素描 埴谷雄高を語る (講談社文芸文庫)

素描 埴谷雄高を語るの感想・レビュー(15)

2016年5月29日:Dixi
著作集月報、「群像」埴谷雄高追悼号、全集月報から集められた文章を纏めた悼詞集兼交遊録とでもいった趣の本。一つ一つの文章は短く、だからこそ実に72名もの人々が埴谷雄高という「一奇人」を語っている。さて、この一冊を読んでまず想起するのは、おそらく埴谷雄高が文壇的な組織に属していた最後の人だったのであろうということ。明治から昭和初期の文壇と戦後派の、ある種の仲間意識に基づいた集団を同じに捉えてよいかは一考を要するが、時に理想を共にし、時に論争するこの文学者仲間という共同体は現在ではもう失われた風習に思える。
★1 - コメント(0) - 2016年5月28日

2016.04.04(2016.02.19)(つづき)講談社文芸文庫編。  04/02  (P012)  (荒正人)  私(荒)は昭和10年代を通してマルクス主義を固く信じてきた。  十代の終わり、マルクス主義以前、社会主義とアナーキズムに心を動かされていた。  いや、その前まで、小学生のころは キリスト教と天文学に最も強い影響を受けた。  キリスト教と言っても、特殊な小会派。  天文学と言ってもすごろくの話。  戦後、埴谷は言った。  我々は共産主義だけでなく、アメリカニズムも知っている。 
★46 - コメント(1) - 2016年4月6日

2016年3月17日:虚體ペンギン
2016.01.28(2016.01.19)(初読)講談社文芸文庫編。  01/19  (カバー)  人間味あふれる実務家、屋根裏の哲学者、闇の住人、しゃべる人、聴く人、寛容の人。  (瀬戸内寂聴)  予約なしで行ったのが最後、1995.11.30、うなぎ好物で、吉祥寺駅前で買う。  座っていた。  病人の声ではなかった。 もう本が読めない。  (北杜夫)  (辻邦生) 
★47 - コメント(1) - 2016年1月28日

慎み深い、世話好きな、戦後文学の大将-埴谷雄高の素顔を知る一冊。
★10 - コメント(0) - 2016年1月12日

組織は生活の反映であり、そしてまさしく階級社会の反映である。埴谷雄高を回想する一冊。大御所たちが筆を取る。裏返せば、大御所たちにも影響を与えていた事実。リッケルト、ハイデッカー、カントに遡るだけの素養 か…。
★4 - コメント(0) - 2015年9月6日

2015年8月24日:Naoyuki Takahashi
2015年7月25日:soulsakuradai
2015年6月7日:rinrin
埴谷さんは良くも悪くも「変人」(そういう書名の回想録もある)だと思っていた。そういうのも好き。この本を読むと、その実、まめで、慎ましやかな生活者で、友人思いのこころの暖かい人なのだと思った。そういうのも好き。
★1 - コメント(0) - 2015年5月16日

2015年5月1日:ゆたさん・∪・ω・∪
2015年4月21日:半殻肝
埴谷雄高について語られた、著名人の雑文の寄せ集めだけで文庫にしてしまった埴谷愛講談社ならではの安直大胆不敵な一冊。一個人を語るのだから切口は違えど似たり寄ったりではある。死霊からの影響、ドストエフスキーとの相似、社交的で人々から頼られまくられ女にもてまくったハンサムな紳士。遅れてきた埴谷ファンの私にはその重複が楽しい。武田百合子を大好きだったことも口々に。例えば瀬戸内寂聴は病床の埴谷に、あの世には百合子さんがいるよ、と妙な励ましをする。その百合子さん執筆の埴谷像は群を抜いて心に沁みる。涙なしには読めない。
★30 - コメント(10) - 2015年3月28日

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