時間はどこで生まれるのか (集英社新書)

時間はどこで生まれるのか (集英社新書)
あらすじ・内容
目からウロコの画期的な時間論、登場!
なぜ過去は変えられないのに、未来は未知であるのか? どうして時間は過去から未来へ流れていると感じられるのか? 相対論や量子力学などの知見を踏まえつつ、素朴な疑問に答える刺激的な時間論。

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時間はどこで生まれるのかはこんな本です

時間はどこで生まれるのかの感想・レビュー(265)

浅い
- コメント(0) - 1月25日

初歩から段階を踏んで解説していってくれるのだけれど、いかんせん門外漢の僕には想像がしづらい世界ではある。それでもやっぱり面白くて、「ミクロの世界には時間がない」なんて考えたこともなかったなぁ。ミクロの世界は不思議だ。ただ、結論自体には違和感が。エントロピーの増大(無秩序)に向かっていくことを避けるために努力が必要なのはわかるが、そこに意思が生まれる必然性はあるんだろうか。避けるため動くとやがて自然に意思が生まれてくるような記述だったが、そこには飛躍があるような気がする。
- コメント(0) - 2016年8月9日

著者は予備校講師であるため、記述はわかりやすく感じた。時間論は学際的学問であるように思った。哲学者にも物理の素養は必要。
★1 - コメント(0) - 2016年2月27日

時間の方向とエントロピー増大の方向は一致する(同一ではないが)。エントロピー増大の法則に逆らって秩序を保とうとするものは「意志(生命)」。時間を作り出すのは生命。原子レベルのミクロの世界に時間は存在しない。非因果的領域(過去も未来もない時空)の存在を図で紹介有。「温度」も「色」も「時間」も生命の意志によって作り出されている。時間が存在しないということは、動画のフィルムのようなものが立体的に存在しているだけなのか?ミクロの世界に時間が存在するなら、反粒子は未来から現在に飛んできたことになる?
- コメント(0) - 2015年11月21日

「時間」という概念について考察した一冊。マクタガートの時間系列。A系列、常に現在という視点に依存する時間。B系列、過去から未来に向かって順番に並んでいる歴史年表のような客観的な時間。C系列、ただの数列。A系列、B系列の時間は実在しない、しかしC系列の時間は実在する可能性がある。エントロピー現象の法則は非合理的ではない。宇宙はただ存在するだけの相対論的C系列、過去と未来は生命の「意志」によって生じる。哲学だけでなく、物理学の視点から時間論について考察されていました。巻末には参考文献の紹介が書かれていました。
★4 - コメント(0) - 2015年10月20日

量子論や相対論が一般の人にとって難解なのは、「時間」の考え方が従来の考え方(古典物理学)とは大きく異なり、直感的な理解が難しいところにあると思う。そもそも時間の定義とは何なのか?エントロピーとは?ミクロな世界に時間が実在しないのなら、それは一体どこで生まれるのか?こうした一つ一つの疑問に対して論理を飛躍させず丁寧に書かれた解説は、他のどんな本よりも分かり易い。機材も数式も使用しない「思考実験」の面白さと、普段の生活では感じ得ない「時間の多様さ」を堪能できる一冊。
★12 - コメント(0) - 2015年10月12日

物理学科出身、SF作家、人文学部教授の著者。量子力学から時間の実在性を解き、人の意思によるものとする。難しい話もある。著者の大胆な意見も多い。
★4 - コメント(0) - 2015年7月10日

ミクロな世界に色や温度が実在しないのと同じで、時間も実在しないことが前半に書かれている。しかし、私たちマクロな存在は現実に時間の経過を知ることができる。では、時間はどこで生まれるのか?その問いが物理学の視点から描かれている。良書。
★1 - コメント(0) - 2015年5月4日

★★★★☆
- コメント(0) - 2015年3月30日

思っていた以上に物理が前面に出てくる内容に、少し不安があったもののそれなりに理解することができたと思う。結構おもしろかった。 ただ、物理の知識がほとんどないため、本書の説明が物理の視点から考えるべき時間論の論点をどの程度カバーしているのかわからず、「本当にこれだけ?」という漠然とした不足感があった。 今さらながら、物理を勉強しておけばよかったと後悔。 また、時間の向きが決まる説明として、「エントロピーの増大と秩序維持→意思」というのは少し飛躍があるように感じた。いまいち納得できず。
- コメント(0) - 2015年1月2日

時間などというものを疑うことがなく生きていたが、主観的にさえそんなに一様なものではないとすると、実は客観的にもなおさら実在としてのしっかりしたものではないと考える方がよいということか。死にとらわれた「弱い」生き物であることも原因で、進化の過程で時間をつくりだしてしまったというが、そんなマクロの世界の宿命だけにとらわれるのももったいない。時には少し考えを改めて「時間旅行者」となってみるのも悪くない。ワープ感あり!多少粗い構成だが、それは著者の意図するところだろうし、この際、速く読めたことにこそ感謝したい。
- コメント(0) - 2014年11月12日

時間は実在してはいない。観測者がいて、初めて物質が運動をしていることを観測した時に感覚として時間は発生するが、誰も見ていないところで、更に一瞬だけを捉えれば時間など実在していないのではないだろうか。感覚としての時間と実在としての時間は、相容れないのだろうか。科学は常に正しいわけではない。今の時間論ももしかしたら引っ繰り返ってしまう可能性もある。相対性理論、量子論、エントロピーなどから時間の実在に迫った簡潔すぎる入門書的な本。
★3 - コメント(0) - 2014年11月9日

相対論や量子論を考慮した時間論は、難しいですが新鮮でした。
- コメント(0) - 2014年6月23日

ひとつひとつの話について行くのが精一杯。ただ、時間について考えていくことで何かしらに気付くことがあるのが楽しい。農耕が生まれたころに時間は創造されたという一つの考え方からいろいろ思うところが出てきたり。もう少し理系耐性をつけてから読みたい。
★7 - コメント(0) - 2014年5月13日

可視光線より小さな物質に『色』が無いようにミクロの世界でも時間が無いという事も理解しやすかった。 よく聞く二重スリット実験の不思議も時間を無視すればなるほど当たり前だもんな
- コメント(0) - 2013年10月2日

原子に香りがないように、光に時間がないように、ミクロ世界に時間はない。時間はどんな方向にも流れるけれど、エントロピーを増やす方向の世界に、逆行しようと生命が生まれた時、生命は過去から未来への時間を感じる。…そんな気もするけれどそうなんかな?
★1 - コメント(0) - 2013年9月17日

暑苦しいのでさっさと寝ちゃおうと思いつつも、なかなか寝ないでいるのは、唐突に終わったこの本の感想が書けないでいるせいだと、今、気が付いた(笑) 『1と0から意識は生まれるか』を読んだ後、と言うのはかなりのハンデかも知れない。結論には賛成なんだけどね(笑)
★2 - コメント(0) - 2013年7月8日

なるほどと思わせる一方で舌足らずな一面も。肝心な部分の多くは語られず消化不良の感も。私自身の読解力のなさもあるのだが論理的に腑に落ちない点もあった。方向性を持つ時間の起源が生命によるものであることを説く一方で、生命の起源を30億年を超える時の重みによる奇蹟というのはどうも理解し難い。また、生命が機械でないことの理由や証拠について自分が持つ喜怒哀楽、痛い、うまいなどの感覚を機械は断じて持ち得ないと断言するところに甚だ疑問を感じる。
★20 - コメント(1) - 2013年3月29日

物理学的視点から時間論を考察した一冊。平易な文章でまとめてあるので時間論の入門書としておすすめです。
★5 - コメント(0) - 2013年3月16日

内容的には物理学9:哲学1。易しい時間論の入門書。無理やりC系列につなげて目新しさ出してますけど、それはそれでいいんじゃないんですかね
★3 - コメント(0) - 2013年2月15日

★1 - コメント(0) - 2013年1月9日

時間という概念が錯覚だということを理解できず時間に関する本を読んでみようと思って手に取ったが、実に面白い。相対性理論や量子論と否定されるニュートン力学、エントロピーなどの現代物理学の基礎知識を知る事ができる。「時間」の考えは科学的であると同時に多くのカントやデカルト、ハイデガー、ニーチェといった哲学的な要素も含まれておりが昔から多くの人が考えて来た題材なのだなと感じた。
★6 - コメント(0) - 2012年12月17日

人間的時間と物理学的時間を結びつけると謳っているものの、物理学的時間ばかり論じていて、人間的時間はどこで生まれるのかという問いについては最後の方で短く述べるだけになっていてなんだか消化不良の感がある。
★3 - コメント(0) - 2012年12月16日

私がライフワークと位置づける時間論。 久しぶりに手に取ったのが、本書。一言でいえば「理系おじいちゃんによる時間論」である。冒頭「哲学業界は物理のことがわかっていない」的な記述があり、噴飯やるかたなく「哲学に対する挑戦だ!」とばかりに読み進めていたが、なんだかんだ言って、このおじいちゃんも哲学が好きなんだなぁとわかって、笑みがこぼれた。 とはいえ、哲学的にはありえない態度も見受けられ、「自明である」で証明を終えてしまったりする箇所も見られる。 もちろん、本書が最終結論ではない。が、面白かった。
★4 - コメント(0) - 2012年11月13日

橋元先生の本だから分かってた事だけど、さんざんもったいぶって結論丸投げかい!感は否めない。でもまあ、あとは自分で調べろよ、って言われてるみたいでヤル気はあがった。文章も読みやすく分かりやすい。相対論や宇宙論についての関心がすごく高まった。
★2 - コメント(0) - 2012年8月23日

過去、現在、未来へと向かっていくと当たり前のように認識している「時間」という概念。科学的にこの概念について考察してみるとなんと難しいことか。通常生きてきて積み重ねてきた常識では簡単には受け入れることのできない内容かも知れない。物理学に興味があったり、考えたりすることが好きな人にはお勧めの一冊。
★4 - コメント(0) - 2012年7月29日

難しかった。書いている言葉は非常に平易なるも、量子力学が解明したミクロの世界では、「色」も「温度」も「時間」も「空間」も存在しないと著者は説明する。前2者は理解できるが、「時間」と「空間」、即ち「位置」と「速さ」についてはなかなか理系出身でも理解しがたかった。しかし、著者が、(主観的)「時間」を作り出したのは我々「生命」であり、「生命」がエントロピー増大の法則に反し、「意思」で「秩序」を維持させており、それにより「時間」が創造され宇宙を創造しているという説明は、非常に納得できた。難解だが面白い1冊だった。
★2 - コメント(1) - 2012年7月21日

傑作。書かれているほとんどの内容は常識に属することだと思うけれど、それが要領よく分かりやすく書かれている。頭の中を整理するのに良い。最後、時間を解釈するのに生命の意思を持ち出す部分のみ物理学で説明しきれない内容だと思うが、その部分もよくある展開だと思う。そういう意味で新しさはないが、常識を組み合わせて説得力のある理論を組み立てているのが非常に面白い。あえて批判するなら、著者にとって常識であることを説明しているため、読者を少し馬鹿にしているように読めるのが人によっては気に障るか。
★4 - コメント(0) - 2012年6月18日

今までの感覚が常識から逸脱するので、混乱しつつもなかなか面白いです。「時間」という言葉や概念だけでもたくさんの見方があるのがよく分かります。それぞれの理由や考え方を端的に解説されているので、忙しいけど興味がある方にこの一冊はお得です。
★2 - コメント(0) - 2012年4月9日

やっぱりなんにもない空間になんかの一つの大きなエネルギーがあって、その一部が私なんだなと思う。村上春樹の小説に通じるものがある。
★5 - コメント(0) - 2012年2月22日

再読。わかりやすい。でも、わからない
★12 - コメント(1) - 2012年2月22日

物理学のエントロピーと主観的な時間の流れを関連付けるという斬新な主張で面白かった。説明がわかりやすく、必要な知識も解説されているので物理の知識がない人でも楽しめると思う。
★3 - コメント(0) - 2011年11月11日

★3/5
★1 - コメント(0) - 2011年10月6日

我々は放っておくと秩序が崩壊していく世界に「意思」の力で秩序維持することで生命を保っている。無秩序に向かおうとする世界からの外圧(過去)に対して生命が秩序を選択する自由を持つことが未来を作り、そこに主観的時間が生まれる・・・読んでいない人には何のことかよく分からないと思いますが、私はこの結論にかなり感動しました。
★8 - コメント(0) - 2011年3月30日

前半で相対論、量子論、反粒子、エントロピーなどについて簡単に説明してあり、最後のちょっとで時間論を述べている。筆者の説によれば時間は意思によって生じるらしい。あまりにも簡単に説明されているので正直だまされている感じがするのだが、とてもおもしろい内容だった。予備校講師だけあるなーとか余計なことを考えつつも、時間論の基礎としてはとてもわかりやすいいい本だと思う。Amazonの評価が結構いいことが逆に気ななるが・・・・・
★10 - コメント(0) - 2011年1月3日

面白い。ミクロな世界とマクロな世界。科学と哲学。エントロピーの増大。いろんな所から考察しているけど、話をできるだけシンプルにしようとするため、途中に注意書きや括弧書きがいっぱいあるのは、そうはいってもこれは言っとかなきゃいかんだろう。みたいな著者の真面目さみたいなのが見えて面白かった。終わりに近づくにつれて、著者の気持ちが乗ってきて、著者大いに語る風な感じも面白かった。
★10 - コメント(0) - 2010年12月3日

スリットのところの結果から過程が変わるというのが面白い
★4 - コメント(0) - 2010年9月30日

AK
面白い。物理学と哲学は表裏一体です。
★2 - コメント(0) - 2010年9月22日

とても興味深い内容だった。
★3 - コメント(0) - 2010年4月5日

時間はどこで生まれるのかの 評価:58 感想・レビュー:58
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