猛き箱舟〈下〉 (集英社文庫)

猛き箱舟〈下〉 (集英社文庫)
あらすじ・内容
野望と挫折、友情と裏切り。熱砂の西サハラ。日本企業の守護神と呼ばれる男“灰色熊”と正次が地獄の大地でくり広げる復讐の宴。日本冒険小説協会大賞受賞作。(解説・逢坂 剛)

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猛き箱舟〈下〉はこんな本です

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猛き箱舟〈下〉の感想・レビュー(257)

前半のご都合展開にはややうんざり。主人公のテンションもめんどいし。しかしこの小説の真の展開は後半にあった!復讐の鬼と化した主人公の魔手に次々と倒れるかつての悪役たち!これってゾンビ映画+水戸黄門かな…
- コメント(0) - 3月21日

俺も灰色熊を撃てる誰かでありたい(壮絶なネタバレ)
★2 - コメント(0) - 2月12日

fff
船戸与一は、決して表舞台に登場することのない、歴史の闇に葬られた人々を一貫して書いてきた。日本の高度経済成長を影で支える灰色熊の仕事も、いかにも船戸作品にふさわしい設定だと思った。 ところで、海外進出企業を現地の武装ゲリラから守るビジネスって実際にあった(ある)んだろうか。
★6 - コメント(1) - 2016年12月17日

再読本。★★★★☆
- コメント(0) - 2016年10月25日

再読。この熱量は凄まじい。読書に没入してしまう。時々、船戸さんの作品を読みたくなる。
★4 - コメント(0) - 2016年9月19日

後半ダレつつも読了。主人公の超人っぷりと、対する灰色熊の凋落っぷりがすごい。もう少しハラハラドキドキさせるような展開でも良かったのにと思う。
★8 - コメント(0) - 2016年7月6日

復讐の鬼となった主人公が凄い。 結局誰も残らないという…
★1 - コメント(0) - 2016年6月23日

香坂が死んだ目になる前の方が面白かったかな。あまりにも香坂に都合よく話が進むのだけど、それが逆に気持ちよくてスイスイ読める。
★2 - コメント(0) - 2016年4月10日

結構なページ数だけど、一気に読めた。 何年も前から読まないとリストに入れたままだったけど、読んでよかった。 さすがに古いとか、ちょっとご都合主義的じゃないかとかあるけど、そんなの問題じゃないくらいの読ませっぷり。 欲を言えば、アルジェリアから日本に来るまでの話(主人公がスーパーになる過程)も書いて欲しかった。。 この作者の他の本も読まないと。
- コメント(0) - 2016年4月9日

東京に戻ってきたから一人称が個人名に変わっていた。あまりにも激しい復讐劇、人がこれでもかっていうくらい死んでいく。後半で灰色熊が弱くなったのか香坂正次が化けたのか。しかしこの上下巻の解説が佐々木譲と逢坂剛っていうのもすごい。佐々木譲に至っては灰色熊の最後のコメントを読み外すことのないようにとの親切な解説つき。一気に読んでしまうとその裏にあるものがわからなくなってしまう。でも案外それでもいいかもしてない。この壮絶な復讐劇を何も考えずに一気読みするのもまた良しとすべきかも。
★2 - コメント(0) - 2016年3月13日

「パダフィは熱すぎた、復讐に血を滾らせすぎた。それではお前は殺せない」死人の眼をした隻腕の男は言った。 浮薄な若者の不遜な野望、反射するサハラの砂、イデオロギーの欺瞞、幾重のも裏切り、誰からも生を望まれぬ男と女、恋、めくるめく血と硝煙の臭い、ラ・ムール=死。そして復讐。熱く、さらに熱い。が、しかし、それが沸点を超えたとき、人の血は凍りつくか。
- コメント(0) - 2016年3月8日

後半は、灰色熊が弱くなったような?
★1 - コメント(0) - 2016年2月17日

Before this 2nd reading, my imagination for 隠岐 was inspired by 間宮徳蔵 in 満州国演技. Now I remembered 隠岐 was object to revenge, however I still feel similar impression of them. One mistake; القصبة not faces to North but East. They might sip Algerian mint tea?
★4 - コメント(0) - 2016年2月11日

死人のような目をした人物はこうして出来上がった。マグレブまでの香坂は観察力はあるものの、勘が致命的に悪いね。おかしな表情に気がつきながら、危機から逃れることができない。日本に帰ってきてからは見違えるばかり。この作品でも死人が溢れる。船長さんまで殺された・・・・孫まで登場させた上で・・・
★2 - コメント(0) - 2016年1月31日

抜群に面白かった。白石佳代子とホテルアレッティで再会したあたりは、偶然にも程があるだろうとツッコミの一つも入れたくなったが、そんなことは荒唐無稽なキャラ設定と同様にどうでも良くなる。緻密なプロットや巧みな伏線回収を好む読者には全く受け入れられないだろう。しかし読書は娯楽と割り切っている読者には最高のエンタメ本になる。さて、マグレブから満州国に戻るとするか。
★4 - コメント(0) - 2016年1月28日

ちんぴらがゴルゴ13に うーんたまらん!
★2 - コメント(0) - 2016年1月25日

迫力の一作。ページをめくる手が止まらない。後半、やや主人公が超人的すぎる嫌いはあるものの、これだけ筆を割かれれば納得せざるを得ないかな。日本に戻ってからのドンパチよりも、マグレブでの活劇のほうがおもしろかったな。底に日本の経済発展への警句が流れているのが、またいい。
★7 - コメント(0) - 2015年9月4日

主人公がマグレブで唯一友情を育んだモロッコ陸軍少佐シャリフの「同房者は仲間さ、同じような境遇に押し込められている人間が仲間でなかったら、いったい何だ?」という男臭い科白に痺れさせられる。しかし、この科白が符牒となるかのように物語は暗転し、後半は圧巻の単独行となる。『叛史』と対をなす大船戸のもうひとつのキーワードである『硬派』を体現する本作のヒロイン「シャヒーナ」、その魂を取り込んだ主人公は日本企業の守護神と真っ向から対峙し、復讐を遂げる。『硬派』による『正史』への反撃。これぞ大船戸の本領といえる大傑作。
★4 - コメント(0) - 2015年8月23日

スーパーハードボイルド!ページをめくっても、めくっても、まさに「血と硝煙の匂い」しかしない、、、!
★2 - コメント(0) - 2015年8月18日

─下巻へ突入。ある理由から隠岐と離れた香坂には、上巻後半から続いて生死を賭けた試練が待っていた。一難去ってまた一難と休む間もなく立て続けに起こるのだが、どんな窮地に追い込まれても、意外な人物や何者かの手によって、あるいは自然の成り行きに窮地を脱するのだ。イスラム教徒ではないのに、香坂には本当にアッラーの思し召しがあるかのようだ。この辺りの逃避行が冒険小説と言わなくてなんと言えよう!読みどころの一つである。そして下巻でも硝煙や血生臭さの出現頻度は相変わらずで、むしろ増していくばかりである。↓↓続く
★10 - コメント(2) - 2015年8月16日

壮絶な裏切りの連続の中で、手にしたはずの友情や愛でさえあっさりとその手から失われ、正次は次第に人間から獣へと変わっていく。第3部で復讐者と化した正次が何でもありなスーパーマンになっていて、成長させすぎだろうとは思う。だが、あらゆる手を用いて隠岐の存在を否定し、じわじわと真綿で首を絞めるように復讐の手が迫って来るのに戦慄せざるをえない。全てが終わっても爽快感は無く、心に残るのは空虚、夢に見るのは死者達が乗る箱舟。これほどまで冷たい復讐譚を読んだことがない。
★23 - コメント(0) - 2015年7月26日

下巻途中までは、どれだけの傑作になるのだろうかと思っていました。
- コメント(0) - 2015年7月26日

結局何もかも失った主人公が、それ以前の甘さを捨て死人の目になって、復讐劇が始まる。なぜこれまでに、灰色熊が正次を何故ここまで嫌い始末するのかは、嫉妬では少し動機としては弱い様に感じる。しかし復讐劇に入ると、その冷徹さがたまらなく凄味を感じさせる。バタウィとの最後の戦いは予想外であったが、そこで一区切りである灰色熊への復讐は終わりを告げる。プロローグを読み返すとその後の復讐をあらかた方がついたようである。最後の関谷が殺される下りは必要だろうか?
★31 - コメント(0) - 2015年6月15日

★★★☆☆
- コメント(0) - 2015年5月24日

K1
目標としていた隠岐に裏切られ捨て駒にされてしまう正次。強烈な復讐心で灰色熊を追い詰めようとするが、次々と現れる刺客に複雑な思惑、愛する人を失い深い悲しみや憤りと共に自分の身体に取り込む・・・心の中、血までも凍らせついに隠岐を追い詰めそして上巻のプロローグへと繋がる。ページ数が多いのにあっと言うまに読了しました。しかしながら愛する人との最後は衝撃的だった!!今後、もっとたくさん船戸さんの作品を読んでみようと思う。★★★★★(5満点)
★63 - コメント(4) - 2015年5月20日

8 舞台をアルジェリアに移し、復讐の宴を始めた香坂。しかし次々と現れる刺客に愛する人を殺され、自身も絶体絶命のピンチにさらされる。そんな苦境を奇跡的に乗り越え日本に戻り、ラスボス隠岐への復讐を果たしていく・・・。世界をまたにかけた壮大でアツい船戸ワールドに痺れました!日本企業の守護神と言われた隠岐の死際の呟き「第三世界の反発を秘かに処理したのはどこのだれなのだ!海外へ進出せざるを得ない日本企業と日本政府の欺瞞的な政策の穴埋めはこの灰色熊がやってきたのだ!」...フィクションだけどなんか重い言葉だ。
★12 - コメント(0) - 2015年5月17日

強烈な話でした。血みどろのリベンジ。最後は駆け足だったかなぁー。そこが少し残念でした。
★3 - コメント(0) - 2015年5月16日

(上巻の解説にもあったとおり)病気療養中の慰みとしては、大変ハードな本でした。でも、先が全く読めず、読者を飽きさせないストーリー展開で、一気に読ませる超大作でした。如何せん私には、血生臭い描写が多すぎたかな。読了後、再度、上巻の冒頭部分を読み返しました。最初に読んだ時は、誰のことか分からなかったけれど、改めて読むと印象が全然違う。強烈なコントラストを残してくれた。
★3 - コメント(0) - 2015年2月20日

精神的変化では片付けられないほどの主人公の成長が玉にキズだが、それを補って余りあるほどの迫力。熱くも哀しい物語。
★1 - コメント(0) - 2015年1月3日

大満足です。情景が見えるように展開している。これぞ傑作です。
★3 - コメント(0) - 2014年10月15日

【図書館】うーん、途中はいいのですが、正次が復讐を始めたあたりから、ちょっとちょっと?という感じ。いきなり正次がプロ中のプロになってるし、プロ中のプロだった灰色熊をそんなに簡単に攻略できるのか?みーんな死んじゃうしね~ハードボイルド、ちょっと合わなかったかも。。
★6 - コメント(0) - 2014年10月13日

熱かったな…。裏切りに対する復讐心と愛を昇華させたかった強い願い。 それらが主人公を人間から猛獣に変えてゆく。灰色熊に対する憧れが強かっただけにその反動は凄まじく開花する。マグレブ、アルジェ、そして日本と、ターゲットを追いつめる死をも恐れぬ時が流れる。しかし、残虐な殺戮をも厭わない彼の心の深淵には、常に自分の人生と交差した死者達を乗せた箱船が漂っている。悲しみと後悔の海の上を…。 んーーーっ。久々に心がイキましたぁ。ふぅ。
★20 - コメント(2) - 2014年9月13日

「俺はあの男の様になりたい。一流の男に。」そう願った隠岐に裏切られ、捨て駒にされた香坂。後半も息もつかせぬ展開に。反政府ゲリラの収容所からの脱出劇、ゲリラからも、かつての仲間からも命を狙われる香坂。束の間の休息、そして僅かに期待させたハッピーエンドも容赦無く打ちのめされる。全編に漂う血と硝煙の匂い。そして壮絶な復讐劇。プロローグはそこにつながっていたのですね。いや~、凄かった、もう何も言えません。1200ページがあっという間でした。船戸さん、やっぱりあなたは凄かった。文句無しの5つ星です。★★★★★
★59 - コメント(14) - 2014年9月9日

アルジェリア。誰も彼もが香坂を殺したがっている。憧れの灰色熊にサハラに棄てられ、幾多の死線をくぐり抜けてきた。憧れた人はクズだった。だが、もっと卑劣な巨悪が祖国日本にいる。香坂は二度と戻れない一線を越え、あちらの世界に踏み出した。愛する人を体内に入れ、死人の目を持ち、血の一滴まで凍らせて帰国した。マグレブのかたをつける。死人の宴が始まった。負のエネルギーを爆発させ、やっと苦しみから解放された。孤独な猛々しい小さな箱舟が闇の彼方に飛び立った。衝撃度NO1!でも切ない…。1988年日本冒険小説協会大賞。
★87 - コメント(16) - 2014年9月2日

アフリカでの描写は迫力があり、リアリティがあったが、日本に帰ってきてからは、あまりに主人公が超人的すぎて、逆に現実離れした感があった。しかし、一気に読ませる筆力は圧巻。
★6 - コメント(0) - 2014年8月4日

都合のよすぎる展開や、黙って引き金を弾けばいいのに無駄口をたたいたがために逆にやられるなど劇画チックなシーンが無いわけではない。が、面白いことは面白い。 それにしても、いつものことながらハードすぎる展開に言葉を失う。
★6 - コメント(0) - 2014年4月29日

スリリングな展開に引き込まれた。脱出し,隠岐を脅かしていくまでは,よかったのだが,終末がいまいち。
★3 - コメント(0) - 2014年2月26日

「バタヴィは熱すぎた。復習の情熱に全身の血を滾らせすぎた。それではお前は殺せない」こんな科白を隻腕の香坂に言わせる作者は詩人だ。そして「ムルソーは人を殺しましたよ、アルジェの太陽のせいでね」・・・・ああ、懐かしきカミュの「異邦人」。若者の野望・裏切り・恋・復讐、熱く、さらに熱い。が、しかし、その極みを超えればついに人の血は凍るか。船戸与一の小説の中で本書が一番好きだ。作者のあらゆるものが詰まっているようだ。
★7 - コメント(1) - 2014年1月19日

年末に上巻を読み終え、やっと今下巻を読了。ハードボイルドなストーリーで、主人公香坂があの手この手で隠岐という国家に殺しのライセンスを貰ったような男に憧れ彼の元で働くことができるようになった。そして西サハラで捨て駒にされたところからはぐっと面白くなってきた。物語としてはよくできていると感じた。捨て駒にされ何度も過酷な死闘を繰り返し隻腕となった香坂が復讐を果たす物語である。この「男の世界」の物語で特に強く感じたのは「男って生まれてから死ぬまで何度も俺は男なんだ!」と表現することが生きることなんだ!でした。
★5 - コメント(0) - 2014年1月6日

生々しい闘い。
- コメント(0) - 2013年12月9日

猛き箱舟〈下〉の 評価:78 感想・レビュー:69
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