138億年の音楽史 (講談社現代新書)

138億年の音楽史 (講談社現代新書)
あらすじ・内容
「われわれは、どんな過去にさかのぼっても音楽に出会う」。
ビッグバンから始まった「宇宙の音楽」の歴史では、ベートーヴェンもビートルズもちっぽけな砂の一粒に過ぎない。鳥や鯨の「作曲術」から人体という「楽器」が奏でる音楽まで。ピタゴラスの天球の音楽からアボリジニのソングラインまで。「音」と「調和(ハーモニー)」をキイワードに壮大なスケールで描く、これまでにないユニークな書。

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138億年の音楽史はこんな本です

138億年の音楽史の感想・レビュー(56)

大学生の時にこの本が出ていたら、きっと自分は卒論を変えていただろうなぁと思う。参考文献も膨大で、この仕事は凄い。 音楽とは何かという問いのもと、「宇宙・神・政治・権力・感情・理性・芸術・大衆・自然・人間」という音楽をテーマに一章ずつ記述してあり、音楽と只管に向き合った結果が、多種多様な話題で記載されている。DNAに刻まれた音楽、天の動きが奏でる音楽、感情を表現すること、芸術化、大衆化、装置、どれか一章でも面白い。ウェーバーの音楽社会学も紹介されていてその意義がやっとわかった。本棚から出してこようっと。
- コメント(0) - 3月20日

もう1回読む。
- コメント(0) - 2月26日

通常の音楽史が、作曲家の名前と作品の名前など固有名詞から成るのに対して、この本は「音楽とはなにか」をさまざまな方向から眺める。「権力」「理性」「神」「宇宙」などの観点から音楽史を見直す。それも、長い人類史のスパンから、西洋中心主義に陥らないで、音の歴史そのものを見据える。これが本書のユニークな点。他方で、帯の文句に「圧倒的教養」とあるのに笑ってしまったのだが、たしかに古今東西の著書からの引用があり、博識なのだが、それぞれの議論が深まらず、羅列に終わっており、メモ帳を読んだあとのような感じももつ。
★11 - コメント(0) - 2月25日

kei
まず、はじめに「音」があった これはちょっと遠すぎて分からないかもしれないけど、音はある種の振動であり、物理の根本は波であり粒子である素粒子で出来てると言えば理系っぽい 逆に最も簡単なコミュニケーションの手段は音を出すことであり、僕らはたまたま偶然つながった音の並びを言葉として理解しているなんてのはロマンティックな文系な話にもなりそう これまでとこれからの音楽 ある意味でこの世の全て あまりにも大きすぎて、かえって自分にしか届かない「教養」
- コメント(0) - 2月9日

そこには、西方教会とは別の音楽的遺産を育んできた東方教会の伝統がある、ということだったのか❗
- コメント(0) - 2月8日

科学と音楽。神仏との対話の為の音楽。戦争と音楽。労働と音楽。政治イベントと音楽。権力の象徴としての音楽。楽器のヒエラルキー。職業としての音楽。感情と理性を表現する為の音楽。芸術としての音楽。自然の中の音楽。。。とまあ、僕的には著者の考察、研究で終わった感じで、だから??と言いたくなりました。
★4 - コメント(0) - 2月4日

yuk
圧倒的教養という文言はどうかと思うけど(笑)、教養本としか言いようのない感じ。哲学史、宗教史など様々な背景から辿る構成だけど、けして想像するような堅苦しさはなく、わかりやすく入りやすい。読み物としてとても面白かった。
★1 - コメント(0) - 1月28日

私たちが「音楽」と思っているのは音楽のごく一部に過ぎない。一つの大陸を歌によって描こうとしたアボリジニの話が心に残った。
★3 - コメント(0) - 1月19日

読了。天文学や政治学、哲学、宗教学など、様々な視座から音楽を俯瞰した本。面白かった。たまに非常に読み辛い文章が出てくることもあるが、全体的には読みやすい。よくこのページ数に、簡潔にまとめたなあと思う。
- コメント(0) - 1月14日

音楽から世界を見るのではなく、世界から見た音楽について書かれた本です。中国では音律を法で制定していた。音律の制定は権力者の重要な特権でした。日本の楽器は、音を加工することを良しとはせず、「自然化」しているのに対して、西洋の楽器は、自然素材である音をいかに管理・征服し、合理化して「文明化」している。私たちの肉体をひとつの楽器にたとえてみると、42オクターブもの音域になる。ある末期がん患者が、好きだった音楽をずっと耳元で流し続けたところ、奇跡的に意識を回復したという事実からも人間という音楽もありです。
- コメント(0) - 2016年11月20日

138億年はちょっとかぶりすぎだが、「音楽」とは何ぞやというテーマを300頁弱で宇宙のはじまりから現代まで駆け足で解説する。驚いたのは膨大な参考文献の量、日本語も原語も凄い量である。しかも大部分は1980年代以降の新しいもの。これから音楽美学を学ぼうとする者への指南書といえよう。
★3 - コメント(0) - 2016年11月13日

★★★★☆ 西洋音楽とかいう枠に囚われず,極めて広い視野をもって音楽を語る,という趣旨で書かれた書物であるが,著者の軸足は西洋音楽とこれに伴う教養に依存しており,世界観はタイトルからイメージするほどに広大ではなかったのが残念。ただ,前半部分,空前絶後のスケールで描かれる「音楽」は,なかなかに面白かった。奥泉光が描く宇宙オルガンがまさにこれであるよな。というわけで,奥泉ファンにはちょっとお勧めしておきます。
- コメント(0) - 2016年10月26日

ネタ本として役に立つ。文献とか。あんま音楽を高々と掲げるのは性に合わないが。
- コメント(0) - 2016年10月18日

音楽って根源的なものなんだと。益々好きになった。
- コメント(0) - 2016年9月26日

音楽好きの僕だが、にわかに音楽好きと言っているのではと自分を反省したくなる程この本は目から鱗だ。J-popがどうこう、クラシックがどうこうではなく、もっと高次元の深い話で溢れている。「人体は音楽で出来ている」という話に引き込まれた。
★3 - コメント(0) - 2016年9月22日

野心的な試みの入門編。巻末の参考文献が役に立ちそう。調和の学問としての音楽なのか。リベラルアーツの一つだったのが謎でしたが、納得です。天文学、数学、音楽。三つとも世界の調和を探る学問。しかし、この話は波動系に行きがちなので要注意、ちゅうか、水の固有振動数を利用したのは、モーツァルト水じゃなくて、電子レンジですねー。楽器が新しい音楽を作ったには賛成。エレキ以降の新技術による楽器がでてこないな。もしや初音ミクなのか。
★1 - コメント(0) - 2016年9月12日

なんなんだ、この壮大なタイトルは。もう読むしかないではないか。本書では音楽室に肖像画が並ぶ偉人たちの伝記や、楽器の歴史が語られるわけではない。音楽は政治であり宗教であり、科学でもあった。学問の垣根を超えて「音楽とは何か」を考える、いわば音楽を切り口とした人類史・社会史である。著者の主観に過ぎないと思える記述や疑似科学への言及もあるけれど、この野心的な試みに拍手を送らずにはいられない。
★3 - コメント(0) - 2016年8月29日

圧倒的教養、は嘘でも大袈裟でもないです。マジでした。あぁでも最終章、ホメオパシーとかまでいっちゃうと、ついていけない自分がいました。が、素晴らしいとしか…
★5 - コメント(0) - 2016年8月19日

音楽はある種の言語であり世界観であるというのは納得。難しいけどいい本。調和とハーモニーを求めるのは科学とも通じるし、音と宇宙の関係性とか考えると冨田勲だったりファンクの宇宙観とかの話もどこか納得いく気がする
★2 - コメント(0) - 2016年8月16日

「音楽に政治を持ち込むなよ」というハッシュタグが最近Twitterで流行ったけど、かつて政治と音楽が完全に一つのものだったことを示した宇宙・人類史の力作。宇宙の調和を音楽によって表そうとした文明の試行錯誤は最高に厨二でたまらん。「ケプラー惑星音律」とか最高にシビれるぜ。『ムジカ・マキーナ』みたいな音楽SF好きなら抑えておきたい一冊。
★3 - コメント(0) - 2016年8月15日

いろいろと興味深く、引用も含めて参考になりました(最後の章だけは…)。ありがちな数学の羅列ではなくどちらかというと世界史的なので読みやすいです。やはりちゃんと歴史を勉強したいなぁー
★1 - コメント(0) - 2016年8月13日

音という波動の記憶を読み明かした本として。 記憶は音で出来ているじゃないか。
- コメント(0) - 2016年8月9日

「世界から見た音楽」「世界にとっての音楽」を、宇宙の誕生から(!)綴った、壮大な音楽史。宇宙・神・政治・権力・感情・理性・芸術・大衆・自然・人間の10の切り口から見ると、人間が音楽を作ったのではなく、人間が生まれる前から音楽があったことや、音楽がアートやエンタテインメントに止まらず、最上の知であり、宇宙や社会の成り立ちを解き明かす鍵ですらある(あった)ことが、よく分かる(最終章に、疑似科学っぽい要素が混じっていて、ちょっと残念だが…)。
★5 - コメント(0) - 2016年8月6日

ビッグバンの瞬間から説き起こされる、圧倒的スケール感の音楽史。音楽とは宇宙の調和を志向する学問であり、音楽とは神の言葉であり、音楽とは政治であり、音楽とは権力の表現であり……。録音された大衆音楽に晒された現代のわたしたちには、ややもすれば奇異に映るかもしれないが、本書は、鮮やかで奥深い音楽の世界へとわたしたちを招待してくれるのである。
★2 - コメント(1) - 2016年8月4日

★3 - コメント(0) - 2016年7月31日

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