読書メーター KADOKAWA Group

The Book ~jojo’s bizarre adventure 4th another day~ (集英社文庫)

感想・レビュー
417

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
ヘビメタおやじ
新着
今まで読んできたジョジョ本の中で一番面白かったです。別の角度のエピソードというのではなく、まさに殺人スタンド使いと戦うジョジョ・ストーリーでした。リフトの鉄塔で暮らす男に匹敵する、特異なシチュエーションに陥れられた女性のリアリティーある描写には驚きました。それが復讐のスタートであり、全てが分かったとき、真相の悲しさがやるせないです。スタンド同士の戦いも迫力満点で、荒木さんの漫画を読んでいるような錯覚を覚えました。ただし、乙一さんの味なのでしょうが、人間讃歌とはちょっと言えないストーリーだとも思います。
0255文字
ゆうき
新着
乙一らしい
0255文字
Gemi
新着
「恥知らずのパープルヘイズ」がかなり面白かったので、著者は違うがかなり前から積読してたこちらを読む気になったのだ。こちらはJOJO第4部の杜王町が舞台のミステリーとなっている。またなんとも懐かしい面々にほくそ笑む。東方仗助、虹村億泰、広瀬康一、最近スピンオフで実写ドラマ化されてる岸辺露伴などなど。私の推しキャラはザ・ハンドの億泰。使い方が上手ければ間違いなく最強ランクなのに…でもその不完全さが好き。タイトルのTheBookに納得。岸辺露伴の能力に似て非なるもの。物語終盤の戦闘には痺れた。さすが乙一さん。
0255文字
peppercorns
新着
小説になってもジョジョはジョジョだった。 闘っているのは敵ではなく運命。 登場人物敵も味方も皆自分の人生と闘い続けてる。 素晴らしい作品でした。
0255文字
やいとや
新着
作品を評価するならば、問答無用で傑作。ジョジョでありながら乙一作品である、というある意味真逆のベクトルが綺麗に共存しているのが凄い。主人公の琢馬の物語は復讐を基調としたピカレスクロマンであり、その犯罪を産む土壌となったある女性監禁事件など、様々な視点が複合的に混ざり合い語られる。故に、「ジョジョ要素」は主人公の計画を阻む為に立ちはだかる正義の壁なのだ。この構成には唸った。仗助には琢馬の思考は分からない。その生い立ちも、母親の悲劇も。それがもし分かっていたら、ラストのバトルはこうはならなかったであろう(続
やいとや

正直、大神と織笠は「復讐を企てられるだけの悪」であり、それを知らずに琢馬の前に立ち塞がり、バトルを仕掛けて来る仗助や億泰は「感情移入を拒む存在」となる。読者は琢馬がどれほどの苦境を生き、母の明里がどれほどの苦しみの果てに琢馬を世に送り出したかを知るが、仗助達にはそれが隠されている展開の凄味よ。ラストの康一が千帆に託す言葉は美しいが、それはもう少し早く、琢馬に掛けて欲しかった、と思ってしまう。ジョジョ要素と乙一要素が両立する為には、この結末しかなかったのだろうが。

04/26 19:18
0255文字
潜水艦トロイメライ
新着
この本を読むために四部を見ていて良かったと思える程ガツンとくる面白い本だった。話自体はめちゃくちゃ重め。四部の小ネタがふんだんに練り込まれていて、そこが分かるだけでも読んでいて気持ちがいいし、オリジナルの話では様々な断片がハマっていくミステリー的な面白さもあり。原作の登場人物達の使い方やメタ発言には賛否両論あると思うが個人的には大満足。オリジナルの登場人物たちの心情や物語にもう少し深く切り込んでもいい気もしたが、冗長になるよりは余韻を残す感じで心に重く残る。エンディングもあれで良かったのかなと思う。
0255文字
りょう
新着
漫画、『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフノベル。蓮見琢馬という少年が父親に復讐を果たそうと、【スタンド】を使って、東方仗助や虹村億泰と戦う。おそらく戦闘シーンは原作を読まないと理解できないので、そちらから読むことをお勧めする。ストーリーはミステリー仕立てで、蓮見の過去についての掘り下げが興味深く、面白かった。ラストは…少年誌の漫画のスピンオフにしては残酷すぎないか…という感想。乙一らしさも満点な作品。
0255文字
なまこマン
新着
人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」(4部)のスピンオフノベルです。 「杜王町の奇妙な事件に触れ、大切な人を守るために戦いに身を投じていく」という構図がまさにジョジョ4部でしたし、数多く織り交ぜられた漫画本編の小ネタにも作者のジョジョ愛を感じました。提示される小さな謎が少しずつ明かされながら繋がっていく構成が気持ち良かったです。 個人的に、推しキャラの億泰の戦闘シーンがカッコよかったのが嬉しかったです。
0255文字
だい
新着
【コメント上】荒木飛呂彦さんの長寿大河コミック『ジョジョの奇妙な冒険』のアナザーストーリーを乙一さんが長編小説化したファン必見の作品です。1986年に第1部が少年ジャンプで連載開始し現在は第9部として『JOJO LANDS』を連載しているとのこと。本作は第4部終了後の東北のS市杜王町を舞台に第4部のキャラクターが登場しています。アナザーストーリーで残酷なまでに『悲劇の物語』ですが作品のクォリティの高さに驚きつつ胸が痛みました。
だい

【コメント下】1人の女性の悲劇が子に復讐を誓わせ絡んでいく人間模様に溜息の連続ですがストーリーがしっかりしているので映像化しても楽しめる作品だと思いました。 ここで本作と関係ありませんがジョジョシリーズの概略説明を。。第1部の舞台は1888年のイギリス。英国貴族のジョースターと吸血鬼と化したディオの戦いを描いており、以降第2部はジョースターの孫が活躍し家系ごとに話が進んでいき血統を受け継いだ者が主人公として活躍して一旦、第6部で落ち着きますが第7部から過去の流れを汲んだアナザーストーリー的な展開となります

10/20 08:44
0255文字
みずき
新着
ジョジョ4部の杜王町を舞台にしたノベライズ。 乙一が露伴先生を描くと知っちゃあ読むっきゃない。 しかも壁の隙間で生きる女に、部屋の中での交通事故。 あらすじ読むだけでこの約束されたおもしろさ。天才か。 久々の乙一ワールドは相変わらず湿り気たっぷりだったし、杜王町の彼らのキャラもそのまんま文字になってて楽しい時間だった。
0255文字
🐏💭
新着
2023年28冊目
0255文字
れいら
新着
アニメを見てからだと情景が浮かびやすい。 億泰の戦闘シーンは迫力が凄かった! ややミステリなところもあり、それもまたジョジョらしさを損なわず上手くできている。 4部好きなら必読!
0255文字
のんちゃ
新着
ネタバレかなしい物語だけど、おもしろかった! ジョジョだからなのか、乙一だからなのか。突然漫画の連載当時とか言われると当惑するけれど…。彼らは自分たちが漫画のなかのひとだってしっているの?
0255文字
夏みかん
新着
ストーリーもスタンドもとても良くできてるんだけど、救いがないのが残念だった。ディズニーのようなハッピーエンドを求めてはいないけれど、不幸な登場人物たちの救いがあまりにもなさすぎて悲しかった。康一くんがもう少し頑張って違った結末になって欲しかった。露伴さんももう少し絡んで欲しかった。
0255文字
銀華
新着
ネタバレ血に塗れただけの猫の飼い主を訪ねると家の中で轢死していた事件、杜王町に住む超記憶能力の男子高校生と小説家を目指す女子高校生、恋人にビルの合間に落とされ監禁される女性の独白、各々の視点が結ばれた実態とは――ジョジョの第四部の後日譚スピンオフ。ジョジョ本来のテンションよりは大人しめで、時系列が複雑化しているが、四部の奇妙な冒険にしては良かった。メタ文章は入れて欲しくなかった気持ちがあるが、犯人の復讐劇の行方は気になり、終盤のスタンドバトルはどう突破するんだ?と原作同様に手に汗を握り、作者のジョジョ愛は窺える。
0255文字
lionne
新着
もちろん悪口ではなくて、繰り広げられるお話は全くリアルではないがリアリティはとても感じた。でも最後はほんとうに驚いた、あ、でも、そうなんだねって。そしてどんなスタンドが出現するのだろうとも(スタンド持ちだと思います)
0255文字
潮
新着
ネタバレ感情移入しながら読んだ。正に。
0255文字
tokika
新着
ネタバレ第4部の後日談という形のスピンオフ小説。家の中で交通事故死した女性の事件を調べていると、東方仗助の母が巻きこまれて重傷を負う。本格的に犯人を捜す一行を、蓮見琢馬は母の復讐を実父に果たしつつ、自身のスタンド『The Book』とともに待ち受ける――。4部は1度読んだきりで詳細は忘れている部分もあるにもかかわらず、一作品としてすごく面白かった。短い終章で明かされた事実に驚いた。昔のジャンプのノベライズって、脚本家とかが担当していることも多いのだけど、本職の小説家によって何冊も小説化されているジョジョはすごい。
0255文字
たぐっぴ
新着
再読です。改めて乙一さんのジョジョ愛が凄さをを感じました。億泰の使い方は秀逸過ぎます。 ヘブンズドアーの使い方が少し勿体無かったですね
0255文字
あやか
新着
ネタバレ熱量高めなファンが多いこの作品を作者とは別の作家が描くなんてリスキーすぎる、と思いつつ読んだけど、めちゃめちゃ良かった。マンガの実写化とか小説の映画化とかによくあるなんか違くない?が全く無かった。杜王町の不気味さ、杜王町に普通の顔して暮らしてる異常な人っぽさ、既存キャラに対しての描写、全部しっくりきた。あと、解釈の幅が広くて余韻がすごい。愛とも復讐とも読み取れるから延々と考えてしまいそうだし、なんなら読み返してしまいそう。良かった。
0255文字
はんぶー
新着
ネタバレ序盤は時系列が複雑で理解が大変であったが、慣れてしまえば楽に読めるようになっていった。今作オリジナルキャラも「過去」を「追体験」するという時間系の能力を持っていることや、ジョジョファンがクスッとしてしまうような小ネタが散りばめられていることから、作者のジョジョ好きが伝わってきていい作品だった。 ただ一つ、「ジョジョ4部では〜で、読者の間では〜と推測されている」のようなメタ発言が急にブッ込まれたが、楽しく読んでいたのにそこで一瞬冷めてしまった。そこだけが残念。
0255文字
ぷてらん
新着
4部『ダイヤモンドは砕けない』のスピンオフ。時系列は吉良吉影事件後。血塗れの猫を発見したことを発端に、仗助たちが調査に乗り出す。合間に描かれている、17年前ビルの隙間に監禁されていた女性の描写が、物語にどす黒い惨さを加えています。漫画、アニメで馴染みのあるスタンドの表現も、文章になるとなんだか新鮮。多分漫画に近い台詞回し(平仮名多めとか)等もあり、スタンドバトルの迫力は素晴らしいです…特におっくんがめちゃカッコよくて大好きになっちゃった…元々の強さ+戦いを通して学んだ事を活かしててバチゴリに格好よかった
ぷてらん

書ききれなかった!4部ならではの爽やかさももちろんあるんだけど、千帆ちゃんや蓮見先輩の過去の繋がりが……相当な地獄なんだわ…二重三重の地獄…康一くんのラストシーンの台詞で泣いてしまった

11/18 13:31
0255文字
keina
新着
多分再読。ジョジョのアニメを見たので意味がよく分かった。
0255文字
アヤツジまーさー
新着
ネタバレコレって乙一だよね。荒木先生が書いてるんじゃないかと思うほど、設定やらキャラが動いてましたね!ファンならあれくらい当たり前とか思うかもしれないけど。JOJOの登場人物をしっかり書きながら、他の登場人物がさらに新しいJOJOのキャラとして確立してる。ストーリーもJOJOっぽい。完全に第四部外伝扱い。 素晴らしい✨幸せになってほしい。好き。
0255文字
C.C.
新着
以前本を手に取るも、冒頭から視点や時系列が複雑で断念。今回ジョジョの世界観をある程度知ってから再チャレンジ。内容を整理整頓しながら読み進めるとストーリーはしっかりしていて矛盾がなく、戦闘は手に汗握る描写でラストまで没頭できた。強いて言えば、物語の佳境が凄かった分、終章はもう少しボリュームをつけてクールダウンしたかったかも。
0255文字
KANTZ
新着
読み応え抜群。どんどん引き込まれていきました。 "感情移入"
0255文字
Hironori Oda
新着
ジョジョ関係の小説として読んだのは3作目。 ミステリー要素が入っており、スタンドバトルの要素もあり、何よりストーリーがしっかりしていた。 ジョジョでミステリー?という違和感もあるが、ジョジョの奇妙な冒険というタイトルを考えれば違和感もなし。まさに奇妙な冒険という感じで、個人的にはお気に入りの一冊。
0255文字
M0U1TO
新着
ネタバレジョジョ四部のノベライズ版、書き手は乙一ということで迷わず購入。切ない読後感はまさに乙一、ジョジョとしても違和感はなし。 しかし、蓮見親子がとにかく可哀想。命と引き換えに自由になった子供、幸せになって欲しかった…。せめて次の世代は、二人の分まで幸せになって欲しい。
0255文字
まなぶ(本コレクター)
新着
ネタバレジョジョシリーズでは一番好きな第四部のスピンオフ。文庫版を何年も前に買ってて忘れてた。一応、再読。タイトルの「The Book」。その能力の上手い使い方ってなかったのかな。ビルの狭間で子を産み、世を去った女性。悲しい物語。
0255文字
フレデリック
新着
ネタバレJOJOが好きなのと、乙一さんの本も読んだことがあったので。 岸辺露伴のストーリーかと思いきや、違った。 自分は記憶力がそれほどないけど、全てを忘れることができず記憶が絶えず積み重なっていくのは辛いものだなと思った。TheBookの力は、どう使うのが平和だったのか。 ビルの隙間の彼女には、救いが欲しかった。
0255文字
az
新着
多分原作漫画を読んでいないと意味不明だよね。登場人物の内面描写は丁寧で良かったが、救いの少ないお話でめっちゃテンションが下がる。
0255文字
NGtrtR
新着
ジョジョの良さもありミステリーサスペンスとしても納得の構成でとても良かった。料理人トニオはジョジョという物語の不思議な能力見せるために登場させたのかな。
0255文字
チェリい
新着
ネタバレジョジョのノベライズとしても、乙一さんの著書としても初めて読んだ作品。開幕から不気味な雰囲気が続いていく。原作のキャラクターの掛け合いは安定感がある。オリジナルキャラクターの蓮見琢馬は原作にいてもおかしくない奇妙さ。孤独な幼年期を過ごしてきた少年の、暗い復讐譚はあまりにも切なく、終わり方も含めて、原作の雰囲気とはまた違う味わいだった。スタンドバトルはとてもアツくて読み応えあり。
0255文字
さはら
新着
ネタバレ第三章で詳しくはコミックスを、みたいこと康一に言わせて冷めた。第三部完、のオマージュか知らないけど。 照彦と花恵が本当にただただつまらない小悪党で、ジョジョで主要キャラに嫌悪感しかないのは相当珍しい。 最後まで陰鬱な空気が漂う復讐劇で、人間讃歌という荒木飛呂彦先生が大事にしているテーマも感じられなかった。 戦闘の描写はベネ、ディモールト良し。
0255文字
MATSU
新着
年末の岸部露伴のドラマをみて、気になったのですが、ジョジョは長いのと絵が申し訳ないですが、苦手で。 物語は面白いと思ったので、小説でないかなと思っていたらこちらがあり購入。原作を知らなくても面白くどんどん読めました。なんか誰も救われない気がしました。それでも、康一くんの言葉に彼女は救われたのかしら。
0255文字
なな
新着
ネタバレジョジョの知識なく読みました。 最初登場人物多くて、関係図でも書こうかと思いましたが、読み進めながら整理できました。 凄い世界観。そして、せつなすぎる。 琢馬と、康一、仗助、億泰、出会い方が違えば、スタンド使い同士きっと良い仲間になれていたのでは?と思った。 「The Book」とても羨ましくある能力だけど、これがなければ彼等も幸せにも生きられたかもしれない。
0255文字
いちこ
新着
ネタバレ4部終了後の杜王町で起きた悲しい復讐劇。外付けHDDみたいな能力(記憶が書き込まれる革表紙の本)を持った蓮見琢馬が軸に話は進む。彼は赤子の頃に母の願いから【わすれない】という能力を手に入れ父に復讐することだけを考えて生きてきた。その完成系は倫理観と道徳観が欠如したものだったけれどなんとも言えない救いのなさや寂しさがあとを引く。章ごとに視点が変わるのが新鮮かつ、終章で物語が階段を駆け降りるように収束する感覚がたまらなくて一気に読み終えてしまった。「作家は感情移入で人を殺す」は頭の隅に置いておきたい言葉。
0255文字
nitti
新着
ネタバレジョジョ外伝。ビルの間で生まれた子供の復讐。文章が頭に入ってこないところもあったが、最後まで一気読み。
0255文字
朋@
新着
ファンには馴染み深い第4部の舞台、杜王町。原作の主人公仗助達が生きる現代と、過去の杜王町でビルとビルの僅かな隙間に取り残された一人の女性から連なる物語。過去から生まれた命が繋がり、未来へと紡がれる哀しい絶望の連鎖。乙一さんの描かれる登場人物は読者に感情を押し付けることは少ないのに、気付くとその心境に寄り添い自分のことのように感じて心を揺さぶられている。今作に登場するthe bookというスタンドにも繋がる言葉の強さは、ファンは勿論のこと原作を未読の方でも一つの物語として十分に楽しめるのではないでしょうか。
0255文字
ねじまき鳥
新着
Amazonプライムで四部のアニメを見終わったので、再読。ときどき入るメタ表現(連載時は~等)とキャラの口調に若干の違和感がありますが、それ以外は概ねジョジョしていたと思います。ザ・ハンドの戦闘シーンが多いのもグッド。
0255文字
全417件中 1-40 件を表示
The Book ~jojo’s bizarre adventure 4th another day~ (集英社文庫)評価66感想・レビュー417