ネバーランド (集英社文庫)

ネバーランド (集英社文庫)
あらすじ・内容
伝統ある男子校で寮生活をおくる少年たち。年末、4人の少年が居残りすることに。人けのない寮で起こる事件を通して明らかになる「秘密」とは。奇蹟の一週間を描く青春ミステリー。(解説・吉田伸子)

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ネバーランドの感想・レビュー(7956)

男子校の冬休み、帰省せず寮に居残る四人の1週間。家族の元に帰らないそれぞれの事情が明らかになっていく。『六番目の小夜子』がオンの学園なら、この作品はオフの学園。人気の少ない寮で彼らはバカ騒ぎしながら心の傷を共有し、絆を深める。程度の差はあれ、誰にでもトラウマや罪悪感はあって、だからこそ人は支えあって生きて行くのかもと思った。
★5 - コメント(0) - 1月21日

☆☆☆伝統ある男子校で寮生活する少年たち。3人は年末年始実家に戻らず寮で年越しすることに。そこに毎日遊びに来る同級生統。この4人は普段特別仲良しなわけでもない。冬休みを共に過ごすうち、何にも変え難い奇妙な友情がうまれる。最初はミステリーなのかと思った。4人とも、育った境遇などが壮絶で、悩みや心の傷があるけど、全員少しでも光見えるラストで良かった。青春いいなぁ~!
★12 - コメント(0) - 1月17日

★2.0 ほんわかした青春学園もの。 序盤はミステリー的な要素があると思って楽しめるかと思ったが、割と早めにふんわりとした青春学園ものになってしまった。確かに4人の少年が抱える悩み、闇は深く暗いものがあって心情移入して読めたが、高校生たちのぬるーいやり取りが終始続いて、あまり面白くはなかった。
★25 - コメント(0) - 1月11日

4人の複雑な事情と学生ゆえの無垢さなのか、面白い。
★8 - コメント(0) - 1月8日

登場人物4人ともトラウマを抱えているので、決して明るくはないんだけど、それぞれが魅力的なキャラクターであり、学生ならではのグダグダ感も随所に散りばめられていて面白かったです。だからか、サラッと爽やかに読了できました。それでも光浩や寛司の叫びには胸がつまるような思いをしたし、気まずい空気の後に4人でランニングするシーンなどは何故だかほこほこしました。このどれもが彼らにとってかけがえのない時間になるんだろうなあ。
★14 - コメント(0) - 1月7日

4人が過去に受けた傷の深さがまちまちなところが良い。それを競い合わず、優越感に浸ることなく、きちんとそれぞれの傷として大切に受け止める関係が良い。独立したひとりの人間で、それでいて相手を真っ直ぐに思いやっている。安っぽくない、対等な友達。年が明けて新学期が近づけば寮も賑やかになり、彼らはきっとそんなに近くない距離感で日常を過ごすだろう。大人になったら何年も会わないかもしれない。けれど必要な時には、一瞬で距離を詰められるだろう。それにしてもひたすら怖いのは、この話を「ほのぼの」と言い切る恩田陸である。
★13 - コメント(0) - 1月6日

とある伝統のある男子校の寮で、四人の生徒が年末を過ごす数日間の物語。お互い知り合いではあるが、そこまで深く関わってこなかった四人が、このタイミングで、共同生活をするという奇跡。光浩の背負ってるもん重すぎでしょう!一方的な被害者と思いきや、明らかになる関係者の告白から誰も悪くないのかもしれないと思わされ、よけいに行き場がなくなるのはつらい。寛司の癒しキャラ。統の不思議天才ぶり。美国の観察眼。同じ関係は再び作れない一瞬の輝き。夜のピクニックの方が好きだけど、これはこれで面白かった。
★12 - コメント(0) - 1月3日

「夜のピクニック」に引き続き、またもやノスタルジーに浸らせていただきました。気持ち良うございました。また、彼らの20年後をとにかく見てみたいですね。それくらい将来が楽しみなティーンネージャー達。先生、続編をひとつ宜しくお願いいたします!
★228 - コメント(0) - 1月3日

舞台は、伝統ある男子高にある古い寮、松籟館。二学期を終え様々な事情により帰省しない高校生3人。それにもう1人が加わり、4人で過ごす年末年始。お互いを探りながら表面上の付き合いの、どこか緊張感のある雰囲気から、お互いの事情を知り、深いところを解放した後の、それぞれの少年を纏うゆるりとした空気がいい。夏休みとも春休みとも違う独特な季節が、物語に緊張感と、そして結束感、幸福感を生んでいるように思う。冷たい空気に寒気を覚えながら読み始めた本作。読後には、あたたかでさわやかな風が吹き抜けていった。
★58 - コメント(4) - 1月1日

友人から借りてやっと読みました。でも読む時期がぴったりでよかった。恩田さんの本は読みたいと思っていたけれど、文章が美しい。絵がないのに、絵がないからこそ少年たちが美しい。昔の男子高校生の雰囲気もすごく素敵だった。
★11 - コメント(0) - 2016年12月31日

美国、光浩、寛司、統、4人の男子高生のストーリー。それぞれの秘密が少しずつ語られながら、4人の関係が深まっていきます。男同士の友情っておもしろいと思いながら読みました。青春物語です。
★8 - コメント(0) - 2016年12月30日

職場の同期からのおすすめで読みました。年末、高校の男子寮に居残り組として残る3人と1人の闖入者が繰り広げる青春物語。それぞれに帰れない事情があり、抱える悩みがある。打ち明けあうことで4人は絆を深めていく。恩田作品の青春物に外れなし!ですね。
★12 - コメント(0) - 2016年12月24日

再読。冬休みの男子校の寄宿舎に残る少年たちの話。ミステリ要素のある青春小説という印象。とても面白かった。
★16 - コメント(0) - 2016年12月20日

冬休みを高校の寮で過ごした4人の少年のミステリー風な青春物語。解説に書いてあった通り、作者の描く世界は自分の過去を回顧させる力がある。あの時、彼が言った言葉、彼女が見せた表情は何を意味していたのだろう?何故、好きではない女子から告白されると彼女と向き合わずにただ拒絶してしまったのだろう?きっと向き合うための言葉を持ってなかったからだろう。色々と足りなかったのだなぁ。。。
- コメント(0) - 2016年12月19日

男子高生の青春モノ。陰鬱な内容だけど文章が綺麗です。未来に幸あれ。
★9 - コメント(0) - 2016年12月14日

★★★☆☆(3.0)それぞれ重い心の傷を抱え、それを告白していくことで物語が進行していくのに、すいすい読めて、読後は爽やか。そしてまた、料理がおいしそう。
★9 - コメント(0) - 2016年12月13日

久しぶりの恩田さんです。ずいぶんこの作者には凝っていて、古本屋でも読んでいない本を見つけるのが難しくなってきました(かといって新刊は高いし・・・w)。青春時代の若者4人が、古い寮で年末を迎えるというストーリ。各人の性格がよく書き表されている。私も寮生活があったから、感情移入しちゃいましたね。ふと、自分の青春時代を覗き見して、照れてしまうような、そんな一冊。
★10 - コメント(0) - 2016年12月10日

冬休みの誰もいなくなった学生寮に残った、3+1人の少年たちの物語。シチュエーションから映画「1999の夏休み」を連想したら、どちらも萩尾望都の「トーマの心臓」がベースだそうな。納得。初めは、おどろおどろしさが見え隠れしたが、終わってみれば爽やか。4人とも辛い経験をしてきたけれど、前向きに生きていこうとしてる。
★36 - コメント(1) - 2016年12月3日

伝統ある男子校の学生寮「松籟館」。冬休みを迎え、ほとんどの生徒が帰省する中、諸事情で居残る3人プラス通学生ひとり。年末、年始の7日間でそれぞれの事情が明かされていく。伝統校だけにそれにまつわるホラー的な話あり、高校生には重い現実があったりで読むのを止めらせない展開。また、自炊して食べるシーンのなんと美味しそうなこと!最後はちょっとホッとして彼らのその後が知りたくなる一冊です。
★55 - コメント(0) - 2016年12月3日

おもしろかった。少々ブキミで不穏な空気。硬めの文体。
★6 - コメント(0) - 2016年12月2日

恩田陸さん3冊目。さわやかな青春物かなと思っていたらけっこうハードだった。みんな色々抱えて生きている。身勝手な大人に振り回される少年たち。けっきょく皺寄せがくるのは子供の所なんだよな。私も大人の一人として気を付けようと肝に命じた。彼らの友情が大人になってもずっと続いたらいいなぁ。
★11 - コメント(0) - 2016年12月2日

何にも考えずにおバカな高校生活を過ごしてきた自分とは全く違う高校生活を送っている登場人物の四人でしたが、共感できるところも多く、入り込めたノスタルジックな物語でした。自分も持っていますが、四人にとってはいくつになっても忘れられない思い出になったんだろうな~と思いました。恩田さんの知的な文章と学園ものはやっぱりいいですね。
★19 - コメント(0) - 2016年12月1日

17歳の少年4人が冬の一週間を共に過ごす。冬の描写が、冬もいいなって思わせてくれる。4人が順に過去や秘密を明かしていく。
★9 - コメント(0) - 2016年12月1日

まとめるとホラー要素がある青春グラフィティ。読みはじめは終盤にこんな気持ちになるなんて思ってなかった。悪ノリだったり、上っ面だったり、真面目に悩みや恐怖があったり、勢いだったり、脱力感だったり、懐かしささえ感じる。彼らのその後も知りたい様な知りたくない様な。
★8 - コメント(0) - 2016年11月23日

結論、ちょっとうらやましい冬休み。男四人だからこその関係性。いいなあ。告白しても後腐れ無い感じ。女友達ではこの物語、成立しないことが目に見えています。恩田さん女性だったのね!っていつも読むたび驚く。そろそろ慣れろ!自分!
★13 - コメント(0) - 2016年11月20日

様々な事情で帰省できないエリート高校生男子4人が、年末年始の7日間を寮で過ごす。それぞれが抱える秘密を暴露していく。ここはまさに彼らのネバーランド。語られる真実は、女性や家族絡みの深い傷ばかり。夜、皆でお酒を飲みながら打ち合ける。重い真実を知り、「明日はどんな顔を合わせればいい?」と悩むものの、翌朝には何事もなかったかのようになる感覚が若々しくて懐かしい。恩田さんの描く高校生は誰もが瑞々しくも大人っぽくて応援したくなる。イケメン男子4人で脳内再生必至だが、豪華なメンバーでドラマ化済みらしい。
★25 - コメント(0) - 2016年11月17日

少年4人。それぞれの少年が「普通」じゃない事情を抱えている。きっと彼らは自分以外の思い出を思い出としてこの少年時代に閉じ込めていくのだろう。
★9 - コメント(0) - 2016年11月16日

年末の一週間に男子高校生4人が寮で過ごす青春ミステリーです。ミステリーは少なめ。4人のそれぞれ隠された秘密を紐解いていく。青春×友情の話は久々に読みましたけど、なかなかいいものです。
★16 - コメント(0) - 2016年11月14日

友達からこんな重い話を聞かされたら、自分なら翌日から顔を合わせづらくなりそう。
★14 - コメント(0) - 2016年11月12日

少年達の青春が眩しいような切ないような。ご飯の様子や4人の何気ない空間がとても心地よくて爽やかでした。女の私ではこの空間にはいけないなぁ
★8 - コメント(0) - 2016年11月8日

学園ものや子供が主人公の小説はあまり好きではないので普段は読みませんが、恩田陸は好きです。変に暑苦しく青春してなくて良い。登場人物は皆クール。作者あとがきに「学校も子供も好きではない」と書いてあって、ああ、と納得。だからこそこういった独特の作品が書けるのだと思う。舞台は田舎のはずれにある古びた名門高校の寮。背景はいつも灰色。「麦の海に沈む果実」と同じで全体的に陰鬱とした雰囲気が漂っている中にも、なんだか懐かしく安心もする。クリスマスから年末にかけて読みたい。
★17 - コメント(0) - 2016年11月6日

もっとミステリーっぽいものを想定していたのだが、爽やか青春系だった。背景が壮絶すぎてリアリティに欠けるが、希望のある終わり方で良かった。
★9 - コメント(0) - 2016年10月30日

JP
すっかり引き込まれてしまった。年末年始の古びた学生寮に居残る学生、、というだけで、訳あり感満載。寮という狭い空間の中でありながら、各々のバックグラウンド、それを「告白」という手法で語る怪談のようなおどろおどろしさとリアリティ、それがアガサクリスティのミステリーのようでもあり、怪談のようでもあり、重たい青春小説のようでもあり、なんとも奥行のあるドラマティックな展開になっている。ラストはちょっと物足りなさもあったけれど、恩田さん、もっともっと読みたくなった。
★12 - コメント(0) - 2016年10月30日

昔から気になっていたが、やっと購入。自分の高校時代のことも思い出しながら読んだ。彼らの過ごした一週間は、人生の中ではほんのわずかだが、かけがえのない日々だったと思う。爽やかなラストだった。
★12 - コメント(0) - 2016年10月30日

冬の日の冷たい空気と埃の匂いのする小説。それぞれに重い背景を抱えている四人の少年が、寮の中で共同生活を送ります。静寂を引っ掻き回す統の凄まじいこと。彼が今作のキーパーソンですね、きっと。恩田さんの書いたものを読んでいると、急に知らない場所に連れてこられたような心細さとドキドキを感じます。
★24 - コメント(0) - 2016年10月30日

伝統ある男子校、松籟館の寮で冬休みを過ごす4人の青春物語。ノスタルジーな雰囲気と彼らの活き活きした姿が鮮明に想像できる文章だった。松籟館が彼らにとってのネバーランド。数年後、松籟館で集まり、あの時はさ〜と昔の話で盛り上がる少年のような四人の姿までありありと目に浮かぶ。
★12 - コメント(0) - 2016年10月16日

年末に寮に残った4人の7日間。ちょっと重い箇所もありますが青春ですねぇ。
★164 - コメント(0) - 2016年10月13日

冬休みに4人だけで残された陸の孤島が彼らに話させているようだと思いました。深ければ深いほど重く、受け止めるのは容易ではありません。でも打ち明けたことで澱が流されたのなら、一人で封をしてしまうより、やっぱりよかったのだと思います。呪縛をひとつ解いて結べた絆は、何ものにも代えられない宝ものです。そしてあの頃の瑞々しい輝きは、懐かしさを伴って思い出を運んできました。ネバーランドは永遠ではないことに一抹の寂しさを感じるけれど、彼らの前途に祝福を。応援したくなってしまいます。(『トーマの心臓』から派生して)
★19 - コメント(0) - 2016年10月12日

男子校の寮で年末を居残る男子高校生4人の物語。勝手に函館ラサールを想像していました。まだ高校生なのに背負っていることがあって…それらを彼らの秘密として告白していく。告白して共有することによって乗り越えたり、成長したり…。素敵な友情。高校生ならではなんだろうなぁ。面白かった!
★16 - コメント(0) - 2016年10月11日

★3.9。心激しく揺さぶるような感動はないかな。ただ、青春物というよりは、もう一段階の深さに浸れた。私も男に生まれたかったなぁ、そして男子高に行ってみたかったなぁ、なんて羨ましく思った。いいなぁ、こういう思春期の男子の繋がり。特にテニスをするシーンが感慨深かった。私は相対評価で生きてきたな。絶対評価に生きる人の方が強いのかな。彼らの未来に確かな希望の光が見えて、良い読了感。
★15 - コメント(0) - 2016年10月10日

ネバーランドの 評価:70 感想・レビュー:1746
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