光の帝国―常野物語 (集英社文庫)

光の帝国―常野物語 (集英社文庫)
あらすじ・内容
穏やかで知的で、権力への志向を持たずに生きる常野の一族。人を見通し、癒し、守る、その不思議な能力は何のために存在するのか。優しさと哀しみに満ちた壮大なファンタジー。(解説・久美沙織)

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光の帝国―常野物語の感想・レビュー(7657)

学生時代に読んだ筒井康隆氏のSF物を思い出した。東北のある地域に昔から関わりのある常野一族は、とても不思議で魔法のような力を持っていた。驚くべき力を持ちながら、どの人も温厚で物静かな人柄が滲み出ている。いつの世も、世間とは異なる人種は生きにくいものだと改めて思い知る。とても切なくやりきれない。今は各々が別々の場所に住んでいても、いつかは帰りたい場所・常野…。みんなが無事帰ってくることをツル先生がずっと待っていてくれる!今年もあの懐かしい丘の上に立っているはずだ。ラストの「遠回り」に泣けた。
★65 - コメント(7) - 1月18日

帝国=宇宙。。。ギャラクシーもの?って思ってたら、全く違った~ この世のどこかでひっそりと暮らす不思議な能力を持つ常野の人々。。。の話だった。。。ポーの一族みたいだのぉ。。。常野一族のそれぞれに受け継がれた能力者たちのほんのサワリだけの短編集らしい。。。続きを読まなくっちゃ~なんか、ワクワクする~
★8 - コメント(0) - 1月18日

「常野(とこの)一族」と呼ばれる不思議な能力を持った人々にまつわる連作短編。一族の少年視点だったり、一般人からの視点だったり。なにかのストーリーが進むわけではないけど引き込まれてしまう。この本は初めての恩田陸作品でした。中学生だった時、友だちの中でおすすめの小説を貸し合うのが流行ってて、いつも私が薦めるばかりだった人から初めて貸してもらったのがこれ。後にも先にもこれだけだったけど、なんか印象深かったなぁ。はっ‼もしかして彼も常野一族なんじゃ?!と思ってみたり。自分でもシリーズ揃えたので、今から読もう。
★10 - コメント(0) - 1月9日

めっちゃ良い作品に出会えました! 柳田國男『遠野物語』をベースにした物語。東北にある『常野』と言う地域に由来する不思議な能力を持つ人達。 10編の物語が少しずつ繋がって、最後の『国道を降りて…』は泣けた(´;ω;`)『大きな引き出し』もうるうるしました。
★8 - コメント(0) - 1月8日

ファンタジーにはこんな形もあるのかと感心させられる1冊でした。タイトルを見た時は解説に書かれている通り壮大な話なのだと先入観を持ちかけましたが、長編でもない、けれども短編というわけでもない。やさしい気持ちになったり、恐怖を感じたり、悲しい気持ちになったり、1話ごとにいろんな感情を味わうことができました。ツル先生に会いたくなりますね。
★7 - コメント(0) - 1月7日

読みやすい文体です。物語はなんてことない日常の風景、に見せかけた少し違った風景を描いていて気付けば引き込まれました。それぞれの短編にも少しずつ関連している箇所があり、それに気付いた時は感動しましたし、各話の人たちの前後を想像するのも楽しい。 日常にひっそりと紛れているけど、ハッとするほど魅力的な人たち。そんな素敵な常野の人たちに出会ってみたい。
★7 - コメント(0) - 1月4日

中学校の頃、恩田陸を初めて読んだ本。「確かに君の神と僕の神は違う。でも、二つの神が目指すところはそんなに違わないんじゃないかな?」
★5 - コメント(0) - 1月4日

「大きな引き出し」は、以前いろんな作家の短編を集めた本で読んだことがあり、懐かしく読めラストに感動を覚えた。てっきりこの本は、この短編に出てくる春田一家の物語かと思っていたが違った。どの短編も、常野に関係している点では一緒で、記美子や美耶子、つる先生などいくつかの短編にたびたび登場する人物もいる。「光の帝国」では残酷な展開に、心が悲鳴をあげそうになった。「オセロ・ゲーム」や「草取り」に出てくる草のようなものは、不吉なものを連想させる。記美子によって、明らかになる亜季子の真実と使命の話が個人的には好きだ。
★9 - コメント(0) - 1月3日

不思議な能力を持った常野の人たちの物語。様々な能力を持つ人の目覚めや過去、日常と未来…など脈絡のない短編がやがて部分的に繋がっていき、あちこちに散らばって存在している常野の人々が何かのために集まり始めている、その先が知りたくなる。哀しみと使命を抱えて光る小さな星々のような人たち。じわりと泣けます。
★7 - コメント(0) - 2016年12月29日

今年読んでない作家で年末に慌てて読んでいる、恩田陸。去年は夜のピクニック読んだけど、これはそれとは全然違うけど、また素晴らしく良かった。特に達磨山への道が好き。東北が舞台っぽいけど、達磨山は伊豆に本当にある山で、笹の稜線も一緒。優しく怖い。普通の日常の中に、日常では絶対起きないことが起きる。今年のベスト10を選定中ですが、これは入るでしょう。
★8 - コメント(0) - 2016年12月29日

異能力を持つ常野の一族の物語。戦時中、飛び抜けた力のために彼らは狩られ、現代ではひっそりと暮らしている。どこかおとぎ話的でありながら実際にありそうな能力なので、本当にこういう人がいてもおかしくないと思えてくる。隣にいる人が、自分と同じものを見ているとは限らない。物語はこれから大きな変革が起こりそうなところで終わっていて続きが気になる。題名から、マグリットの同名の絵を思い出す。夜と昼が同時に描かれている絵で、不安定さと纏まりが同時に感じられる。あの静けさと温かさは常野の一族にもあてはまるように思う。
★28 - コメント(1) - 2016年12月23日

様々な能力を持った常野一族の人々を描いたファンタジー短編集。ほっこりするお話や不思議なお話だけでなく、憂鬱になりそうな悲しいお話までバリエーション豊かです。しかし一貫して、ずっと物語に浸っていたくなるような不思議な温かさに包まれていて心地よく読めます。特にお気に入りなのは『光の帝国』と『黒い塔』。内容は正反対のお話ですが、どちらも強く心に残りました。
★16 - コメント(0) - 2016年12月21日

再読。「常野物語」シリーズ1作目・短編集。表題作の「光の帝国」はとても切なくなる。そこから最終話の「国道を降りて・・・」で少し救われた。このシリーズの持つ雰囲気がとても好き。
★15 - コメント(0) - 2016年12月20日

「常野」の一族の特殊な能力の連作短編集。日常のちょっとした不思議もあれば、息をも飲む位の話もあります。再読してやっと理解できた話もあり、また時々リンクする人物にページを戻したり、静かな本なのに忙しかったです。読解力の乏しい私には苦労しましたがそれでも面白かった。あとがきにあるように、「穏やかな品のいいものを書こうと思いながらも手持ちのカードを使いまくる総力戦」に納得。 
★19 - コメント(0) - 2016年12月18日

華やかな題名とはうらはらに、穏やかで控えめな生活を送る人たちの日常を描いたお話です。全体の柔らかなトーン故に、彼らの静かな生活に忍び寄る残虐な力に胃が冷たく重く感じられました。それぞれ主人公が違う短編形式ですが、徐々に繋がってくる人間関係に惹きつけられます。続編での彼らの活躍が楽しみです。
★5 - コメント(0) - 2016年12月16日

ひとつひとつの物語が優しくて、穏やかで時に悲しくて。 あっという間に世界に引き込まれました。 読む前はここまで、自分がのめり込むとは思ってもいなくて、良い意味で期待を裏切られました。 それぞれの物語の続きや意味について、いつか本にしてほしいと思います。
★7 - コメント(0) - 2016年12月14日

常に在野に。。権力を持たず世界の安寧に力を注ぐ人々は実は我々の身近に存在している。世の中を平和にするのは何もヒーローである必要はない、というのことか。
★20 - コメント(0) - 2016年12月8日

★★★☆☆(3.0)
- コメント(0) - 2016年12月4日

雰囲気が独特で不思議とリアルが折り重なっている感じ。短編ながらつながっている箇所もあって面白かった。続きが気になるものがいくつかある
★7 - コメント(0) - 2016年11月26日

恩田陸の作品の中でも特に好きな「常野物語」シリーズを何年かぶりに再読しました。特殊な技能を持った常野一族のちょっと不思議でファンタスチックな物語や軍部や謎の展開に追われるスリリングな展開などバラエティーに富んだ短編集は、何度読んでも楽しめました。
★4 - コメント(0) - 2016年11月16日

不思議な力をもつ常野の人々が次々に登場してくる連作短編集。作品と作品の中でリンクが施されており読み返しながら読むと面白かったりする。世界が上手く回っているのはもしかして常野の人々がひっそりと裏で手を引いてるからなのかもしれない。
★10 - コメント(0) - 2016年11月16日

やっぱり面白かった! 不思議な力を持つ人たちの、連作短編集。 後半になるにつれて、前に戻って人物の確認しながら読んだ。 あたたかなお話から、ゾクゾクするようなものもあったけど、続編が読みたい。
★5 - コメント(0) - 2016年11月8日

☆☆☆ ツル先生に会いたいな。
★5 - コメント(0) - 2016年11月6日

初読み作家さんでした!1つ1つの話はそんなに長くないし、スラスラ読める感じで面白かったです。特に面白かったのは「オセロ・ゲーム」「光の帝国」「黒の塔」でした。「黒の塔」は、最後のほう泣きそうになったし。ホッコリする話です。続編もあるみたいなので読んでみようと思います!
★26 - コメント(0) - 2016年10月31日

読んだよね。たぶん。面白かったと思う。
★1 - コメント(0) - 2016年10月30日

光の帝国が悲しくて泣きそうでした。でも巡り巡ってまた子どもが帰ってきて、大きな流れの中のひとつひとつの命の尊さを感じました。私の毎日にも意味があって、これを続けていくことで世界を回し繋げているのかも、と大きな流れの一員になったような気がしました
★4 - コメント(0) - 2016年10月29日

ちょっと不思議な力を持った、常野の人たち。微笑ましい話から、不気味な話まで。最後はちょっと飽きちゃった。
★3 - コメント(0) - 2016年10月28日

常野物語その1。連作短編集。不思議な能力を持つ一族の物語。編ごとに印象が違うので、結局常野って何ってわからないけど、恩田さんだから続きを読んでもわからないだろうなぁ・・・。
★172 - コメント(2) - 2016年10月18日

得体の知れない怖さと、柔らかい優しさのバランスが良い。センスの良い本を紹介してもらった
★4 - コメント(0) - 2016年10月14日

再読。泣けた。
★4 - コメント(0) - 2016年10月1日

暗い場面ばかりではないはずなのに、読めば読むほど怖くて、何か本から、不吉なものが飛び出してきて、とりつかれたように重い気分になった。タイトルにもなっている10編の中の「光の帝国」は、理不尽に殺されるシーンが悲惨すぎて辛かった。
★8 - コメント(0) - 2016年9月29日

常野の不思議な能力を持った人たちの短編集。 光の帝国はとても切なくって読み終わった後しばらく放心状態になりました。
★3 - コメント(0) - 2016年9月29日

最初数話でほんわかした短編集かと思いきや ゾワッとするような話がきたり。 どの人も穏やかで知的で、物語間の繋がりと合わせて常野の人達をもっと深く読みたくなるような話。言葉の選び方が面白いというか、流れるように読めるなぁとこの人の本読むと思う
★3 - コメント(0) - 2016年9月28日

能力を持った人々の話。静かに優しく切ない。能力をもっているけど人間らしい部分があって好感が持てた。実はどこかにひっそりと暮らしているのかな?恩田さんのこの世界観は心地いい。どれも短い話だったので一人一人についてもっと掘り下げた話があってもよかった。
★36 - コメント(0) - 2016年9月22日

得意なのか苦手なのかわからずに手探りで相性を探りながら読み終えたものの、まだはっきりしない気分。
★1 - コメント(0) - 2016年9月20日

◎不思議だしゾクゾクもしたし、悲しいエピソードもある一族の話 過去と現在が所々つながる 表題作は思いきり悲しかった 一方茶碗の話と最後の話は明るい未来が見えるようでよかった
★2 - コメント(0) - 2016年9月20日

再読。優しくて、悲しくて、だけどあったくなる「常野」の人びとのお話。短編で読みやすいです。個人的には、「大きな引き出し」が1番のお気に入り。次はお話は怖いけど、女性がカッコいい「裏返せ!」の「オセロゲーム」1番心が痛くなるのは「光の帝国」かな。読んでいると、私たちの生活の中に、そういう力を持つ人が本当にこっそり紛れて生きているのではないかとか、考えてしまいました。
★4 - コメント(0) - 2016年9月17日

再読。優しくて、悲しくて、だけどあったくなる「常野」の人びとのお話。短編で読みやすいです。個人的には、「大きな引き出し」が1番のお気に入り。次はお話は怖いけど、女性がカッコいい「裏返せ!」の「オセロゲーム」1番心が痛くなるのは「光の帝国」かな。読んでいると、私たちの生活の中に、そういう力を持つ人が本当にこっそり紛れて生きているのではないかとか、考えてしまいました。
★3 - コメント(0) - 2016年9月17日

嬉しくなったり、切なくなって苦しくなったり、悲しくて悲しくてボロボロ泣いて、忙しい本だった。どこの誰かとどう繋がりがあるのか確認するために読み返すことにする。続きが読みたい。
- コメント(0) - 2016年9月15日

光の帝国―常野物語の 評価:74 感想・レビュー:1624
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