共喰い (集英社文庫)

共喰い (集英社文庫)
あらすじ・内容
話題の芥川賞受賞作、文庫化!
セックスのときに女を殴る父と右手が義手の母。自分は父とは違うと思えば思うほど、遠馬は血のしがらみに翻弄されて──。映画化が決定した、第146回芥川賞受賞作。瀬戸内寂聴氏との対談を新たに収録。

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共喰いの感想・レビュー(2051)

地元出身の作家ということで、読んでみました。 登場人物の方言はまさに幼いこから慣れ親しんだもので、すっと入ってくるのですが、港町の何となく殺伐とした感じや人間関係がちょっと自分には重い気がしました。ただ、人間のサガについてリアリティある描写が頭に残り、色々と考えさせられました。
★2 - コメント(0) - 3月21日

RAF
読んでいて、小説の世界、生々しさが肌に触れているように伝わってきました。
★8 - コメント(0) - 3月10日

凄い性癖の親子のセックス話。本質を理解できず辛い読書に終わってしまった。これ映画化されてるんですね。主演は菅田将暉くんか。そっちを観た方が理解できるかな?
★6 - コメント(0) - 3月6日

【現実的であり非現実的、衝動的であり理性的】表題作、さながら餅のよう。しっかり噛まないと喉に詰まらす。ストーリーはシンプルで現実的だが、恐らく登場人物の心理を百理解することは困難。その辺に現実と一線を引いた世界がある。田中氏は小説と私生活は完全に線を引く主義だそう。この巻末の寂聴氏との対談が面白い。こんなこと言っちゃっていいのかと。才能があれば努力しなくても大丈夫。宗教的な行いは義務で、面白くはない。芥川作品はわざとらしくて好きじゃない等々。2人ともめちゃくちゃ面白い人なんだろうな。
★20 - コメント(0) - 3月6日

2017/02/20読了。文壇にコミットした普通の純文作家になったのだなと思った。
★5 - コメント(0) - 2月20日

ごめんなさい、この本は私にはまだ早かったみたいです。読みにくくてなかなか進まない、苦しい話でした。
★5 - コメント(0) - 2月13日

僕の個人的な考えですが、『第三紀層の魚』が、芥川賞を受賞してもいいように思いました。
★7 - コメント(0) - 2月13日

期待していたよりも面白かったし、こういった世界観を出せる作者の筆力も大したものだと思う。個人的に文章も読みづらいということはなかった。作者の他の作品も今後読んでみようと思いました。
★6 - コメント(0) - 2月11日

表題作には性のメタファー盛りだくさんで作家としての仕掛けの多さに目を見張った。文章は一貫して読みにくい。寂聴との対話が一番面白かったwww
★4 - コメント(0) - 2月7日

海にそそがれる、下水みたいなどぶ川が軸の話。きったなくて ごみだらけだけど 魚は住んでる。その川辺に住んでる人たちの物語なんだけど、読んでるうちに そのどぶの中の話しみたいに思えてきた。
★3 - コメント(2) - 1月28日

やっぱり芥川賞の作品ってよくわからん
★2 - コメント(0) - 1月20日

暗い暗いと聞きますが、全然そんなことないです。普通レベル。どん底の暗さではない。性に関する話は、まあなんと言いますか、卓越したものは感じられませんでしたね。まだバタイユのおしっこシャーの方が面白みがあります。あと対談についてですが、これは蛇足ですね。瀬戸内寂聴という人が出てきますけど、なんて芯のない人なのか、と思いました。キリスト教でも仏教でもいいや、みたいな。源氏物語についても唐突すぎてついていけません。
★5 - コメント(0) - 1月16日

17歳、昭和の終わり、地方の集落という舞台設定は自分自身とそれほど離れていないけれど、ここで描かれている世界はあまりに遠い。どんより澱んだ集落の描写は強烈に臭う。染み付いた臭いはなかなか取れない。遠馬は泥沼から抜け出せそうにないし、むしろそこに留まることを選ぼうとしている。救いのなさに滅入る。 / 父親の「嫌だなあ」と思うところが似てしまうのは自分にも当てはまる。それに抗おうとして人生を少しこじらせてきた。運命は自分の力で変えられるが、宿命はどうしようもない。宿命と巧く付き合える“賢さ”があれば良かった。
★7 - コメント(0) - 1月14日

共喰いは、読みはじめからずっと暗い雰囲気は出ていたけれど、進んでいくにつれてここまで胸くそ悪い話なのか、と思った。父から継がれる性癖との葛藤は、本人しかわからない辛さを表現していたが、もっと頑張れと思った。 第三紀層の魚は前の話と全く違う話だったけれど、すごくよく似た感じの情景だった。百年生きた小さく窶れた曾祖父の内側(骨)の大きさの表現は素敵だと思った。
★5 - コメント(0) - 1月11日

なんとも暗い。父親とは違うと思いたいのに類似性を見いだしてしまう苦悩。何もかも暗く、気分は良くないが、この暗さを書き切っているところが芥川賞ものなのか。私の男と同じ感じで、この内容を菅田くんがどう演じるのか見てみたいから映画観てみようかな。と思う作品でした。★★★☆☆
★4 - コメント(0) - 1月2日

upi
蒸し暑くて生臭くてヤだ
★1 - コメント(0) - 2016年12月14日

方言がキツくて難読 ダークすぎて読み進めるのが辛かった
★3 - コメント(0) - 2016年12月8日

路地ではなく川沿いの集落が舞台になっているせいか、はじめから中上健次ほどの閉塞感はない。集落中の汚物が流れ続ける川でも、停滞することはない。雨が降り出してから川が氾濫するように物語が加速していくスピード感は最高。
★5 - コメント(0) - 2016年12月6日

34
かっこよくて強い女たちと、どうしようもなくかっこ悪くて弱いのになぜか心からは憎めない男たちの話だと感じた。琴子さんは頭が悪くみえるところもあるけれど、流されているのではなく常に自分の意志を持っているようにも思えたし仁子さんは言わずもがな、千鶴子も若いのに芯のある強かな女性だ。もちろん父と子の話が作品の柱ではあるが、同時に女たちの物語としても興味深く読みごたえがあった。アパートの女の事情も気になるところだ。
★6 - コメント(0) - 2016年12月1日

停滞した時間が一気に動き出す描写は見事。泥のような父親がひたすら生臭かったです。
★5 - コメント(0) - 2016年11月29日

表題作だけではなくてもう一本の方も面白いし、瀬戸内寂聴との対談もいい。
★2 - コメント(0) - 2016年11月27日

2011年下半期芥川賞受賞作。2編収録されているが、それぞれウナギとクロダイ釣りがキーとして出ている。家族、それから逃げられない呪縛が泥のような風景とともに描かれる何とも言い難い作品。
★9 - コメント(0) - 2016年11月23日

2.5 共食いと第3紀層の魚の2篇。セックス&バイオレンスな話。あまり救いのある話でもなく、純文学としてはいいのかもしれないがあまり好きなジャンルではない。2つ目は、介護の話。色々と機微がある感じなのかもしれないが、チヌの話をいれながら話が進んでいくのがイマイチわかりづらい。 最後の瀬戸内寂聴との対談は面白い。書き続け、読み継がれるために。
★6 - コメント(0) - 2016年11月20日

思っていたよりもダークな世界で息苦しいような空間の話だった。色々な性癖を持っている人がいると思うが自分にはちょっと理解に苦しむ。人それぞれですからね。
★7 - コメント(0) - 2016年11月18日

表面的にはさらりといくけど、深いところまでは理解が及んでないと思う。巻末の寂聴氏との対談も深い。
★2 - コメント(0) - 2016年11月12日

★★☆☆☆ 正直自分にはよくわからない小説だったけど、心に残る文章はあった。『全てを知るにはあまりにも複雑で、大きな世界。信道は、何も分からないのに何もかもが怖くて、簡単なことなど世の中に一つもない気がして、何も出来ない自分が、また情けなくなった』P.126
★6 - コメント(0) - 2016年10月29日

描かれている時代と文体からこれはいつ書かれたんだと思ったら割と最近で驚き。そういえば芥川賞だったな。表題作は重苦しい話だったが、もう1作の第三紀層の魚は雰囲気変わってほんのり明るい印象だったので一冊読んで中和された気分。
★17 - コメント(0) - 2016年10月25日

借り物。「共喰い」「第三紀層の魚」の2編。映画は観ていないけれど、原作があったとは… 無知すぎて恥。監督は青山真治で、父子はそれぞれ光石研と菅田将暉。光石研、変態やらせたらハマり役。原作読んでしまったら映画鑑賞は(傑作すぎていい意味で)さらに遠ざかったけれど、わたし的には「第三紀層の魚」に泣かされた。田中慎弥作品、あたらしい世界。
★4 - コメント(0) - 2016年10月15日

☆☆☆
- コメント(0) - 2016年10月9日

読み始めは中上健次のオマージュとしか受容できない。川辺を〈路地〉と置換して違和感ない。では中上と何が違うのか?と探りながら読んだ。本作は50年100年先もそう読まれる。秋幸三部作で覇王然とした実父龍造も散々自分の種を撒くが息子の女に手は出さない。本作では敵である〈父〉が強くない、むしろ情けないゲスなだけ、ここに差異がある。実際昔の女房に簡単に殺されている。父子対立の構図は血の怖さにいつしか移っている。色眼鏡な読まれ方を恐れず作家として基本の文章の緊張度を最後まで緩めず正確な描写で仕上げられた傑作だと思う。
★30 - コメント(1) - 2016年10月8日

血は争えない…っていうけど、2話共に血縁がキーワードだけに、連作の感覚で読めました。何気無い日常を描いた作品だけど、強烈に心に響くのは、その丁寧な状況と真理描写のためなんだろうなぁ。この作家さん、今後注目して行きたいと思います!
★8 - コメント(0) - 2016年10月4日

泥々したお話でした。途中はすごく勢いよく読めたけれど、途中でダレてきてしまいました‥。2作とも主人公の釣りのシーンの描写のせいか、余計に泥臭い印象が全体的に残ってしまいました。
★5 - コメント(0) - 2016年10月4日

★★★再読。セックスのときに女を殴る父親。片手が義手の産みの母。一緒に暮らす父親の恋人。閉塞感がひどくて、泥の川のにおいが口の中にまで入ってくるような。血の繋がりとは絶ってしまう程だったのか。女はみんな強い、ように書かれているけれども結局は理不尽さや不甲斐なさの上にあるもののようで、それは本当に美しいことなのかな。昭和の男特有な考えな気がする。
★6 - コメント(0) - 2016年9月28日

芥川賞受賞作の「共喰い」はいわゆる非常に「輪郭のくっきりした話」で、併録されている「第三紀層の魚」は人の死を扱ったものなのだけどなんだか穏やかな、茫洋としたような作品だった。「共喰い」の衝撃的な終局には心を揺さぶられた。文学的に心を掴まれたのは「第三紀層の魚」だった。
★17 - コメント(0) - 2016年9月21日

ひどい親父だ。だが、遠馬のことはかわいいのだろう。野放図なその生き方は、人の姿をした虫か獣のよう。都市化される直前の集落“川辺”を舞台に、父と子を突き動かす性衝動が、生命と時間が渾然一体となった輪廻を描いていく。義手を外した右腕の火傷の痕、刻まれた炎の姿を見つめる仁子さんが印象的。自分の血管を流れる父親の血を忌みながらもどこか醒めている遠馬。大雨の中、ドブ川で捕まえた鰻、排水溝に流した精液の混じり合う汚水のような濁流を、自分の中に感じたのかもしれない。肉体の成長と困惑、精神とのアンバランス感の描出が巧み。
★64 - コメント(0) - 2016年9月20日

何の前情報もなく読み始めたので、共喰いの意味は何だろう…とずっと思っていた。「血の繋がり」というのは時に残酷だ。これから遠馬はどう生きていくんだろう。母親にならって強く、守っていける大人になって欲しいと願った。映画化されたらしいけど、正直見る気にはなれないかな(*_*) 「第三紀層の魚」の方は、信道と大人(主に曾祖父)とのやり取りを信道の目線と思考で語られる話で、なかなか言葉に出来ない子どもの気持ちを上手く表した作品だなと感じ、この作品のおかげで読み終わる頃には、どんよりとした気持ちが少し浮き上がった。
★10 - コメント(0) - 2016年9月18日

確かに芥川賞らしいなと思いながら読んだ。久しぶりの純文学。たまにだからいいかも。
★3 - コメント(0) - 2016年9月16日

can
田中さん。会見を見てどんな不遜な奴かと思いきや、実は不器用で真面目な人なんだろうなと感じた。共喰いは昭和の終わりという時代を強く感じさせる、生々しい内容。川の流れ、時間の流れ、血の流れ。そこから抜け出せない、抜け出したくないイライラした気持ちを性行為にぶつける主人公。父親もとんでもないクズでしたね。母親・仁子が一番強く、カッコよかった。淡々とした文体も良かった。2作目は小学生と曾祖父の間の、優しさや寂しさが沁みる作品。対談も面白かった。カバー裏の写真より、寂聴さんと写っている顔の方が優しそうで好きなのに。
★43 - コメント(0) - 2016年9月15日

正直に合いませんでした。性癖を親子で会話するところなど、登場する人物なども少なからず異常……癖の正常、異常を問われれば回答には困りますが。人を痛めつけた上での快感を肯定するなどが理解出来ず。コノ世界観に余り入り込めませんでした。ただ薄暗く、臭いすらしてきそうな雰囲気は抜群に出てました。
★11 - コメント(0) - 2016年9月12日

表題作…川に流れる水のように、血の流れには逆らえないということでしょうか。その流れを完全に絶ち切ることは難しい、もしかしたら不可能なのかもしれないけど、それが表に出ないように制御することはできるはず。これから遠馬が誰よりも優しい男になりますように。仁子さんはじめ、女性陣かっこよかった。 「第三紀層の魚」…子どもだから、何も分からなくて、不安で。信道の不安とか恐怖、私も小さいころあったなー。なんだか懐かしさを覚えた。
★16 - コメント(0) - 2016年9月10日

共喰いの 評価:72 感想・レビュー:702
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