殺人出産 (講談社文庫)

殺人出産 (講談社文庫)
あらすじ・内容
「産み人」となり、10人産めば、1人殺してもいい──。そんな「殺人出産制度」が認められた世界では、「産み人」は命を作る尊い存在として崇められていた。育子の職場でも、またひとり「産み人」となり、人々の賞賛を浴びていた。素晴らしい行為をたたえながらも、どこか複雑な思いを抱く育子。それは、彼女が抱える、人には言えないある秘密のせいなのかもしれない……。

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殺人出産の感想・レビュー(965)

TKG
近所の本屋には置いてなくて、大きい本屋まで行き、購入したその日に読了。とても面白かった。女性作家の、生々しくて悪趣味な雰囲気の小説が読みたい、と思ってこの本を探したのだけれど、まさに今の気分にぴったりだった。あと一歩間違えたらただの気持ち悪い話になりそうなところを、なんとも上手く絶妙なバランスで表現されている。
★2 - コメント(0) - 2月19日

期待して読んだが、いまいちだった。設定がガバガバでシステムも甘過ぎて説得力もリアリティもまるでない。少子化を解消する為にそんな事するよりも、すぐ施設に収容されるならお金を貰って子供を生む方が効率がいいだろう。
★1 - コメント(0) - 2月18日

殺人出産、トリプル、清潔な結婚、余命の4編。いつも通りのおかしな世界観に、自分達の当たり前に持っている価値観や倫理観の脆さを感じる。世界が変われば、私達の揺るぎないと思っていた価値観などもあっさりと変わってしまうのだろう。
★3 - コメント(0) - 2月18日

読友さんおっしゃる通り、異質な世界の4篇。 正直、私にはついていけない世界だった。 表題作、主人公がナイフで刺し殺すことに罪悪感が全くないのには唖然とした。姉が殺人衝動が抑えられない病気だとしたら、この殺人で病気が治るわけでもあるまいに・・・。蝉スナックって、スナックちゃうやろ、蝉そのものやろ~。 「トリプル」、うげげっ、超苦手な「男色」も絡むし、かんべんしてくれ~。 小説家は発想力豊かなのだろうが、仮に私が小説家だとして、こういう話を頭に思い浮かべても、絶対書きたくないよ~。 辛口でスミマセン。 ★
★21 - コメント(0) - 2月17日

P.76私はふっと笑いそうになる。私たちはいつでも、手を伸ばして目の前の命を奪うことができる。殺人出産システムなんかができるずっと前から。私たちは死のそばで暮らしている。「産み人」の存在で、そのことが鮮明になっただけなのだ。P.196医療がここまで発達する前は、死は向こうから勝手にやってくるものだったという。楽でいいなあと思う。今はわざわざ、人目を気にしてセンスのいい死に方を探しながら自分を葬らなくてはいけないのだから。
★2 - コメント(0) - 2月17日

褒め言葉として、気持ち悪い話ばっかりだった!\(^o^)/
★2 - コメント(0) - 2月14日

おおー!村田ワールド全開!すげーっ!
★1 - コメント(0) - 2月13日

もしも、今の常識が変わり流行が変わり法律までもが変わってしまったのならば、今の正義は倫理観は性と生までも変わり、こんな世界がやってくるかもしれないと思いました。怖い、怖い。
★12 - コメント(0) - 2月13日

怖いこわーい!グニャリと捻れた近未来をあり得なくもないか?と思わされるから余計に怖い。村田さんスゴイ!面白い!!
- コメント(0) - 2月12日

衝撃。自分が信じた世界が、本当に正義なのか。自分にとっては優しい世界が、誰かにとっては残酷な世界だ。生と死についていろいろ感じる機会の多かったこの時期に読んで、震えたー。
★3 - コメント(0) - 2月11日

性と生を生々しく感じるもしもの世界。
★1 - コメント(0) - 2月10日

4つの話とも最高にぶっとんでいて最高すぎました!!どうやったらこんな発想がうまれるんだろうと思わずにいられません。
★1 - コメント(0) - 2月10日

10人産んだら1人殺す。こういう制度が出来たらどうなってしまうのだろう…じぶんは産み人になるのだろうかと考えたがきっとなれないだろう…男性と女性では捉え方が異なりそうな一冊。
★3 - コメント(0) - 2月9日

これは近未来なのか。どの話も今読むと衝撃を受ける設定の世界観。でも極端ではあるが起こりうる常識や倫理の変化に考えさせられる作品。正しいとか正しくないでは測れないからゾクッとする。
★2 - コメント(0) - 2月9日

4つの短編集。表題の「殺人出産」は、少子化が進み「産み人」になり10人の子どもを出産すれば、殺人をしてもいいという制度になった社会を描く。えぇ!!「トリプル」は2:1のカップル、「清潔な結婚」は性的結びつきのないカップルがこどもを得ようと悩む姿、「余命」は自分で死ぬ手続きをする時代の話。いずれも近未来のちょっとこわい話をさらりと描いていた。
★46 - コメント(1) - 2月8日

★★★◐☆
★5 - コメント(0) - 2月8日

『じゃあ育ちゃんも一緒に殺す?ずっと私を支えてくれてたんだもの。一緒に殺す権利があるわ』『…じゃあ、少しだけ』命って、生きるって、私たちの世界って。諸行無常のその先に脈々と紡がれる繋がり。私は現在この世界に生きていて、遠い過去にも未来にも私は居ない。だけどそこに確かに存在する【私】。覆りようもない当たり前の日々の歪みを掬いとる言葉たちに感情移入しながら少しばかり違う人生を生きる。そんな私の読書的感覚をくるりと反転させられるような読書体験。村田沙耶香という作家に感じたこれは…嫉妬?やみつきになりそう。
★8 - コメント(1) - 2月6日

nk
出張の新幹線にて一気読み。著者の少子高齢化に対する提言か。驚愕の連続で、いつもの出張先が別世界に感じたり。
★4 - コメント(0) - 2月4日

自分が生きている世界では、人を殺すことは『悪』だという価値観であって欲しい。だから殺したい人がいたとしても、この制度は受け入れられるものではない、と思いながらの読み始めでした。自分にとっての殺人衝動は環ちゃんとは確実に異なるもので、いざ本気で殺そうと思ったときにはきっとこんな制度はかえって邪魔になると思う。しかし環ちゃんが10人産み終わり1人を殺すところまで辿り着くと、予想外の気持ちを抱くことになった。うまく言えないけど、もしかしたら自分もこの制度によって救われる側の人間なのかもしれない。
★16 - コメント(0) - 2月4日

10人産む程の一途な殺意というような表現があったのですがそれが好きです。それなりに分かるなあと思う部分もあった。システムにして切り離した物事の考え方をした方が楽に生きられそう。性も生も。余命は色んな選択肢増えたら多くの人が本当にこうなってしまいそう。余談ですが星新一の暑さという短編を思い出したので読み返したい。
★2 - コメント(0) - 2月3日

表題作品、読んだけど10人出産したら1人殺せるという設定に心の一番深い処が最後まで拒否してた。
★3 - コメント(0) - 2月2日

「清潔な結婚」が一番面白かった、ラストがいい
★1 - コメント(0) - 2月1日

芥川賞を取った作家と聞き、初読みの作品。ぞくぞくっと背筋が寒くなるような小説。この作家さんの作品をもっと読んでみたい。
★3 - コメント(0) - 1月31日

表題について。もし現実世界でこれが常識であったなら、私たちはすんなり受け入れているだろうか?そんなことを考えながら読み進めました。作者もそれが伝えたかったのでしょうか?読み飛ばしたくなるような描写もありましたが、内容としてはかなり惹き込まれるものでした。現実世界でも日々変化が起こっている訳ですし、いつかは人類にもこの内容のような世界がやって来るのかもしれません。
★2 - コメント(0) - 1月31日

お話的には面白いです。しかし、これが現実世界になってしまうとなると背筋が凍るような感覚になりました。全体的に冷ややかで色がない無機質な空間に入れられたかのような不快感。10人産めば1人殺せるという世界。快楽と子孫をつなぐ行為が完全に切り離されている世界。こういう世界にはなって欲しくないと思います。時代によって正義が大きく変わることによって生き方も大きく変わってしまうことは意外にも多いと思う。教育方針も怖い。性に関することはどれが正しいことなのかがわからなくなった。それぞれの生き方を一通りにするのは良くない
★47 - コメント(0) - 1月30日

「コンビニ人間」もまだ未読でこれが初めて読む作品。生死観とか性への価値観などを驚きの発想でひっくり返してしまう、とても挑戦的な作品だと思いました。でも、なんというか、読んでいてちょっと疲れてしまいます。ついていけないというか、普通の観かたをしているつもりが、それって視野が狭くないですか?と絶えず問われているような気がします。生死という根源的なところの価値観に違うものをさしはさむ余裕は、今の私にはちょっと無いかな。
★3 - コメント(0) - 1月29日

初読みの作家さん。これが噂の?クレイジー沙耶香さんの作品かぁ。中身はぶっ飛んだ内容だった。10人子供を産むと一人殺せる。村田さんの独特の世界観は凄いなぁ。他の作品もこのような感じなのかな?
★34 - コメント(0) - 1月29日

多様な価値観、そして生と性…全4作共通のテーマという印象。10の命を産んだら1の命を奪って良いという制度。現代では耳を疑うが、読んでみるとこんなにも常識というのは変わりやすく、そしてあり得ないことではないと思えてしまうことに驚いた。「生み人」ではなく「産み人」という呼び名にも納得。表題以外に、無性生活を送る夫婦の子作り、3人での恋愛や性、寿命を決められる世界で自らの死に方を選ぶ女性の作品が収まっている。何れも、生とは何か、そして視点や立場が変わると価値観が異なる事を忘れずにいたいと考えさせられた。
★6 - コメント(0) - 1月28日

3作品とも世にも奇妙な物語的な内容でした。 現実にはありえないけど、絶対にありえないとも言えない世界。しかし、「トリプル」は性描写が多すぎて途中何度か読むのをやめようかとも思いました・・・。 作品の世界観は好きなので、他の作品も読んでみようと思います。
★1 - コメント(0) - 1月28日

どの話も、設定が独創的。気持ち悪くなりそうな描写もあるが、興味深く一気に読んでしまった。蝉スナックが壊れていく世界を表しているようで、印象深かった。
★3 - コメント(0) - 1月27日

う~ん、なんか設定が無理やりすぎて「死に人」が称えられるっていうのが理解不能。蝉スナックとか、とにかく表現がグロすぎて気持ち悪くて自分には不向きでした。
★2 - コメント(0) - 1月27日

生と死に関して深く考えさせられるわけでもない怪作。しかし、こういうことを続けていくと殺人の傾向を持つ人間だけがどんどん増えていく。人口が増えれば良いわけでもあるまいが、そういう意味では巧みな仕組みで感心した。一読をお勧めします。
★3 - コメント(0) - 1月25日

収録されているどの作品も、自分が信じている常識、正義、倫理とは何なのか?もしかしたら作品の世界が正しいのかも?とまで思わされてしまう。生命について性について、現在のあり方に不満があるのかな、と思う。
★1 - コメント(0) - 1月25日

asa
生と死、性というものに対して持つ一見不変的な感覚をぐらぐらと揺るがす作品。変容した価値観を狂ってると思う感覚、変容した価値観で育ってきてそれが普通という感覚、どちらもぞっとするほどリアル。白い服を着ての葬式、トリプルの「マウス」などと淡々と画かれているシーンに感じる薄気味悪さがいい。
★2 - コメント(0) - 1月22日

初村田作品ですが、あまりにも強烈でどきどきしてしまいました。収録作品に共通しているのは「合理的な生活」と「生と死」と「性」。確かに目的と行為を切り離した方が合理的な場合もあるけれど、精神的に割り切るのは難しい。痛い所を突いてくる作品ばかり。常識や倫理観が脆いものだと思わずにはいられなくなる。個人的には「トリプル」が一番良かったです。
★15 - コメント(0) - 1月22日

タイトルに惹かれ、初めて読みました。夢ならいいのにと思うような、100年後の世界。合理性を突き詰めていくと、こんな世の中になってしまうのか。人間とは恐ろしい生き物だ。
★5 - コメント(0) - 1月22日

村田作品初読み。想像を越えて、果てしなく鮮烈。表題作は、文句のつけどころがないほど完璧。文章から漂う雰囲気も、奇抜な設定も、更にはストーリーも。出産を拷問と呼び、生と死を取り替えると表現する。なんて正しい世界に生きているのだろう。トリプルも好み。5/5
★7 - コメント(0) - 1月21日

「通り魔に刺されるのも、指名されるのも変わらない」という一言がかなり狂ってんなとゾワッとした。でも、10人産んだ後に産んだ子供を一人選択し死産とみなす方が何のいざこざも生まれずいいのでは?と機械的に効率良い命の増加方法を考えていて、次第に読んでる自分も狂ってきている恐怖を感じた。殺意を目的に大量に産んだ命は軽視しがちになるんじゃないかなぁ。 何だろうなぁ。。。これ。 すごーくモヤモヤした読後感でした。
★1 - コメント(0) - 1月21日

●逆説的に伝えたい事があるんでしょうか?
★7 - コメント(1) - 1月20日

借りて読んだ。全体に漂う気持ち悪さ。読後感もかなり悪い。ビタミンのようにたまには読んでもいいかもな。
★4 - コメント(0) - 1月20日

殺人出産の 評価:82 感想・レビュー:436
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