
困ったシンジ君は、学生時代から親しくしている心理学のナカヤチ先生に連絡を取り、仕事帰りに研究室を訪ねることに……。
以降、信頼についての個人講義が7日間にわたって開かれることになった。

そこで出てくる事例は、東日本大震災時における組織の信頼調査から、DJポリス、童話「ないた あかおに」における村人と鬼の信頼関係、さらには浮気防止のための爆発時計まで。
信頼コミュニケーションの仕組みを学ぶのに最適の一冊。

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信頼学の教室はこんな本です

信頼学の教室はこんな本です

信頼学の教室の感想・レビュー(63)

2人の対話式で書かれていて読みやすい。童話などを題材にわかりやすく解説してある。信頼を3つの評価軸を用いて定量的に評価する方法は面白い。
- コメント(0) - 3月24日

読みながら自分はどういう人間を信用するか考えていたがたどり着いた結論は「利害が一致する人」だと思う。これは著者の与えたパラメータ「動機、能力、価値の一致」のうち動機と価値の一致に該当すると思う。人間裏では何考えてるのかわからないのだから「目的」がわかるまでわたしは判断を保留する。そういえば小さい頃は人が死んでもどーじない(ように見えた)大人たちが嫌いだった。これもひとえに価値が一致してないからと言える。
★2 - コメント(0) - 2月4日

N
信頼には価値の共有が大切。そのためには、自発的に運命を共有する。談話形式で、まるで大学受験の実況中継のような読みやすさ。「ないたあかおに」や浮気や原発などの事例もわかりやすい。裏切ったら制裁を与える制度は信頼とは呼べない。企業が信頼を回復するのは大変。信頼は得難く失いやすい。同志社大学心理学部教授、論文はRisk Analysisなどに掲載されている。
★3 - コメント(0) - 1月10日

2016年5月10日読了。同年12月11日2回目読了。 筆者は同志社大学心理学部教授。 専門は社会心理学で、とくに、人々の直感的なリスク認知や防災行動、信頼の問題について研究を進めている。 とにかくナカヤチとシンジの掛け合いが不快だった。 第一日目「泣いた赤鬼」から対象を信頼できるかは相手の「能力」(専門性の能力)「人柄」(動機づけ)「価値の共有」が重要な要素。ここから特に新しい要素は加わらない。 信頼に基づく調査結果から考察が妥当だと思えない箇所が少なくない。「信頼」を語るにはナカチヤとシンジの
★15 - コメント(2) - 2016年12月11日

★4/5
- コメント(0) - 2016年11月24日

信頼を得るとき失ったとき、何が大事なのか。価値観の共有が大事。これはコミュニケーションにおける共通の指針となり得ると思います。
★3 - コメント(0) - 2016年9月22日

対話形式は面白い反面、些細な点が鼻についたりしてかえって本筋が分かりにくくなる気がした。特にメーカーの不祥事の場合の信頼回復、ダメージコントロールという命題に対して一読ではスッと腹に落ちなかった。各章のまとめを掲載するなど工夫はあるので再読して理解したい。
★3 - コメント(0) - 2016年9月19日

面白くわかりやすいが、体系的に知りたい場合は対話形式があだとなってくるような気もする。
★3 - コメント(0) - 2016年9月16日

何か誤魔化された感はあるものの、非常に読みやすく肚に落ちた。科学的な説明も唯一絶対の回答にはならないため結局は対立する概念との政治論争になること、冷静で合理的な説明が必ずしも信頼を得られるわけではないことが、改めて理解できた。
- コメント(0) - 2016年8月21日

★★★
- コメント(0) - 2016年7月11日

★★★★信頼を心理学的に考察している。信頼の要素と、その状況による優先順位など学問的な視点があり、新しい視点としておもしろかった。論文解説部分がわかりやすく、納得できた。会話形式になっているが、独特のテンションに慣れるまでは読みづらかった。思考や感情には容量の限界があって、何かを意識すると、薄れていく何かもある。人間の不完全さも感じた。
★7 - コメント(0) - 2016年4月28日

信頼できる存在の条件は、、、まず自分の利害を委ねている存在であること。能力が高いこと。人柄。そして価値を共有できること(DJポリスが群集誘導できるのは、話術よりも、その場にいる人たちの共通の価値観に訴えるから)。信頼構築には時間がかかるが、その崩壊はあっという間に起こる(ネガティヴ・バイアスは、ポジティブ・バイアスよりはるかに大きい)。インフラ企業は、トラブルを想定した、利用者への信頼を高める戦略が必要。監視と制裁システムは、信頼を高めれる(戦国大名間の人質など)。。。
★3 - コメント(0) - 2016年4月20日

信頼、言葉自体は良く分かっているけど、そもそも信頼が何によって得られるかを掘り下げている。能力や人柄だけでなく、価値観の共有が求められる。また、信頼されている状態では能力が信頼を強化し、信頼されていない状態では価値観の共有の欠如がますます信頼から遠のかせる。なるほどーと思えるし、コミュニケーションを図る上で意識すべきことだと感じる。
★1 - コメント(0) - 2016年4月17日

社会心理学の本。信頼を得るためには、相手との価値観の共有、専門性の承認、公正さや人柄などのアプローチがある。信頼が低い場合は、価値観の共有が先ず優先される。 正しく、タイムリーに報告することを重視しがちな私に気付きの多い本だ。 わかりやすい解説も評価できる。
★1 - コメント(0) - 2016年4月9日

2週間前に読み終えたが、記憶曖昧。対話形式で分かりやすく著者自虐ネタが多かったこと、常識的な考えに囚われると足元を掬われること、だったような…
★1 - コメント(0) - 2016年3月29日

GX
「信頼」という大切だけど、具体的にどのようなことを意味しているのか、漠然としていましたが、この本のおかげで、かなりクリアになりました。震災後の「信頼」に関する統計データもとても興味深かったです。
★2 - コメント(0) - 2016年3月27日

すべてのことがらに必要な信頼を、ナカヤチさんとシンジ君の対話形式で解きほぐした内容。 能力や人柄の土台には価値の共有が必要であり、信頼回復にはどのような手順が求められるのかを語っていましたが、ベースの調査の緻密さと対話のギャップが大きすぎてホンマかいなと思ってしまいます。
★1 - コメント(0) - 2016年3月24日

対話形式で、具体例が分かりやすく、更にトピックごとに分かれてたのでとても読みやすかったです。まとめがあったのもよかった!
- コメント(0) - 2016年3月19日

「泣いた赤鬼」で村人が赤鬼に信頼を寄せた理由はなんだったのかに始まり、DJポリスはどうして群衆の心をつかめたのか、「地球最大の決戦」と明治維新をダブらせ「モスラ=龍馬」仮説を熱く語る、中谷内先生。 腕時計型浮気防止装置も含め、とても分かりやすい例を使った信頼問答。じつはモヤモヤした概念だった「信頼」に少し近づけた気がしました。
★15 - コメント(0) - 2016年3月17日

いかに信頼を得るのかについて社会心理学の研究に基づき教えてくれる一冊。ちょこちょこボケとツッコミで和む対話形式で読みやすい。研究方法や結果の解説は少し難しいかも。抽象的な議論で終わることなく、かなり具体的に書いてある。信頼を獲得するために、一般的には能力と態度が重視されることが多いが、実は一番のポイントは価値の共有の認知である。これは頭に置いておくと役立ちそう。それにしてもネガティブバイアスや確証バイアスとは困ったもので、信頼を置く側の視点としても、そういうバイアスに惑わされないようにしていきたいものだ。
★1 - コメント(0) - 2016年3月14日

2015年12月刊。どのような相手に対して信頼や不信を抱くのかの解説を試みた本。会話形式。自分には難しかった。◆【引用メモ】悪い印象を持っている人について(中略)良い情報は無視して、悪い情報を取り入れ、元の悪印象を維持する傾向があります。(p.40)◆ある場面で悪い行為をする人は別の場面でも悪い行為をするだろうと一般化して考える。けれども、ある場面で良い行為があったからといって、必ずしも他の場面でも良い行為があるとは考えない。(中略)このため、何か不祥事があると信頼は他の側面にも波及して悪化する(p43)
- コメント(0) - 2016年3月13日

AM
信頼を形成する根幹は他社との価値観の共有。その後、シチュエーションに応じて能力、もしくは動機づけをトッピング。納得です。
★1 - コメント(0) - 2016年2月23日

信頼を失いかけてるときに、なにが信頼を回復する鍵となるか。それは、価値観の共有が優先している。ものすごく示唆に富んだ指摘。
- コメント(0) - 2016年2月18日

不祥事やミスによって組織あるいは企業の信頼が低下してしまったとき、その信頼を取り戻すにはどうすればよいのだろうか? まずは被害者にお詫びと相当の償いをする。会見では責任者が受け答えをする。さらに、原因究明とそれに基づく再発防止策の実施も並行して進める。具体的には、第三者専門委員会を設けて外部評価をしてもらう。一般的にはこのような手順が考えられるであろう。この一連の行動には、組織あるいは企業の事後処理能力、そして事後処理へ懸命に取り組む姿勢がみられる。ところが、本書ではこういった(コメントに続く)
★1 - コメント(3) - 2016年2月13日

◯信頼の非対称性…信頼を築くのは時間がかかるが、失うのは一瞬。◯信頼の二重非対称性…ある人の良い情報と悪い情報があるとき、元々信頼が高い人なら良い情報が支持され、信頼の低い人なら悪い情報が支持される。◎信頼を得るために優先させるべきことは状況によって異なる。信頼を失った状態なら価値の共有、信頼のある状態なら能力の認知が、信頼に大きく関わる。***正しいかどうかの判断は主観的なもの。信頼という観点から物事を進める場合、信頼を得るために、自分が正しいと思うことよりも、相手の価値を優先させることも大事。
★4 - コメント(0) - 2016年1月28日

nom
信頼というものについて客観的に、学問的に解説。風評被害であったり、企業への視線も、肯定的な場合と、否定的な場合でどう異なるのかなど、日常的にはすっと流してしまうような内容についてしっかりと考察。信頼って実は奥が深いなあと。価値共有についてはなるほど、相手の立場を想定するのは確かに信頼につながる側面はありそうだなと思った。
★5 - コメント(0) - 2016年1月26日

今の世の中「信頼」という概念が殊の外大事になっている。その理論的解説を試みているのだが、ほとんど失敗作ではないか。曖昧な信頼という概念を様々な角度から規定していくのはなるほどと思わせていいのだが、狩猟採集時代に他者を信頼することが生き延びる道だったとの解説は、なんだか理屈が先行しすぎて、リアリティが全く感じられなかった。全般に緊張関係の中での信頼を捉えていない。原発事故の放射線被曝医療で医師が福島に移住するか否かで信頼を図る調査を紹介し、ペナルティ云々していたが、医師がなぜ悪者扱いされるのか理解できない。
★2 - コメント(0) - 2016年1月25日

面白かったです。信頼を得るために必要な要素についての結論は、よく考えれば当たり前と思えるものですが、それ故に核心をついていると思えて納得がいきます。会話形式で進む文章も理解しやすく読み手のことを考えて書いていただいていると感じます。
★3 - コメント(0) - 2016年1月20日

価値の共有が基本で、事象に応じて能力や公正さが次いで重要になってくる信頼の仕組みが、身近な事例や調査をもとに対話形式でわかりやすく解説されており、よくわかりました。
★4 - コメント(2) - 2016年1月16日

信頼に関することがよく分かる。
- コメント(0) - 2016年1月9日

「信頼」の心理的な本質がわかりやすく書かれていた。信頼は、3つの要素に分けられ、それは価値共有認知(同じ気持ち、共感)、能力認知(知識・技術)、動機付け認知(人柄、誠実性、正直、努力、公正など)であるが、置かれた状況により、その比率は変化する。自分の周りの人々への信頼度合を振り返ってみて、確かにこれらの要素から信頼が成り立っていることが実感できた。「何が信頼をもたらすのか」を意識して、いやらしくない程度に自らの行動に取り入れてみたい。
★1 - コメント(0) - 2016年1月5日

本の作りとしては、おそらく「嫌われる勇気」に倣ったと思う。対話形式で話が進んでいくので、非常に読みやすい。内容も面白い。「信頼」というなかなかはっきりと調査しにくいものを、綿密な社会学の手法を用い、また原発事故などの直近の事象を扱うことで、学問としての有用性を確立している。信頼がどういったケースでどのように生まれるかを分析してある良書。様々な職業の人が必読の一冊。
★4 - コメント(0) - 2016年1月4日

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