娼年 (集英社文庫)

娼年 (集英社文庫)
あらすじ・内容
娼夫リョウ、20歳の夏の光と影を描く物語。
虚ろな日々を送る大学生のリョウは、ボーイズクラブのオーナー御堂静香と出会い、娼夫となる。様々な女性が抱く欲望の深奥を見つめた20歳の夏を鮮烈に描き出す恋愛小説。(解説・姫野カオルコ)

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224ページ
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娼年の感想・レビュー(6188)

娼夫の仕事を通して、リョウの女性やSEXへの見方・考え方が変わっていく。非日常的なストーリーと、日常的な情景や感情が混ざっており、表現方法が面白い。ただ単調なSEXの話ではなく、人によって形の異なる愛だったり、欲望だったり、性癖だったりが出てきて、色々と考えさせられた。女性やSEXに対する考え、価値観を豊かにしてくれる本だった。
★2 - コメント(0) - 3月23日

「どこまでも正しいメグミは強制をやめないのに、法や常識の外にいる咲良は最後の瞬間までぼくの自由を大切にしてくれる。」本文のこの一言に尽きる。淡々と過不足なく綴られるセックス描写の連続にも係わらず、優しさと気遣いを感じる物語だった。主人公の語り口のためでもあるが、変に官能的でも情緒的でもなく、ただ目の前にいる人の欲望と向き合い続ける。不思議と読後はサッパリしていて、妙に気持ちが晴れ晴れとしていた。
★13 - コメント(0) - 3月15日

石田衣良の『SEX』を読んで学生が本を好きになるきっかけになってくれたらと書きましたが、これは、流石に性のタブーに切り込みすぎか、中高生にはちょっと刺激が強すぎるだろう。大人が読んでもドキッとした。裏を返せば、よくぞ書きましたと言えなくもない。前半のエロ小説から後半の性を扱った良い小説に変身させたものの、この少ないページ数で作家としてはしてやったりではないのかなと感じます。続編ありきの終結だったけど、それはそれで好みです。否定的な言葉が出てこないので、素敵な作品だったんだろうと感じるけれど問題作ではある。
★6 - コメント(0) - 3月6日

H29.2.27再読
★1 - コメント(0) - 2月28日

タイトル通り娼夫となった少年の話だけど、石田さんの文章って流れるようで、どこか詩的で、厭らしさを感じない。そういう意味ですごく読みやすい作品でした。カラダを売る仕事に対しては行為のみの関係性を築くような退廃的なイメージがありました。ただこの小説では普段隠されている欲求を知ることは、その人の根幹、いわばその人自身に触れることだという視点から、精神的な面での人と人の触れ合いが多く描かれていてとても新鮮でした。リョウ達のようにそこに生きがいや充足を見出してこの仕事をしている人は現実にもいるのかもしれないなあ。
★10 - コメント(0) - 2月27日

舞台があったのか…この物語がどのように演じられたのか観たかった。なんだか最後のほうは切なかった。領と母、領と静香。もう少しこの続きが読みたいし気になる。
★14 - コメント(0) - 2月18日

読んでも何も残らない。もう少しリョウの内面を書くべきかと。
★1 - コメント(0) - 2月15日

今この瞬間に、誰もが自分だけの欲望を生きている。欲望を他者とすり合わせてやっていくって本当に難しい。欲望は抑えられないし、相手の欲望も受けとめたいし。受けとめてそこから学べるリョウは凄い。
★3 - コメント(0) - 2月12日

#石田衣良 #娼年 #再読 相手の欲望の不思議に魅せられるリョウ。 相手の欲するものを敏感に読み取り、 受け入れ相手と接する... 私も仕事はしているけど、そんな風に「相手の欲するものを読み取り、還元する」なんてことができているだろうか。 生き方、考え方を考えさせられるから、何度も読んでしまう。
★3 - コメント(0) - 1月21日

‪オススメされて読んだ。性や人間に対する無関心を克服するというテーマにひかれました。道徳の胡散臭さや人間心理の得体の知れなさもよくわかる。ただこの小説の主張は今の僕にとってはわりと自明のことだったのと,都会的で生々しい性描写がすごく苦手なので,「やっぱおれには性はいらねー!笑」という気持ちもあって,この点数になりました。‬
- コメント(0) - 1月21日

短編とかは読んだことあるけど、初めての石田衣良さんの長編。本の中だから覗ける世界って感じで常にドキドキしながら読んだ。リョウくんはどんな少年なんだろうな。様々な愛を見れました。続編も早く読もっと!
★4 - コメント(0) - 1月20日

興味深い。羨ましいなどと安易な感想ではなく、職業としての苦悩が垣間見えた。何事もプロは格好良く不断の努力があってこそなのに人には言えず名誉もない職業は辛い。必要悪とはこのことか。
★3 - コメント(0) - 1月19日

主人公か自分の身体を女性に売る仕事の話。どこまでも正しいメグミは強制をやめないのに、法や常識の外にいる咲良は最後の瞬間までぼくの自由を大切にしてくれる。この一文が印象に残った。
★5 - コメント(0) - 1月19日

 う~ん、僕には少し難しかったです。正しいことと、そうでないことの境界が、曖昧になっていく感じ。こんな世界が本当にあるのかな。僕にはできない生き方です。
★18 - コメント(0) - 1月16日

石田さんといえばIWGPシリーズしか読んだことなく、正直期待してなかったけど良かったです。ドロドロしてなくやってる事とは逆にサラーっと流れていく感じが現実的でなく小説として良かった。ずっと夢の中の話しみたいで。☆4
★11 - コメント(0) - 1月13日

タイトル通りの内容、だけれど最後はとても爽やかな読み心地でした。一人の青年の成長劇とでも言えばいいのでしょうか。世間からの非難を受ける娼夫の仕事を、普通の青年が様々な欲求を持つ女たちと関わる中で生きる場所と決める姿が眩しかったです。人の欲求は本当に多種多様ですね。外で読むには気を使う内容ではあった上に、一部苦手な要素もあったけれど、読めて良かったと思っています。それはさておき、彼のあの性癖は想像するだけで、痛い。後からもじわじわ思い出してしまって。苦手。
★24 - コメント(0) - 1月13日

ある種のサクセスストーリーで単純なストーリーでした。
★4 - コメント(0) - 1月12日

著書が官能小説にチャレンジしたかったのかな?そのチャレンジが優先されて、主人公や登場人物の人物設定とかがなんか他のに比べて活かしきれてない感じがする。。。
★4 - コメント(0) - 1月9日

再読。読メに登録して良かったことの一つに、あらすじを再度読める、というものがあります。へぇ¨¨¨姫野カオルコが解説書いてんのか¨¨¨(どういう繋がりなんだろうか)。最近やたら石田衣良の名前を見るんで何事かとググったら、某映画の作品を見て『高校時代に楽しい恋愛をしたことないんじゃないかな』とコメントして監督をぶちギレさせたというイベントがあったそうですね。すみません、この作品読み返した後『お前も¨¨¨そう見えるけど¨¨¨』と思ってしまいました。なんなら最初長野まゆみ陶酔女性作家だと勘違いしてました。
★11 - コメント(0) - 1月8日

娼婦になったリョウの客との出来事や、雇い主やその娘との出来事。エロティックな艶のある内容も多い中、官能小説とは違う流れる心地良い言葉が詩的であった。
★26 - コメント(0) - 1月7日

あえて言うまでもないがかなり露骨なポルノだった。ど変態が織りなす凝りに凝ったシチュエーションを流麗に描いているはずが何度となく吹き出して笑ってしまった。(audibleまさかの著者自身による朗読)
★7 - コメント(0) - 1月3日

女性に身体を売るリョウは優しい。あらゆる年代のあらゆる欲望を、受け入れる。欲望は人それぞれで千差万別で、だからこそ愛おしみながら要求に応える。考えてみれば、すごく達観したハタチの男子。
★6 - コメント(0) - 1月2日

文章や表現は美しかった。本当にこんな世界があるのかなあと思いながら読了。でも色んな愛や性が語られている中で確かにリョウは魅力的だと感じた。
★7 - コメント(0) - 1月2日

20歳の大学生が体を売る仕事を通じて女性ひとりひとり違う個性(姓への欲望)に驚かせながらも、成長していく様を描いた作品なのかな。なにをしても退屈で、女にもさほど興味がない。セックスはつまらない。そんな日々をずっと送るよりも自分を必要としてくれる、自分にしかできない価値を見いだせる仕事なら、いいじゃないかと思う。人生は一度きりだ。
★4 - コメント(0) - 1月1日

フィクション?ノンフィクション?こんな世界があるのかな?こんな人たちがいるのかな?
★5 - コメント(0) - 2016年12月30日

表現が鮮やかでとてもなめらか。主人公の変化に目が離せないという意味でページをめくる手が止まらなくなるけれど、甘美な文章はよく味わって読みたいとも思い…… ちょっとした葛藤の中読了。自分では想像のつかない世界のようで、その全てが遠いわけではなく、誰しもが抱えるものがその非日常の中で描かれている。
★6 - コメント(0) - 2016年12月29日

主人公りょうがこの世のものとも思えないほど魅力的な少年。どんな見かけや年齢の女性にでも良いところを見いだし、買われた時間は本心から相手を魅力的に思う。本人も娼夫が天職だと思う。大人のシーンがほとんどを占めていたけれど、読んだ後はなぜか爽やかでした。
★1 - コメント(0) - 2016年12月25日

★★★★☆
★4 - コメント(0) - 2016年12月22日

20から30代女性向けの上品なハーレクイン
★5 - コメント(0) - 2016年12月18日

リョウを通じて様々な形の性や愛を見ることができたし、受け入れることができた。一つの新しい世界をのぞけたと思うし、読んでよかったと本当に思う。読み終えた後の余韻がとても心地いい作品だった
★9 - コメント(0) - 2016年12月8日

いろんな人の性癖が出てきて、共感はできなかったけれど不思議な気持ちになった。人それぞれなんだなと思った。
★12 - コメント(0) - 2016年12月2日

引き込まれすぎて一気によんでしまった。本当にこういう職業があるんだろうなぁって。
★9 - コメント(0) - 2016年12月1日

大金をはたいてまで男の体を欲しがる女性って意外と多いのかも・・・とか考えてみても仕方がないのですが(笑)この小説に登場する女性達の性癖は尋常じゃないですよ!ボーイズクラブのオーナー静香から始まり、寝取らせ夫にサディスト妻、手を握ったまま語りかけられてエクスタシーに達してしまう老女、普通ではお目に掛かれないエロスの世界☆二十歳にして大人の女性の魅力に引き込まれていくリョウはマゾでバイセクシャルなアズマとろう者でリョウを愛する咲良や様々な女性を癒して行けるんでしょうか、益々今後のリョウに期待します(^^)
★34 - コメント(0) - 2016年11月27日

大学の演習でほかの小説との比較として扱った。金に困ってない人間が売春をするというのが興味深く、対価をやりがいとしているところが考察をする上で役立った。母親も娼婦だったと最後に明かされるが、売春は身近なものに伝染するのだろうか。
★1 - コメント(0) - 2016年11月25日

ダンテは、人生のなかばで正しい道を見失い、暗い森をさまよったというが、僕はどうだろう。 娼年は、 利他的に女性にセックスを提供する、コールボーイの話である。 内容はヴィヴィットだが、流麗で優美な文章がそれらを覆い隠し、透明感のある性へと昇華させている。 官能的・扇情的、受ける印象は人により様々だろうが、茫とした意識下で生きる僕には夢想的でポエティックな感触だった。
★9 - コメント(0) - 2016年11月22日

まず冒頭の描写で引き込まれました。官能小説とは違う、文体の美しさから成る性描写は感動の域に達しました。 個人的に、主人公リョウとセックスをする女性たちの様々な欲望の形、言うなれば性癖ですが、女性たちそれぞれの人生をこの欲望が表していると感じた。つまるところ、セックスが人生を表すということになるが、リョウが女性たちの様々な欲望に好奇心を抱いていたのは、それぞれの人の人生観を理解することができるからではないかと。色々な人の人生観は自分にとても糧になる。私もそう思います。
★9 - コメント(0) - 2016年11月22日

文章がとても綺麗で読みやすく、性的な表現も不快感が全くなかった。私は音楽をやっているからヴァイオリン奏者のお話が一番好きだった。官能の波を感じさせるようなバッハなんて私には到底演奏出来ないな…。正しいか正しくないか、というのと、道徳的か非道徳的か、というのは論点がズレているのか…と納得。舞台化したということを小耳に挟みましたが、見せられないところの演出はどうやったんでしょうか…。謎です。
★7 - コメント(0) - 2016年11月18日

題名から予想はしてたが、やはりという内容でした。官能小説のようないやらしい表現ではなく、綺麗というか美しい表現でしたね。ただ内容には、あまり同感しなかったな。買われたリョウも買った女性も綺麗に書かれてるけど、やってることは犯罪だしね。若干二十歳でこんな考え方する少年がいるんだろうかと思った。アズマも変態ぽいし、シンヤはアホ丸出しで、御堂親子もやっぱり一般的に考えて狂ってる。まともだと思ったメグミだけどリョウを止める手段として金で買ってしまうところが、やはり違和感を覚えた。続編の逝年もあるので読んでみます。
★125 - コメント(3) - 2016年11月17日

石田衣良作品読みたくなって。 官能的。その中にも人間の心情。本能的でもあり、感情的でも、冷静でもある。舞台も見てみたいな。
★11 - コメント(0) - 2016年11月16日

娼年の 評価:66 感想・レビュー:1183
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