メルカトルと美袋のための殺人 (集英社文庫)

メルカトルと美袋のための殺人 (集英社文庫)
あらすじ・内容
魔性の探偵が巧緻な謎に挑む本格推理傑作集
「解決できない事件など存在しない」と豪語する銘探偵・メルカトル鮎と、事件に巻き込まれやすい作家・美袋三条が挑む巧緻な謎の数々。非道なメルカトルのキャラクターも必見!(解説/佳多山大地)

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メルカトルと美袋のための殺人はこんな本です

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メルカトルと美袋のための殺人の感想・レビュー(746)

中毒状態なので、この短編たちの解決編が一般的にミステリとして受け入れられるものかどうかもう分からなくなっていますが、とりあえず楽しむことはものすごく楽しめました。オレ様な探偵はうっとうしくて苦手なんですが、さすがにここまで極めてくれるとむしろすがすがしくて痛快です。というか、ここであんまりいいやつをやられてしまうと、あれが可愛そうになるもんなぁ……。あのネットで見かけた美袋のセリフも、そこに至る過程を知ればそりゃあいいたくなるわ、と。とにかく全編まさに「メルカトルと美袋の”ための”殺人」ですね。
- コメント(0) - 3月25日

今迄見た非常識で空気読めない発言をする探偵は、実は犯人の心情の最も深い部分を理解していて、ある意味犯人の一番の理解者である事が多かった。しかしこいつは違います。暇潰しの為に殺人を助長するようなDMをばら撒き、自分以外の上手くやった者を認めず、犯人を捕まえる為なら他の人が死んでも気にしない。ワトスン役にいつか殺してやると思われるがそこに至る経緯を読んでいるとそう思うのも仕方ないかなーという感想(笑。故にとても魅力的な探偵でした。今迄で一番知り合いにいてほしくない探偵です。まさにメルカトルと美袋のための殺人。
★12 - コメント(0) - 2月14日

再読。「遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる」がベスト。淡い恋心の真実までメルカトルによって曝される美袋が不憫でならない。しかしそこが面白い。全編通して、多少強引な推理でもメルカトルが言うと謎の説得力が生まれるのはキャラクター造形の素晴らしさ。とは言え、この作品ではまだおとなしい方だと思っているので、今度は全くおとなしくない「メルカトルかく語りき」を再読しなければ。★★★★☆
★1 - コメント(0) - 2月4日

謎を解くための謎!ゆかいに推理できる短編集。美袋くんの有名な「いつか殺してやる」というセリフも収録されています。
★1 - コメント(0) - 1月22日

良くも悪くも麻耶ミステリー短編集。メタなしで、何でもアリと本格ミステリはどこまで両立されるか(許容されるか)という閾値に臨むチキンレース。解決編はすぐに始まるが、精緻なのか煙に巻かれているだけなのかわからなくなってくる酩酊感がある。いや、煙に巻かれているだけに思うけど。この本を軸に、ミステリ部の隙を無くしつつ一般許容される倫理・人物造詣の視点を入れれば「貴族探偵」、ヤケクソ方面に突っ切れば「メルカトルかく語りき」と進化する。いつかこの本が作者の黒歴史となることを願う。
★6 - コメント(2) - 1月17日

隻眼の少女の作家ということで、変わった本名だなと思いながら。いやさすが、推理は一級でしたね。また、美袋氏もいい味だしてますね。なぜ、メルカトル鮎の名前かはこの本では不明です。図形と関係あるのかな?
★1 - コメント(0) - 1月16日

メルカトル鮎もの短編集。独特な味のある銘探偵メルカトルの活躍が楽しい作品。邪道な奴のように描かれるが、それでも推理力は反則的にお見事。自ら長編には向かない探偵とのたまうほどだ。どの篇も彼の傲慢っぷり、もとい推理っぷりが活かされていて話も面白かった。そして色々な解決法があるのだなと感嘆した。「遠くで・・」は美袋にとっての真相(らしきもの)にいい塩梅に唖然とさせられた。「ノスタルジア」も気付き難い伏線や意味深な言葉が妙味。キャラが目立つが、推理ものとしても秀逸と思えた作品集だった。
★23 - コメント(0) - 1月9日

メルのキャラが無駄に可愛くて笑ってしまう。パジャマ着るのかお前……。個人的ベストは「瑠璃鳥」、次点は「シベリア急行西へ」で。「シベリア急行」が初めて書いた作品とのことで、ああ昔からひねくれた人だったんだなあと納得
★3 - コメント(0) - 1月6日

短編なのであっさりとしていますが、色々と嗜好が凝らされていて飽きません。メルと美袋のキャラが深掘りされるのも楽しい。水色のパジャマを着てナイトキャップを被って寝るメルとか、「水難」では美袋の旅行先にメルがついてきて美袋のこと大好きかよって思ったり(笑)お気に入りは「小人閑居為不善」。退屈を凌ぐために画策するメルカトル。メルの手の平で踊らされているのは誰なのか。「シベリア急行西へ」では、犯人の動機なんか興味ないと言わんばかりのぶつ切り加減に笑ってしまいました(笑)
★8 - コメント(0) - 2016年11月26日

メルカトルシリーズ入門に、一番初めに読んでもいいと思った。ホームズを「いつか殺してやる」と本気で思うワトソンがかつていただろうか。メルも酷いが美袋も大概である。まさに、メルカトルと美袋の「ための」殺人たち
★3 - コメント(0) - 2016年11月16日

OKA
シリーズ二冊目です。「遠くで瑠璃鳥~」の睡眠学習はイマイチでしたけど、美袋=読者視点だから、どういうことなのか意味が分からず悩みました。最後のメルの微笑みを想像して、ちょっと震えた…。「水難」の幽霊は微妙だけど、旅館にメルが居たのは笑えました。美袋の行くところにメルカトル在り。「ノスタルジア」メルって王将行くんですね。「さまよえる~」事件解決の為に犠牲になる弟が可哀想でした。これは後悔が残る…。美袋を殴って五時間かけて運んでくるメルカトル(笑)「シベリア~」ポアロを想像してたら全く違いました!
- コメント(0) - 2016年11月13日

メルは皆が言うほど外道じゃないじゃん?と思ってしまう私が外道なのか…?確かに正義感は欠落してるけど、それは美袋くんも同じだし、私から見たら似た者同士のいいコンビ。どの短編も面白かった!
★6 - コメント(0) - 2016年11月13日

トリックもキャラクターも良いですね。二人ともクズだなぁと思います。特に水難。そういうところが人間くさくて好きなのかもしない。短編集だと感想に困る。一番好きなのはやっぱり瑠璃鳥です。助手視点だというのに助手と思えない巧妙な手口で読者をただ混乱させる美袋くん。美袋くんの恋心すらトリックに盛り込んだ挙げ句丸ごと否定していく麻耶雄嵩、嫌いじゃないです。
★2 - コメント(0) - 2016年11月11日

再読。相変わらず面白い。笑える上にミステリとしての完成度も高い。
★2 - コメント(0) - 2016年11月10日

初めてメルカトルシリーズの短編にチャレンジ。相変わらず何だこの無茶苦茶な探偵は…そもそもワトソン役に殺意抱かれてるけど探偵でいいのか?銘探偵より外道探偵とかの方がよくないか?と思いつつ読了。慣れてくるとナイトキャップが可愛く見えてくるよ。ていうかキャラ以外も無茶苦茶だ!と思いながらまた次を読みたがっている自分がいる…恐るべし麻耶雄嵩。
★3 - コメント(0) - 2016年11月2日

初めての麻耶雄嵩。探偵役もワトソン役もどちらもシャーロックホームズのように正義に殉じていないというか、なかなかなクズだけど2人の掛け合いが面白い。トリックや幽霊の存在なども一役買ってとても風変わりなミステリーだった。確かに短編が似合う探偵だった。
★3 - コメント(0) - 2016年8月31日

普通のミステリーに飽きた人にオススメ。こんな探偵役は他にいない!ワトソン役に殺意を抱かれる探偵って。。探偵自身で言ってるように確かに短編向けの探偵であり、サクサク読めて、全部オチが秀逸。
★2 - コメント(0) - 2016年8月7日

久しぶりに読んだメル。時々このウザさ(褒め言葉)が読みたくなる。前半はさすがと唸るほどブラックな落ち。メルも黒いけど美袋君もも結構冷淡でドライな性格してるよね。にしてもナチュラルに幽霊と会話するメル、王将に夕飯食べに行く意外に庶民派なメル、水色のパジャマにぽんぽん付きのナイトキャップかぶったメル…お前、意外に可愛いとこあるな。美袋君が山小屋に置き去りにされてるってだけで犯人メルじゃね?と疑う私。メルは期待を裏切りません。さて、翼ある闇でも再読するかな。
★5 - コメント(0) - 2016年8月6日

短編集。ただ、最初の作品『遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる』の出来が良すぎるので、後半になると尻すぼみになっていく感じが否めない。とくに最後の3作品はメルカトルらしさがあまり見られず、なんか「フツー」のパズラー系作品になってしまっているような感じ。個人的には「小人閑居為不善」あたりも好き。
★360 - コメント(0) - 2016年8月6日

メルの悪徳で非道な探偵ぶりがたまらない!どうしようもなく魅力的なのは、彼は彼なりの美学と倫理(極めて自己中な)を持っているからなのだ。友人でワトソン役の美袋を語り手とする短編集。どれもメルが鮮やかな推理で犯人を明らかにしながらも、狡猾で功利的な目論見がわかり「笑撃」を受ける。私にはプロットやロジックとかで分析出来ないが、謎解きに論理的に真摯に徹する姿勢はビンビンに伝わってくる。その分、人の生死に対し、酷薄に感じてしまうことも正直ある。なのにメルカトルのシリーズは、更に読みたくなる。あぁ、破天荒で大好きだ!
★46 - コメント(3) - 2016年6月19日

麻耶雄嵩入門編として人から薦められたのだがまったく面白くない。 この作者は玄人やミステリ作家からの評価が高いので、たぶん合わなかったかミステリの知識が足りないのだろう。
★1 - コメント(0) - 2016年4月23日

★★☆☆☆ 1話目は引き込まれて言ったが、オチで『ん?ミステリー作品でそういうのって良いの?まあ、メルカトルだから良いのか。。。でも、なんだか今までの形態と違うような??』と、なっていき、3話目辺りからだんだん読むのが苦痛に・・・ラストの話に至っては、『え?そこで終わり?え?え?!』という感じ。消化不良感が否めないかなあ。麻耶氏の小説は、長編の方が好みかも。
★1 - コメント(0) - 2016年4月10日

評判が良かったので、期待したが、正直、どれもイマイチでした。最初の『蛍』が気に入って連続で読み過ぎたのも原因かな?
★1 - コメント(0) - 2016年3月23日

再読。やっぱり好き。
★3 - コメント(0) - 2016年2月11日

3
「瑠璃鳥」が秀逸。新しいタイプの信頼できない語り手。二人の関係性や性格が前提にあるため巻頭に置くのはアンフェアかもしれないが、この強烈な作を一番に読まされることに意義がある。この短編集は凡そこいつらにしかできない作品ばかりだからだ。/恋人が死に、自分に容疑がかかっているのに、救世主たり得るメルカトルを陥れようとする美袋が凄い。それを無意識の領域でやってのけるのが凄い。闇が深い。/「水難」幽霊を受容しているのが新鮮。/タイトルが正確。
★4 - コメント(0) - 2016年2月7日

題名通り。
★1 - コメント(0) - 2016年1月31日

面白かっった!!!まずメルカトル鮎がかわいい………と思うのは私だけではないはず………。独特すぎる探偵と常識人そうで意外と根元が腐ってる(と私は思います)助手の美袋くんという人物も面白いですが、事件やトリックそのもの、何よりオチが個性的で、「また何かあるんだろうな……」と予測できても毎回驚かされます笑。神様ゲームシリーズを読んで麻耶先生の作品は何かクセになるな………と思っていましたが、今作も先生の個性が光っていてとても魅力的でした。
★5 - コメント(0) - 2016年1月19日

講談社版と集英社版では描写が変わると聞いて集英社版を購入。再読しました。メルが凄く鬼蓄に描写されていますね。特に水難での描写に「うわぁ」ってきました。幽霊を「観賞用」と言い切るメルカトルって…いったい…
★20 - コメント(1) - 2016年1月18日

最後の話のみ再読。ここからメルの最後の事件に繋がるのか!ああああ〜!という感じ。
★1 - コメント(0) - 2016年1月5日

メルは天才かもしれないが正義ではない。己の思惑の為なら友やら人命やらは意味を成さないようだ。美袋どんまい!
★4 - コメント(0) - 2016年1月2日

麻耶作品でこんなにハマったのは初めて。トリックといい探偵役(メルカトル)の性格といい色々普通ではない作品なのだけどw、長編好みな自分にとって短編集においては良い意味で普通じゃない作品を求めてしまうのだ。
★5 - コメント(0) - 2015年12月30日

初読み作家さん。とても癖のある探偵さんでした(笑)でもそこが魅力かも。他の作品も読んでみます。
★47 - コメント(0) - 2015年12月25日

★★★★☆ メルと友人?美袋の短編集。ベストはメルが作った犯人当て小説に美袋が挑む「ノスタルジア」。メルの性格同様極悪非道のフーダニット。こんなもん解けるか~!でもそれが好き。「彷徨う美袋」のラストには思わず同意してしまいました(笑) どの短編も癖がありお勧めです。
★11 - コメント(0) - 2015年12月11日

探偵と推理小説家のコンビによる短編集。たびたび親友という表現が出てくるが、とても親友とは思えない二人のやりとりが微笑ましい(?)。メルの性格、恐るべし。メルみたいな人、友達にはできないよね(苦笑)
★31 - コメント(2) - 2015年11月24日

再読。メルもメルだが美袋君も美袋君だとしか言いようがないこの短編集…何だかんだ良いコンビなのか?それにしても、小土茶に今気が付いてしまったww こどちゃって麻耶先生狙ってなのかww
★18 - コメント(0) - 2015年11月17日

真実はひとつではない いや、正確には、探偵が絶対ではない世界があった。 いつの間にメルカトルの奔放さと高慢さに巻き込まれ、読み進めてしまった。
★6 - コメント(0) - 2015年11月15日

美袋さんが好きすぎて何度も読んでます。どの話も面白くて、麻耶作品の中でダントツ一番です(*゚∀゚)=3
★9 - コメント(0) - 2015年10月16日

再読。ほとんど覚えていなかったため、ひょっとしたら初読時以上に楽しめたかも。
★13 - コメント(0) - 2015年10月3日

無理ない?
★1 - コメント(0) - 2015年9月15日

メルカトルと美袋のための殺人の 評価:66 感想・レビュー:231
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