白夜行 (集英社文庫)

白夜行 (集英社文庫)
あらすじ・内容
19年前の大阪の質屋殺し。迷宮入りしたこの事件に関係した少年と少女が歩んだ道は…。絶望の白い光の中、魂の荒野を行く男と女を、叙事詩的スケールで描く傑作ミステリー長篇。 (解説・馳 星周)

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864ページ
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白夜行の感想・レビュー(26692)

雪穂は自分の母が死んだ時、家の鍵を忘れてしまったせいで発見が遅れたと言い、だからそれ以来鍵を肌身離さず持つようにしていると家庭教師に話していた。その時鍵につけていた鈴がちりんと鳴って、私はその描写を読んだ時ぞくっとしたよ。その1文で、雪穂の嘘がわかったから。こういう伏線が、もう、怖すぎた。白夜行というのは、太陽の下を歩けない2人のことだったのか。読み終わってすごく疲れた。すっごく面白かった。
★9 - コメント(0) - 2月20日

かなり長い話だから、なかなか手をつけられずにいた。話の構成的には短編的な感じだったが、それが繋がってくるとゾクッとする。前半では雪穂は育ちの良いお嬢様だと周りから見られ、雪穂の周りで次々に事件が起きても誰からも怪しまれることはなかった。読者だけが雪穂の裏の顔に気づいてる感じがした。友彦目線で見ていると桐原の頭の冴えるところが心強かった。何しろ、危険なことは友彦には関わらせないところはカッコよく見えた。かなり長い話であったが、読み終わるまであっという間だった。一成が自分的には良かった。
★14 - コメント(0) - 2月20日

再読。1973年大阪。はじめは殺人事件の容疑者の娘と被害者の息子であった雪穂と亮司。しかし真実は隠されたまま時は過ぎて行く。身勝手な親達に奪い取られた二人の未来を思うと心の底から憤りを覚える。魂を失った雪穂と亮司二人の心情は最後まで語られない。だから余計に心に抱える闇がどこまでも深く、不気味でありまた哀しい。そして読者は太陽のあたらない薄暗い道を手を取り合って歩く雪穂と亮司の姿を想像せずにはいられない。
★86 - コメント(4) - 2月17日

★★★★★面白い。800ページ以上あったので、読み始めるのに躊躇していましたが、一気読みでした。雑居ビル内で殺人事件。その事件から雪穂の回りで起こる事件の数々。オススメ。映画、ドラマも見たい!
★19 - コメント(0) - 2月16日

すごいボリュームでした。読んでも読んでもなかなか進まないなと思いましたが、結局スピーディーに読んでしまいました。桐原の人生をなぞった話ですが、雪穂とのかかわり合いが少しも語られず、この二人の結び付きがどのくらい強いものだったのか…。時代の変遷を感じつつ、純粋な話を読んだ気がします。ついに東野圭吾氏の作品を読んでしまった~‼今まで絶対に面白いだろうからってあえて避けてきたのに…。やっぱり。
★56 - コメント(3) - 2月15日

既読レビュー。 ドラマ版にハマりDVD購入、ロケ地巡礼にも行きました。 原作を読んで、「ドラマ版では雪穂と亮司をモンスターにしたくなかった」とプロデューサーが言ってた訳がわかるような気がした。 二人の描写も少ないし、原作とドラマは別物ですね。
★18 - コメント(0) - 2月14日

幻夜に続き数年ぶりの再読。性的虐待をうけた雪穂はたぶん多重人格。他者から見た雪穂しか本文に書かれておらず、わかりづらいが、3〜4の人格は最低でもありそう。雪穂の心の奥に秘められた激しい怒りは止められない。男に侮辱され、それを母に黙認された怒り。男を支配し、女を犯す。自身がされて来た事を繰り返しているに過ぎない。繰り返し行為をする事で恐怖を乗り越えようとしているのだろう。事実は小説より奇なり。虐待を受けた人が増える程、被害者が増幅する。性加害者が過去に性被害にあっている事はとても多い。虐待の重みを感じる
★26 - コメント(0) - 2月11日

内容があやふやになってきたので、幻夜と共に再読する事にしました。あらすじや結末は分かっていての再読でしたが、所見では気付かなかった伏線を見つけたりで楽しく読めました。読んだ後でネットで考察ブログやレビューを読み漁りましたが、自分が疑問に思ってる点を書いているものが見つけられなかったので、同じようにこの小説が好きな方と語り合いたい気持ちでいっぱいです。
★22 - コメント(5) - 2月8日

291作目。1月31日から。2013年8月以前のどこかぶり。やはり今まで読んだ中で一位二位を争う傑作。キャラ造形やトリックが天才の域に達している。エンタメ小説だったりご都合主義だったり色々と思われることがあるかもしれないが、それでも一つの作品にここまで詰め込んでしっかり内容が肉付けされているのでその魅力は陰るところがない。そしてこの854ページに渡る分厚さが全く気にならない。「昼間に歩きたい」と桐原、「太陽の下を生きたことなんかないの」と雪穂。この台詞に彼らの真意が隠されている。
★26 - コメント(0) - 2月5日

最後は一見、雪穂が亮司を見捨てたように見えた。しかし彼がいなくなったことで、彼女の人生は、白夜からただの闇夜に包まれることになるのではないか。彼のことを彼女が「知っている」とでも言えば、亮司の人生は無駄に終わる。少しでも雪穂が彼を想う気持ちがあったのなら、それで亮司の異常なまでの献身は、報われたと信じたい。
★25 - コメント(0) - 2月2日

「幻夜」からの本作。逆になってしまったけど、謎の魔性の女、美冬の生い立ちが明らかになり、恐ろしさと共に女として同情も。幼い頃の経験は心の底から彼女を傷つけさぞ恐ろしかったことだろう。親すらも信頼することが出来ず、自分に害を及ぼす者は手段を選ばず黙らせる。白夜を生き続ける二人が切なく、恐ろしく(周りの者にしたらもっと恐ろしいが)、すべては雪穂の憎しみが心の根底にある。雪穂は何れは亮司を捨てる気でいたのだろう。そして助っ人を亡くした雪穂が「幻夜」で新しい相手に選んだのは…なるほどそういう流れだったのか。
★27 - コメント(0) - 1月31日

最後雪穂は彼のことをどう思っていたのだろうか。そして、雪穂の白夜が明ける日は来るのか。読み終わった後もいろいろ考えさせられます。
★22 - コメント(0) - 1月30日

空が低いところにあるような重くるしさ。ひとりひとりの悲しみが集まったらものすごく深いものになるんだなと思った。
★20 - コメント(0) - 1月28日

暗い秘密を抱えた二人の約20年間が、その時期時期にこの二人と関わった人間を通して語られる。主人公二人の視点からの記述が一切なく、二人の関係性や心情はその行動から推測するしかない。東野圭吾は他の作家に比べて情景描写や心情表現が少ないが、本作はまさにその極み。感嘆すべき力作。ちなみに、東野作品の登場人物は鼻をならしがち。
★23 - コメント(0) - 1月28日

ドラマと原作が若干混ざってしまいましたが、亮司が雪穂に対して、嫉妬や愛情や憎しみが混濁し、初めて「傷つけてやりたいと思った」というシーン、あれは忘れられない。鳥肌がたった。男の嫉妬ほど怖いものはないと思う。
★20 - コメント(0) - 1月27日

登場人物が多くこの人誰だ?みたいになるのが多々ありましたけど、流石は東野圭吾やってやりました全然読みやすく次に次にと頁をめくる手が止まりませんでした。主人公自身の視点ではなく周りから見た亮司と雪穂の19年間が書かれていて面白かったです。本も分厚く読み応えもあり、最高の鬱になりましたよ私は亮司くんが好きです付き合ってください。以上です。
★18 - コメント(0) - 1月26日

’80~90年代の時代背景が描写されていて当時のことを懐かしく思い出しながら読めた。登場人物の多さからもともと連作短篇だったことをうかがい知る。何が雪穂を魔性の女にさせてしまったのか?と、考えさせられた。
★34 - コメント(0) - 1月26日

★★★★★★舞台は大阪。質屋の男が廃ビルで殺害された。しかしこれといった容疑者は見つからず、事件は迷宮入りに。質屋の息子亮治と、容疑をかけられた女性の娘雪穂。特に接点もない二人だが、彼らの成長と共に周囲に起こる犯罪。それはただの偶然なのか?二人に視点を起き物語は進んでいきますが、二十年という歳月もこの分厚い本もあっという間に過ぎるほど面白いです。昔ドラマで見て面白かったですが原作も期待を裏切らない展開でした。一言で言うなら、亮治と雪穂がただただ幸せになってほしい。ただそれだけです。これは傑作です。
★59 - コメント(0) - 1月26日

雪穂の陰には常に亮司が居た。それなのに最後の最後には雪穂が亮司を見捨てる感じがして、少し悲しかったです。もしかしたら亮司もまた、雪穂の妖しい魅力に惑わされていたうちの1人だったのかもしれない。
★51 - コメント(4) - 1月21日

あっという間に物語の世界に引き込まれました。自分が生きていくためなら、罪を犯す二人。納得できる部分もありましたが、友人や義理の娘にそういう行動をしたのは、「さすがにないだろ」と思ってしまう。そこまでして、自分の思い通りにさせたいのか… 真相が明らかになるにつれ(といっても、本人たちの口から何も語られてはいないが)、”二人に捕まってほしくない”と”捕まってこれまでとは違う道を歩んでほしい”という気持ちがぶつかる。最後は、相手のために死んでいったが、もう一人はどういう人生を歩んでいくのか
★33 - コメント(1) - 1月21日

第1主題、第2主題と次々に旋律が現れ第1楽章となり、第1楽章、第2楽章と楽章が流れていき壮大な交響曲となる。東野さんの作品はまさに交響曲だ。何人もの人生を描きながら、誰がどこでどうつながるのか期待させながら、大きなひとつの物語になる。本当に東野さんは天才だ!パソコン、キャッシュカード、派遣社員、著作権などが出てきた頃を知っているから、さらに楽しめた。世相や社会問題を書き込むのも巧い。東野さんの才能には舌を巻くという他ない。全然作品の感想になってないな(^^;
★46 - コメント(4) - 1月20日

中盤まで次々出てくる胸糞悪い事件の数々に何度も読むのをやめようか迷った。終盤「犯人」が追い詰められていく過程には引き込まれたし、事件の繋ぎ方、人物造形、読ませる文体、技術的にはどれをとっても秀逸だとは思うけど……描かれているものが醜悪で希望がなさすぎる。こういう小説がたまにしかないならともかく、ここ10年くらいは話題作といえばこの手の陰湿な事件や心理を緻密に描き出したものばかりで、いい加減嫌になってきた。もっと心の栄養になるような本が読みたい。
★13 - コメント(0) - 1月20日

今更ながら、人気の東野圭吾さん初読み。こちらは「最初に読むなら」と購入していた本。分厚さについつい積ん読(^^;なのに、いざ読み始めたらあっと言う間!雪穂と桐原と多数の登場人物のストーリーが進むけれど、真相はラストまで見えない。幼くして人生の闇を抱えてしまった2人は、白夜の様なぼんやりとした道を進む…。読み応えありました!2人(特に雪穂)には全く共感出来ないが、周囲の人々は良い人も沢山いたのに、本当の自分を晒せず生きていかざるを得なかった2人の境遇が哀れ。
★28 - コメント(0) - 1月19日

こんなに長い作品、最後まで読めるとは思えなかったけど、読みはじめて途中からは夢中で読んでしまいました。幻夜もいつか読みたいと思います。★★★
★50 - コメント(0) - 1月18日

図書館で借りた。主人公が緻密。なのを書いた作者が緻密
★12 - コメント(0) - 1月15日

読了感満載。読んだ後にホッとしました。でも、スッキリはしません。何かよく分からないドロドロ感が怖いです。 読んでいる最中は少し息苦しく感じるかもしれません。
★18 - コメント(0) - 1月14日

質屋店主殺人事件から物語は始まる。事件は迷宮入りのまま小学生である被害者の息子・桐原亮司と容疑者の娘・西本雪穂が大人になる。そして19年後、それまで起こった不可解な事件と共に真相が明らかになってゆく。東野圭吾初読みであるが緻密な構成の中、終盤の流れに息が詰まる。以前読んだ宮部みゆきの『火車』を思い出した。長編であったが読みやすく、読み応えのある作品である。
★39 - コメント(2) - 1月14日

違う小説話何冊も読んでいるように思えるほど重厚な物語。様々な目線から語られ、登場人物が増えるたび少しづつ謎が増えてゆく。謎が謎を呼び、読者の探究心を仰ぐこの作品はミステリー小説としてとても優れていると思う。また、文中では全く語られない2人の心境を想像させる作者の文才も素晴らしい。
★20 - コメント(0) - 1月13日

韓国版映画をみたクラスメイトにバイト先の社食で貸し付けられるという、奇妙な状況で読み出す。夢中で読んでしまい、3時まで読んで翌朝6時に家族の出勤で起き、生搾り飲みつつ読了。 長い!ジャンルも不明。しかも読後感悪し。でも、読み出すと止まらない。
★19 - コメント(0) - 1月10日

常に感じる主人公2人の気配。2人のストーリーはもちろんのこと、周囲の人たちのストーリーでは流れがよめるだけにハラハラしました。
★16 - コメント(0) - 1月9日

桐原亮司という人はあのビルで生き方が大きく変わったのだろうなあ…。彼の子ども時代からの特技である『切り絵』が最後、切り札になり大きく動いたのが感慨深い。雪穂に関しては読了後も彼女の考えている事が分からない。のぼり続ける彼女は亮司を失い今後何を目指すのか…。
★25 - コメント(0) - 1月9日

主人公の男女(雪穂と亮司)の心理描写が一切されていないという表現方法が斬新です。主人公2人の生き様のおどろおどろしさの表現は東野圭吾先生ならではですね。親の生き様って子供に与える影響は本当、大きいものです。
★27 - コメント(0) - 1月5日

トリックは物語が進むにつれて明らかになるが、雪穂自身の不気味さは増すばかり。結局、物語は雪穂と亮司の生き様で完結しているが、この二人の人物のみで人間や社会の闇が剥き出しになるのが衝撃だった。雪穂に狂わされていく人達を見ると、とても他人事とは思えなくなるって来る。
★23 - コメント(0) - 1月5日

東野圭吾作品は映像化作品で観る事が多く小説は2冊目でした。イメージどうりで重かった。最終的に2人の口から真実は語られないという幕引きで終わる為、いろいろと考えてしまうというところが重い。
★19 - コメント(0) - 1月5日

AM
2人で太陽の下を歩きたい、それだけのために罪に罪を重ねていく。始めはなんて途方もないページ数かと思いましたが、続きが気になりあっという間に読み終わりました。亮司・雪穂の心情が記述されておらず、想像しながら読み進めていくのがまた面白い。笹垣のねちっこい捜査が嫌らしい。最後、なんとも報われない2人の生き様に涙が出てきました。読むほどに辛い気持ちになりました。それでも、また読みたいと思える1冊です。余談ですが、小説を読み終わったあと、ドラマを見たら自分の想像した2人より「人間味」があり、また面白かったです。
- コメント(0) - 1月4日

図書館本。ドラマも映画も観ていなかったけれど、時間があるときに読みたいと思っていた1冊。お正月休みに読了。さすが 著者の代表作だけある!いつか『幻夜』も読みたい。
★37 - コメント(0) - 1月4日

東野圭吾59冊目。かなりの大長編だったが、それでもまだ物足りないくらいに謎の多い話だったなという印象。ラスト10ページで、それまでの事件が全てつながった。亮司と雪穂が直接関わるシーンはなく、周囲の人間からの視点で淡々と描かれる形で、雪穂の悪女っぷりが徐々に明らかになっていった。ラストシーンの雪穂の反応からすると、亮司もまた上手いこと利用されていた一人だったのかもしれない。
★75 - コメント(0) - 1月3日

『火車』が90年代の『ゼロの焦点』ならば、こちらは90年代の『砂の器』といった具合。ある殺人事件が起きてから19年にわたる物語だが、その主人公が和賀英良だったら?という感じなので、当然ながら『火車』における新城喬子同様、すべて第三者の視点で描かれていく。故に、解釈を読者に委ねる部分がかなりあるので、そのあたりで好みが分かれるかもしれないが、省略するところは大胆に省略し、描くべきところはしっかり描きながら一時代を再現するので、かなり読み応えのある一大叙事詩ともいえる。
★26 - コメント(2) - 1月3日

再読。流石、東野圭吾 神ってる。何度読んでも夢中になってしまいます。経済的に貧困だからといって、自分の娘を売る母親の行為は許せない。亮司の父親も。悪い花は結局この二人が咲かせたのだと思う。私はこの本を読みながら、いつも悪い花が上手く生き延びることを願っていた。できれば警察に追われることなく、平凡な幸せを手に入れて欲しいと思っていた。 白夜の中を歩いている亮司は、雪穂にとっては太陽に代わるもの。店の名前を「R&Y」とした気持ちが痛いほど分かる。図書館で切り絵をして、楽しんでいたふたりに戻してあげたい。
★124 - コメント(1) - 1月3日

『あたしの上には太陽なんかなかった。いつも夜。でも暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから。太陽ほど明るくはないけれども、あたしには十分だった。あたしはその光によって、夜を昼と思って生きてくることができたの』一筋の光をなくした雪穂、これから生きていけるのだろうか。胸が締め付けられるような作品だった。
★38 - コメント(0) - 1月2日

白夜行の 評価:54 感想・レビュー:4403
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