みかづき

みかづき
あらすじ・内容
昭和36年、学校教育に不信を抱く千明から学習塾の立ち上げに誘われ、吾郎の波瀾の教育者人生が幕を開ける。昭和〜平成の塾業界を舞台に、三世代にわたり奮闘する大島家を描いた、著者渾身の大長編!

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夜行
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みかづきの感想・レビュー(1196)

高度経済成長の時代から現在までを生きる塾経営者と家族の三世代物語。塾経営を通じて時代と教育の流行不易を考えさせられる。「欠けている自覚があればこそ、人は満ちよう、満ちようと研鑽を積むものかもしれない」「教育の欠落に立ち向かわんとするつわものたちの奮闘が未来永劫に継承されていきますように」・・・塾経営三世代を振り返り『みかづき』の意味を主人公の語りで明かす終章『新月』が際立っていい。新月は始まり。時代社会によって変わっていく教育と子ども、親、家族、社会に欠けたるものを満たそうと繰り返される奮闘の象徴。
★38 - コメント(1) - 2月26日

教育とは何か。塾とは何の為に存在しているのかを改めて考えさせられる一冊だった。
★11 - コメント(0) - 2月26日

赤坂千明が、小学校の放課後勉強を教える用務員の大島吾郎と母の赤坂頼子と八千代塾を始め、千葉進塾へと発展していく。ゆとり教育とは、できん者はできんままで結構、百人中一人でいいできる者を限りなく伸ばし、非才・無才にはせいぜい実直な労働者にすることが目的だったんですね。学校の先生と塾の講師は別々の役割があると思う。頼子の遺言で吾郎の女ぐせの心配とそろそろ解放してあげたらの気遣いが印象的。三世代の物語、二年後・三年後と時の変化が楽しかった。『文責はすべて作者の私にあります』に感動しました。
★26 - コメント(0) - 2月26日

教育に捧げた三代の記録。日本の教育の歴史。学校教育関係者、塾関係者だけでなく、教育を考える全ての人達に、是非読んでもらいたい作品である。
★14 - コメント(0) - 2月25日

教育に携わった一家3代に渡る大河ドラマ。本屋大賞にノミネートされなかったらおそらく手にしなかった一冊。趣味とは異なる内容だけれどたまにはこうして純粋に胸に響く内容に触れるのも悪くない。赤坂家の血を継ぐ女たちの物語、そのそばにいる男たちも時に物語の主人公となる存在感がとても素敵でした。「ゆとり教育の言い出しっぺって誰だか知ってる??」このくだりは実に興味深かかった。
★73 - コメント(0) - 2月25日

図書館本。★★★★☆ 教育に光を当て、学びと言うものに真摯にそして時に苛烈に、挑んでいった一家の歴史。
★68 - コメント(0) - 2月25日

親から子へ、そして孫の世代へ、教育の現場を学校教育ではなく塾の立場からみた壮大な物語。より良い教育を、満ちることのない月に例え、奮闘する3世代の姿に泣かされた。優れた指導者と出逢えるかどうかで、子どもの成長も大分違ってくるし、その子の人生も大きく変わってくると思う。教え育てるということは本当に大変だ。
★16 - コメント(0) - 2月25日

森絵都さん始めて読みましたが面白かったです。
★6 - コメント(0) - 2月25日

戦後から現代まで、一家3世代がそれぞれの方法で教育に携わる物語。とても良かった。 家族の血は争えず、三世代はそれぞれ教育関係者になって、でもそれぞれの異なる想いから段々わかり合えなくなり、喧嘩して、離別して。 長い時間を掛けて、最後には和解出来るんだけど、祖父や親の代を読んだ後に描かれる孫の話は、これまでの話と相まって素晴らしい。 登場人物の生き方から、人生には夢や希望の為に一生を掛けるだけの価値があるんだという事が伝わってくる素晴らしい本。 森絵都さんらしく、最後は誰も傷つかず、本当に良かった。
★21 - コメント(0) - 2月25日

三世代にわたって塾経営に携わった大島家の壮大な物語。戦後の教育の変遷を塾という立場から捉え、登場人物の熱量を伴ってとても丹念に綴られる。週休二日制の導入やゆとり教育など自身の歩んだ歴史と合わせて振り返る中でたくさんの学びと気づきがあった。太陽と月。欠けているから満ちようとする、あがいてもあがいても永遠に満ちることのない三日月。そこに比喩される意味を知る時、静かな感動に胸が震えるとともに学びへの希望が見出され、とてもあたたかい読後感が味わえた。
★21 - コメント(0) - 2月24日

何かを始めるときに抱いた信念をずっと意識して進んでいく事はとても強い事だと思いました。進めているうちに同じ意識を持った家族や仲間が現れ、さらに強くなっていく。そして次の世代にも受け継がれていきます。目標はシンプルに、目標までの道のりは悩みながら進めたら人生は楽しいんだと感じました。
★28 - コメント(0) - 2月24日

★★★☆☆本屋大賞ノミネート作品。教育、学校、塾に関係ある小説だが、正直行ってこの話題でハードカバー400ページの大作はきつい。話しが硬いのだ。ストーリーに山があるわけでもなく谷があるわけでもなく、ずっとフラットが続く。もちろん良い部分もあるのだが。本屋大賞ノミネート作品を全部読んだわけではないが、少なくとも3位入賞まで行かないと、個人的予想。
★39 - コメント(0) - 2月24日

子どもの教育、これからの日本を考えて、あえて公教育ではない私塾を立ち上げ生涯をかけた千明と三世代にまたがり教育に関わる熱い物語。社会の大きな渦の中で、自分の信念を貫こうとし苦しみながら、来し方を温かく振り返る人生は幸せだと思う。吾郎も、これからを生きる一郎も。自分の歩いてきた道と重なり時折涙して読み終えた。
★76 - コメント(0) - 2月24日

喜怒哀楽、すべての感情を刺激してくれたお話 。 読後、シミジミとえぇ話やなぁ 。。 って、思ったお話 。。。
★29 - コメント(0) - 2月23日

この本を読んで改めて感じたのは、私たち一人ひとりにはそれぞれ受け継がれている歴史や物語があって、それを自分がまた誰かに受け継いでいくということ。 登場人物はみんな個性豊かで、読み始めは少し胸焼けしそうな感じもしたけど、いつの間にか一人ひとりに共感しながら話に引き込まれる体験ができました。
★18 - コメント(0) - 2月23日

図書館本。森さん「永遠の出口」以来久しぶりに読了。三代に渡り塾経営に携わった大島家の物語。時代と共に変わってゆく教育に、情熱を持って取り組んでゆく姿勢に心を打たれながら、読む手がとまらなかった。やはり、女は強し、母千明の猪突猛進ぶりは半端なかったし3人の娘達も母親に似たのかみんな自分を持っていて自立している。特に長女蕗子の、父吾朗を心から尊敬し愛情溢れる姿には健気さが伝わってきた。孫の一郎に託された、新しい教育の芽は、千明と吾朗が目指していた、本当の教育だったのかもしれない。そう感じた。
★23 - コメント(0) - 2月23日

教育って時代でこんなに変わっているんだ。まぁ人の考え方や生活も変わっているから、当たり前か、
★14 - コメント(0) - 2月23日

年に数冊しか巡り会えない素晴らしい本。戦後の教育の変遷を、学校ではなく塾という外側からの立場から辿るとともに、これに主人公の大島家の家族の物語をうまく絡ませていて、厚い本にもかかわらず読む手が止まらないほど面白かった。教育制度の変遷、子どもたちへの教え方などよほど調べて書いたのだろう。制度や指導法の参考資料としても読めそう。一流の作家さんがしっかりと準備をして書けば、このように立派なものができるというお手本。
★26 - コメント(0) - 2月22日

いい本を読ませてもらったなぁと心からしみじみ思い、最後のページを閉じました。親子3代にわたる山あり谷あり涙ありの塾業界を中心とした教育奮闘劇。”子どもたちに平等な教育を”と奮闘する大人たち、そして成長していく子どもたちの姿を、学校ではなく「塾」という視点で語っている。『どんな子であれ、親がすべきことは一つ。人生は生きる価値があるってことを、自分の人生をもって教えるだけ。』『学びの場を選べない子どもたちによりそって、ともに学び合う。定められた条件の中で、精一杯、自分にできることをする。』
★47 - コメント(0) - 2月22日

教育に係わる一家 〆が最高
★12 - コメント(0) - 2月22日

大長編の作品でしたが、すんなりと読めました。本のタイトルでもある。『みかづき』の意味に感動‼️よかったです。
★21 - コメント(0) - 2月21日

めっちゃいいぞ!サイコー(^-^)笑。社員たちの分の12冊買った
★15 - コメント(0) - 2月21日

塾講師達の子供に向き合う熱意。また時代が変わっても各々個性で活躍していく子供孫達。内容全く違うが塾版ジョジョの奇妙な冒険、のように感じた。
★14 - コメント(0) - 2月21日

戦後の塾業界を舞台に描かれる、教育に携わる人たちの物語は想像以上に壮大でした。読み終わった後しばし放心。教育は満月たりえない途上の月…だからこそ満ちよう、満ちようと研鑽を積む。この言葉に心底痺れました。千明の烈しさで前半はかなりしんどかったけれど、彼女が歳をとり少し丸くなった辺りからはもう夢中!そして祖父母、親世代の積み重ねを経ての最後の一郎の章では何度涙を拭ったことか。子育て真っ只中の身としてみても、たくさんの学びや気付きがあり至福の読書時間でした。ありがとうございます。
★67 - コメント(5) - 2月20日

ようやく読み切った・・・一家の壮大なドラマを見終えたような気持ちです。面白いだけでなく、胸を締め付けられるような出来事、考えさせられる場面もたくさんあります。感動で視界が潤んでしまうことも度々ありました。教育に対する自分の見方も変わりました。読んで良かった。私も読友さんと同じく、今年一番の本に早くも出会ってしまったかも。
★47 - コメント(0) - 2月20日

大長編でありながら、ページ数よりもその濃さに圧倒される一冊。文章に表せないほど、本当に良かった。太陽と月と、無数の星。教育には欠けているからこそ満ちようとする情熱と未来がある。
★23 - コメント(0) - 2月20日

森さんの小説は読んでいて、本屋で見かけて気になっていたところ、朝井リョウさんが番組で褒めていたので手に取った次第。やーよかったよかったわー。確かに長い年代記だけれど、時代時代の背景事情と塾という形から教育に携わり続ける家族の話となると、このくらいの長さでないと食い足りない。読書の楽しみ堪能しました。
★27 - コメント(0) - 2月20日

久しぶりの森絵都作品。500ページ近い大作にも関わらず引き込まれる様に読了。戦後教育の変遷に、吾郎と彼に関わる女性たち三代の人生を絡めたお話。教える事の根幹を突きつけられた思いがしました。
★36 - コメント(0) - 2月20日

最初、1/3ぐらいまでは面白かったのですが、後半、小難しい話がからんでくると、読みたいモードが降下気味。超斜め読みしながら面白そうな場面だけ読んで、なんとか終了。人間関係や人物描写は興味深いのですが、そうでない部分はちょっとくどい気がしました。ラストの一郎くんの話は、ちょっとうるっときました。
★19 - コメント(0) - 2月20日

戦後日本の教育の変遷。誰もが何らかでかかわるテーマ。殊に親として関心の深い問題。塾は入試対策以外の何者でもないと認識していたが、経営者はそれぞれ理想を描いていているということらしい。学校の教育だけでは勉強がわからなくなってしまうということなのか。ゆとり教育は一部のエリートを養成するためのシステムだったというのは驚きだった。
★23 - コメント(0) - 2月19日

昭和から平成へ。親子3代の塾から始まる教育を巡る話。自ら考えること。学びが自身の芯を作る手助けになること。書くには容易い言葉を、実感する難しさ。実感出来ない人の多さ。塾を立ち上げた熱、時代の変化。経営と理念との乖離。家族の関わり方。様々な変化に読みながら飲み込まれた。最後は人の繋がりと、歩んだ人生からの言葉が胸を打った。考え抜いたことも、挫折する。挫折して初めて見える景色がある。作中のみかづきと、タイトルのみかづきがリンクし、最終章の月の名が腑に落ちた。新しい月の課題は読者に託された。考えていきたい
★28 - コメント(0) - 2月19日

話進のはやい~。 てっきり用務員五郎と保護者千秋との色恋話かと… 実際の時代背景を投影した塾 四谷学院 東進 などでてきて面白いです。 三姉妹の幼少期も詳しく出てきたら、さらに面白かったのに(3部作とか)
★18 - コメント(0) - 2月19日

天晴!と言う他ない小説だった。良すぎてすぐに感想が書けない。通勤電車で読めるサイズということで、新書が読書の中心ながら、本屋さんで見かけたみかづきの帯を見て、これは読まねばとピンと来て読んだが大正解。大島家三世代それぞれが教育に向き合い、ある者は猛烈に、ある者はひたむきに人生をかける姿に何度も心打たれた。大島家以外にもいいキャラ多数。映画化されそうな気がする。
★26 - コメント(0) - 2月19日

祖母、両親と叔母、孫、3世代に亘る大河ドラマ。冒頭から圧倒され一気に読んでしまいました。登場人物は教育関係者でかなり個性的ですが、上から目線のいわゆる教育者とは異なり、それぞれに惹きつけられるものがありました。後半のバトンタッチなどの場面では涙。半分くらいまではカフェで人前で読んでいましたが、途中から家に戻ってひとりで読んでいて良かった。直哉くんには本当に幸せになって欲しい。先日読んだコンクールの話は娯楽に徹していたような感じでしたが、こちらは硬派。安倍晋三への痛烈な批判が気持ち良かったです。
★30 - コメント(0) - 2月19日

昭和36年、教師になりたかったが家庭の事情で勉強を続けられなかった吾郎は、小学校で住み込みの用務員をしつつ、放課後に勉強が分からないと言う子供に勉強を教えていた。その評判を聞きつけた千明は娘の蕗子を用務員室に送り込み、その評判を確かめさせ、殆ど罠を掛けたかのように五郎を取り込み、自分の掲げる塾創設に巻き込んで行く。 やがて夫婦となった吾郎と千明、2人の間に生まれた2人の娘と蕗子、その子供たち…と、塾と教育、時代の流れに翻弄される人々の三世代に渡る物語。
★22 - コメント(0) - 2月19日

本が分厚くて怯みましたが一気読み。森絵都さんの本の装丁、可愛くて好きです。時の流れが早く、自身の学生時代を越えるとなるほどなな現代。個人的には、三世代目となる一郎と萌のやりとりがとてもツボで、喉がつまり涙が込み上げました。勉強を教えるというやりとりであったはずなのに、萌自身の問題を真っ直ぐに受け止め応える一郎の姿勢。なぜ、人は一生懸命になるのか。何に対して熱くなり、頭で考えるより前に動くのか。人により違うけれど、登場人物達は教育に対して「塾」などの枠に留まらず人と真っ直ぐに向かい合い、熱く素敵な人のお話。
★24 - コメント(0) - 2月19日

★★★★★★★☆☆☆高度経済成長期からの塾業界を描いた作品です。実時濃厚な一冊でした。ブランチブックアワードに選ばれたのも納得です。千明が年を重ねてからは一気読みでした。朝ドラあたりで実写化してほしいですね。
★80 - コメント(0) - 2月18日

とにかく月日が流れるのが速い。昭和36年の千葉の小学校から平成の現在まで、長い一日を重苦しく書くのではなく、軽快な川の流れのような年月がかかれていました。用務員さんが先生になるのが軽く感じられ、首を傾げる思いがしたが、あれよあれよという間に塾の歴史のような展開になり、当初は塾通いが恥ずかしいことだったなど、知らなかったことを知ることが出来よかったです。文部省との対立や千秋の教育に対する考えが、「テストで良い点数を取れれば良い」という価値観を、どうにも激しく揺さぶるものでした。
★42 - コメント(0) - 2月18日

久しぶりの森絵都作品です。 長編、しかもテーマは教育。読めるかな・・・と怖気づいていましたが、読み始めるともう止まりませんでした。 戦後から平成を一気に駆け抜けた感じです。 私は一郎の少し下、まさに「ゆとり教育」が始まった世代です。塾にも通っていました。 教育ってすぐに結果がでないし、子供たちを取り巻く環境も目まぐるしく変化するのでとても難しい問題だと思います。 でもこの本に出てくる人達のように子供たちの将来を真剣に考えてくれる人がいるならばまだ大丈夫かな、と思いたいです。 とても良い本でした!
★25 - コメント(0) - 2月18日

久しぶりに大作を読んだ。467頁はページ数以上に胸に響いた。時代も小生の生きてきた時代とかぶり、そーだったのか、そんな事もあったなあとか。戦後の教育問題という小生には余り真剣に考える事の無かった事だけに興味深く読めたのかもしれない。登場人物が皆個性的でもありありふれている様でもあって本当に読んで良かったと思える一冊でした。後半、何度も感涙したのは自分の人生に重ねたせいかな。終り方も小生的には好きです。多分再読する一冊です。
★29 - コメント(0) - 2月18日

みかづきの 評価:94 感想・レビュー:616
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