その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)

その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)
あらすじ・内容
「謎はすべて解けました。これは――奇蹟です。」
この傑作を読まずして、今年のミステリは語れない!

かつて、カルト宗教団体が首を斬り落とす集団自殺を行った。
その十数年後、唯一の生き残りの少女は事件の謎を解くために、
青髪の探偵・上苙丞(うえおろじょう)と相棒のフーリンのもとを訪れる。

彼女の中に眠る、不可思議な記憶。
それは、ともに暮らした少年が首を切り落とされながらも、
少女の命を守るため、彼女を抱きかかえ運んだ、というものだった――。
首なし聖人の伝説を彷彿とさせる、その奇跡の正体とは……!?

探偵は、奇蹟がこの世に存在することを証明するため、
すべてのトリックが不成立であることを立証する!!

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その可能性はすでに考えたはこんな本です

その可能性はすでに考えたの感想・レビュー(743)

奇跡を探すため、全ての可能性を考えてつぶしていく。まあ要は、論理実験のような。二作目から読んだから、ちょっとイレギュラーだったのかと思ったら、語り手はあのおねーさんで変わりなかったのか。面白いけれど、いやあ、疲れる(苦笑)。
★9 - コメント(0) - 3月12日

「奇蹟」の存在を証明するために合理的解決の可能性を否定する探偵、という好みの展開。基本的には面白かった。ただ「すべての可能性を否定する」割には検討される可能性が3つだけ、その内容もおよそ合理的でない、次々と必殺技を持った敵が出て来て倒す最後にラスボス登場という漫画っぽい展開、とか不満はある。可能性の展開と否定にもっと的が絞られていたらなお良かった。けど否定の理論はロジカルで結構面白かったので続編も読みたいと思う。
★5 - コメント(0) - 3月9日

不可能犯罪が本当に不可能だった事を立証する。大筋は推理合戦なのに、視点を変えるとこうも雰囲気が変わる作品になるんだなぁ。繰り返しの展開に少し間延び感はあったけど、終盤明らかになるもう一つの真実のお陰で、最後に一本柱が通ったし、面白かった。
★2 - コメント(0) - 3月3日

一つの不可能犯罪に対して色々な可能性から導き出された推理が次から次へと用意されていて、トリックを理解するのに少し疲れてしまったけど凄く面白かった。 それと、探偵が推理するのではなくて推理を否定していくというスタイルは初めてだったので新しい探偵小説の構成に触れることが出来て新鮮だった。 次巻にも期待!
★3 - コメント(0) - 3月2日

これってつまり、奇蹟を証明しようとする探偵とそれを阻む枢機卿との戦いなのか。仮説とそれに対する反証という構図を楽しんでいた私にとっては、終盤の探偵さんの過去やら何やらは邪魔でした。おもむろに対戦相手が出てくるのも何か変だった。どっかの少年マンガか(笑)。変な設定くっつけない方が良かったと思います。仮説は、可能性があればOKなので、アクロバティックな推理が多かったのですが、最終的には無難なところに落ち着いて、良かったのかインパクトが足りないか・・・評価が分かれそう。
★3 - コメント(0) - 3月2日

その可能性はすでに考えたその1。デビュー作にチョイ役で出てきた探偵が主人公?(出番少ないけど・・・)。悪魔の証明方法ですなぁ。さすがに評価が高いだけあってイイ感じです。
★124 - コメント(0) - 2月27日

ライトな文体だけど内容は重い。 刺客が何人も送り込まれて、最後にラスボスが出てくるなんて、なんて漫画みたいな展開。 でも、救いのある仮説が示されて本当によかった。
★2 - コメント(0) - 2月25日

一般的な探偵ものとは違い、様々な仮説の推理を否定していく探偵。奇蹟の証明が目的らしい。ストーリーとしては面白いとは思う。が、探偵の出番少ないな!語り手は助手でもないし相棒でもない……スポンサーとも少し違う中国人女性なのだが、このキャラが個人的にあまり得意ではないタイプなので、読むのがちょっと辛い、特に前半。リーシーや八つ星のキャラは愛着を持てるので、後半は読むスピードが速まった。やっぱりキャラって大事。エピローグの神の気まぐれな恩寵の件が同調できて印象に残った。
★8 - コメント(0) - 2月25日

はて。最後の枢機卿の仮説を見た瞬間、何かおかしくない?って思ったのだが。ひっかかりを無視して読んだせいで何がおかしいと思ったのやら…最初は名前などが中国語?で何が何だか読みづらい…日本語で…って思ったが、内容的には普通の日本語だったし、あんまり中国語出てこなかったから読めた。っていうか、思っていたより意外と読みやすかった
- コメント(0) - 2月24日

A
はて。最後の枢機卿の仮説を見た瞬間、何かおかしくない?って思ったのだが。ひっかかりを無視して読んだせいで何がおかしいと思ったのやら…最初は名前などが中国語?で何が何だか読みづらい…日本語で…って思ったが、内容的には普通の日本語だったし、あんまり中国語出てこなかったから読めた。っていうか、思っていたより意外と読みやすかった。
★3 - コメント(0) - 2月24日

次々に現れる挑戦者のトリックが不完全であることを立証していくというスタイル。普通のミステリとは方向性が逆。それでも、ちゃんとミステリしていて、こういうのもありだと思いました。面白かったし、次作も読もう。
★14 - コメント(0) - 2月22日

立てては崩す仮説の山。クローズドな上に登場人物も限られるシンプルな謎設定。そそられる現場見取り図。このあたりしっかり本格なのに、青い髪と中華記述が厨二ぽくてちょっとひく。 でも面白かった。続編読むために1作目読んだので、次は聖女を借りまーす!
★1 - コメント(0) - 2月17日

こんなミステリもあったのか!「奇跡」を証明する為に、事件のすべての可能性を排除していくミステリとは、考えたこともなかった。凄い。その可能性を消していくために用意された展開は、主人公たちに縁ある存在が、一人一人驚きのトリックを披露してそれを打ち破って行くという、少年マンガのようなスタイルなのだけど、これがまた次々と「そうくるか」と思うような推理合戦で面白かった。もうちょっとシリーズとして読みたくもあるのだけど、一冊でこの濃縮っぷり。このレベルを維持して欲しいところ!
★13 - コメント(0) - 2月16日

まさしく「その可能性すでに考えた」という題名がしっくりくる内容だった。こういう考えもあるんだなぁと色々考えさせらる作品だった。でも、高度な知識がない私は、「んっ?」と思うこともしばしば・・・。作者の頭の中はどうなってるんだ?東大卒!うん、納得。
★26 - コメント(0) - 2月16日

探偵がトリックを反証していくという新しいスタイル。登場人物のキャラもたっていて、決め台詞もあり、なおかつ、敵(?)との対戦形式で話が進んでいくため、マンガのように読みやすかった。一方で、推理は本格的で論理にもとづいており、面白かった。
★3 - コメント(0) - 2月15日

他の推理小説ではあまりお目にかかれない仮説をひとつひとつ論破して潰していくスタイル。各章の最後でひっくり返るのがはまってしまう。論理的で本格ミステリーなので読みごたえもある。次作の聖女の毒杯も楽しみ♪
★5 - コメント(0) - 2月15日

たぶん傑作なんじゃないでしょうか。捻った作品かと思いきや、直球のドミステリー・ドエンタメなのも好感度高い。ウエオロ探偵のキメゼリフ「その可能性はすでに考えた」に魅せられたので、続編も読みます。
★6 - コメント(0) - 2月13日

tak
バカミス風のテイストにして、強敵が次々と現れては仲間になっていく少年ジャンプみたいな展開。でもロジックのツボは外してないので本格。
★3 - コメント(0) - 2月12日

いまいち。奇蹟を証明するためにどんなトンデモな可能性の仮説も不成立であることを立証するという作品なのだけど、その仮説があまりにバカバカしく思えて読んでいてどんどん興味が薄れてしまった。仮説を披露している当人もトンデモ理論だと自覚しているし、それが許されるルールの勝負といわれればその通りだけど、物語としては読んでいて面白く感じられないのは問題かと。しかもその仮説披露のパートが長いので読んでいてだれるし。こんな面倒くさい条件の頭脳勝負描写を成立させる作者の技量はすごいと思うけどね。
★5 - コメント(0) - 2月11日

一つの事件についての個性的な登場人物たちの論理的な推理合戦が楽しめる。かなりマニアックな豆知識が混ざっていて、うん?となるところもあったが、推理は楽しめた。最後も奇蹟ということで終わらず、ちゃんと説明されていて良かった。
★20 - コメント(0) - 2月5日

初井上真偽氏作品(デビュー2作品目だし)。10年以上前に閉ざされた村で起きた宗教団体の集団自殺。この事件でただ一人生き残った少女がそこで起きた真実を知るために探偵 上苙丞に仕事を依頼する。この探偵の仕事はあらゆる可能性を排除した上での奇跡の証明であり、奇跡を信じない者たちとの思考合戦を繰り広げていく。なんとも新趣向のミステリーであり、論理的な論証・反証は最後まで楽しめた。フーリンやリーシーといった脇役のキャラもたっており、今後のシリーズ化と上苙丞の「その可能性はすでに考えた」の台詞を聞くのが楽しみだ。
★9 - コメント(0) - 2月5日

初読み作家さん。自分の信念のために、あらゆる可能性を全て否定するという新しいタイプのミステリ。でも決して《アンチミステリ》ではない。きっちりと論理的で読み応え抜群!次作は『本格ミステリベスト10』で1位に輝いてるので楽しみ。
★14 - コメント(0) - 1月29日

大当たり!面白かった。ミステリなのに、探偵に敵対する相手が次々と出てくる。それでいてきちんとミステリ。なぜならば探偵はその相手が繰り出す、事件に対する仮説を論破するのが目的だからだ。すべての可能性を否定し、奇跡の証明とする。こんな突飛な設定がとてもうまく生かされていて、面白い。
★6 - コメント(0) - 1月28日

これはおもしろかった。頭から尻尾の先まで餡が詰まったたい焼きのような本格ミステリ。少しでも可能性が残されてはダメ、次々と繰り出される「もしかしたら・・・・・・かもしれない」をひとつひとつ論破していくという、ちょっと変わったストーリー。こういうと堅くて読みにくそうですが、そんなことはなくスルスル読むことができるから不思議。結末の展開が少々惜しい気がするものの、ミステリ好きには読み逃せない一冊でしょう。続けて読む『聖女の毒杯』もたのしみ。
★11 - コメント(0) - 1月25日

探偵が奇跡がこの世に存在することを証明するために、全てのトリックが不成立であることを立証する、というのが新鮮で面白かった。たまにラノベっぽい。依頼者がはじめに語った事件の内容に、なんでそんなことまで語るんだ?と思ってたことがちゃんと後で反証に使われてて、なるほどと思った。反証を考えながら読めたらいいんだけど、ピンともこない自分にガッカリだ 笑。奇跡ではなかったけれど、優しさを感じられる仮説が最後に残って良かった。
★18 - コメント(0) - 1月24日

数学・物理の知識や判断推理であらゆる可能性を排除する、奇蹟を信じる探偵。このフレーズ使いたくなる。報告書はよ読まんかいとは思ったけど。思考がいちいち怖いフーリンもいいキャラ。
★8 - コメント(0) - 1月21日

10年前に起きたカルト宗教団体の集団自殺。この事件の真相解明を巡り推理バトルが行われる。世界観は好みではないけれども、アンチミステリよろしく次々と現れる仮説を探偵ウエオロが論破していく姿は痛快。思わずうならされる場面もいくつかあった。ただ、最後はやや尻すぼみ。この展開で、最後に誰もが驚く真相を用意するのは至難の技だと思うのだが、果たして次作はいかに!?
★5 - コメント(0) - 1月18日

奇跡は起こり得るということを証明するため、なぜか探偵をやっている男。 俎上にのるのは十数年前のカルト教団の不可思議な集団自殺事件。 挑戦者のトンデモな仮定を「その可能性は、すでに考えた」と次々と論破していく探偵。 これほどの切れ者の探偵が何故さほど難しくもない「真実」に早くから気が付かなかったのかという疑問は残るが、なかなか面白い試みで派手な設定や登場人物が気にならないでもないが楽しめた。 次作も好評なようで早く読みたいものです。 254ページ
★20 - コメント(0) - 1月17日

奇蹟であることを証明するために、トリックが存在しないことを証明していくという探偵の物語。何といっても、このひどく新鮮なスタイルが魅力ですね。豪快なトリックを用いた推理がいくつも披露されるのですが、それらの矛盾をついていく展開も痛快です。次から次へと突飛なキャラクターも登場するので、事件の謎と相まってどう収集つけるのかと途中では不安もありましたが、最後は剛腕でまとめあげられて一安心。読み終わってみれば、パズルのピースが余すことなくぴったりハマっていくかのような構成がツボでした。
★4 - コメント(0) - 1月14日

奇跡を証明するために、あらゆるトリックを暴いていく。ある意味安楽椅子探偵。所々ラノベくさいのはご愛嬌。「探偵が深い思考に入ったことを示す、ある種のお約束的ポーズである」には思わず笑ってしまった。推理勝負の相手は皆、なんで突然出てくるの!
★10 - コメント(0) - 1月12日

本作品の面白い所は、探偵ウエオロは事件の真相究明の為ではなく、この世に「奇跡」があることを証明する為に推理するという点。敵方がこじつけとも思える「事件の真相」を提示してくるのに対し、ウエオロは決め台詞「その可能性はすでに考えた」とともに、敵方の推理が「不可能である」ことを理路整然と証明していく、従来の探偵小説とは真逆のストーリー展開だ。ウエオロの奇抜な推理動機や登場人物の派手なキャラクター設定に目を奪われがちだが、法廷バトルのようなロジカルな応酬こそがこの作品の真骨頂。文句なしの本格ミステリの新星だ。
★4 - コメント(0) - 1月11日

次から次へと襲ってくる、刺客達のトンデモトリックの矛盾を推理し、論破していくストーリー展開は大変に面白かったです。 キャラクターも個性的で良かったし、最終的に落ち着いた事件の真相も上手くまとまっていて良かったです。
★13 - コメント(0) - 1月10日

②からの①。人を食った推理死亡遊戯。フーリンの最後の一言が酒脱な味を効かせている。
★37 - コメント(0) - 1月7日

前提に矛盾しない限りの無茶苦茶を言いつつも、ちゃんと推理と解決に持ち込んでいるのがすごい。
★4 - コメント(0) - 1月5日

奇蹟の証明のため,無限の可能性と戦う物語/ 冒頭で語られる過去の不可思議な事件.これを「奇跡」と証明するため,人為的犯罪である可能性を次々否定していく. 探偵サイドが悪魔の証明を目指すストーリー/ 各章で提示されるトンデモ可能性に真っ向勝負していく論戦はなかなか面白い. ..のだが,いかんせん突飛な推理なので疲れる..w/ でもなかなか無いスタイルなので続編もよみたい/ うみねこの青剣vs赤剣の論戦好きな人にはハマりそう
★3 - コメント(0) - 1月5日

可能性を否定することで真実に近づくという推理の仕方がユニークでした。トンデモトリック連発の後、わりとノーマルな真相が待ってるのがちょっと残念。キャラが個性的なのと、中国語の多用は読む人を選ぶところ。
★6 - コメント(0) - 1月5日

ものすごい久しぶりにノベルスを読んだ。段組とフォントにまず懐かしさを感じてキュンとしたり。事件の難解さ、意味不明さ、キャラ立ち、全てにあぁ本格を読んでいる!!という懐かしさでワクワクした。キャラは立ちすぎているくらいでこれはちょっと苦手でもあったのだが。実際のストーリー自体は半分くらいしか理解出来てないと思う。トリック難しい。が、とにかく何か優しいオチでよかった。あと決め台詞があるのは、気持ちが滾るので最高にいい!
★6 - コメント(0) - 1月4日

敵を倒すと次の敵が出てくるあたりは漫画のようでしたが、長々と説明された可能性が一言で覆るあたりは面白い。次回作も読もうと思うが、もう少し違う世界観(キャラ設定?)で書いてもらったほうが、微妙な抵抗感がなく読めたかもしれない(私には)。どの仮説もなかなかのアイデアなので、もう少し膨らませても面白かったように思えて、少しもったいなような(贅沢な)気がしました。
★2 - コメント(0) - 1月3日

隔離された山中で起こった事件。1つ1つの行動は解決の糸口になる。論理に破綻がないかでりこう可能な方法を導き出すロジカルなミステリ。
★6 - コメント(0) - 2016年12月26日

まさかの少年ジ○ンプ式の本格ミステリである(笑 敵を倒したら、さらに強い敵の登場! 師匠や弟子などの因縁のある敵。倒した敵は仲間になっていく! そして、頼りの名探偵はなかなかこない(推理がいえない)状態。「はやく来てくれ、悟空!!」のクリリンのごとく、絶望的な戦い強いられる助手の面々(笑 あれ、俺、本格ミステリを読んでいるはずだよね?状態である(笑 …ミステリとしては、ばかばかしいトリックの面々より最強の敵のつく「矛盾」がゲーデルの不完全性定理ぽく、好み。
★9 - コメント(0) - 2016年12月24日

その可能性はすでに考えたの 評価:96 感想・レビュー:373
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