米原万里の「愛の法則」 (集英社新書 406F)

米原万里の「愛の法則」 (集英社新書 406F)
あらすじ・内容
女が本流、男はサンプル!?
世の中、男女半々で相手はたくさんいるはずなのに、なぜ「この人」でなくてはダメなのか―生物学、遺伝学をふまえ、縦横無尽に分析・考察。表題を含め4本の、著者最初で最後の爆笑講演録集。

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米原万里の「愛の法則」はこんな本です

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米原万里の「愛の法則」の感想・レビュー(391)

174 分析的な理解
★2 - コメント(0) - 2月18日

★★★★ なぜ彼女が通訳になったのかというエピソードに思わず涙。 これで米原さんに関する本はすべて読破してしまった。 帯にあった「なぜ『この人』でなくてはダメなのか」が身に染みる。。
★2 - コメント(1) - 1月28日

同時通訳の極意は、省ける言葉はどんどん省くこと。肝心なのは発信者の言いたいことを伝えること。そのためには読書が最良の学習法であると。新しい言葉を身につけるためにも、維持するためにも読書はいちばん苦痛のない学習法なのだ。
★6 - コメント(0) - 1月21日

卵巣がんで亡くなった米原万里さん。その晩年期の講演会の内容まとめた本。「オスは環境が変わるとき、たくさん死んでたくさん生まれる」というサンプル説。人生の第4期(更年期以降)は「楽しい人生の本番」。訳せなかった「失楽園はトシマエン」。池田清彦さんのいう「読者へのサービス精神」に溢れた講演会が、とっても楽しそうでした。
★4 - コメント(0) - 2016年10月13日

米原さんの意見を100%鵜呑みにしたくなるような説得力。第2章“国際化とグローバリゼーションのあいだ”は特に面白かった。日本人の伝統的な習性、その時々の世界最強(軍事力と経済力において)の国=世界になってしまう。かつては中国そしてオランダ、今は久しくアメリカか。その国の文化面を考慮しないのが何とも寂しい。批判精神や懐疑的に考えることをしないのはある一面では美しいが、愚かなことでもある。呑気に生きてきているなぁと自分に関しても思う。
★6 - コメント(0) - 2016年10月10日

米原さんの講演を書籍化したもの。専門家である池田さんからすると「あやしげな説」のようだが「サンプル論」は非常に面白く納得できた。また米原さんの文章や生き方を見ると文学が決して無用の産物ではないことを再確認でき、ますます読書が好きになる。さらに「愛の法則」も文学から出発している所が米原さんの着眼点の魅力。また「愛の法則」が高校生相手の講演だったことに笑った。
★5 - コメント(0) - 2016年10月6日

おもしろかった。サービス精神豊かな表現者に最後まで楽しく読めました。語学を学ぶ人、海外に滞在歴がある人、小説が好きな人におすすめの本です。男女のサンプルと本流について、国際化とグローバリゼーション、「文学こそが、民族の精神の軌跡、精神の歩みを記したもの…」、という所も印象的でした。
★12 - コメント(0) - 2016年9月19日

ロシア語通訳者の米原万里さん、だいすき。ぜひとも飲みに行きたい。残念ながらすでに亡くなっているけれども、ご存命ならあらゆるコネクションを駆使して、お酒をご一緒していたであろう方。 「鎖国時代というのは、無理して大量に外国から仕入れたものを消化していって、自分のものにしていく時期なのです。もともとどこの国の文化であっても、純粋な生粋の文化なんてほんとうはないのです。文化は常にお互いに影響し合いながら発達していくのですが、それが常に影響し合っている国と、日本のように、開国してふわっと入れて、後は鎖国して消化し
★3 - コメント(0) - 2016年9月18日

米原万里さんの言葉は、本当に読みやすく分かりやすい!と、思っていたのですが、その理由がわかりましたよ。最終章の攻撃的で立体的な読書のあたりは、ちょっと身につまされました。私は楽しんで読んだら読みっぱなしで、アウトプットすることなんかなかったからなあ。これからは、これは!と思った本だけでも、読み直して、要約してみようかな。
★2 - コメント(0) - 2016年9月2日

2006年に亡くなった米原万里さんの4つの講演集。講演の書き起こしだから簡易な表現でわかりやすい。国際感覚と言葉に関する感性はさすがに鋭いなあと感心することしきりだが、本のタイトルにもなっている「愛の法則」は男と女の性愛について様々な蘊蓄を傾けながらおもしろおかしく語られていて、恋愛に悩む人に是非読んでほしいと思う。
★1 - コメント(0) - 2016年8月31日

米原万里さんの講演の模様をコンパクトにまとめた1冊。とくに言葉に関する話が印象的だった。段落を読んで要約、本一冊を読了しても要約をもとめられ、読んでいない人にも分かるように話す訓練を徹底させているソビエト学校の読書指導はとても能動的だ。「新しい言葉を身につけるためにも、維持するためにも、読書はいちばん苦痛のない学習法だとおもいます。」「文学こそがその民族の精神の奇跡、精神の歩みを記したもので、その精神のエキスである。」大量の読書をされてきたからこそ、深く納得させられる言葉である。
★7 - コメント(0) - 2016年7月18日

全4講演のうち2つが高校でのもの。10代後半の子供たちには刺激的な話で面白く聞けたに違いない。久しぶりの米原万里作品。ラジオで何度か聞いた声が頭によみがえった。2006年、55歳(?)で亡くなって10年。もう10年生きていても都知事選には立候補していなかったろうが、どんな活躍をされていただろう? 外国語に親しんだ女性ということからいうと、比べるのは奇妙かも知れないが、私には須賀敦子(や小池百合子)よりは米原万里の知性・作品が合っているかな(どうだろう?)。
★5 - コメント(3) - 2016年7月13日

講演集だけあって、テンポが良く読みやすかった。 しかし多方面に知識が豊富な方で、早世が惜しまれます。
★1 - コメント(0) - 2016年6月23日

4つの講演を収めた著者最初で最後の講演集。いつも米原さんの本には難しい漢字や熟語が多くて、たくさんの情報量をコンパクトにまとめているなと思っていたのですが、講演でもそんな模様(本書で知りましたが、外国育ちにより日本語の勉強を頑張ったために、知っている語彙は使いたいんだそう! use it, or lose itってことだったのね)。「愛の法則」の講演では情緒的な愛ではなく生物学的な愛について独自の論を展開。いや〜男性を見る目が変わりました。ノミからゾウに至るまで、知識の多さにも脱帽。
★33 - コメント(0) - 2016年6月16日

「男はサンプル」説。日本の国際化は最強国の基準に合わせること、米のグローバリゼーションは自分の基準を押しつけること。理解と誤解、コミュニケーション論、人は理解し合いたい。
★5 - コメント(0) - 2016年6月13日

最初の男女愛の話は、ちょっと怪しげな知識を振り回しているけど、その後のグローバル化と国際化の話はとても面白かった。英語一辺倒教育・英語至上主義の危うさを的確に表現してくれていて、溜飲が下がる思いでした。大学の講義を「すべて」英語化すべきだと言っている愚かな上層部に読んで欲しい。
★2 - コメント(0) - 2016年6月12日

最初のが高校生向けの講演とはすごい。大人向けの漫談です。そのあとは通訳とコミュニケーションと語学の講演。☆4
★5 - コメント(0) - 2016年6月12日

amy
やっぱりこの人面白い。すごい。
★1 - コメント(0) - 2016年5月31日

面白(興味深)すぎる。一気に読んでメモしまくった。男性が浮気っぽいのは種の使命で、男の存在価値そのものが性生活、って言われたら悩みがどうでもよくなった!笑
★3 - コメント(0) - 2016年5月26日

『優秀で強い牛をつくらなくてはいけないというときは、牧場主はオスを九十九頭にしてメスを一頭にするんです。』
★3 - コメント(0) - 2016年5月26日

著者が好きで、見つけると読む、なスタンスでお付き合いしてますが。しょっぱなの「本書に寄せて」で悲しみに突き落とすことないじゃない…な喪失感と哀しみで読み始めましたよ。本文はいつもの楽しく興味深くユーモアと知性にあふれた内容なのに。
★4 - コメント(0) - 2016年3月28日

★★★★ 衝撃的な新しい知識、感覚の本。米原さんの本を幾つか読んでみたいと思います。内容として感じたのは愛の法則では無くて、言語への関心です。同時通訳をする為に知識の豊富さ、プラハ時代の教育。第二言語は英語だという思考の大半の日本人。今後の多様化社会での読書の重要性は相変わらず高いのか、興味深いです。私は本が好きですがね 笑
★2 - コメント(0) - 2016年3月6日

★言葉、外国語、翻訳について。いきなり言葉の通じない学校に放り込まれて…日本帰国後、空白の五年間を埋める為に、必死に日本の古典読んで漢字勉強して。結果、同時通訳の第一人者、バリバリ活躍して。気がついたらいない。ああ、すごい人生だ。★講演集だが、私はこうやって生きてきたのよってのがにじみ出てる。行間から(ええ、万里さんは、行間・文脈を読めとおっしゃる)立ち上がる。日本語とロシア語を心から愛してること。両者が直接に理解し合うことを願っていることが。そのための努力を惜しまなかったこと。
★11 - コメント(1) - 2016年1月23日

図書館。私は影響を受けやすい人間なので、ハンガリー語を勉強したり、読書した本の要約の記録を付けてみたくなった。最初の「愛の法則」についてという、似非生物学・遺伝学の話は、ほかの人に任せておけばいいのに。と思った。
★2 - コメント(0) - 2016年1月18日

『オリガ・モリソヴナの反語法』『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』と、私にとって忘れられない本の著者、米原万里さんの講演集。大変面白興味深く読みましたし、この講演をきくことのできた高校生を羨ましく思いました。まだまだこれからという時に亡くなられた事を、本当に残念に思います。
★22 - コメント(1) - 2016年1月14日

第2章の国際化とグローバリゼーションの間が特に面白かった。「日本人が英語一辺倒になって、英語を重要視する最大の理由は、別に英語で蓄えられた文化に対して惹かれているというよりも、その経済力とか軍事力に頼って生きていこうとしているからであって、ある意味では非常に打算的で下品なわけです」という主張にはどきりとさせられる。批判思考と複眼思考を養うために、日本語(膠着語)と英語(孤立語)ともう一つの外国語(屈折語)を習得し、英語を相対化するというのにも納得。ロシア語を専門とする米原さんだからこそかけることだと思う。
★2 - コメント(0) - 2015年12月30日

晩年の講演をまとめたもの。著者の講演、私も聞いてみたかった。早逝が本当に惜しい。
★3 - コメント(0) - 2015年11月21日

生まれながらにして違うもの達がどう理解しあうのか。幼少期の強烈な言語との関係の体験、それは自分に閉ざされる地獄の苦しみと、乗り越えて共鳴しあうその瞬間の喜び。そして帰国してからの、日本のことを知らないというコンプレックスの中で積み重ねる深い読書体験。その中から彼女が見出したのは、単語というコードを訳すだけでは理解し合えない限界。結果としての言葉という部品に捉われるではなく、伝えたいモヤっとしたものに立ち戻るプロセスをもう一度たどらなければ通訳が出来ない。それは、一方で諦観を持たなければ出来ない高みである。
★5 - コメント(0) - 2015年10月18日

日本語とロシア語との間で努力された様子が感じとれる一冊。米原さんの受けたソ連での教育現場の様子がちょっとだけど載っていて興味深かった。
★4 - コメント(0) - 2015年10月3日

『14歳からのケンチク学』で、米原万里さんの文章の引用があり、とても興味があったので読んでみました。 遅れ馳せながら、米原さんの人としての才能と魅力に強く惹かれています。 動画で、少女時代を過ごしたプラハでの当時の友人4人を訪ねるドキュメンタリーを見て、強く心を打たれました。 『打ちのめされるようなすごい本』を改めてきちんと読んでみたいです。 他にも気になる著作がたくさん。機会を見つけて読んでいきたいです。 本当に才能ある方の早逝が惜しまれます。もっと生の声をお聞きしたかった。
★76 - コメント(4) - 2015年9月20日

著者は、かつて懇意にしていただいた企業グループ総帥の姪御さんでした。会食の折などでよくお話を伺っていたこともあって親近感が強かった。題名でもある第一章「愛の法則」は竹内久美子が書く生物学、遺伝学的なところを社会科学、文学的に考察している。他の章もさすがに一流のエッセイストらしく軽妙洒脱。早世が惜しまれる。
★2 - コメント(0) - 2015年8月30日

ロシア語同時通訳者かつ名エッセイストであった故・米原万里女史の講演集。表題となるのは生物学を踏まえた男女論。生物学としてはやや怪しいものの、価値は文学と科学双方を自在に行き来しながら、新たな見方を示してみせることの方にあるだろう。他3本は外国と外国語にまつわるもの。
★6 - コメント(0) - 2015年8月16日

今は亡き米原万里さんが残した、唯一の講演集。四本収録です。第一章「愛の法則」からして、圧巻の面白さ。女が本流男はサンプルは憶測ではなく、真実に近いと私も思います、別の言葉で言えば、女は存在、男は現象、そもそも人は何も起こらなけりゃ女に生まれる様に出来ているのですから。養老孟司さんも男はオマケだから別に居なくても構わないと仰ってました。この性差を巡る男性傍流説はたまたま私も今興味を持って追いかけておりました。最終章通訳と翻訳の違い、結論として読書こそ最高の学習法に、溜飲を下げました。
★13 - コメント(0) - 2015年7月15日

通訳はどんな仕事か、国際化の本当の意味、オスの存在意義などについて語られていて、環境の激変期や有事に跳ねあがる男子出生率の話はとても説得力がある。
★6 - コメント(0) - 2015年7月7日

私がこの人の本を読んで一番残ったのは、海外の教育法について。優れた文章の構成を学んで、それをお手本にして身近な人について書いてみるとか、借りた本の内容を要約して読んでいない人にもわかるように口頭で伝えるとか、すごくおもしろいなーと思った(できない)。私たちは日本語の文法について突き放したような教育を受けていない、だから他の言語も身につけるのが難しいとか、いい学校に入った後のビジョンがないとか。文章もとても読みやすい。
★7 - コメント(0) - 2015年7月2日

米原女史を初読。同時通訳者としての仕事を紹介しながら文化論。相手の発した「モヤモヤっとしたもの」(概念)を掴むことがコミュニケーションの原点という話に首肯した。極めて育ちとIQが高そうである。そのうち小説も読んでみたい。
★7 - コメント(0) - 2015年6月19日

米原万里さん晩年の講演集。これらの日々、彼女は癌との闘病中であったようだ。4つの講演録を収めるが、後のものになるほど実感的だ。逆に言えば、最初の「愛の法則」は、男女を生物学的に語っているのだが、かなり思い込みの激しい暴論めいたものになっている。本のタイトルをここから取っているのは、編集者が売れ行きを優先したためだろう。警句としてとりわけ慧眼なのは「アメリカ人の言うグローバリゼーションは、自分たちの基準を押し付けることであり、日本人の思うグローバリゼーションは世界の基準に自分を合わせることだ」というくだり。
★243 - コメント(7) - 2015年6月14日

輪読会;通じる・わかる瞬間の喜び,国語授業での攻撃的で立体的な読書体験。図書館に本を返すときは,本一冊分の梗概,要旨を,毎回客観的に,読んでいない人にもわかるように話す訓練をさせられました(P174)。図書館司書に本の内容を話さないと本を返せないシステム?文学を通じて言葉や文化を学んだ点は須賀敦子と同じかな。サミットにおける同時通訳方式の図(P91)に英語偏重の危険性を感じた。実は単語のまとめ方で言語は3分類となる。グローバリゼーションと国際化はコインの裏表であるというまとめに文化の可能性をみる。
★8 - コメント(0) - 2015年5月30日

米原万里の「愛の法則」の 評価:82 感想・レビュー:123
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