ネバーランド (集英社文庫)

ネバーランド (集英社文庫)
あらすじ・内容
伝統ある男子校で寮生活をおくる少年たち。年末、4人の少年が居残りすることに。人けのない寮で起こる事件を通して明らかになる「秘密」とは。奇蹟の一週間を描く青春ミステリー。(解説・吉田伸子)

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ネバーランドの感想・レビュー(8033)

冬休み、実家に帰らず寮に残ることを決めた4人の高校生たち。少しずつ打ち解けていく4人。それぞれの事情を告白というかたちで話し、それを乗り越えるきっかけを見つけていく話。夜に辛い話をしても、次の日は何事もなかったように楽しく思い切り過ごす。そしてまた朝を迎える。4人で過ごす時間はいつかおわるのだけど、終わって欲しくないという余韻が残る本だった。
★13 - コメント(0) - 2月21日

本作を学生生協で購入した時の嬉しさを、今も鮮明に思い出すことができる。名門男子校の四人だけの年越し。将来有望で聡明な少年たちが織りなす舞台は二部構成であり、昼の部では生気にあふれた輝かしい若者。夜の部では鋭利な刃物を隠し持った野生の獣。相反するようで表裏一体の人間の二面性が堪らなく魅力的だ。思春期の危うさと、若者の生きる力の輝きに、何度でも読み返したくなる。
★58 - コメント(0) - 2月18日

大好きな恩田陸の作品の中でも特にお気に入りの作品。男子高校生の抱える悩みや一歩を踏み出す勇気、焦りなどが軽やかに描かれた作品。
★11 - コメント(0) - 2月18日

めっちゃ好きです。恩田陸はネバーランドと夜のピクニックしか読んだことないですがこの高校生独特の雰囲気が伝わる文章、ほんと最高です。垢抜けすぎてないというか、キラキラしすぎてない感じ。でもそういうキラキラしすぎてない高校生の日常が大人になると輝いて見える感じ。光浩が「冬の味がする」って言ったシーンが好きです。分かる!ってなって(笑)カセットテープのウォークマンが出てきたのも懐かしくなって良かった。平日の1日で読めたので人にも気軽に勧められそうです。
★19 - コメント(0) - 2月16日

随分昔に読んだものを再読。由緒ある男子校の学生寮で、年末年始に実家に帰らず、帰れずに過ごす少年達。いつもと違う閑散とした寮内で4人が告白する秘密…。ん~、とても、重いモノを背負っている4人。特に光浩なんか地獄だ…。でも不思議なくらい読後感も良いし、健全な話に思える。居残りが終わる頃、大人への通過儀礼として互いの告白を受け止め、4人がそれぞれ一歩踏み出していく姿が鮮烈で眩しい。
★51 - コメント(0) - 2月15日

4週目。「なんだかやりきれない、苦い痛みが背中を走った(p257)」、「雄弁な沈黙が続いた(p263)」。これらは文学ならではの表現なのでしょうか。“苦い痛み”とは?なぜ苦い痛みは“背中”なのか?“雄弁な沈黙“という相反する言葉の意味は?当方、こういう事を考えることは楽しいです。しかし、これは考えて分かろうとするものではなく、肌で感じるものなんでしょうね。
★23 - コメント(0) - 2月13日

読後感が素晴らしいです。ふわぁっと、青空が広がってそよ風が吹き抜ける感じ。小さなボストンバッグひとつで7日間の小旅行にいってきたような心地がします。イギリスのパブリックスクールが好きなので和製パブリックスクールを想像して読みました。豊かな情景描写が素晴らしいですね…詩的な表現が多々あって、綺麗。そう、なんだか全体的に詩的なんですよね。前半はミステリなのか、なんなのか?と思って読み進めていましたが、他の方が書いてらっしゃるようにこれは青春小説ですね。いい意味でふわふわしていて、綺麗なお話でした。
★11 - コメント(0) - 2月10日

祝直木賞。久々の恩田陸作品。「ネバーランド」ってどういう意味なのだろうと思って読んでいたが、そうかこの誰もいない年末の松籟館が彼らのネバーランドだったんだ。大人にならないことは幸せな気もするけど、周りの大人から切り離されないってことでもあって。複雑な事情を抱えた彼らには、この松籟館で過ごすこの時期が「ネバーランド」だった。それぞれの事情を告白することで4人はより深く繋がった。これも大人にはできないことだよなあ。
★23 - コメント(0) - 2月9日

引き続き恩田陸氏から、長編「ネバーランド」を読了。歴史ある男子校の古い学生寮を舞台に、冬休みを帰省せずに寮に残る事にした4人の少年たちが送った、年末の七日間の出来事を綴った青春小説。出だしはなんだか地味だったのだが、読み進めていくとこれがなかなか面白くて(笑) 物語は、地方都市にある歴史だけは古い男子校に隣接する、これまた歴史だけはある学生寮「松籟館」が舞台。休みのたびにいちいち家に帰るのは女々しい、という理由から意地を張って冬休みに寮に残留する事を決めた主人公の美国(よしくに)は、
★18 - コメント(2) - 2月9日

恩田さんの本好きなんで期待して読んだけどなんか…。最近の他のみなさんのレビュー読んで、ここまで入り込めなかったなーと言うのが本音。これミステリー?うーん。
★8 - コメント(0) - 2月6日

作者本人の文庫本あとがきに、特に学園ものは自分自身が成長してしまう為その時にしか書けないものだとある。自分の日記を後から読むみたいに作者自身がそのヒリヒリするような青春の青臭い描写に赤面するらしい。多分、1980年代の設定だろうと思うが、今なら高校生がそれはありえないだろうということも(管理人の居ない学生寮での毎日の自炊、飲酒、喫煙等)ある種の学生譚であり、味わいと言えよう。夜ピや六番目といった学園もの名作の雰囲気を色濃くもつ本作は、後に直木賞を受賞される恩田さんにとっても特別な一冊とのこと。堪能した。
★50 - コメント(0) - 2月5日

mai
永遠の地ネバーランド。物理的にも心理的にも外界と切り離された場所である松籟館は、少年たちにとってのネバーランド。そんな、現実であって現実味を帯びていない場所だからこそ、彼らは自分の奥底に秘めた本音を明かしていくことができたのかなあと思いました。それぞれの抱える闇もどこか爽やかに書き上げてしまう恩田さんに感服です。
★11 - コメント(0) - 2月5日

3週目。「ヒンギスは目の前の対戦相手と戦っているけど、グラフは自分と戦ってるもんね(p169)」。古い話題ですが、こういう見方があったのですね。当時は当方も深夜にTV観戦しておりました。理由はわかりませんが当方はグラフを応援しておりました。自分と戦っている人はカッコイイというかなんだか美しいんですよね。だからグラフを応援していたのかなぁ・・・と、別の意味でのノスタルジーに浸っております。
★27 - コメント(0) - 2月5日

再読。「科学者に熱心な宗教家は多いよ。科学だってしょせん『科学教という宗教だもん(p39)』」は言いえて妙です。科学至上主義(≒科学過激原理主義)、科学への過信、科学の神格化は本来の”科学(サイエンス)”とはもはや別モノだと思います。
★24 - コメント(0) - 2月4日

心がざわざわさせられて少し人間的などろどろもあってとても面白かった。四人の学生の告白から始まる様々な告白が最終的には四人の絆とか友情に繋がる非常になにか懐かしいものとか思春期のもどかしさを思い出しました。また読みたくなる作品です。
★11 - コメント(0) - 1月30日

かなり久しぶりの再読。恩田陸さんの描く学園ものはノスタルジーを感じさせて好き。伝統ある名門男子校の寮である「松籟館」が舞台というのも琴線に触れまくり。もっとドロッとしててもいいなあと思ったけどそうするとファンタジー色が強すぎるので、高校生を描くとなるとこうなるのかなあ…
★18 - コメント(0) - 1月26日

あっという間に読んでしまった。 ちょうど寒いこの時期に読めてよかったと思った。(物語は年末) 4人の男子高校生が寮で年を越す数日間の話の青春もの+少しのホラー?という感じだった。 内容はなかなか途中読んでいて心臓がギュッとなるようなことも起きるけど、読後感はなぜかすっきりしていてさすが恩田さんという感じだった。 あとがきや解説も、そうそうそう!それそれ!という感じで共感できてすごく楽しめた。
★11 - コメント(0) - 1月24日

実家に眠っていた本.あっという間に読み終えた.
★5 - コメント(0) - 1月22日

男子校の冬休み、帰省せず寮に居残る四人の1週間。家族の元に帰らないそれぞれの事情が明らかになっていく。『六番目の小夜子』がオンの学園なら、この作品はオフの学園。人気の少ない寮で彼らはバカ騒ぎしながら心の傷を共有し、絆を深める。程度の差はあれ、誰にでもトラウマや罪悪感はあって、だからこそ人は支えあって生きて行くのかもと思った。
★12 - コメント(0) - 1月21日

☆☆☆伝統ある男子校で寮生活する少年たち。3人は年末年始実家に戻らず寮で年越しすることに。そこに毎日遊びに来る同級生統。この4人は普段特別仲良しなわけでもない。冬休みを共に過ごすうち、何にも変え難い奇妙な友情がうまれる。最初はミステリーなのかと思った。4人とも、育った境遇などが壮絶で、悩みや心の傷があるけど、全員少しでも光見えるラストで良かった。青春いいなぁ~!
★15 - コメント(0) - 1月17日

★2.0 ほんわかした青春学園もの。 序盤はミステリー的な要素があると思って楽しめるかと思ったが、割と早めにふんわりとした青春学園ものになってしまった。確かに4人の少年が抱える悩み、闇は深く暗いものがあって心情移入して読めたが、高校生たちのぬるーいやり取りが終始続いて、あまり面白くはなかった。
★26 - コメント(0) - 1月11日

4人の複雑な事情と学生ゆえの無垢さなのか、面白い。
★9 - コメント(0) - 1月8日

登場人物4人ともトラウマを抱えているので、決して明るくはないんだけど、それぞれが魅力的なキャラクターであり、学生ならではのグダグダ感も随所に散りばめられていて面白かったです。だからか、サラッと爽やかに読了できました。それでも光浩や寛司の叫びには胸がつまるような思いをしたし、気まずい空気の後に4人でランニングするシーンなどは何故だかほこほこしました。このどれもが彼らにとってかけがえのない時間になるんだろうなあ。
★16 - コメント(0) - 1月7日

4人が過去に受けた傷の深さがまちまちなところが良い。それを競い合わず、優越感に浸ることなく、きちんとそれぞれの傷として大切に受け止める関係が良い。独立したひとりの人間で、それでいて相手を真っ直ぐに思いやっている。安っぽくない、対等な友達。年が明けて新学期が近づけば寮も賑やかになり、彼らはきっとそんなに近くない距離感で日常を過ごすだろう。大人になったら何年も会わないかもしれない。けれど必要な時には、一瞬で距離を詰められるだろう。それにしてもひたすら怖いのは、この話を「ほのぼの」と言い切る恩田陸である。
★16 - コメント(0) - 1月6日

とある伝統のある男子校の寮で、四人の生徒が年末を過ごす数日間の物語。お互い知り合いではあるが、そこまで深く関わってこなかった四人が、このタイミングで、共同生活をするという奇跡。光浩の背負ってるもん重すぎでしょう!一方的な被害者と思いきや、明らかになる関係者の告白から誰も悪くないのかもしれないと思わされ、よけいに行き場がなくなるのはつらい。寛司の癒しキャラ。統の不思議天才ぶり。美国の観察眼。同じ関係は再び作れない一瞬の輝き。夜のピクニックの方が好きだけど、これはこれで面白かった。
★13 - コメント(0) - 1月3日

「夜のピクニック」に引き続き、またもやノスタルジーに浸らせていただきました。気持ち良うございました。また、彼らの20年後をとにかく見てみたいですね。それくらい将来が楽しみなティーンネージャー達。先生、続編をひとつ宜しくお願いいたします!
★255 - コメント(0) - 1月3日

舞台は、伝統ある男子高にある古い寮、松籟館。二学期を終え様々な事情により帰省しない高校生3人。それにもう1人が加わり、4人で過ごす年末年始。お互いを探りながら表面上の付き合いの、どこか緊張感のある雰囲気から、お互いの事情を知り、深いところを解放した後の、それぞれの少年を纏うゆるりとした空気がいい。夏休みとも春休みとも違う独特な季節が、物語に緊張感と、そして結束感、幸福感を生んでいるように思う。冷たい空気に寒気を覚えながら読み始めた本作。読後には、あたたかでさわやかな風が吹き抜けていった。
★62 - コメント(4) - 1月1日

友人から借りてやっと読みました。でも読む時期がぴったりでよかった。恩田さんの本は読みたいと思っていたけれど、文章が美しい。絵がないのに、絵がないからこそ少年たちが美しい。昔の男子高校生の雰囲気もすごく素敵だった。
★12 - コメント(0) - 2016年12月31日

美国、光浩、寛司、統、4人の男子高生のストーリー。それぞれの秘密が少しずつ語られながら、4人の関係が深まっていきます。男同士の友情っておもしろいと思いながら読みました。青春物語です。
★9 - コメント(0) - 2016年12月30日

職場の同期からのおすすめで読みました。年末、高校の男子寮に居残り組として残る3人と1人の闖入者が繰り広げる青春物語。それぞれに帰れない事情があり、抱える悩みがある。打ち明けあうことで4人は絆を深めていく。恩田作品の青春物に外れなし!ですね。
★14 - コメント(0) - 2016年12月24日

冬休み、寮から実家へ帰省せず四人で過ごすお話。四人は普段から特別仲が良い訳ではなく、一人一人に少しずつ距離がはじめはあったから逆に過去のことを話しやすかったのではないかと思いました。四人の仲が少しずつ深まり、お互いのことを思いやりながらも、素直に過ごしていくのがよかったです。少しホラー、ミステリー要素が入っていて時間がのんびり過ぎていくそんな不思議な1冊でした。
- コメント(0) - 2016年12月21日

再読。冬休みの男子校の寄宿舎に残る少年たちの話。ミステリ要素のある青春小説という印象。とても面白かった。
★18 - コメント(0) - 2016年12月20日

冬休みを高校の寮で過ごした4人の少年のミステリー風な青春物語。解説に書いてあった通り、作者の描く世界は自分の過去を回顧させる力がある。あの時、彼が言った言葉、彼女が見せた表情は何を意味していたのだろう?何故、好きではない女子から告白されると彼女と向き合わずにただ拒絶してしまったのだろう?きっと向き合うための言葉を持ってなかったからだろう。色々と足りなかったのだなぁ。。。
★1 - コメント(0) - 2016年12月19日

男子高生の青春モノ。陰鬱な内容だけど文章が綺麗です。未来に幸あれ。
★10 - コメント(0) - 2016年12月14日

★★★☆☆(3.0)それぞれ重い心の傷を抱え、それを告白していくことで物語が進行していくのに、すいすい読めて、読後は爽やか。そしてまた、料理がおいしそう。
★10 - コメント(0) - 2016年12月13日

久しぶりの恩田さんです。ずいぶんこの作者には凝っていて、古本屋でも読んでいない本を見つけるのが難しくなってきました(かといって新刊は高いし・・・w)。青春時代の若者4人が、古い寮で年末を迎えるというストーリ。各人の性格がよく書き表されている。私も寮生活があったから、感情移入しちゃいましたね。ふと、自分の青春時代を覗き見して、照れてしまうような、そんな一冊。
★11 - コメント(0) - 2016年12月10日

冬休みの誰もいなくなった学生寮に残った、3+1人の少年たちの物語。シチュエーションから映画「1999の夏休み」を連想したら、どちらも萩尾望都の「トーマの心臓」がベースだそうな。納得。初めは、おどろおどろしさが見え隠れしたが、終わってみれば爽やか。4人とも辛い経験をしてきたけれど、前向きに生きていこうとしてる。
★39 - コメント(1) - 2016年12月3日

伝統ある男子校の学生寮「松籟館」。冬休みを迎え、ほとんどの生徒が帰省する中、諸事情で居残る3人プラス通学生ひとり。年末、年始の7日間でそれぞれの事情が明かされていく。伝統校だけにそれにまつわるホラー的な話あり、高校生には重い現実があったりで読むのを止めらせない展開。また、自炊して食べるシーンのなんと美味しそうなこと!最後はちょっとホッとして彼らのその後が知りたくなる一冊です。
★58 - コメント(0) - 2016年12月3日

おもしろかった。少々ブキミで不穏な空気。硬めの文体。
★7 - コメント(0) - 2016年12月2日

恩田陸さん3冊目。さわやかな青春物かなと思っていたらけっこうハードだった。みんな色々抱えて生きている。身勝手な大人に振り回される少年たち。けっきょく皺寄せがくるのは子供の所なんだよな。私も大人の一人として気を付けようと肝に命じた。彼らの友情が大人になってもずっと続いたらいいなぁ。
★12 - コメント(0) - 2016年12月2日

ネバーランドの 評価:70 感想・レビュー:1767
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