ラテンアメリカ五人集 (ラテンアメリカの文学) (集英社文庫)

ラテンアメリカ五人集 (ラテンアメリカの文学) (集英社文庫)
あらすじ・内容
ラテンアメリカ文学の幅広い魅力を凝縮
愛への強い羨望から鬱屈した青春を送る少年と仲間たちを描いたバルガス=リョサの『小犬たち』を始め、強い光を放つ短編、詩を収録し、ラテンアメリカ文学の広く深い魅力を凝縮する1冊。

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ラテンアメリカ五人集 (ラテンアメリカの文学)はこんな本です

ラテンアメリカ五人集 (ラテンアメリカの文学)の感想・レビュー(166)

ノーベル文学賞&セルバンテス賞作家5人が集まったアンソロジーです。真面目にレビューを綴りたいのに……リョサの「子犬たち」に全部持っていかれちゃいましたよ。あかんやろ!?こんなんww 放送禁止用語『ち●こ』が、これほどまで連呼される作品に出会ったのは初めてです。これぞリョサ、これぞラテン文学、ラテンの息吹です。なんだかもう、小学生に戻った気分で大爆笑しながら楽しませていただきました。「ち●くぉぉぉ!!(ી(΄◞ิ౪◟ิ‵)ʃ)」
★65 - コメント(1) - 3月6日

「物語」と「物語性」は違うものなんだなーとか思ったり。そういえばおれがラテンアメリカ文学に興味持ったのって昔のテレビブロスで豊崎由美さんがコルタサル「悪魔の涎・追い求める男」を紹介していた(ホラー枠で!)のを読んだのが最初だ。
★2 - コメント(0) - 2016年11月28日

地球の反対側にも、自分たちと同じ青春を送っている人達がいる。これはとても頼もしい、叫び声だった。パチェーコ「砂漠の戦い」の友達のお母さんに恋をしてしまう少年を、応援したくて仕方なかった。どうしてクラスに一人は、少年の欲望をくすぐるお母さんがいてしまうのか。バルガス=リョサ「子犬たち」は、青春の群像劇。ノイズのようにそれぞれの叫びが飛び込んでくるのが斬新だった。
★6 - コメント(0) - 2016年11月26日

タイトルの通り、ラテンアメリカの五人の作家の作品を集めた短編集。マリオ・バルガス・リョサの『子犬たち』の、独特の疾走感を持つ音楽的な文体が新鮮だった。文体ひとつだけで、新しいものに触れた、という深い満足を得られる。
★1 - コメント(0) - 2016年11月25日

アンソロジー。ラテンアメリカを代表する5人の作家の短篇や詩を収録しています。内容はリアリズムからマジックリアリズム、ダダイズム詩など様々ですが、どの作品も内容が濃く”良い意味で、読み易い作品が無い”作品集になってます。いずれ個々の作品の感想も書きたい所です。私が好きなのはオクタビオ・パスのダダイズム詩『白』、マジックリアリズム短篇『青い花束』、ミゲル・アンヘル・アストゥリアス『「大帽子の男」の伝説』(グアテマラ伝説集)。凝縮したラテンアメリカ文学の魅力をじっくり味わいたい一冊です(・ω・)ノシ
★32 - コメント(0) - 2016年3月17日

再読。「子犬たち」の完成度の高さは、まあ脱帽するほかない。
★13 - コメント(0) - 2016年3月7日

この中の作品で一番印象に残ったのは「子犬たち」、リョサの作品は「緑の家」を読んだ事がある。他の作品も読む予定。「グァテマラ伝説」は幻想的な感じがした。
★3 - コメント(0) - 2016年1月31日

リョサの『小犬たち』の切なさと残酷さとユーモアと多面性のすばらしさ。この短編のためだけに読んでも損はないと思える傑作選であった。
★1 - コメント(0) - 2016年1月31日

五人の作家全員がノーベル文学賞、セルバンテス賞のいずれか、もしくはその両方受賞という、ラテンアメリカ文学万歳な一冊。どの作品もすばらしい読み応え。わたしはやっぱりリョサ『子犬たち』。巻末のエッセイで豊崎由美さんも仰っていますが、ジャズのリズムを刻むような文体が小気味よく、少年〈ちんこ〉の愛すべき生涯をあざやかに、はじけるようなみずみずしさで描いてみせる。がんばれ〈ちんこ〉、そうだ言ってしまえ〈ちんこ〉、よかったなあ〈ちんこ〉、つらかったよなあ〈ちんこ〉。胸がいっぱいになる。あの頃の青い柔らかい記憶が蘇る。
★48 - コメント(1) - 2016年1月6日

リョサの「小犬たち」とオクタビオパスの「青い花束」が印象に残った。特に「小犬たち」は 少年クエリャルの悲劇的な事故の傷が成長するたび影響を広げていくことに心が痛む…
★8 - コメント(0) - 2016年1月5日

ラテンアメリカ文学の入門として。短編頭からの二作もよかったが、一番印象に残ったのは詩の「白」で、これは読み返したい。
★1 - コメント(0) - 2015年4月2日

やはりラテンアメリカの文学からは湿った熱っぽい風を感じます。五感を刺激される作品ばかりでした。リョサが素晴らしかった。確かに男性のシンボルを失ってしまったら、大人になるにつれて傷口が痛むんじゃないか。鉤括弧がなくて読みにくい部分もあるけど、それがざわついた感じを出していて良かった。パチェーコの作品も題材が良く、メキシコの様子などが伝わってきて興味深く読めました。
★6 - コメント(0) - 2015年3月19日

「バチカン奇跡調査官 終末の聖母」からメキシコ流れで。同じ青春ものでも、パチェーコとバルガス=リョサの手触りがまったく違うのが面白かった。パチェーコのほうがわかりやすいかな。カルロス=フエンテスは、そのまま映画になりそう。
★2 - コメント(0) - 2015年1月4日

ラテンアメリカ五人集ということでのアンソロジーなのですが、バルガス・リョサとオクタビオ・パスしか知らずにいました。ここの読み友さんが紹介されていたので読んでみようという気になりました。個人的には前の二人(とくにパスの詩)のほか、グアテマラ伝説集が楽しめました。
★51 - コメント(0) - 2014年12月25日

いたるところに死がみえた。
★4 - コメント(0) - 2014年12月22日

オクタビオ・パス『白』。何度目かの再読かわからないが、今までと全く違う読感に驚いている。「ぼくの耳で眺められ ぼくの目で嗅がれ ぼくの嗅覚で愛撫され ぼくの舌で聞かれ ぼくの触感で味わわれた きみの名前に住みつき 共にきみの絶叫の中に転落する」。この転落はなんて甘美だろう。
★19 - コメント(0) - 2014年12月7日

ksh
濃厚。図書館で借りて読んだけれど、これは是非手許に置いて何度も読み返したい。一編読み終える度に唸った。
★3 - コメント(0) - 2014年11月4日

2014.10.01-10.19:ラテンアメリカを代表する作家の短編集。「甘く濃密な香りと官能の気配に満ちた闇の中に蠢く熱を持った男が、絶望よりも深い色の瞳を持つ溜息のような肌の女性と川に潜った、すると天地は逆転し、星が泉から溢れてきて千年が一瞬で凍り付いた」というような(ここに書いたのは私の適当な文章です)感じの文章の作品が多いので、幻想小説、人間の残酷さや弱さを描く群像劇、肉体と精神とが自然に溶け合う官能性と神秘性を併せ持つ筆舌に尽くしがたい詩の世界、が渾然一体となった世界でした。強烈です♡
★7 - コメント(0) - 2014年10月19日

「砂漠の戦い」「子犬たち」はセリフとその他の部分があいまいで、実際に登場人物たちに起こったことなのか一瞬考えてしまう、そこが良い。読書力がついてから再挑戦したいのが「グアテマラ伝説集」、この作品では自然のものが擬人化されている表現が気になった。
★6 - コメント(0) - 2014年9月23日

憶えている、憶えていない。…マリアーナが生きているかどうか、わたしは絶対に知ることがないだろう。いま生きていれば八十歳になっているはずだ。『砂漠の戦い』バチェーコ/ その年はまだ、みんな半ズボンをはいていて、ぼくたちはタバコも吸わず、サッカーが何より好きで(…)ひどくすばしっこく、がつがつしていた。…その頃にはみんなすっかり一人前の大人になっていて女房も車もあり、(…)肌にはそばかすや小皺も目につくようになっていた。『子犬たち』リョサ/ 素晴らしい五人集。特に冒頭2つの作品は一文目から引き込まれてしまう。
★4 - コメント(0) - 2014年9月15日

パチェーコ、リョサ、カルロス・フエンテス、オクタビオ・パスにミゲル・アンヘル・アストゥリアス、テンアメリカの5人の作家の作品を贅沢に収録した作品集。これは絶対お買い得?!お気に入りはパチェーコ「砂漠の戦い」、リョサの「小犬たち」もよかったな。アストゥリアス「グアテマラ伝説集」にはいずれまた再挑戦する必要がありそうだけれど。
★23 - コメント(1) - 2014年6月26日

「砂漠の戦い」が好き。こういう失われたものへの郷愁みたいなのにほんと弱い。「小犬たち」は、フェリーニの「青春群像」という映画を思い出した。「二人のエレーナ」も短いながらも、語りが凝ってて好き。
★5 - コメント(0) - 2014年6月18日

ノーベル文学賞、セルバンテス賞受賞者だらけのそうそうたる面子による短編集。なかでもやはり評判通りに飛び抜けていたのがリョサ『子犬たち』。少年期に局部を犬に噛まれ、みんなから〈ちんこ〉呼ばわりされるようになった男クリャエルの悲惨な生涯を描く、はずなんだけどそのリズミカルでスピード感あふれる文章といい意味でアホな周りの悪ガキたちのおかげでどうしても滑稽な感じになっており、事実私も終始ゲラゲラ笑いながら読んだ。しかしだからこそ、時おりどうしようもなく滲み出てくる人生に対する悲哀が胸を衝く。良作。
★34 - コメント(1) - 2014年5月9日

読み応えのあるものばかりで、なんだかもったいない気がするのだけど、どうも読み返すのは『子犬たち』ばかりになってしまう。ちんこってブライアン・ジョーンズですね。
★3 - コメント(0) - 2014年1月28日

バルガス=リョサの「子犬たち」がよかったなあ。この感じがマジックリアリズムなのか?とにかくよかった。また読もう。
★3 - コメント(0) - 2013年11月30日

リョサ、「ちんこ」不名誉なあだ名だ、哀れ。 パスの散文を読めて良かった。選び抜かれた少ない言葉の質量・重量。
★2 - コメント(0) - 2013年11月1日

CDで言えば「THIS IS TECHNO」とか「MUSIC OF BALI」とかそんな感じでしょうか。 他の方の感想にあまりあがっていませんが、ブルジョワのアンニュイな半径2mほどを綴る「二人のエレーナ」。文面から何某かが漂ってくる至極の一品です。あとやっぱリョサは長編だなオレは。
★4 - コメント(0) - 2013年10月31日

とにかくパチェーコの「砂漠の戦い」が素晴らしい。リョサの「小犬たち」はユニークだがオーソドックスな作品。そして特筆すべきはアストゥリアス「グアテマラ伝説集」だ。こんなに突き抜けた想像力の飛翔はいままでお目にかかったことがない。読んで驚けって感じ。
★4 - コメント(0) - 2013年10月12日

☆☆☆
★1 - コメント(0) - 2013年10月11日

ne
グアテマラ伝説集だけちゃんと読めてないけど、図書館の期限が過ぎたので返した、またこんど読みます
★3 - コメント(0) - 2013年8月20日

パチェーコとリョサの両作品はスピード感がとてもあって、「」のない会話文というのはこんなに臨場感溢れるんだなと嘆息した。オクタビオ・パス目的で手に取ったのだけど、全作品楽しめました。
★3 - コメント(0) - 2013年8月13日

ホセ・エミリオ・パチェーコの「砂漠の戦い」、マリオ・バルガス=リョサの「子犬たち」が良かった。
★3 - コメント(0) - 2013年7月28日

リョサの子犬たちが秀逸だった。ちんこ噛み千切られた話からよく置いてけぼりにされた男の話に繋がるもんだと感心する。ちんこがないために女の子との関係が持てず思春期を越えられなかった男の子の焦燥たるやひどいものだわ。
★7 - コメント(0) - 2013年6月20日

オクタビオ・パスの散文を読むことができたのが、個人的には一番良かった。単に詩人としてしか見ていなかったが、散文を書いていたことに驚かされた。読んでみた感覚としては、やはり、どこか同じようなにおいが立ち上ってくるような気がする。ラテンアメリカ文学に私が惹かれるような、そんなにおいである。もちろん、個々の作品は決して同質ということはないというだけに、かえって目を引くような気もする。また、多少読みなれていないということもあって、なかなかすっと頭に入ってこず、手探りで読んでいくという読書体験も面白いものであった。
★3 - コメント(0) - 2013年6月12日

復刊して嬉しくてすぐさま買って、なぜか今まで積ん読放置していたのをやっと読了。パチェーコ『砂漠の戦い』は映画『マレーナ』をシャイかつビターにした感じの佳作で、読み返すごとに好きになる。豊崎由美氏絶賛のリョサ『子犬たち』は文体の面白さもさりながら、氏の指摘する円環構造がまた切ない…。しかしそれらを凌駕するインパクトだったのが『グアテマラ伝説集』。氾濫するケッタイな固有名詞が気になって仕方がないのでした。蛇パンって何だ!版権事情で一話差し替えられていたのが気になるから、いつか原版も見つけたいな。
★4 - コメント(0) - 2013年5月10日

最初の2作品はさくさくっと読めた。ただ、南米の混沌とした近現代史に疎いので、一度勉強しなおしてから読み返してみたい。複数の声からなるリョサの「小犬たち」は原文で読みたい。今後のスペイン語学習の目標にしよう。
★2 - コメント(0) - 2013年4月29日

1)現代のラテンアメリカの代表的な5人の作家の短編集。解説にあるように短編がその未知の作家を「手っとり早く知」る方法であるかは疑問。短編と長編は呼吸が違うだろうから。とはいえ、珠玉の5篇。ラテンアメリカの複雑で混沌とした社会、環境はそこで育つ作家にとっては最低最高(/最高最悪)のバックボーンではないか。 個人的に共感したのは、ホセ・エミリオ・バチェーコ「砂漠の戦い」、カルロス・フエンテス「二人のエレーナ」。
★3 - コメント(3) - 2013年3月12日

パチェーコとリョサの短編は良く洗練された小説で、夢中になって読むことができた。リョサは「緑の家」を読んだだけだったが、共通点もあるもののぜんぜん違う印象だった。緑の家は世界観の壮大さや語りの斬新な手法にただ驚かされていたのだが、「子犬たち」はサクッと読めてかつ物語が引き立つ短編には恰好の書き方だった。ただ他はよく分からない前衛的なものばかりで、雰囲気を楽しむくらい。多くの作家がいるラテアメ文学で、こういった短編集は短時間で彼らをざっと俯瞰できて便利だ。それで作家の印象を決めつけてしまうのは危険だけれども。
★3 - コメント(0) - 2013年1月20日

A パチェーコ「砂漠の戦い」は少年の恋煩いと家族・知人のから騒ぎを描く短編作品。階級差に加え、人種と国家の境界の揺らぎからくる複雑な人間関係が背景にあり奥行きを感じさせる。ファム・ファタール的なマリアーナの姿が強く印象に残る。とかく評判の良い「小犬たち」も期待を裏切らない。ちんこを小犬に噛み切られた少年の青春物語。「ちんこ」を含めた五人の友人とその彼女たちの会話が中心だが、もはや話者が誰だかわからなくなるような息の長いセンテンスが魅力。小犬たちにとって、常に会話の餌となった「ちんこ」の哀れさといったらない
★17 - コメント(1) - 2012年11月30日

ラテンアメリカ五人集 (ラテンアメリカの文学)の 評価:100 感想・レビュー:70
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