希土類少女 (講談社文庫)

希土類少女 (講談社文庫)
あらすじ・内容
高純度のレアメタルを生成する能力を持つ冴矢。症状が発見された少女は、産業を潤わせる一方、25歳までしか生きられない。そんな冴矢の絶望的な日常は施設職員・江波との出会いで変わり始める。だが、やがて二人はコミュニティ全体の命運を左右する決断を迫られるのだった――。限られた時間を生き、運命と対峙する少女の、儚くも美しいSF長編。

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希土類少女はこんな本です

希土類少女の感想・レビュー(189)

思ったよりも性的な描写が多く、それでもシリアスな場面もあり、小学生や中学上がりたての人にはまだ早いかもしれないが、中学三年や高校生ぐらいになったら多くの人に読んでもらいたい一冊
- コメント(0) - 2月24日

身体の一部から希少な金属を生みだす少女たち。その特質と引き換えか症状が発症した少女は実に短命。 資源に乏しい日本にとって貴重な存在である彼女たちは国家の管理下に置かれて瑞々しい青春を楽しむこともなく希少金属を搾取されて短い命を散らす。あたかも家畜あるいは金属を産み出すだけの装置として扱われる様はグロテスクですらある。少女たちを隔離する施設の職員と一人の少女との間に芽生えた恋とその悲しい結末。
★2 - コメント(0) - 2月7日

★★★★ 特別な少女の、平凡な恋。それは国の政策によって作為的に齎された特権であるものの、解説の言葉にもあるようにレアアースによって少女としての特権は、担保されていたと言える。そんな少女の、平凡とすら言える恋。これもまた解説の言葉にもあるように、例え少女であるということが特別なことであったとしても、文字通りの意味での特別な人間は存在しない。それでも、そういうことではなくて、人が人を好きになること。少女としての特権性故に、取り上げられた「平凡な女の子」としての幸せ。本当にこの作者は、「少女」をよく見ている。
★5 - コメント(0) - 1月18日

[正式な感想は後程]『重い!』と感じるお話。浜村渚シリーズの感覚で読み進めるとダメージを受けます。内容は多々ある少年少女の問題を盛り込んだ感があります。『レア・アース/レア・メタル』の説明が所々にあるのですが・・・。筆者さんのダークな部分が表現された作品となっています。
★3 - コメント(0) - 1月14日

設定上しょうがないけど、重いというか暗いというか。体からレアメタルを作り出す少女たち。しかも短命(25歳まで)。子供を作ろうどころか、下手したらクローニングしようという動きがあっても不思議はなかった。作中では、そこまではいかなかったけど。 国家という巨大なエゴが個人というささやかなエゴを飲み込むのは、歴史を省みてもよくあるパターン。あまり趣味に合わなかった。残念。
★5 - コメント(0) - 2016年12月24日

一行で表すならよくある愛の逃避行+SF。とはいえありきたりでつまらないという事ではなく、金属としての性質やその名前の由来がきちんと布石として機能していたり、中心の二人からは見えなかったところが描かれていたりと、最後まで退屈することなく読めた。設定が突飛だけれど、それを受け入れれば面白く読めると思う。ライトノベルとかを好む人なら結構楽しんで読めるかと。
- コメント(0) - 2016年12月14日

予想された哀しい終わり。
- コメント(0) - 2016年11月14日

多分、設定が個性的過ぎて受け付けなかったせいか、読みかけのまま長らく放置してたのをようやく読み終えました。凄くジンと来ました。変な設定なのに、凄く感情移入しちゃいました。哀しいハッピーエンドだったなぁ、ぐすん。
★2 - コメント(0) - 2016年9月9日

浜村渚の青柳さんだからずっと読みたかったけどなかなか読めなくて図書館に入ってるの見つけて即借りした。 なんかすごい綺麗?なはなしだった。後、とにかくみんな報われない。設定はぶっ飛んでるけど結構好き。もっと詳しい話でも良かったなぁ~
- コメント(0) - 2016年7月17日

読み始めは、若い女の子の身体から…そういう女の子を集めた施設が…と漫画『思春期のアイアンメイデン』を思い出したけど、設定が異なる部分が目立ってからは面白く。後半はそういう方向にいくのかと。これバッドエンドかもしれないけど、物語の〆方としては好き。京華さんが魅力的、もっと出番欲しかったな。
★30 - コメント(0) - 2016年6月28日

思っていた以上に内容が違った。SF要素を期待してたら、昼メロかと言いたくなるぐらいドロドロした内容だった。というか、SF要素はあんまり感じられない。ぶっちゃけ『希少種・短命』の設定のためにとってつけたような要素だった。個人的には。副次的なドロドロ展開はまだ許容範囲内だけど、メインでドロドロした内容はあまり好きじゃないので感想は何とも言い難い。最後のオチは個人的には『冴矢』にとってはハッピーエンドだね。終わらない夢はその人に現実になるわけだし。現実世界を忘却して竜宮城で一生暮らしている浦島太郎状態だし。
★3 - コメント(0) - 2016年5月30日

もうね、救われなさ過ぎて読むのが辛い。レアアースを体内で生成し、体から排出することのできる少女達のお話で、すべてが上手くいかないお話もここまでないと思う。でも、読んで面白かった。というのが適切なのかどうかはわからないけれど、ここまで報われないのも有りだと思えた作品
★1 - コメント(0) - 2016年3月6日

体内でレアメタルを生成し、排出する少女たちの短い命の輝きを描いた想像よりも悲しいお話でした。化学は苦手で元素記号なんかすっかり忘れてましたが、改めて勉強になったり。こうしてみるとレアメタルっていろいろあって、私たちの生活に密着していることに驚きます。国の管理下に置かれ、自分の寿命を知りながらも自身の在り様に誇りを持って生きている京華が一番カッコいい女だよなぁ。。。で、高松君が一番不憫。結末はちょっとなんとも…救いがないよね、これは^^;
- コメント(0) - 2016年2月27日

色々とドロドロしているので、科学に興味を持つのには適さないと思った。しかしそこに気にならないのであれば、読みながらレアメタルについて知識を得られると思う。 いい話で終わらないのといきなりの場面転換が多いのが少しもったいない気もしますし、人には勧めにくいかな。
★7 - コメント(0) - 2016年1月7日

体からレアアースが出てくる少女っていう設定は面白いと思ったけど、自分にはあんまりはまらなかったなぁ。レアアースがなんで体からでてくるのかわからなかったし。あとはおじさんと少女という設定に萌えなかったのと、なんか少女たちが美化されすぎな感じがして共感できなかったからかな。でも高松くんのキャラは好き。
- コメント(0) - 2016年1月4日

想像していたのよりドロドロ展開だったけど、なかなか面白い内容だった。青柳さんの本はすごく引かれる。とても面白かった。いい本に出会えた。
★1 - コメント(0) - 2016年1月2日

タイトルに引かれて購入。(浜村渚の計算ノートと同じ作者とは思わなかった)保護という名目での隔離、短命種としての宿命、わずかなあがきも、所詮は国家権力の前には無力。悲しすぎる。 純粋なレアアースを産出するとなれば、国家が管理するというのはわかる。 無理をしているから短命種というのもわかる。しかし、彼女らはどこからレアアースを生み出すのか?飲食物や入浴時の水中に含有されるものを濃縮では、kg単位は無理。そうすると、鉱脈から超能力で体内に転移させているか、体内での核融合が必要。ちょっと収支の記載が欲しいかな?
★1 - コメント(0) - 2015年12月29日

身体からレアアースを精製し、どんなに長くとも25歳で命を落としてしまう少女たちのお話。主人公である冴矢は悲惨な過去を持っていて、結末も救いが少なく見方によってはとても悲惨な物語でした。その特殊な身の上もありどこか屈折した友情や愛情を持ちながら生きる少女たちが可哀想にも思えましたがどこか眩しくも感じました。巻末で紅玉いづき先生が書かれていた少女が少女を失う時という解説も印象的でした。
★4 - コメント(0) - 2015年12月24日

化学好きな息子の為に借りてみたが、小学生には少々早いな。
- コメント(0) - 2015年11月21日

設定は儚く美しいのだけれど、ストーリーは儚くも美しくもない恋愛ものって感じだった。 閉じ込められて搾取されるのって、少女であることが多い気がする。少年でこういうのをやると、脱出とかそういう方向に進むよな。
- コメント(0) - 2015年11月18日

ん〜表紙とは裏腹にドロドロしてて複雑な気持ちになりました。 最後はなんとも言えない虚しさを感じました。
- コメント(0) - 2015年11月17日

彼女たちを見ていると、まるでAKBの選抜チームを見ているようです。大人たちが少女たちを管理し、彼女たちの体から排出されるレアメタルを収集する様子に異常な世界を感じます。少女たちの自由を奪い、大人たちの都合の良い生産物として扱われる姿は、現代のアイドルそのもの。恋愛も禁止され、狭い世界で生きることを余儀なくされた少女たちの生きる意義とは何なのでしょうか…。15歳から25歳という限られた期間の中で、笑顔を振りまくアイドルと、レアメタルを絞り出す少女たちの姿が重なって映る、切なく哀しいラストとなりました。
★49 - コメント(0) - 2015年11月17日

★★★☆☆
- コメント(0) - 2015年11月14日

少女という存在は儚いからこそ美しい、ということを改めて感じさせてくれる物語だった。体内からレアメタルを生成する代償として、長くても25歳までしか生きられない少女たち。その少女たちのうちのひとりが、恋をすることで変化する。良かった。
★11 - コメント(0) - 2015年11月11日

積読してたのを読了。始まりにギョッとしてそのまま読んだけど、最後まで読むと想像してたのと全然違う展開だったな〜。なんというか、虚しくなる終わり。彼女たちが恋をして、素敵な人生を送れることを祈ってしまう。
★2 - コメント(0) - 2015年11月4日

悪くはなかった。まぁまぁ面白い。特に難しくもなくサクサク読めます。設定は面白いです。ただ、その設定があくまで「国家に管理される事」「薄命」である事の理由付けだけでしたので、勿体無い感じはした。つまり「この設定だからこその話」ではなかったという事。ある意味、ボーイミーツガール物であるが、それだけでなく、もうちょっと他の視点の話も盛り込んでも良かったのかなぁという気がする。しかし1巻読み切りということでは、とりあえず、「これも有りか」という位には読めました。
★4 - コメント(0) - 2015年11月1日

設定が面白かった。登場人物は機械的という訳ではなく充分に人間が描かれている感じがしたけれど、全体的にどこか良い意味で無機質な雰囲気が心地好かった。でもいまいち盛り上がれなかった。
★2 - コメント(0) - 2015年10月11日

全体的に重い内容で正直気が滅入りそうになる場所も多かった。科学よりというよりは人間模様に重点を置いてある印象。最後は化学の知識で締めくくられていた。
★1 - コメント(0) - 2015年9月25日

綺麗で哀しくて怖い話。
★4 - コメント(0) - 2015年9月22日

最初のところで青柳さんこんなのも書くのかと驚いていたけど、いきなり身体からモリブデンが出てくるから驚いた。途中元素の説明があって「1学期末のテスト範囲じゃん!37点だったけど平均超えたやつじゃん!」と妙にテンション上がりました。少し悲しいけど高松さん好きです。
★13 - コメント(0) - 2015年9月21日

冒頭から刺激的だなぁと思っていたら、二転三転してうまい構成でした。国家公務員官僚を入れるというのも面白い設定ですし、何よりレアアース少女の過酷な生き様がなんとも。
★6 - コメント(0) - 2015年9月10日

これは海中高校と比較すべきか否か──/悲しい生い立ちで憐憫の重いが愛情に変わったのか、護らなければならないという保護責任が愛情に育ったのか。ずっと感情を押し殺したままの江波が、最後に感情を発露させた行動は結果として新しい命と引き換えに多くの犠牲を伴った。だけど、もし新しい命も産まれて、育ち、体質遺伝しているとしたら、この話の中だとヒトの家畜化に突っ走りかねない危険性がある。アベノミクスと同じだ。
★5 - コメント(0) - 2015年9月10日

設定は面白いが終盤ヒューマンドラマに堕した感があり消化不良。ハヤカワから出てればまた違ったのかな
★2 - コメント(0) - 2015年9月9日

深く清々しいが、悔しい。
★1 - コメント(0) - 2015年8月16日

既読。
★2 - コメント(0) - 2015年8月4日

身体から、レアメタルを生成する少女たち。彼女たちは、世間と隔離させた場所に集めて暮らしてる。そして長くても25歳までしか生きられない。ありえない話なんだけど、せつないね。
★3 - コメント(0) - 2015年8月2日

結構好みの作品でした。最初に出てきた少女の末路が悲しい。元素の話とかは正直さっぱりでしたが、少女たちの儚さとか国家にとっての少女たちの価値とか、そういうどうしようもなさの中に生きる者たちとか、そういうのが好きなのかもしれない。最後はあぁやっぱりという感じでした。青柳碧人は数学に関したシリーズがよく売れていて、それだけ見るとほんわかした感じの作風なのかなぁと思っていたけど、残酷で重たい話も書けるんだなぁ…。ただ、京華の存在はやっぱり物凄かったので、京華にスポットをあてた話を見てみたいなぁと思いました。
★2 - コメント(0) - 2015年7月29日

完全にラノベから脱した、ダークな物語でした。難しいとは思いますが、後味の悪くない大人向けの小説を期待します。
★4 - コメント(0) - 2015年7月10日

『希土類少女/青柳碧人』読了。元素記号と久しぶりに向き合いつつ、ライトミステリなのになぜが日本の資源問題とも向き合うことになる不思議な仕立ての一冊。口調は軽やかでもテーマはシリアス。レアメタルの話は明らかに政治問題で、なのに、巻き込まれる少女たちの切ない軽やかさセンチメンタリズムとの対比が何とも切ない。
★5 - コメント(0) - 2015年7月5日

救いのない話だな~。この作家さんにしては、シリアス。トンでも系と思って読み出したので、予想外。少女達が切なくて引き込まれてしまった。高松くんのその後を知りたいな。そして少女達に救いを。
★13 - コメント(0) - 2015年7月1日

希土類少女の 評価:92 感想・レビュー:96
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