処方箋 (集英社文庫)

処方箋 (集英社文庫)
あらすじ・内容
困難な愛の物語。
海外赴任する友人の代わりに、その心を病んだ姉を病院へ送迎する附添いを引き受けた沖村。彼女を伴い通院するうちに、平穏な日々が歪み始める。第23回野間文芸新人賞受賞の会心作。(解説・川村 湊)


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158ページ
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処方箋はこんな本です

処方箋の感想・レビュー(28)

再読。やはり面白い。やはり気持ち悪い。幾度も神経を逆撫でられつつ、その作風が好きなのだから世話がない。ぐねぐねと絡みつくようで隙のない文体といい、下品を描く際の憎いほどの巧みさといい、すこぶるにツボだ。そして、徹底した潤いのなさと言ったら‥‥。病院事務員である主人公は、請われて友人の姉の通院に付き添うことになった。が、それに気付いた“彼女”の介入から、事態は異様に歪んでいく‥。という、謂わば木乃伊採り譚。初っ端、“おねえさん”の風貌の描写から度肝を抜かれる。
★9 - コメント(0) - 2016年8月17日

いつ買ったのか憶えていない。カバーがかかったままのがひょっこり出てきた。読みたかったから買ったんだろうけど、読んでてなんでこれ読みたかったのかな?って思った。ちょっと病んでた?この小説の主な登場人物はみんな精神の病気のような気がするけど、逆に世の中に心身共に完璧に健康な人はいないと思うから、登場人物が全員病気でもまあそれはそれで普通っていうか当たり前なのかな。「おねえさん」のその後が気になる。
★3 - コメント(0) - 2016年5月11日

2016年2月29日:
2015年3月6日:まゆずみ
2014年12月9日:simomurayosiko
気分の悪くなる道行き。流れるようでいて実はゴツゴツした躓かされる文章。これも小説の効果。なかなか面白い。
- コメント(0) - 2014年11月22日

2014年11月15日:ぴろきち
2014年7月16日:hksk
狭い空間に身を置く主人公の、日常と言う惰性。彼の世界は常に生ぬるい。彼自身の熱量をそのまま表しているかのよう。日常が奇妙に形を変えても、彼自身の熱量はそのまま。多少の機微は生じても、彼は生ぬるいまま。少し可笑しい。作者が用いる独特の言い回しは多少の疲労と笑いを生み、更には彼が身を置く空間の狭さを、日常の閉塞感を、したたかに醸し出しているように思う。彼の日常に関わる女性達の存在は、緩急でいう所の急の部分。そこだけが生々しく妙に色っぽい。波風立てぬよう生きる男の惰性と閉塞感の日常だが、満更悪いものでもない。
★1 - コメント(0) - 2013年11月4日

図書館で適当にパッと選んだのがこれだった。なんか読みづらい!!と思いながら読み進めていくと、沖村たちの日常の何と言うか、現実なのかわからない、記憶にない、寝ぼけているような感覚はあった。 うーん正直どう解釈していいのか分からない。でも最後まで読んで良かった。
★2 - コメント(0) - 2013年1月6日

おねえさんの通院に付き添うことになった事の次第とその事柄自体の描写には引きこまれたものの、その後の展開(付き添いから解放されたと思いきや、結婚したばかりの「彼女」がそのおねえさんにあたかもインスピレーションを受けたように、鬱病ライフスタイルを獲得してまごうかたなき患者になってしまう)は目も当てられないつまらなさ、ではないか。これもいまや十年以上前に書かれたものとして、当時の事象(精神病治療が市民権を獲得しありきたりのものとなる)を鑑みるとまた読み方が変わるのだろうか。どこからみても中途半端が難。
- コメント(0) - 2012年7月22日

2012年5月20日:半殻肝
一文、一文をこんなにも長く連ねる意味は何か。当然、意図的に書いたものだと思うけれど、どういう効果を持たせるのか分からなかった。どうも無駄な部分が多いような気がした。物語の内容も心を動かされるものは感じなかった。解説ではこの小説の「迷路性」が挙げられているが、自分は迷路に入り込んだ事も、迷っている事にも気付いていない。こんな感覚を身につける事ができれば、とは思うが、そこに到達していない読者には読めない小説ということなのか。
★2 - コメント(0) - 2011年8月31日

2011年1月20日:人非人
淡々と狂っていく主人公の世界が素敵。文章が綺麗だった。
- コメント(0) - 2011年1月16日

2010年11月25日:一唯
2010年10月3日:taniyan
2009年2月5日:だる夫
高校の先輩にあたるということで、読んでみました。
★1 - コメント(0) - 2008年7月13日

2008年1月1日:poca(漫画以外)
2006年9月20日:takaya kensuke
2006年1月12日:54_wan_kanata
2005年3月4日:ましろ
--/--:菜緒未
--/--:chaco

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処方箋の 評価:64 感想・レビュー:9
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