プルーストを読む―『失われた時を求めて』の世界 (集英社新書)

プルーストを読む―『失われた時を求めて』の世界 (集英社新書)
あらすじ・内容
プルースト研究の第一人者が『失われた時を求めて』の重要なテーマをスケッチしながら作品を紹介・解説する入門書。「いいとこ取りのダイジェスト」は密度が濃く、大部な作品を堪能した充実感。

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プルーストを読む―『失われた時を求めて』の世界はこんな本です

プルーストを読む―『失われた時を求めて』の世界の感想・レビュー(93)

『失われた時を求めて』の各巻は当初「名前の時代」「言葉の時代」「物の時代」という題名をつけられていたらしい。言葉に由来する想像が実体に触れることで瓦解し、本質が把握される(幻滅)流れを示そうとしたということだ。それを知ったとき、プルーストの『失われた時を求めて』を取り巻く状況そのままだと思った。「プルースト」という名前と『失われた時を求めて』というタイトル、それらの固有名詞自体がなにか甘美で壮大なものを感じさせる上に、世間に流布している評価によりイメージが強化されて、この作品はどうしても美化されてしまう。
★2 - コメント(1) - 2016年12月5日

第1巻だけ鈴木氏の訳で読了。前書きでなんとか読了して欲しい、という熱意を感じたので読んでみた。ネタバレにはなるけどミステリーではないし、この小説は長すぎるので重要な部分をちゃんと拾えない気がして。先にポイントを掴んでいた方が楽しめるかと思って。プルーストのことがとても好きなんだな、と伝わってくる、わかりやすい解説だった。小説の軸も見えてきたことだし、がんばって読もう。しかしこの長い長い作品が未完だったなんて。
★32 - コメント(0) - 2016年10月5日

20年前にこの長編にチャレンジしましたが1巻だけ読んで挫折しました。ので、再チャレンジにあたってまずガイドをつける感じで読んでみました。問題設定が分かりやすく示されており、今度、失われた~を読むのが楽しみです。あせらずに文章に心を泳がせるような感じで読んでみましょうかね。さて、だれの訳で読みましょうかね・・・・・
★5 - コメント(0) - 2016年6月11日

モチベ上げ。
★2 - コメント(0) - 2016年6月1日

《図書館本》プルースト研究の第一人者である著者が『失われた時を求めて』の読み解きを中心にプルーストについて語る。『失われた時を求めて』の第1巻、光文社版と岩波版とを読み終えた時点で、この作品の全体像を俯瞰したくなり本書を手に取った。この作品のフランス文学、ヨーロッパ文学における意味と位置付け、プルーストの思想の一端に触れることができた。どこか遠く近寄りがたい存在であったプルーストがほんの少し、近づいてきてくれたようだ。
★28 - コメント(0) - 2016年3月24日

『失われた時を求めて』(吉川一義訳 岩波文庫)第1巻を読んだところで挫折したのでこの書を読んでみた。『失われた時を求めて』の魅力が伝わってきたのでまた読みたくなった。
★19 - コメント(2) - 2015年11月23日

著者の『失われた時を求めて』との出会いから始まり、この作品の価値、即ち20世紀文学の出発点にして代表作とされる理由について語る。それによればジョイスの『ユリシーズ』や第一次大戦後のシュルレアリスムと並んで意識や夢を記述している事、しかも内面を記述する方法をとりながら、同時代の風俗から社会に至るまで克明に再現している点が指摘される。スノビズム、反ユダヤ主義、同性愛などの解説も参考になる。以前、井上究一郎訳で飛ばし読みをしたが、かのロラン・バルトも「誰がプルーストを飛ばし読みしないだろうか?」と言ったそうだ。
★58 - コメント(0) - 2015年11月19日

『失われた時を求めて』のシラバスとして手に取った。この大長編の根底に流れるいくつかのテーマ。それをある程度知っていた方が、はるかに物語を理解できると思う。また、登場人物の行く末や、重要度、物語がどこへ向かうのか。この解説本を読んだことによって、より濃密に『失われた時を求めて』の世界を味わえそうだ。【『失われた時を求めて』読破マラソン】http://bookmeter.com/event/event_show.php?id=2356
★23 - コメント(0) - 2015年10月16日

NAO
プルーストは美しい文章を楽しむものだとか、あれこれ考えずにただ読めばいい、とかいわれている。だが、何の下準備もなしに延々と続く文章を読んでも、何のことだかわからなくて、結局挫折することになってしまうのではないかと思う。せめて今読んでいる部分はどんな意図をもって書かれたのか、最低限の知識は持っていた方がいいのではないか。そう思って読み始めた本。『失われた時を求めて』を読み終わったとき、もう一度じっくりと読み返したらまたさらに深いところが見えてきそうだ。
★27 - コメント(0) - 2015年8月19日

再読。主人公が裕福なブルジョワの息子で、しかも主に付き合う人間が貴族であり、彼らの排他的な社交界に受け入れられる話なので、何かこう華々しいばかりの世界を想起しがちだ。が、実はこの物語の本質は世の中に受け入れられない「悪徳者」、ユダヤ人や同性愛者、つまり生れ落ちたときから辛い運命を担わされた人間を描くことにある。また、「スノブ」の考察も秀逸だ。英国のブランメルはダンディだったが、ダンディはカリスマティックな求心力がいる。しかも孤高だ。しかしスノブは、上昇志向の強いただの凡人だ。そして群れるのである。
★11 - コメント(0) - 2015年6月30日

一巻しか読んでないので、あらすじを全部知ってしまうと面白くないため、まだ知らないところは、とばして読む。そもそもプルーストを知ったのは映画の『スワンの恋』を見たから。若いジェレミー・アイアンズと、オデット扮する、オムネラ・ムーティがすごく素敵で、かつ美しい映画だった。しかし、本を読むと、実はスワンはユダヤ人の株屋であることが判明。このころのフランスのヒエラルキーって難しいですね。革命が起こっても、以前として貴族が残っている。しかし、ブルジョワ台頭し、貴族まがいのスノブも出現する。また読み返すつもり。
★7 - コメント(0) - 2015年2月7日

この新書を読んでプルーストを読みたくなる人より、わかった気になって読まない人の方が多いと思う。
★4 - コメント(0) - 2014年11月6日

『失われた時を求めて』はこんなに多面的な小説だったのか。技術面も凝っていて、内容と形式がともに優れた、愉快でありながらベラボーな小説なのだろう。
★3 - コメント(0) - 2014年10月24日

もっと自分を知りたい。そうすれば、苦しい過去とも、和解できるかもしれない。
★2 - コメント(0) - 2014年9月24日

【BOOK(2014)-099】!!!!!!!!
- コメント(0) - 2014年5月9日

失われた時を求めてを読む際の導入によいと思って、読んだが、実際に読んでいる中途にも拝読することにも、適した著書だと感じた。
★5 - コメント(0) - 2014年3月3日

HN9
1
★1 - コメント(0) - 2013年12月1日

長大な「失われた時を求めて」を挫折なく読むためにはこのようなガイドブックがあったほうがいいかも。ただ良く出来過ぎているので、この一冊を読んで「失われた」の登場人物同様のスノッブになって、プルーストを語ってしまいそう。スノビズム、反ユダヤ主義、性倒錯、などなど、どれ一つとっても現代においてメインテーマになり得る問題ばかりである。これらを念頭に置いて「失われた」完読をめざしたい。 169ページあたりから突然現れるスポーツや愛国主義に関する著者自身の生の主張にも注意。著者の政治的立ち位置がはっきり分かる。良書。
★7 - コメント(0) - 2013年10月6日

作品は読者にとって「うながし」にすきず、読者は自分自身の生を直視すべきだという言葉にはっとさせられた。
- コメント(0) - 2013年9月6日

なんだかどんどんプルーストの森の奥深くへ迷い込んで行くようだ。やはり鈴木道彦訳の集英社版全13巻は買わざるを得ないだろう。「ジャン・クリストフ」も「チボー家の人々」も「戦争と平和」も消えたのに、この作品は生き延びたのだ。面白すぎる!
★11 - コメント(1) - 2013年5月13日

「失われた時を求めて」への興味が湧いてくる本。永遠に未完の大作らしく、いろいろと深そう。読むときは、まずこの本を読み直してからにしようと思った。
★2 - コメント(0) - 2013年4月5日

『失われた時を求めて』は一巻を読もうとしたけど、難しくてわからず途中で投げ出してしまいました。この手の本は先に解説のほうを読んだほうが頭に入りそうと思い、この本を読んでみました。面白いです。含蓄が詰まっています。良書です。
★4 - コメント(0) - 2012年10月24日

「失われた時を求めて」の入門書であり、読書中の羅針盤であり、読後の解説書でもある。集英社文庫版の訳者による解説書。長い時間をかけて読んでいるので初めの巻の内容はだいぶ忘れていた。いくつものテーマが絡み合い、円環のように最後に一回りする構造らしい。まだ最後まで読んでいないのに始めから再読したい気持ちにさせてくれる。
★5 - コメント(4) - 2011年12月6日

結局のところ、私は読書を嗜み続ける限りでプルーストの読書観とは訣別するしかない。創作者に対する“敬意”と作品に対する読者のリアクションは何処かで切り離すべきだと思うので。
★2 - コメント(0) - 2010年12月29日

『失われた時を求めて』をちょうど半分まで読んだところで、復習と予習をかねて読んだ。便利というかおせっかいというか、その判断は・・・微妙だね。
★1 - コメント(0) - 2009年7月12日

プルーストは掘ると深いなあ。
★1 - コメント(0) - 2009年3月6日

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