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廃墟建築士

感想・レビュー
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Tonakai_to
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ネタバレジャケ読み 三崎亜記さんの作品には、存在意義をまっとうすること、異種に畏れを持つことが通底しているのかな。ダイナミックなファンタジー設定に魅力がある。
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にく
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初・三崎亜記さんでした。すごく真面目な『はれときどきぶた』と感じてしまい、読み進め辛かった。設定はファンタジーというか、現実世界とは違う舞台なのにメッセージは割とダイレクトなのがちぐはぐに感じた。
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Natsuko
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ハマり中の三崎さん。全4話、テイストは読了4冊と同じものの、やや堅苦しく思えつい流し読み気味…だが、「図書館」だけとびきり好み。本はもともと世界の空を回遊していたが狩猟により絶滅の危機に瀕し、地に繋がれ図書館となった。とはいえ完全に野生を失ったわけではなく、人のいない深夜にだけ野生を取り戻す…。本の「調教」のため登場したのは三崎さん他作「バスジャック」に登場した日野原さん!そして本たちが何とも可愛らしく羽ばたく様は「The book day」の大好きなあの場面!思わずにんまりするほどテンションが上がった💘
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megumi♪
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ネタバレ現実とは少し異なる世界の物語四篇。どれも物悲しく読み応えがありました。いつも私達が何気なくすごしている、何かが意志を持っている、特別な意味を持ってる世界。そんな世界は現代人が忘れている何か大切なものを教えてくれる気がします。廃墟に魅入られた建築士の物語の表題作と、図書館と図書が意思を持っている「図書館」が特に読み応えがありました。「廃墟建築士」はこの世界観だけで長編が読みたいぐらい骨太の物語でした。
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ウ・トポス
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例えば、いつも昇り降りしている馴染みの階段。 ある日突然、どこか一段が無くなっている。 それに気づいたのはどうやら自分だけで、周りの人は無くなった事すら気付いていない…。 そんな日常と地続きの様に見えて少し違う理を持った世界のお話。 滅びゆく物を造るという、相反するかの様な廃墟建築士、本当好き。
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鳥丸
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ネタバレ発想が面白すぎる短編(中編?)集。全ての階に7階だと思い込ませるとか、どう生きてきたら思いつくのだろうか。古本屋でたまたま見つけて装丁に惹かれて買った本だが、大当たりだった。
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まねきねこ
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難しい。4つの短編とも設定が突飛すぎてなかなかつかめない。だからこそそれを補う説明が必要。読んでいて書いてあることは頭に入っているのだけど常識と異なる部分がどう異なるのか疑問だらけで。建物のある部分を撤去するのもいいんだけどどうやって。廃墟をプラモデルのジオラマみたく古いものを作るのもいいんだけどそれで。物語が成立する範疇が作家と読者と離れている気がする。私だけでしょうか。
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はりしろ
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相変わらず自分の中の常識が揺らぐような作品集。面白いんだけど、この本に限らず、「本を統べる者」など他作品のネタが頻出するのがくどいように感じた。この作者に対して、毎回斬新なアイディアを期待してしまう自分側の問題だと思うのだけれど。
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マダム ペアン
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物語の設定に、私はついていけない、、、。
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cherry
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荒唐無稽なことが当然のようにそこにある、「変だ」「違う」と言えないような力がある。7階だけが無くなる、廃虚が建築される…それに命を懸ける人。 不思議な世界がそこにある。
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あんず
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おもしろかった。 「(夜の)図書館」「蔵守」など、われわれの生活や価値観の中で当たり前に染み付いているものを、当たり前とせず着想を広げるストーリーテリングが魅力的だった。「七階闘争」はちょっと風刺が効いた感じ。
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ちゃちゃ
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再読。装丁が素敵で、その昔、単行本で購入したのを引っ張り出す。ちょっと色あせて廃墟に近づいた?社長の美味しいとこ取りがなんとも言えずいい感じ。もう一度「幻獣」に進む。
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たまに読書
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不思議な設定で面白かった。「蔵守」が一番良かった。
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BookAnt
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「そんなバカな」な設定から、身近な社会問題との接点に気づかせるまでの流れに感心する。「チェーン・ピープル」同様、テーマの選び方が秀逸。
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ゆうゆう
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ネタバレ読み始めてからすぐに違和感を感じる、概念を察する、そして、物語の世界観を理解する。不幸な事件が続く七階を廃止する勢力と戦う「七階闘争」、文化の成熟度を表す廃墟を造る「廃墟建築士」、人間に知られず野生を持ち続ける「図書館」、何かはわからないが蔵を守る「蔵守」。独特の定義で不思議な世界観だった。
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レトロ★ゲーマー
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現実にはあり得ない不可思議な状況にもかかわらず、普遍的なものを感じさせる短編集。自然に対する畏怖の念や伝統と継承、集団心理と原因究明の不透明感など現代社会が抱える色々な問題がこの本が書かれた2009年から何も変わっていない事からも強くそう感じる。舞台は荒唐無稽だが内容はシリアス。装丁は控えめに言って最高。大好きな一冊になりました。でも世界観が読む人を選ぶかも。
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ツリー
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ありえないことがあたりまえな世界。ただどの世界でも人間の性質は変わらない。個人の欲望が、政治的力学が、ありえない世界をいつもの風景に変えてしまう。人間が変わらないかぎり 世界のありさま はなんら変わらないのではないか。「七階闘争」は中でも、通常の世界が静かに塗り替えられていく不気味さを淡々と描いている。ありえないことも無音の圧力で受容してしまう人間はその背後にある大きなストーリーを、はたまた一粒一粒の小さなストーリーを感知することを知らない、見ようとしない。七階はおそらく我々の周囲に溢れている。
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けんとまん1007
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少し奇妙な不可思議な世界のものがたり集。4つのものがたりからなる一冊。それぞれが独立しているようで、根っ子のところでは繋がっているように思う。人間の愚かさ・馬鹿馬鹿しさ、一方で、そうそう捨てたものではないという希望がある。それと、物(建築物も当然入る)に宿る魂・意思と、それと対話できること・・・そうであると信じている部分がある・・・の意味を考える。それは、自分自身を振り返ることでもある。
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たけのこbot
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世にも奇妙な物語に出てきそうな内容だった。全作品において、建築物が関連しており、どの物語も何かを守ろうとする人々のストーリーであった様に感じる。7階、廃墟、図書館、蔵。各ストーリーで守られている存在はこれらである。7階・廃墟は主にこれらを守ろうとしている人々の物語。図書館・蔵は、建物やそれに付随する物に意識が吹き込まれている。それに加えて、図書館と蔵を守ろうとする人々が描かれ、建物と人間が通じ合う摩訶不思議な感情になる物語だ。非常に非現実的な物語なのだが、ストーリー性が緻密で、面白かった。
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キク
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七階の存続をめぐる行政と住民の「七階闘争」、廃墟を設計する「廃墟建築士」、夜の図書館の野生を描く「図書館」、何かを守り続ける蔵と「蔵守」。建築物にまつわる奇妙な短編集。町で暮らすということは、建築物に囲まれるという事だ。謙虚な体質だからみんなあまり言わないけど「この国の形は、自分達が作り上げているんだ」という矜恃を建設業界は胸に秘めている。存在する空間が「世界」であるなら、奇妙な建築の物語は、そのまま奇妙な世界の物語となる。面白いです。あと、建築学科上がりには装丁のトレペ下地のアクソメパースが胸アツでした
かさお

キクさん、読まれたんですね✨装丁のトレペ良いですよね〜作品としては、現実と非現実が地続きになっているような、奇妙だけど存在していてもおかしくない世界観が好きです。

04/04 15:22
キク

奇妙なんだけど、すごく上品ですよね。すごく面白かったです。ありがとうございました。

04/04 16:07
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けんさん
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一言で言うと、『不思議な世界』 もう少し補足すると、『現実と非現実の境目のない融合』 『7階』『廃墟』『図書館』『蔵』を主人公(主題)とした4編の短編集。クセになりそう!
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Tadashi_N
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建築ファンタジー。トレペの装丁が印象的。
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lotta7
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『手のひらの幻獣』以前の日野原さんの事が知りたくて『バスジャック』(動物園)『廃墟建築士』(図書館)と読み進めました。日野原さんの社長への想いが漏れ出る(図書館)が良かったです。本書は他に(蔵守)が良かったです。
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sakura
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☆☆☆
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YURI
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ネタバレ装丁とタイトルに惹かれて買った本。全4話の短編集で、すべてが何かしらの比喩のようにある種抽象的な物語だったけど、とっっても面白かった……!!パラレルワールドに迷い込んだような話運び、物語の中の世界にある当たり前の前提にわくわくした。こういう異世界に旅するのが好きで本を読んでいるわたしのような人種にはたまらない一冊でした。廃墟建築士、図書館調教師、蔵守、全国七階協議会、ほら、並べるだけで心が踊る♡表題作の廃墟建築士である関川が心奪われた、ライ麦畑の中の雄大で永遠の廃墟、わたしもこの目で見てみたい。
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isutabi
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・先の展開を読みにくくワクワク感がある短編集。設定はむしろギャグで笑えるかもしれないのだが展開はけっこうしみじみしている。 ・ぶっ飛んだ設定だが他のことに置き換えてみると普遍でもあると言えないでもない。あるいは現実の世界で大真面目でやってることのバカバカしさが見えたり。
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kum
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三崎亜記さん初読み。事件事故が続く7階の撤去をめぐる市と住民の抗争、廃墟を造り続ける建築士、野性を取り戻した本たちが自由奔放に舞う図書館、何が入っているかわからない蔵を生涯かけて守る蔵守。突飛な設定でありながら笑いは全くなく、うまく言えないけれど何かとても深い示唆を含んでいるようにも思える、心に残る4編。最終話「技術は受け継ぐことができる。だが、思いは受け継ぐことができるのだろうか。」という蔵守の言葉に、かつてタッグを組んで仕事をしてきた職場の同僚が同じことを言っていたことをふと思い出した。
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Miyuki@積本消化年間
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ネタバレ面白かった。『七階闘争』『廃墟建築士』『図書館』『蔵守』の四編からなる作品。どれも面白かったが、やはり七階闘争が衝撃的だった。犯罪の多い七階を撤去するお話。『独自性、純粋性ある七階の代わりが、八階ごときに務まるとでも考えているのでしょうか。』セリフが面白すぎるし、七階に住んでみたくなる。蔵守も昔の話と思いきや、近未来っぽくて、意外だった。
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夢月
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犯罪防止のために七階を撤去することになった行政と反対する人々との闘い、廃墟を建築するものと捉える世界の建築士、夜な夜な本が飛んでいる図書館、人間が存在する前から建つ蔵、現実とはずれた世界の建築物に関する短編集。超現実=シュールがそのまま当てはまる、唯一無二の物語たちだった。どこか遠くのお話しではなく、権力への抵抗、職人の誇り、自然との共生など、現実に根差していて、今の私たちの目の前に立ち塞がってくる問題に気付かされる。簡単に答えを出せないからこそ、この小説の登場人物のように足掻いていくのだと思った。
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龍野太祐
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想いの言語化。
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黒とかげ
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うーん。明確に読み手を挑発する本だが、その手法があまりにも直接的すぎるように感じた。面と向かって「バカ」といわれても激高する以前に、なんだか白けてしまう。
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はね
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三崎亜記さん、難しい。お手上げです。
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こた
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短編4本立て。7階闘争、廃墟建築士、図書館、蔵守。7階の無い世界や、本が飛ぶなど独特の文で話に入っていくまでが一苦労。でも世の中の矛盾を上手いこと表現していて、何が正しいか。を考えさせられた。
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19720624
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分かったような分からないような、モヤモヤした話が続く。頑張って読み進めたけど途中で理解するのを諦めてしまった。なんとか読み終えたけど最後は文字を目で追っているだけ。頭の堅いオヤジには難しすぎたのかもしれない。
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ちょこちん
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★★★★★ 以前読んだ「バスジャック」では低評価してしまったが猛省。三崎ワールドの素晴らしさを実感。読むのなら「バスジャック 」からどうぞ。
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アーモンド
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建物がテーマの短編集。「建物の7階」「廃墟」「図書館」「蔵」がテーマの何とも不思議な世界。理解できるかと問われると、間違いなくできないが、不思議な世界を堪能できる。それぞれ、「守る」という強い意志が貫かれている。
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十二月の雀
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「図書館」が読みたくて再読したら、「蔵守」で泣いた。
Ayumi Katayama

はじめまして。全く同じでした。『図書館』目当てに手に取った一冊。『蔵守』のラスト一文は、何度読んでも感動します。

12/02 10:26
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dra-wrappin
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不思議な話を集めた短篇集である。7階の話が好み。三階に止まる を彷彿とさせた。
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Ayumi Katayama
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うちの本棚部屋の本達も夜中になると飛び回っているのだろうか。ほら、あの時、パタって音が………。
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