終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ (集英社新書)

終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロ (集英社新書)
あらすじ・内容
報道されない3000人の行方不明者たち!
コソボ紛争が終結した現在もなお、当地の住人たちは想像を絶する人権侵害の危機に直面している。空爆終了後に6年間にわたって現地に通い続けた唯一のジャーナリストによる、渾身のルポルタージュ。

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終わらぬ「民族浄化」セルビア・モンテネグロの感想・レビュー(129)

2016年4月にコソボに旅行に行ったときから、この本を読みたいと思っていました。私が行ったときは世界遺産のあるセルビア人居住区も首都プリシュティナからバスで行くことが出来ましたが、行先を告げるとアルバニア人と思われる車掌さんに一瞬変な顔をされました。血が流れる対立はなくなっても、わだかまりは消えないのだと思います。私の意見としては、戦争には正義も悪もなく、あるのは異なる立場からの主張だけ。ただ、それが利害関係国の思惑と宣伝効果でどちらが正義という空気を作り上げてしまうのが恐ろしいと思いました。
★1 - コメント(0) - 2月25日

★★★
- コメント(0) - 2016年12月14日

木村元彦さん、オシムの頃から「文章がうまいひとだなー」と思っていました。ノバク・ジョコビッチの精神力が何故あれほど強靭なのかも理解できます。
- コメント(0) - 2016年7月1日

プロパガンダ戦に完敗したセルビア人勢力だけが、世界中のマスメディアによって「絶対悪」と見なされ批判・糾弾される様は、他人事ではないと感じさせられた。また、NATO空爆を行った西欧諸国が、現在、大量のイスラム難民によって「バルカン化」しているのは皮肉としか言いようがない。
★3 - コメント(0) - 2016年1月9日

旧ユーゴスラビア問題はニュースなどで知っていたものの深くは理解せず今まで生きてきました。この本を読んでこうも複雑で一筋縄では行かず根深い問題なのだと初めて知りました。関連書をもっと読まねば!!
★1 - コメント(0) - 2015年11月20日

民族対立の過程. 疑心暗鬼とナショナリズム. 国際政治, マスコミの不誠実・不信感. 悲しい世界.
- コメント(0) - 2015年9月18日

ユーゴ空爆後のコソボ在住セルビア系民間人の拉致、虐殺問題について、現地にて取材したインタビューを中心に書かれています。バルカン半島の民族問題を理解したいと思い読んでみました。次はオシム終わりなき闘いを読むつもりです。
- コメント(0) - 2015年4月14日

ジェノサイドについて、もう一度考えたいとの思いから再読。
★17 - コメント(0) - 2015年2月8日

あとがき代わりの対談にもあったけれど、このルポの内容を知ったうえで、やはりもっと歴史的な背景をたどっていかなければいけないと感じた。
- コメント(0) - 2014年7月6日

 公正な裁判と公平な租税制度を、アメリカではないローマ帝国のような 偉大な国家が導入して支配するしかないでしょう。組織名の略称にもう少 し頻繁に(かっこ)で和名を書き込んで欲しい本。一応、『悪者見参』を 読んでおいて良かった。
★1 - コメント(0) - 2014年6月30日

o.t
1999年のユーゴ空爆後のコソボ。セルビアはこれに先立つボスニア紛争でPR戦争に敗れ、国際世論はセルビア悪玉論に覆われていた。コソボのセルビア人は、アルバニア人のコソボ解放軍(KLA)の容赦ない迫害を受けて「棄民」となった。NATOも国連も、セルビア人を襲ったこの悲劇を傍観するのみだった。著者は、コソボのセルビア人、アルバニア人に話を聞き、それぞれの主張をそのまま活字にする。真実は何かを追求しようとするのではない。各々が各々の正義を信じ、敵対民族を憎む。そのコソボの現実を当事者の肉声からそのまま伝える。
★4 - コメント(0) - 2014年5月8日

旧ユーゴスラビアは崩壊からNATO空爆を経て、大きな傷を人々の心に残した。そしてそれは今でも人々の心の傷となって人種、宗教でカテゴライズされ人々は反目しあっている。著者の記述からは未だに民族和解が進まない現実の旧ユーゴスラビアの現状を目の当たりにすることが出来た。世界はこの現実に目を背けてはいけない
★2 - コメント(0) - 2014年4月16日

民族紛争に関する、非常にバランスの取れた良い作品だと思う。何も知らない、関心を寄せてこなかった自分が恥ずかしい。
★5 - コメント(2) - 2014年3月30日

あんま期待してなかったけど、面白かった!というよりは引き込まれた。 バルカンにおける憎悪の連鎖について知ることができる、拉致問題は日本だけに限ったことではない、在日に読んで欲しい一冊
★1 - コメント(0) - 2013年7月24日

大傑作。民族・国家・組織のあいだで乱反射する関係を、地道に追う誠実な報告であると同時に、日本人でしかできないコソボ潜入やキーパーソンとの接触など、スパイ系読み物としてもすばらしい。冒険小説/スパイもの好き必読の一冊。ただし基本的なレクチャー抜きの内容なので、この地域を扱ったフィクション・ノンフィクション(『戦争広告代理店』など)をいくつか読んでから手に取ることをすすめたい。
★3 - コメント(0) - 2013年7月21日

Sai
未だに迫害が公然と行われているにも関わらず、米国を中心とした欧米諸国からは悪者扱いされ、マスコミからも見て見ぬふりをされている国が存在している。単一民族国家で生まれ育った我々には想像もできない民族浄化という異常事態。劣化ウラン弾の使用。放射性廃棄物を武器転用することで、合理的に他国へ捨ててしまうといった米国によるやりたい放題な実態を知り、大変遺憾に感ずるとともに、本書のような現地現物による生の情報の重要性を改めて実感した。
★1 - コメント(0) - 2013年3月21日

悪いナショナリストの虐殺者はやっつけられました。 迫害されていた少数民族の抵抗組織は、国際社会の助力を得て、自分たちの国を手に入れました。 めでたしめでたし。 とかいう出来レース。
★1 - コメント(0) - 2013年3月3日

8/24読了。旧ユーゴの実情を抉る怪著。バルカンについてもっと知らなければならない。後、ハントケも読んでみよう。
★2 - コメント(0) - 2012年8月24日

セルビア人に対する風当たり、および民族浄化の定説に新たな示唆を与えてくれた一冊。個別の事例ばかり見ていても全体を俯瞰することはできない、という意見もあるかも知れません。しかし、二次情報を寄せ集めただけの著作が氾濫する昨今、こういう上質なルポの存在は単なる情報と私見の羅列よりも多くの意味を私達に与えてくれると思います。
★2 - コメント(0) - 2012年7月19日

旅行記のようになっててスラスラ読めた。やられたらやり返す。国境のない世界を作るってことが幻想であることを感じる一冊。
★2 - コメント(0) - 2012年5月6日

世界や人間の感情は単純化できない。NATOの空爆が正義の名の下で行われ、そしてそれ以降この地域がどうなっているのか知る人はあまりいないのではないだろうか。セルビア系の民族は今迫害され、現代社会の中で現在進行形で民族浄化されている。それはアルバニア系民族による過去の復讐なのだけれど。薄っぺらいこども向け漫画とは違う。「許すことが大事」なんて言葉は安全な位置からしか発することのできない、中身のない空虚な言葉だ。世界は善悪二元論では語れない。割り切れない。彼らが、世界が、人間が救われるには何が必要なんだろうか。
★4 - コメント(0) - 2012年4月23日

◎わかりやすさが求められる昨今だけど、複雑なものを複雑なまま消化しなければいけないものもある。善悪、被害者加害者、民族、外交…この本は単純には割り切れないものがあることを教えてくれた。
★1 - コメント(0) - 2012年4月19日

旧ユーゴでの紛争が、単純に正義と悪の二元論で語れないことがよくわかった。セルビア人の被害者達から、「悪役」の国なんて存在しないことを。NATO空爆後の混乱から「正義」が名目でしかなかったことを感じさせた。現地で体当たりで取材する渾身のルポがあってこその貴重な本だと思う。何が著者をここまで駆り立てるのか知りたくなった。
★2 - コメント(0) - 2011年11月28日

紛争の図式がわかる。
★1 - コメント(0) - 2011年11月21日

コソボ紛争終結後ユーゴスラビアのルポタージュ。1999年にNATO軍が制圧したことで紛争は終結し、国連の視線は中東へと向かったのだが、21世紀の今でもありとあらゆる形で紛争は起こっている。それの主たるものが3000人以上のセルビア系民間人の拉致・行方不明で、紛争時にアルバニア系住民に対し虐殺行為をしていたセルビア民族を悪者とする民族浄化(エスニック・クレンジング)である。ところがこの言葉はアメリカのPR会社がボスニア政府に依頼された造語で、善悪二元論を推し進める手段でしかない。何をしなければならないのか。
★1 - コメント(0) - 2011年9月22日

週刊誌連載のような軽妙なノリのルポルタージュ。空爆、分裂後の旧ユーゴのうち、セルビア・モンテネグロに足を運んで書いただけあって他書にはない記述が多くて面白かった。セルビア人=悪、としない本を読んだのってこの本が初めてかも
★1 - コメント(0) - 2011年4月14日

[試験対策本Ⅲ]旧ユーゴ地域のルポという体裁だが、民間人の犠牲、テロリズム、報復、麻薬、介入、マフィア、偏向報道…など、「21世紀」という問題を突きつける一冊。ユーゴ解体の経緯が省かれ、主に2000年、NATO空爆後の現状について書かれているため文脈を共有しにくい面もあるが、今・現場にフォーカスしているため、動的なセルビア・モンテネグロを見ることができる。
★1 - コメント(0) - 2010年12月23日

勧善懲悪ではない世界の中で、救いを求めている人がいるということを忘れてはならない。せつないねぇ・・・
★1 - コメント(0) - 2010年7月24日

a125、この本がわからなかったとおっしゃってる方がいるが、まあ要するにそういうことでもないんだと思う。先の章で理解したはずの「悪意の」民族があとのところで容易く逆転し、それだけならともかく、独裁者とそしられ殺された人間もその捌きを国内でしなければならなかったと不満があり、まだその独裁者の方がよかったとも、間違ってなかったとも言われるし。周囲に略奪を働いた組織だって蓋を開けてしまえばやっぱり周囲とは変わらない。国際機関ですら、浚われた民間人を助けるためになにもしてくれない。正義って要するになんだろう。
★2 - コメント(0) - 2010年7月21日

二回連続で通読してやっと読んだ感。まえがきでバシッと宣言している通り現場主義の密度の濃いルポ。1300人協会の変遷とハントケの章が印象的。
★1 - コメント(0) - 2010年5月20日

 『オシムの言葉』をまとめたジャーナリストによる旧ユーゴ地域のルポルタージュ。「地域紛争」「民族問題」というくくりから抜けおちた事実や視点をフォローし現場のリアルを伝えることに徹しながら、心情の部分にも強烈に訴えてくる。ジャーナリストという職業に対する腰のすわりっぷり、ウォームハート&クールマインドな現地の人たちとのかかわり方には伊勢崎賢治と相通じるものを感じた。このジャンルではあまりない再読に耐える良質な新書。
★1 - コメント(0) - 2010年3月1日

まえがきを見て知ったのだけど、この本の前に書かれた『悪者見参』を先に読んでおいた方がいい本のようでした。ある程度の知識があることが前提となっているような記述が多く、それがないため理解しづらい部分が少なからずありました。現地の人々へのインタビューという貴重な体験をスムーズに読み取れない自分がもどかしいです。
★2 - コメント(0) - 2009年4月30日

★★☆☆☆
- コメント(0) - 2009年1月5日

旧ユーゴ紛争時に、現地にいた思想家スーザン・ソンタグがNATOによる空爆を肯定していました。それだけただモスリムかセルビアかという名称だけで殺しあってしまう現状があまりにも悲惨だったのでしょう。その憎しみの連鎖がとまらなかったら、解決の仕方がないと思います。アルバニア・マケドニアあるいはツチ族・フツ族という名称だけで人が人を殺しあうという戦争の力学を感じました。
★2 - コメント(0) - 2006年11月27日

非常に分かり易いユーゴ紛争のルポタージュ。木村氏は『オシムの言葉』とかでも有名なサッカーファン・ルポライターなのだが、この話は彼が政治報道でも十分才能があると教えてくれる。
★1 - コメント(0) - --/--

言葉はよく聞くが、実情は知らない民族浄化。世界は平和ではない、だけでなく平和では無かったことを再認識する。
★1 - コメント(0) - --/--

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