深爪 (集英社文庫)

深爪 (集英社文庫)
あらすじ・内容
夫、妻、恋人。運命の恋の行方は――
人妻・吹雪を愛してしまった同性愛者・なつめ。逢瀬を重ねるたびに女同士の愛は深まっていったのだが、やがて意外な破局が……。夫、妻、恋人。移ろいやすい愛を三者三様に描く極上の恋愛小説。

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深爪はこんな本です

深爪の感想・レビュー(255)

夫、妻、そして妻の女、それぞれの視点で物語は語られていました。妻の身勝手さに呆れながら、それでもどこか妻のそういう部分に憧れている自分がいました。ただ、夫と子どもが可哀想でした。特に子どもが。あと夫が女装する場面が個人的にお気に入りです。
★6 - コメント(0) - 3月12日

すごい心臓を鷲掴みしてくる小説でした。みんな弱いけど必死に人を愛していて切なくなりますね。吹雪さんはちょっと欲張りすぎかなとも思った。あれもこれも欲しくてでも自由に生きていきたいっていうのはちょっと傲慢。でもこういう人に惹かれてしまう気持ちも分かる。あとがきが一番色々考えさせられました。中山さんいいなあ~。また読みたいです。
★7 - コメント(0) - 1月1日

ある意味あとがきが一番強烈だったかも。男女の恋愛はどんなに不倫でも結局は神から赦されている。しかし(女同士では)その中では垣間見ることのできない光と闇がひろがっており、それを知らずに死ぬのはもったいないことであると。言い切る著者がかっこよい。マツキヨは夫として、ほぼ完璧ではなかろうか…?
★4 - コメント(0) - 2016年12月21日

寝とる女、妻、寝盗られた夫、それぞれの視点から描かれる物語り。どれも登場人物の優しさと弱さ、それを克服する強さが伝わってきた。愛ゆえに生まれる弱さや強さは人間の不思議な感情だ。妻、許せん。と思ってしまう私は、妻のような人間にひっかかるタイプなんだろうな
★1 - コメント(0) - 2016年12月17日

中山可穂先生の本は定期的に摂取したくなります。なんとなく結婚という制度っていいなあずるいなあとか。隣の柿はー、な感情なんでしょうかね、それとも若くなくなったってことか……?
- コメント(0) - 2016年6月6日

うーん良かった。中山可穂さんの作品を初めて読んだが、こんなに読みやすい文章を書かれるとは。女性同士の性描写の描かれ方が綺麗だった。内容としては、嵐が可哀想で仕方ない。大人はみんな自分勝手な生き物だなあと。嵐が泣きじゃくりながらおならをするシーンが愛おしくて好き。マツキヨいい奴だなー。でも、吹雪のような自由な恋愛も悪くないとは思った。独身ならね!(笑)自由な恋愛の良いところも悪いところも書かれていて中山可穂さんに好感を持った。
★13 - コメント(0) - 2016年6月6日

おお、エロいエロい。夫→妻←女の三角関係からのアレコレをそれぞれの視点から描く連作だけど、これまでの中山作品と比べてなんか色々変に生々しくてイマイチ入り込めない。というか人妻のHNが吹雪でその息子の名前が嵐って時点でとてもじゃないけど冷静に読めない。そういや『感情教育』は那智でしたね(絶対関係ない)。あと最後の「魔王」の語り手の旦那、「ホモは見たくもないがレズなら見てみたい、一度でいいからそこに自分もまじりたいと、男はみんな思っている。」って頼むから一緒にしないでもらえますかね(百合厨並みの憤慨)。
★2 - コメント(0) - 2016年2月20日

はじめて読んだビアン小説。読みやすく、頭の中で登場人物が描けました。終始吹雪にとって都合のいいストーリーで、そんな吹雪に家族の男が幸せを譲る。全体的に納得はいかないけれど理解は出来ました。
- コメント(0) - 2015年10月21日

相変わらず綺麗な文章を書く人だなぁ、吹雪の行き着く先は少し意外だったけど何処を見渡しても一番の被害者は嵐だなぁ なつめも、マツキヨも最愛の子供にはやはり勝てないね。 嵐の吃音が治ったのがせめてもの救いでした
- コメント(0) - 2015年6月14日

人の心のままならなさ、やりきれなさを感じる。しかもそれが大人同士の泥沼だけではなく、子供にまで波及してるからいっそうやりきれない。女性キャラはどれも美点も欠点も、幸福なときもそうでないときもいきいきとして描かれているが、唯一の男性・マツキヨ氏の造形にはちょっと「あれ?」と思ってしまった。あまりにもレズビアンたちに都合が良すぎやしないか。文章そのものは綺麗で読みやすい。読みきれたのは文章の力も大きいと思う。
- コメント(0) - 2015年3月15日

視点を変えての連作、なんだか、うん、新鮮でした。
★1 - コメント(0) - 2014年11月23日

'14.10-7(139)再読。再々読??なつめは独占欲強すぎだし、吹雪は欲張りだ。マツキヨと嵐がかわいそう。特に嵐なんて自分の中の感情を表現するだけの力がまだないから吃音として表れてしまって。共感できる点が少ないのに、私はこの本が好き。短くてすぐ読めるし。なつめ、吹雪、マツキヨと視点が変わるのも飽きなくていいな。
★13 - コメント(0) - 2014年10月17日

子どもがかわいそうだった。大人の都合に振り回されている子どもが、本当にかわいそうだった。恋愛は自由だと思う。何かを犠牲にしてでも通したい思いもあると思う。けれど、そのために子どもが不幸になるのは納得がいかない。再読です。昨日から読み始めて、ばーっと読めた。毎回思うことだけれど、この作者さんは本当に表現力が豊かだ。人を愛することのじれったさやどうにもならない憤りや嫉妬。そういったものが上手く表現されている。嫉妬の深さは愛の深さでもあり、同時に身勝手さの度合いが強いかなと思いました。
★5 - コメント(0) - 2014年10月15日

お、おう……。
★4 - コメント(0) - 2014年7月25日

花見のニューハーフさんと息子はともかく、それ以外の登場人物に誰一人として全く共感できず嫌悪感すら感じた。でも伝わってくる情念はすごい。 感情の闇みたいなものをひしひしと感じた。
★3 - コメント(0) - 2014年5月28日

エロい…それはともかく…。登場人物それぞれの目線で、それぞれの思いが書き綴られている。男の気持ちもよく描かれていた。男の気持ちも女の気持ちも、共感できるところがあるし、嫌悪感を覚えるところもある。人間関係というのは複雑なんだな、と、改めて感じた。
★1 - コメント(0) - 2014年4月10日

レズものだけどすっきりした書きっぷり&コミカルな面もあり読みやすかった。ストーリーそのものは好きではないし吹雪の身勝手さに怒りが湧くけど、文章が綺麗。歯切れがよくて。読みながら、人間のなかにある男性性と女性性のことをちょっと考えた。恋愛に限らず人間関係全般において、相手によってそれを調整してバランス取ってるのかな。■「大人が酒を飲むように、子供は甘いお菓子をたくさん食べて浮世の憂さを忘れるしかないのだ。」こうゆうアイデア好き。毒甘のなかにこうゆう庶民ぽい文が混じるの、なかなか面白い。■あとがき…えろい。笑
★1 - コメント(0) - 2014年3月8日

サグラダファミリアの前進を思わせるストーリー。
- コメント(0) - 2014年1月18日

aa
やっぱりこの本は心臓に悪い。自分の中の「女」が炙り出されて、「男」に対する罪悪感で打ちのめされる。彼がマツキヨにかぶって見えて泣けてきた。
- コメント(0) - 2013年10月12日

女性同士の恋愛には全く興味がないけど、恋愛してる時の気持ちは、相手が男だろうと女だろうと変わらないんだな。とにかく嵐が可哀想で胸が痛む作品だった。
★1 - コメント(0) - 2013年9月30日

性描写に負けそうになりながらも、無事読了。どの視点から読んでも寂しく、孤独な話だと思った。ラストでそれぞれの希望や新たな繋がりが見えたので、そちらに向かって進んでほしい。作者さんもセクマイだそうで、他の本も手に取りたくなりました。女性の書く女性同士の性描写、崇高さがありました。
★3 - コメント(0) - 2013年8月20日

どんな形であれ、恋愛は何らかの犠牲の上に成り立つものなのだろうか。その犠牲が本人を壊す場合もあるし、ギリギリで幸福をもたらす場合もある。それぞれ登場人物が適度に自己中心的で、好感が持てないところも"良い"。現実的には綺麗事の恋愛よりも、こんなケースが多いのかも。
★4 - コメント(0) - 2013年6月28日

★★★☆☆
- コメント(0) - 2013年4月5日

マツキヨと嵐が可哀想だなあー、と
★2 - コメント(0) - 2013年3月18日

まあテーマが毎度独特の作者ですが、相変わらず文章は上手いなあ。主人公の女性たちより、振り回されるだんなさんの哀愁が気の毒でもありおかしくもあり。なつめさんとの共感がなんか面白かった。
★3 - コメント(0) - 2013年1月24日

久しぶりに読んだ
- コメント(0) - 2012年11月4日

中山可穂さんの作品はほとんどが女性同士の恋愛、深爪ときいてすぐにピンってときました。男性でも女性でも恋人が女性の場合はいつでも爪はきれいに整えておくものですね。マツキヨの姿がなんとも見ていられないぐらい痛々しく、応援せずにはいられない。
★3 - コメント(0) - 2012年5月4日

女という性別に対する作者のナルシシズム炸裂で、不愉快極まりない読後感。最後まで読み切れなかった。これまでも感じていたことだが、この作者の描く男性像がひどい。ナルシシズムはいいけど、それを表現する手法に難有り。彼女はフェミニズムやジェンダーには興味がなく、小説を書くことに純粋な楽しみを見出しているようだが、あまりにもお粗末な人物造形である。家庭や結婚とレズビアンというのは作者なりのテーマなのだろうが、男性を一切介入させることのなかった松浦理英子の代表作の方が個人的には好み。
★1 - コメント(0) - 2012年4月30日

最初に読んだ時は正直、吹雪に対してものすごく腹が立ちすぎてしっかり読めていなかった気がする(苦笑)なつめの気持ち、子供気持ち、マツキヨ(旦那)の気持ちを考えると吹雪の事が嫌いになる。3度目でやっと冷静に読めた。でもやっぱり最後にいつも思う事は、人妻に惚れるのは恐ろしい!って事。人妻に限らず、妻帯者に惚れる事も恐ろしいかもしれないけど、女性の子供への愛情や絆は強いから、その女性の中で1番にはなれないって事がすでに嫌だ。それに幸せな家庭を壊す事はやっぱりいけない事なんじゃないかなって思う。
★1 - コメント(0) - 2012年4月21日

中山可穂の読後感といえば、その毒と甘さに自失する事が多かったのだが、今回は珍しく嫌悪感たっぷりで読み終えた。恐らく大人の恋愛事情に子供が巻き込まれているからだと思う。男と女はどこまでも男と女ではあるが、子供の前ではせめて母や父で居て欲しい。一人になってしまったマツキヨもやりきれない。……うーん。……あー、吹雪はちょっと好きになれんなあ。
★1 - コメント(0) - 2012年3月20日

旦那が壊れていく姿が痛々しかった(泣) でもこんな旦那さんはごく稀で、普通は訴えられたり、裁判で親権争いまで行くと思う。 優しくて、誠実な所には関心するけど、世間から見たら情けない男性に写るのかな…って思いました。
★1 - コメント(0) - 2012年2月27日

立場が違えば思いも違うんだなと納得。
★1 - コメント(0) - 2011年12月18日

奇妙な三角関係の三人による語りで綴られている。どの視点も自然に共有することができた。全般的にレズビアンに対するナルシズムが薄く漂っていたが、鼻にはつかない。笙子さんのおとこ気に構えすぎだという気もするが、バーで吹雪の吐瀉物を受け止める場面には惚れてしまった。
★2 - コメント(0) - 2011年12月14日

全部で三章の小説だが、一章ごと締めの文章が良かった。なんかじーんとしてしまうのは、作家さんの言葉選びが好きだからなのだろうか。吹雪さんのよくばりな考え方には、どうしても納得いかないけどやはり子供にとっては母親の存在が欠かせないのかな。マツキヨが良い人すぎる
★3 - コメント(0) - 2011年4月5日

★★★☆☆
★2 - コメント(0) - 2011年1月1日

ところどころ章ごとの違和感を感じる事が多かったが、作中の主観の問題なのだろうか。吹雪の留守電をなつめはきいたのだろうか・・・
- コメント(0) - 2010年12月10日

純粋ながらも壊れやすい恋愛は、やはり刹那的なものなのだろうか。マツキヨの一途さと決意の固さに心打たれた。
★1 - コメント(0) - 2010年8月24日

マツキヨに涙した。嵐君の気持ちを考えるとやりきれない
★2 - コメント(0) - 2010年6月20日

なつめの気持ちが痛いくらい胸にくる。
- コメント(0) - 2010年5月19日

深爪の 評価:52 感想・レビュー:49
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