鏡の国のアリス (集英社文庫)

鏡の国のアリス (集英社文庫)
あらすじ・内容
パラレルワールドSFの傑作!
突然、すべてがあべこべの世界に紛れ込んでしまった青年。なんとかして元の世界へ戻ろうと奮闘するのだが……。不思議な理論が展開する表題作など4編の中編作品を収録。(解説/井上ひさし)

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鏡の国のアリスの感想・レビュー(207)

1972年に読了。当時は情報化社会ではなく、夜の楽しみはテレビとラジオだけ。寝床に置いたラジオでNHK「日曜名作座」を毎週、聞くのが楽しみだった。どんな内容の話でも、森繁久弥氏,加藤道子氏の2人だけで演じられていた。ある日曜の夜、ラジオのスイッチを入れ、チューニングすると「ハンプティ、ダンプティのハン子ちゃんだわ」「よせよ、彼女怒るよ」という2人の声が聞こえてきた。毎週つづけて聞いていると面白い話で、これが昭和のモダンな世界を描く広瀬 正との出会いだった。後に『マイナス・ゼロ』も読んだ。
★4 - コメント(0) - 2016年9月7日

「鏡の国のアリス」よりも「ファボスとディモス」の方が楽しめた。「鏡の国のアリス」は設定と序盤は面白かったが、中盤~後半部分はイマイチ。これで集英社文庫から出ている広瀬正の作品は全て終了した。個人的な面白さは、タイムマシンのつくり方>マイナス・ゼロ>エロス>ツィス>鏡の国のアリス>T型フォード殺人事件の順。
★2 - コメント(0) - 2016年6月27日

表題作。昭和の時代に書かれたのでちょっと古い感じもあるがまあ良しとしよう。でも結末はこの主人公、ちょっとあっさりしていないか。あと鏡の性質を説明する部分は頭で想像しながらじっくり読まないと理解できずちょっと苦労した。「フォボスとディモス」は最後の数行はどういうことなんだろう、理解できていない。
★2 - コメント(0) - 2016年5月23日

自本 ハードカバーの単行本73年7版 73年卒論実験を始めた頃室蘭で購入 ギッチョ用サックス面白かった。でも鏡に映るということは左右逆転とは違うという話は上手く頭に浮かべられなかった・・・。「ヴァンでもジュンでも合うわね」なんという懐かしい言葉!よくみると単行本と文庫では表紙絵が微妙~に違っている。本文最後の「おわり」が鏡文字というのもなかなかのこだわり。
★16 - コメント(0) - 2016年3月25日

82/05/25 ¥380
- コメント(0) - 2015年12月23日

主人公が好きになれない。男女関係、特に男性の女性に対する見方が何とも昭和。40年代に書かれているからしょうがないんだけれども。昔の作品を読んでもそうじゃないのはたくさんあるのに、この作品はムムムッとなった。ストーリーも、設定は面白いのにオチはなんだかなあ。で、プンプンしながら読んでたら短編の『遊覧バスは何を見た』はとてもよかった。
★7 - コメント(0) - 2015年11月25日

tm
広瀬正は、その書かれた時代を感じさせてくれるから好きだ。
★1 - コメント(0) - 2015年11月16日

表題作プラス短編3本。表題作は面白いけど説明調な場面が続いてこんがらかる。ラストのは微妙。ルイス・キャロルの同名作をベースに描かれており、その説明も多い。短編の方は思わず「なんでそうなった!?」と、言いたくなるようなラスト
★12 - コメント(0) - 2015年8月27日

マイナス・ゼロに比べると、となってしまう。微妙。
★4 - コメント(0) - 2015年8月25日

表題作と短編3編。表題作は右と左がぐちゃぐちゃになってちゃんとついていけてなかった気がする。「フォボスとディモス」残ったのは……。
★7 - コメント(0) - 2014年9月8日

左右反転世界を描いた長編の表題作に、特に関係無い短編3本のカップリング。『ツィス』もそうだったけど、広瀬正はSF設定で世の中の少数派を相対化して描くのが好きね。ただこれは他の長編3作品に比べるとまあ、明らかに落ちる。中盤の鏡にまつわるあれこれの説明で頭がこんがらがるのもそうだけど、話自体も設定を説明して終わりみたいなところがあって、作品世界が広がりに欠ける。オチもちょっと、いくらなんでもそれはどうよ。併録の短編3本もあんまり心惹かれるものはなく、全体的に退屈。残り2冊の短編集はどうなのかしらん。
★6 - コメント(0) - 2014年8月30日

中学生向けの鏡の解説で頭がフリーズした。が、「鏡像世界の非対称分子は性質が変る」という説に目から鱗。ハン子が泣くシーンで貰い泣きした。木崎は大学生に憤慨していたが、そもそもハン子を最初に侮辱したのは自分と月子だ。月子は意地が悪い。ハン子がデブと知っていて「彼女美人よ」と木崎に吹き込み、大学生二人が自分を意識しているのに気づいていただろうに、二人が怪我をしても「酔っ払って喧嘩したんでしょ」と心配もしない…。そして木崎、お前外見さえよければそれでいいんか!“コッチ”は作家の広瀬正の世界。相変わらずタイトル損。
★9 - コメント(0) - 2014年8月15日

やや期待外れ。長編にするために引き伸ばしたかな?冒頭は面白いし、中盤のSF的謎解きも魅力的。しかし、最後はそれかよ、という(苦笑)SFアイデアに関係あるオチにしてほしかった。他では「遊覧バスは何を見た」が好き。
★6 - コメント(0) - 2014年6月8日

長編の表題作と、短編が3つ。少しのどかなSF。ルイスキャロルの同名作を理屈っぽく?作り直した感じ。途中の鏡についての講義が興味深い。歴史的建造物があえて対称性を破っている理由なんか、本当かもしれない。短編3つもいい雰囲気。
★4 - コメント(0) - 2014年5月24日

数学とかが苦手な私にとってちんぷんかんぷんなとこもあったけど左右が逆の別世界が広がっている感じは割と好き。 左右対称の場所に行くのは怖くなった。もしかしたら……。
★5 - コメント(0) - 2014年4月15日

ダメだあー途中でほとんど読めなくなったギブアップ
- コメント(0) - 2013年9月21日

「初・広瀬正」だが、やっぱり面白いねえ。鏡像世界の銀座が楽しい。ファン・ライターとして、大伴昌司・広瀬正・石川英輔という系譜を感じる。石川英輔『大江戸神仙伝』は明らかに広瀬正しているし。
★6 - コメント(0) - 2013年9月6日

なるほどなるほど、うまいなー。楽しかった。短編集もできれば長編で読みたかった。
★10 - コメント(0) - 2013年7月28日

途中の鏡像の説明で少しダレたけど、概ね楽しく読めました。後ろの短編もさっくり読めて楽しかったです。
★3 - コメント(0) - 2013年6月9日

鏡はなぜ左右反対に映るのに上下は反対にならないのか? 頭の中でイメージできなと読むのは難しいかも? いや、そんなことはない。 難しい理屈はいっぱい出てくるけどそんなの読み飛ばしても面白い。
★3 - コメント(0) - 2012年9月15日

鏡に写った世界は左右が逆だが、なぜ上下が逆にならないんでしょ。確かに奥歯に物が挟まったような…。異次元世界へのトリップが、ちょっとした素敵な物語を生み出す…。表題の中編以外にも短編が3話。『フォボスとディボス』恋人は宇宙人?。『遊覧バスは何を見た』優しい出会い、万博チケット。『おねえさんはあそこに』大きなハルオと小さなお姉さん。以上、読み応えのある本格SFでした。
★5 - コメント(0) - 2012年8月24日

銭湯でくつろぎながら無念無想の境地にいた主人公がふと我に返ると、そこは左右が入れ替わった別世界だった、という発想はなかなか面白い。ただ、鏡文字や左利きへの講釈が長すぎてやや疲れる。後半の短編『遊覧バスは何を見た』がなかなか良い。
★4 - コメント(0) - 2012年8月22日

鏡の中の世界というファンタジーを科学で「肯定」するという、どう考えても無茶な試みが成功している、まさに神業
★2 - コメント(0) - 2012年7月8日

ネタバレ含むので注意!!これまでの名作群に比べれば若干劣るといったところだが、科学的考察を展開している本作の肝は十分に面白い。評判の良くないオチだけれど、ハン子が白雪姫になり鏡の国のアリスからの引用で「ゆめをみていたのはだれなのでしょう?」とくるのだからたまらない。意識していた2作品を最後まで使い切り、それまでの世界観を切って捨て、SFでも何でもない新しい世界を提示し、言ってみれば肝を全て使った上でこそ効果が出る切り捨て方をしたわけだから、とても贅沢だと思った。この終わり方でこそ広瀬正だという気がした。
★8 - コメント(0) - 2012年4月10日

本書『鏡の国のアリス』も『マイナス・ゼロ』同様、読後に頭の中がグルグル回る。鏡文字の「CHOICE QUALITY 」は新鮮な驚きだった。ただ、作品としては『マイナス・ゼロ』や『エロス』の方がお気に入り。後半の短編の中では、『遊覧バスは何を見た』が良かった。
★18 - コメント(0) - 2012年3月6日

有機化学の勉強の合間に読んだので光学異性体とかでてきて面白かったです。でも、終わり方が惜しい気がしました。
★5 - コメント(0) - 2012年2月3日

書き方が好き。
★2 - コメント(0) - 2012年1月30日

長く苦しい講義の場面を読み終えた先には、ひどいオチが待っていた。表題作以外の短篇のほうがおもしろかったかな。
★3 - コメント(0) - 2012年1月2日

浩一が性転換をしようとした件について、先生がいる世界は浩一が帰ってきた後の世界(つまり元の世界)で、こっち側の月子さんを探してみたら性別も反対=月男さんになっていたのにショックを受けた浩一は女になって月男とつきあおうと思った……とか中盤まで考えていたのは俺だけでいい。
★4 - コメント(0) - 2011年10月21日

なんとも理屈っぽいアリスww というか、アリス関係ないかも!?表題作以外の短編の方が、さっくり読めて面白かった。
★5 - コメント(0) - 2011年9月16日

実験の場面があまりにも説明的すぎて飛ばし読みしちゃった。結局誰がどの世界の人なのかよくわからなくなった。ちゃんと説明も読んでおけば理解できたのかなぁ。ていうかハン子ちゃんが痩せた途端にあの態度は、ちょっと許せない(笑)後ろの短編のが面白かったかも
★4 - コメント(0) - 2011年6月20日

表題の「鏡の国のアリス」は途中の鏡像の説明で眠くなった。それよりも最後の「おねえさんはあそこに」のがたのしめた。
★2 - コメント(0) - 2011年3月10日

はあ~、この作者はタイムトラベルものの一芸に秀でた方であったのだなと認識。表題作よりも「遊覧バスは何を見た」がいい。
★14 - コメント(0) - 2010年5月27日

アリス映画からのつながりで、なぜかこっちを読んだ。非常にわかりやすい思考実験。ただし、この世界の鏡像っぷりは中途半端な気が。左利き用道具が少なくて高いという話は知り合いも言ってたけど、左利き商品ばっかりでも困る。知らずに買ったコートのファスナーが左利き用で困ったのは本当の話(笑)
★4 - コメント(0) - 2010年5月11日

『マイナス・ゼロ」や『エロス』で著者が描く昭和初期の雰囲気が非常に好きになったので、『遊覧バスは何を見た』も楽しく読めた。
★6 - コメント(0) - 2010年4月25日

相変わらずの、ディテールに凝った思考実験で描かれた世界。しかし、いくら題材が人の容姿を映す「鏡」だからといって、その幕切れでいいのだろうか木崎クン。大学生達の仕打ちに腹を立てていたわりには密かに「ハン子ちゃん」呼ばわりだしなあ。もうちょっと「誰の見た夢?」という、読者の足場がグラグラしてしまうような、世界が裏返ってしまうような眩暈感を演出してくれてもよかったのに、もったいない。本書収録の他の3編も悪くはないが、いずれも佳作といったところ。個人的には、「遊覧バスは何を見た」が好もしい。
★8 - コメント(0) - 2010年2月14日

登場人物がいいキャラばかりだなあ
★2 - コメント(0) - 2009年9月1日

表題作は理屈ばかりが先走り、物語としては陳腐で実につまらなかった。むしろ他の3短篇の方がよかった(と言っても、辛うじてというレベル)。「フォボスとディモス」は“女の業”、「遊覧バスは何を見た」は“ノスタルジー”、「おねえさんはあそこに」は、“センチメンタルSF”ということになるかな。
★2 - コメント(0) - 2009年4月1日

鏡の国のアリスの 評価:66 感想・レビュー:54
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