中坊公平・私の事件簿 (集英社新書)

中坊公平・私の事件簿 (集英社新書)
あらすじ・内容
「平成の鬼平」と呼ばれた弁護士はいかにして育ったか。庶民の小事件から、日本社会を揺るがした森永ヒ素ミルク事件や住専問題まで、彼の心に残る14の事件をピックアップ。事件が弁護士を育てる!

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中坊公平・私の事件簿はこんな本です

中坊公平・私の事件簿の感想・レビュー(110)

高度経済成長期のさまざまな新社会問題にとりくみ、大企業郡に市民が勝つという初めてのような裁判結果を勝ち取ってきたその様は熱血企業戦士ではなく、闘魂どぶ板弁護士だった……。熱さと泥臭さからあの時代を、そして日本の公共裁判の成立の歴史を感じよう。
- コメント(0) - 1月13日

こういうタイプの人間じゃないと日弁連会長にはなれんよね、というほど義の人というか、まあそれがすべて好転するかというとそうではないのかもしれませんが、少なくとも組織に対し正義を貫こう、という姿勢は相当気概のある人間でないとできないことで、テレビ出てるような有名な弁護士なんて楽して勝つ方についてるしね。PL法といった法律、というか考え方といいますか、そういうのが整っていない時代に、責任の所在を理解させる、って相当大変なんでしょうね。もちろん今もそうした状況で苦労されてる人がいるってことです。
- コメント(0) - 2016年6月30日

平成の鬼平弁護士中坊氏が30歳で結婚・個人事務所立上げた1959年から約40年間に亘る弁護士生活の中で心に残る14の事件を年代順に振り返ります。日弁連会長まで務めた世俗的にも偉い人なるも、1973年の森永砒素ミルク中毒事件、1993年の香川県豊島産業廃棄物不法投棄事件といった歴史に残る困難な事件を被害者や住民の目線で解決していく姿勢は感動を覚えます。全文掲載されている森永砒素ミルク中毒事件の冒頭陳述などは思わず目頭が熱くなりました。2013年84歳でご逝去。
★1 - コメント(0) - 2015年11月27日

著者が自ら関わった14の事件を振り返りつつまとめられた本。弁護士というのは法律だけわかっていれば良いというものでは無いということを知る。時に社長になり、時に親方になる。あらゆる手段が弁護のための材料になるのだということを知った。ある意味一つに特化しているだけでは出来ない仕事なのかもしれない。本の内容から情熱が伝わってきて少しやる気が湧いてくる。
★1 - コメント(0) - 2015年11月24日

真剣に仕事した人だけが書ける軌跡だと思う。感動した。凄い。
★11 - コメント(0) - 2015年10月22日

大学生時代(法学部)に、先輩にプレゼント頂いたものを再読。本当に、色々と考えさせられる一冊。 一番、胸が痛んだ箇所。森永ヒ素ミルクの被害者である高校生(幼少期に粉ミルクを摂取)が、病相により暴れに暴れてしまう。そこで、彼は、「精神病院から高校に通います」と、かつ、放課後に一旦自宅に戻るも、暴れるといけないと自覚し、敢えて、自宅を早くお暇して病院に戻る。そんなこと、2010年代後半でも考えられない。 そういう、胸の痛む思いをしつつも、法曹界で活躍した中坊公平さんの姿勢には頭が下がります。
★8 - コメント(0) - 2015年6月5日

ロー戦犯としてときたま名前を聞く中坊弁護士のミニ自伝。ただ、中坊弁護士の弁護士かくあるべきの理想からは、ローという教育機関は必須だったのかも。成功してるかは疑問だが。
★1 - コメント(0) - 2015年3月18日

市民派弁護士、元日弁連会長。 司法制度改革を進めた人だけに、自伝である本書でも「弁護士はかくあるべき」という主張が垣間見える。 脚色・美化している部分も多いだろう。 現在において、司法制度改革はうまくいっているとはお世辞にも言えず、資格詐欺のような形で多くの不幸な人を生み出し続けている。正義を実現したいというスピリットは素晴らしいと思うのだが、どうも素直に読めない
★1 - コメント(0) - 2015年1月21日

中坊公平・私の事件簿 (集英社新書) 新書 2000/11 中坊 公平 (著) 新書: 206ページ 出版社: 集英社 (2000/11) ISBN-10: 4087200639 ISBN-13: 978-4087200638 発売日: 2000/11 ながぼう こうへい 1929年8月2日 - 2013年5月3日 弁護士。 現場主義。とにかく現場に行く。 争い事は、面倒くさいし、鬱陶しい。 草の根的。 やはり弁護士は先生か、上から目線。 相手から暴力行為を受けたりした。 1973年森永ヒ素
★1 - コメント(0) - 2014年11月22日

熱い本だった。がんばる。
★4 - コメント(0) - 2014年8月18日

住専や豊田商事の事件で活躍した好好爺という印象があったけど、弁護する側も被告側にも配慮した判断と、まずは自分が行動し妥協しない取り組みは本当に立派で、あらためてすごい人だなあと思いました。
★1 - コメント(0) - 2014年8月11日

森永ヒ素中毒事件の冒頭陳述は確かに必読。これだけ思いのあふれた法律文書が書けるのはすごい。裁判官に、官僚に媚びない強さは、現場を一番知ってるという自負からくるのだろう
★2 - コメント(0) - 2014年6月15日

森永ヒ素ミルク中毒事件の冒頭陳述のところは是非読んでいただきたい。
★1 - コメント(0) - 2013年10月21日

10を越える事件を振り返っておられるが、そのどれにも『中坊哲学』が力強く在る。すごく泥臭くて、人によってはこういうスタンスが苦手な人もいるのかもしれないけれど、心動かされるし、自分も真っ直ぐでありたいと思った。中坊さんは亡くなってしまったが、これからの司法はどう歩むのか、彼はきっと天から見つめているのだろう。
★2 - コメント(0) - 2013年8月30日

昔の司法試験合格者といえば受験秀才、弁護士といえばカミソリのように頭が切れるステイタスの高い職業というイメージを持っていた。しかし、この中坊先生は六法全書首っ丈のデスクワークだけでなく、徹底した現場主義であるから法廷でも、交渉でも迫力があったのだろう。事件が育てた弁護士だと自負しておられる。
★1 - コメント(0) - 2013年8月27日

昨今、ご逝去され故人の活躍がマスコミでも話題となり関心が湧き本書を手に取りました。故人が手掛けた事件の回顧録と自伝書といった内容です。社会派の弁護士として、それまでのいきさつから昭和の鬼平と言われる所以が描かれています。正義とは何か、中坊哲学の強い意志を感じました。森永ヒ素混入事件の冒頭陳述には涙がこぼれます。住専の社長となり不適切な回収処理から弁護士業を廃業されますが、その後も社会のインバランスに対して戦ってこられました。個人的に記録よりも記憶に残る偉人の著書です。
★1 - コメント(0) - 2013年8月9日

どの事件も「事件の概要」から始まり、「教訓と思い出」が続くので、彼がその事件についてどのように感じ、どのように対処したかがわかりやすく、そして興味深く読めた。あの事件もと驚くほど、いくつもの大きな事件に携われていた。どの事件に対しても誠実さが伝わった。 本の最後には「最後の輝きを放って人生を終えたい」と締め括られれていたが、どのように感じて亡くなられたのだろうか。たくさんの人を助けたのに、不本意な形で弁護士を辞められたのではないだろうか。今年他界されたのがとても残念である。
★1 - コメント(0) - 2013年7月11日

弁護士・中坊公平氏がいかにして「平成の鬼平」となったか。取り上げられている14の事件のうち、森永ヒ素ミルク中毒事件の冒頭陳述が素晴らしい。国・大企業を痛烈に批判しながら弱者への思いやりにあふれている。この冒頭陳述を読むだけでも価値あり。
★4 - コメント(0) - 2013年5月8日

星4つ
★1 - コメント(0) - 2013年4月7日

KS
自伝と判例のブレンド。試験勉強とは違う視点から様々な事件を垣間見る事が出来る。
- コメント(0) - 2012年11月1日

この本で「森永ヒ素ミルク中毒事件」と「住専処理事件」について理解することができた。国が責任を負いたがらないのは今も昔も変わらない。
★14 - コメント(0) - 2012年7月28日

弁護士という職業は、理不尽な目にあっている人を助けることができる、素晴らしい職業なのだと再認識させられた。森永事件の冒頭陳述は、ただただ素晴らしかった。
★2 - コメント(0) - 2012年5月19日

法律、という「机上」で(怒られるかもしれないけど)展開するモノに対して、それを唱えるのも、守るのも、破るのも、守られるのも「血が通った人間である」ということを示してくれた本。法学徒は読んだほうがいい起爆剤になるんじゃないかなと思った。
★1 - コメント(0) - 2012年1月27日

泣いた。新書を読んで涙が出たのは、はじめてかもしれない。森永ヒ素ミルク中毒事件の冒頭陳述(http://tiibaka.blog121.fc2.com/blog-entry-24.html)の箇所だ。公害、消費者保護、金融商品詐欺など、人間が社会に絶望しそうなとき、中坊さんは法を剣にして戦った。事件に関わる人は、そんな中坊さんの仕事によって、もう一度社会を、自分と共に生きている人を信じようと思えたはずだ。著者の力強い生き方に心打たれたら、「誰かがどうにかしてくれる」とは考えられなくなるはず。
- コメント(0) - 2011年10月14日

現場を重視し、依頼者と同じ視線で事件を見ることが大切なのだと再確認させられた。
★1 - コメント(0) - 2011年8月7日

弁護士である中坊公平さんがどのような事件に遭遇し、どのように成長してきたか、そこでどのような信念が形成されてきたかを14の事件を通してわかりやすく描かれている。すべての基本は現場にある、弱者の立場に立つという彼の考えが良く伝わってくる。法律家を目指す人もそうでない人も一度読んでほしい本である。
- コメント(0) - 2010年10月31日

買ってから読み終えるまでに年月がかかりすぎて読みたいタイミングをはずした気がする。それでも現場主義の弁護士さんの熱意は伝わってくる本だった。色々中坊氏もあったけれど今お元気でいらっしゃるのかな・・と、ふと思った。
★1 - コメント(0) - 2010年9月29日

May
今まで見聞きしてきた中坊公平氏の信念・生き様といった熱い懸命さに、初めて直接触れました。 また個人的には特に中坊氏の“被害者の立場に立つ姿勢”から、カウンセラーとしてクライエントに向かうとき、クライエントの立場に立つことを改めて自覚させられた。 「被害者になった人たちの心の負担をなんとかして残らないようにすること」「(豊田商事事件)公害の被害者は二度殺される・・・もう一つ大きいのは世の中の冷たさ・・・世の中の人は「欲ぼけばあさんやじいさんが引っ掛かった事件」だと見ている・・・だから、結局、事件を手がける時
- コメント(1) - 2010年5月2日

謙虚で自然な文体が読みやすい。実直ながら強力な行動力を持つ筆者は、まさに「生き様」という言葉が似合うシゴト人。
★1 - コメント(0) - 2009年12月8日

専門的知識が無くても読める。それでいて良い弁護士とは何か?弁護士に必要な考え方とは?などなど、中坊氏の弁護士感がひしひしと伝わってくる。法律を勉強し、それに基づいた正義を振りかざすだけではダメ。そんな機械的作業を求められているわけじゃない。人間が弁護士をするということ。忘れかけた「良心」を呼び起こさせる一冊。本著後の中坊氏を知っていると最後の話はまた違った視点から見れそうです。
- コメント(0) - 2009年4月15日

 中坊公平[なかぼう こうへい]さんのこと、知っていますか、と高3の120名に問いかけた。みんなポカンとしている。森永ヒ素ミルク事件は1クラスで3名ほど知っていたが、1985年豊田商事事件は「生まれる前だ」という反応で知っている人はゼロ。そういう現実よりもきつかったのは、話をし始めたら「これ、英語の時間だよね?」「結局、なにが言いたいの?(So what?)」と言うメタ判断の連発。これは堪[こた]えるよ。
- コメント(0) - 2003年4月23日

★★・・・
- コメント(0) - 2001年2月10日

◎有名な事件の事件簿では無い。こまごまとした事件を通して、著者が学び伝えたい人生の理(ことわり)の寄せ書きである。「私の事件簿」という名に惑わされてはいけない。「中坊公平 私の人生観」である。誰も教えてくれない人生の真実を学べ る書である
- コメント(0) - 2001年1月26日

大量のドライアイスを配達中だった、中年のタクシー運転手が酸欠で亡くなるという事件を担当したときのことです(今では考えられない)。裁判では、配達を依頼したドライアイス業者とタクシー会社の過失が認められて勝訴しました。裁判に必要な書類を作成するためには、諸官庁に行って、申請や手続きをたくさんしなくてはならないのですが、それを忍耐強く、最後までやってくれたのは、亡くなった運転手の妻でも、子供でもなく、遠く離れて暮らしていた年老いた父親でした。これを読んで「親とは、本当にありがたいものだ」とつくづく思いました。
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アツい弁護士の回想録。アツい。有名弁護士というとスマートなイメージだけど、こんなに足を使って粘り強く闘っているとは。ここまでやるから、中坊氏は飛び抜けた存在なのだろう。
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http://blog.livedoor.jp/kumatiku/archives/1488544.html
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