gift (集英社文庫)

gift (集英社文庫)
あらすじ・内容
神さまの手から零れた、20の小さな奇蹟
妖精の足跡、お台場にできた新しい国、無人島で幻の音楽を聞き続ける男――。『ベルカ、吠えないのか』『LOVE』の著者が、強靱かつ豊かな想像力で紡ぎ上げた20の物語。(解説/松浦弥太郎)

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196ページ
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giftはこんな本です

giftの感想・レビュー(427)

最近過剰摂取気味な日出男。でも、どんどん良くなるんだ。1年ほど前に読了して、忙しかったのか感想書かずだった本。これ、こんなに良かったっけ?私の日出男力、上がった?20の掌編集。閃きが鮮やかすぎてため息。私は世界の何を見ているんだろう?どこにでもある小さな奇蹟を見逃したくないはないのだけど。内容は全部好きなので、特に好きなタイトルだけを並べる。「ラブ1からラブ3」「夏が、空に、泳いで」「台場国、建つ」「光の速度で祈っている」「アルパカ計画」「ぼくは音楽を聞きながら死ぬ」うわー、タイトルだけ見ても痺れる(笑)
★36 - コメント(2) - 3月20日

初古川日出男。リリカルでロックンロールなファンタジー短編集。それぞれ世界観、タッチが異なるけど、まとまりのある作品群。 日常の中の発見の物語から、反抗の物語、生命の反乱の物語に発展し、闘いの物語に移っていく。小さな生命を守る物語から、己が生き抜く物語に。最後の作品『生春巻占い』で、誰もがそうやって戦って生き抜いているのだと、長老の猫に教えられる。自分もその命脈に連なる使命感に駆られる。 思い出せ、生命の戦いを、そして戦え。そんなリリカルでロックなファンタジー。
★8 - コメント(0) - 1月28日

日常生活の中にある不思議な世界。今日京都に観光きてて生麩の饅頭を買ったんやけど、その帰りの電車で読んでたらこれが出てきたから、嬉しい気持ちになりました。
★1 - コメント(0) - 1月7日

この薄さでこれだけの話数、となると作り込みは甘くなるのでは、と勘繰っていたら意外や意外どれも楽しめた。古川日出男節を味わう、といえばそれまでなのだが。「夏が、空に、泳いで」―屋上の貯水タンクでひっそりと熱帯魚の飼育だなんて、シチュエーションからしてもう。大人たちの目を盗んでせっせと秘密基地製作に勤しむかのような楽しみ。他「あたしはあたしの映像のなかにいる」「光の速度で祈っている」
★6 - コメント(0) - 2016年12月23日

”春樹”に傾倒してたわりに”龍”っぽい長編小説を書く作家こと古川日出男であるが、この掌編集について言えばどことなく春樹風味だ。『ベルカ、吠えないのか?』以前の作品だし、もう10年以上前のもので、当時はこんな作風だったのかなーなんて想像してみたり、そう言えばその頃に『中国行きのスロウ・ボート』のカバー小説(?)みたいなのも書いてたっけ?また読みたいなーなんて思い返してみたり。わりに最近のイメージからすると新鮮だったし、サクッと読めるし、たまに旅先なんかに持ち出して読み返したいなと。良い小説でした。
★9 - コメント(0) - 2016年4月21日

やっとB.Oで手に入れました。何と短編が20もあります。掌編っていうのかな。中には1ページの作品もあります。メルヘンぽいのもあれば、う~んと唸るものもある。そうそうこんな事ありそう、と思うものもあれば、笑っちゃうものもあります。が、“?”がでたまま消えない作品もあります。全体を通して不思議な作品ばかりではあります。そういえば「LOVE」を読んだときにも“不思議感”がありましたね。超短編なのでちょっとした時間にどの作品でも読めます。お出かけのときにポケットへ。
★32 - コメント(0) - 2016年3月26日

突然見られる白昼夢のような。見慣れた部屋に感じる異次元さの違和感のような。現実に限りなく近い、それでいて夢だと明確に判断できる微睡みのような話たち。文と文の行間も心地好い。古川さんの本を初めて読んだ。語り手によって言葉の癖が変わる様子も面白い。
★3 - コメント(0) - 2015年11月30日

まさに宝石のような掌編。どの短編も短いながらも非常にキレイにまとまっており、古川氏のレベルの高さをうかがわせる。ジャンルも多岐にわたり、怖めのものもあれば暖かいものもあり。海外旅行や旅のお供に持っていきたい一冊。
★14 - コメント(0) - 2015年11月9日

良かった。どこ開いてもとりあえず読めるっていうのは、スキマ時間で読書するタイプの人には合ってるよなあ。同著者の長編小説を併読しているけど、今のところテイストはこっちのほうが好みかも
★2 - コメント(0) - 2015年10月24日

さらっと読めるけれど、ところどころで頭を使わされる。不思議な感じ。生春巻占いが面白い。
★1 - コメント(0) - 2015年8月28日

必ずお気に入りの掌編を見つけ出すことのできる作品。読者に贈られたgiftは素晴らしい読み心地とイマジネイションの煌めきに満ちています。20掌編中ベスト3を選ぶとしたら「ラブ1からラブ3」「鳥男の恐怖」「天使編」でしょうか。特に「鳥男の恐怖」は異質なモノ達がさらなる異質なモノと遭遇してという、さらりと描かれていますが、奈落の底のような恐怖に満ちた作品。爽やかで音楽のような掌編群の中でもかなり異質な輝きを放っています。どの掌編も長編に発展しうるアイディアの質が良い作品なので、本当に贅沢なつくりの掌編集です。
★3 - コメント(0) - 2015年7月11日

短編集を読むというより、珍しい海の漂着物がキラキラと並んでいる陳列棚を眺めるような体験。あるいは、収録曲のそれぞれが響きあって心ゆさぶるイメージを作る音楽アルバムを聴くような体験。そこかしこに、『サウンドトラック』『LOVE』『聖家族』など、その後の古川作品に育つ初々しい芽が輝いているのを見かけました。個々のエピソードでいえば、青春眩しすぎる「夏が、空に、泳いで」、都会の少年の冒険譚「鳥男の恐怖」、とぼけた幻想物語「生春巻占い」あたりが特に好み。
★3 - コメント(0) - 2015年6月15日

粒ぞろいの掌編集。「鳥男の恐怖」、「さよなら神さま」、「生春巻占い」がベストか。「天使編」はむちゃくちゃ恰好いいけど(たとえば砂漠で走行するためにエンジンの回転数を落とすといった細部)、破綻がないか疑問がある(つまり、あの××にいる人間が自殺すると××になるっていう箇所、本筋とちゃんと接合しているんだろうか)。
★2 - コメント(0) - 2015年4月14日

素晴らしいアイデア、素晴らしい語り口。過不足はない。これ以上も以下もいらない。
★2 - コメント(0) - 2015年4月12日

超短編なんで何処から開いても読めるね。この手の短編は雰囲気で読むけれど、中にはぴりっと面白いお話がある。コンピレーションアルバムを聞くような感じで。
★2 - コメント(0) - 2015年1月5日

A
友人が「表現が詩的過ぎて無理だった」と言っていたのが気になって読んでみた。少し不思議なことを詩的に描くから余計にん??となる。そしてあまり理論的ではない。「ショッパーズあるいは〜」は、なるほどなあ、と思った。ぼんやりした雰囲気から、村上春樹とか好きな人が好きなのかもなあと思った。
★2 - コメント(0) - 2014年10月17日

短い話が多いのでさくさく読めるというか、短すぎてどの話も置いてけぼりにされているようだと言うべきか。ただし一番短い「アンケート」はよかった。「わたし」が凄く格好良い。
★4 - コメント(0) - 2014年10月7日

★★☆   いまいちどう接したらいいかつかめませんでした。初対面で打ち解ける方ではなく、初対面でガチガチになってしまう方でした。「光の速度で祈っている」「生春巻占い」あたりが好きかな。
★5 - コメント(0) - 2014年8月12日

『アラビア~』を読んでから気になっていたので、手始めに短編集を手にとりました。なかなか独特な話が多い…私は『夏が、空に、泳いで』や『雨』が気に入りました。『アンケート』も短いけどおもしろい(^^)今度は長編を読んでみたいと思います。
★3 - コメント(0) - 2014年7月7日

20話のショート・ショート・ストーリー 。  ちょっと不思議な、異次元的な内容が多かった。  学校の屋上にある給水塔の話が印象的でした。    クールな感じのする一冊です。
★11 - コメント(0) - 2014年5月30日

彼の無限に広がる世界の一端を齧っているような、そんな感覚で、一編一編めくった。
- コメント(0) - 2014年4月13日

シンプルで力強い文章で鮮やかに映像が浮かぶ。やっぱり劇作家もやっているからなのかな。こんな感じの文は慣れなくて、短いから二回読んだけどまた印象が変わる。最後の三作が良いなと思った。「さよなら神さま」と、「僕は音楽を聞きながら死ぬ」、「生春巻き占い」。私にとっては、この人の本は短編の方が読みやすいと思った。
★8 - コメント(0) - 2014年4月1日

気になっていた作者だったので試しに読んでみました。掌編だからか作者の長所が掴みづらいような気もしましたが、テンポの良い語り口がなんだか癖になりました。「オトヤ君」「夏が、空に、泳いで」「雨」が特に良かったです。今度はもう少し長いものを読んでみようと思います。
★1 - コメント(0) - 2014年3月12日

光の速さで祈ってるを全文読みたくて購入。詩集かと勘違いしてたら短編集だった。ふわっと不思議なお話やひたりと何かを突き付けてくるようなお話が20編。量が少ないのですぐ読み終わりましたが、またすぐ読み返したくなる中毒性があります。
- コメント(0) - 2014年3月1日

なんとなく思いつくままに書いた短編集って感じ。 あまりテーマが感じられなかったかな。 これといって気になる話もなかった。 残念ながらあわないなぁ。
★6 - コメント(0) - 2013年12月20日

『オトヤ君』とか好きなのが何作かありましたが正直に言うと全体的にあまりピンときませんでした。もう少し長かったら好きやったのになぁって思う作品もあったので次は長編を読んでみようと思います。せやけど、長編でこんな感じやったら嫌やなぁて思う作品もあったのでちょっと心配。
★58 - コメント(0) - 2013年12月18日

この作家さん初読。20編の掌編集。なんか不思議な物語の数々。嫌いじゃないけど、ちょっと最後があれっ?というのもあったり。でも、古川日出男さんの本をもうちょっと探して読んでみようかと思います。
★11 - コメント(0) - 2013年12月17日

古川日出男作品のルーツが散りばめられた散文の集まり。なかでも印象的な部分は無人島でひたすら漂着したCDのライナーノーツを読み進めるシーン。
★4 - コメント(0) - 2013年12月6日

全20篇(単行本は19篇)からなる短編集。その殆どがシュールな作品で村上春樹の影響も感じさせる。どの篇も面白かったが、特に気にいったのは、天才児を描いた「オトヤ君」、東京湾に水没したお台場を舞台とした「台場国、建つ」、子供との境界線を描いた「低い世界」、駐車場に停まったセダンのトランクに興味を抱く「さよなら神さま」など。 個人的には本作のような短編集は好きなので、また暫くしたら読み返したい。
★13 - コメント(0) - 2013年11月6日

音楽カウントダウン番組で曲の特徴的なところだけ10秒ほど次々流れていくことがありますが、20篇のイントロ集というか、それの小説版という趣に思えました。中には、本当にこの枠組で長編書いてくれないかなぁ?と思ったりして。 http://thomap.blog.fc2.com/blog-entry-655.html
★1 - コメント(0) - 2013年10月1日

不思議でなぜか読み返したくなる短編集でした。
★2 - コメント(0) - 2013年9月27日

不思議な、不思議な本だと思う。200ページもない薄い本なので、今、1日もかからずに読み終わってしまって、なんでしょうねこの感覚は。「あたしはあたしの映像の中にいる」とか「静かな歌」なんかは絶望の状態から希望を見出して終わるんだけど、「オトヤ君」「光の速度で祈っている」を読み終わった後、何か重いものを突き付けられた感覚。または「アルパカ計画」などの笑える感じ。そういう様々なものを含んだこの本そのものこそが、古川日出夫からの「gift」ってこと?おそらく何度か読み返すと思う。
★3 - コメント(0) - 2013年8月5日

爽快感。
- コメント(0) - 2013年7月28日

もう何度読んだか分からない。常にカバンに入っていてもうボロボロなのだけれどいつも病院の待合室で読んでいる。病院の待合室に一番似合う本だと個人的には思う。短編を読み終えてぼわんと脳を通して見える景色が膨張している状態で歯医者の椅子に横になる瞬間が好きだ。
★4 - コメント(0) - 2013年7月6日

リアルな日常感情の描写の最中、ファンタジーが少し、すっと差し込んできて何とも言えない調和を醸し出してるそんな掌編二十篇でした。解説の言葉を借りると、「要するに不思議の性格に満ちた作品である」ラブ1からラブ3・空が、夏に、泳いで・さよなら神様・僕は音楽を聞きながら死ぬの4本が好き。
★4 - コメント(0) - 2013年7月4日

超短編集。一話が短い。ボディ・アンド・ソウルを読んだから判るが、たぶん彼の日常思考をまとめたもの。ちょっとした事から妄想が広がり一瞬で物語を紡ぎ始める。精査してないから(予想だけど)善し悪しがはっきりしてるしそれが味でもある。「さよなら神様」が好き。「ぼくは音楽を聞きながら死ぬ」は好きだけど精神的にリアル過ぎて辛かった。
★6 - コメント(0) - 2013年6月26日

短編集。 理解しづらい内容だった。
★1 - コメント(0) - 2013年6月16日

妖精の話が素敵でした。色んな作品の中で一番印象的だった。全体としてはバランス良く纏めてある分、物語の良さ悪さがハッキリしたと思いました。
★1 - コメント(0) - 2013年6月3日

理(ことわり)を越えて、登場人物たちは美しく破綻した世界を生きている。突拍子もない設定ばかりなのに、違和感を感じることなく読めた。「アンケート」が好きです。「負けるまで、勝ち続ける」スタンスがカッコいい。
★3 - コメント(0) - 2013年5月9日

giftの 評価:84 感想・レビュー:120
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