王の逃亡 (小説フランス革命 5)

王の逃亡 (小説フランス革命 5)
あらすじ・内容
ついにパリ脱出を決行した国王一家の運命は…?
聖職者民事基本法を巡り、フランスの教会は大分裂に陥る。そんな中、ミラボーの病死により、議会工作の術を失ったルイ16世は国外逃亡を決意する。フランス革命の全貌を描く渾身の長編歴史小説。

あらすじ・内容をもっと見る
304ページ
160登録

王の逃亡はこんな本です

王の逃亡を読んだ人はこんな本も読んでいます

陸王
5321登録

王の逃亡の感想・レビュー(127)

ヴァレンヌ逃亡やっときた。分かっちゃいるけど一気に読んでしまうほど面白い。語り部がマリー・アントワネットでも左派なくルイ16世というのが面白い。ルイ16世にもキチンと自我や主張あったようです。しかしどう考えてもフェルゼンを追っ払ったのと、途中で呑気に休憩したのと、宿屋で国王だと認めたのと…それはナイだろうとツッコミたくなるエピソード満載である。非常事態だというのに普段通りの約束事に固執する人っているなぁと感心させられる。気をつけないととんでもない結果が待ってますという教訓めいて聞こえます。
★1 - コメント(0) - 2016年7月24日

待ってましたのヴァレンヌ逃亡の巻。この事件はやっぱりハイライトだと思うし実に面白い。結末は分かっていても手に汗握る展開にドキドキさせられる。ミラボー亡き後、立憲王政が不利になってフェルゼン発案の逃走計画に乗ったという実にリアリティある動機付。語り部がルイ16世というのもポイント。ルイ16世は愚鈍とか優柔不断とか言われることが多いがココではしっかり王としての自我と自覚を持っていたように描かれている。流石に本巻では議会の動きは殆ど無く、三頭派の台頭とデムーランがちょっと出てくるくらい。そりゃそうでしょう。
★6 - コメント(0) - 2016年7月14日

この巻の主人公はルイ16世、彼は優れた国王の資質をもっているが時代はすでに国王を必要としていなかったようだ。あまりにも侮蔑的なパリでの生活に国王は巻き返しのため一旦国外に出る決意をする。。ヴァレンヌ逃亡の場面の結末は知っているが、いつもハラハラして読んでしまう。逃亡に際して、決定的な間違いがあったとすれば、それは手助けをする人間の人選を誤ったこと。その人間とはフェルセン。彼ほどとことん使えない男もいなかった。愚鈍なイメージの国王だが、逃避行での役人との応酬は見事。だが王もどことなく滑稽に見えるのが憐れ。
★18 - コメント(2) - 2016年6月3日

S
小説フランス革命第5巻。ついに国王の逃亡という危惧していた事態が実現してしまう。ミラボーの死後、王家への盾がなくなり、ルイ16世らは国外への脱出することを決める。これまでほとんど革命家たちに焦点を置いて描かれていた本シリーズだが、ここへ来てようやくルイ16世について詳細な描写が為されている。従来の「暗愚な国王」という印象を払拭し、近年見直されつつあるルイ16世の評価に則った書かれ方がされている。逃亡の様子は克明に、そして臨場感たっぷり。彼が王ではなく、一介の貴族に生まれついていたらと思わずにはいられない。
★13 - コメント(0) - 2015年9月10日

何度も借りた5巻ですが、難なく読めました。政策が渦巻くというより、王の逃避行物語だったので読みやすかったのかも。
★1 - コメント(0) - 2015年7月4日

ルイ16世ヴァレンヌ逃亡事件。日本の将軍、大名と欧州の王族との、対民衆との距離間の違いにとても驚嘆した。
★7 - コメント(0) - 2015年3月5日

ルイ16世のヴァレンヌ逃亡事件の顛末。いろいろな本でただただ愚鈍を強調されるルイが、この場にあって初めて多少の英邁さをのぞかせる。が、それはすでに遅きに失した。また、彼の時代を見る目の甘さが読んでいてハラハラさせられる。まだこのころは立憲君主制へのゆるやかな移行が標榜されており、この後の急進的な共和制移行の片鱗は見えない。その分、この後いかにして時代は粛清の嵐へと向かうのか、興味がわく。
★8 - コメント(0) - 2015年3月3日

5巻はミラボー亡き後、 窮地に陥ったルイ16世が 遂には逃亡を企て、未遂に 終わる様を描く。前巻までの革命側の 視点から、うってかわって ルイ16世視点の展開は 雰囲気が変わって新鮮である。パリの人々が疑心暗鬼に とらわれる中、脱出を図る 王家一族だが…マリーアントワネットの 実家オーストラリアに 脱出することが、何を 意味するのか? 「王」という存在の重さも 意識する…そしてこの後の 展開も示唆する巻だった。
★137 - コメント(0) - 2014年12月6日

シリーズ5作目。やはり著者の日本語はちょっと変だと思う。それはともかく、ようやく主役になれたルイ16世。今まで影が薄かったのが一転 、この巻では大ハッスル。嫌気が差したパリから逃げてやろうと家族一緒に行動を起こすものの、あと一歩というところで残念な結果に。この作品においては愚鈍な王としては描かれていないけれど、やはりロクでもない人物には変わりない。嫌われ者の奥様も同様。自分では深い洞察だったつもりが、実はただの勘違いだった。それがルイ16世の悲劇
★6 - コメント(0) - 2014年10月31日

有名なヴァレンヌ逃亡事件の詳細を、膨大な資料を駆使して生き生きと描いているところは、さすがだ。結果がわかっているのに、息詰まるスリル感。人形だったルイ十六世は、この事件を経て初めて、自分が国王であることを自覚したのかもしれないと、思わず感情移入。
★7 - コメント(0) - 2014年8月18日

(A)ルイ十六世が逃亡した。しかし、もうちょっと綿密な計画は立てられなかったのか。部下というか協力者に任せていたとはいえ、役立たずにもほどがある。ともかく、これで王に対する民衆や議会の見方がどう変わるのかは次の巻以降注目である。
★4 - コメント(0) - 2014年8月10日

CCC
ルイ16世、無能ではないがKYだった説
★16 - コメント(0) - 2014年5月1日

王と家族の逃亡。フェルセン使えないにもほどがある・・・。ルイ16世目線だからw?結果はわかっていたものの王目線で書かれる逃亡劇はハラハラドキドキ。能天気で人間臭い王様に好感を抱いてしまい、今後の展開がつらくなりそう。
★10 - コメント(0) - 2014年3月13日

ついに決行された王の逃亡劇。一刻も早く逃亡しなければいけないのに、妙に悠長だったり自分から正体を明かしてしまったりと、やや間抜けなルイ十六世。しかし執行権を半ば奪われていた彼は、もしかしたらこの時生まれてはじめて自分の思う通りに行動できたかもしれない。ある種生き生きとして、持てる限りの力を振るう。その姿には思わず逃亡を応援したくなるくらい、感情移入した。反対にフェルセンの無能っぷりには苦笑。ルイ十六世は人間的には愛すべき人物だが革命期の政治は彼を置き去りに してどんどん進んでいってしまうのが悲しい。
★7 - コメント(0) - 2014年3月8日

タイトル通り、今回はずーっと王の逃亡のお話。実際はどうだったのか知りませんが、ルイ16世のヘタレぶりが爽快でした(笑)。王とはいえども、神ではなく、中身は私たちとそんなに変わりはなく、自分に甘かったり、反省したり、自己批判したり、自画自賛に陥ったり。そういう人間臭さがよく書かれていたと思います。
★11 - コメント(0) - 2014年1月9日

小説フランス革命の前半5巻(革命のライオン~王の逃亡)まで読み終えてしまった。少女時代に読んだ「ベルサイユのばら」や、2001年の映画「マリーアントワネットの首飾り」、彼女の娘の伝記などで王妃側から見た革命前夜のお話はよくある。そういったものは悲劇を語ることが多いけれど、今回の小説はミラボー、ロベスピエール、タレイランなど一三部会議員、それにさえ落選してしまったデムーランそれぞれの目線から語られていることが面白い。後の恐怖政治をしくロベスピエールと王権を守ろうととするミラボーが最初ちかしいのも興味深い。佐
★8 - コメント(0) - 2014年1月3日

逃走劇とあって、ハラハラドキドキと読みやすい巻だった。珍しく王の一人称で語られており、王に近しさを覚える一冊。しかしこのルイ16世、世が世なら良い王様だったのではないか?とも思える。悲劇の王。亡命しようとしなければ歴史は大きく変わっただろうに…自然とまたしてもミラボーの死が悔やまれる。 ただ側近を含む亡命の算段が楽観的かつ杜撰で、やはり歴史の表舞台から去るべくして去ったとも言えるかもしれない
★12 - コメント(0) - 2013年11月26日

1791年4月18日、ルイ16世一家はサン・クルーへ静養にいくつもりだったが、市民に阻まれる。6月21日、テュイルリ宮を出立。22日ヴァレンヌで捕らえられる。
★3 - コメント(0) - 2013年11月5日

パリから逃亡する国王一家。しかし入念な準備をしたはずなのに、数々のトラブルで遅れが重なっていきます。国王視点もありますが、フェルゼンが無能すぎて苦笑。そして優越感を感じる夫wルイ16世の人間臭さ好きです。父の自覚と国王の自覚とを両方持っている人でした。平時ならいい王様です。しかしこの逃亡劇、当事者たちの意識のなさに驚きです。フランスにサムライはおらんのか!国王逃亡というニュースは、国民の怒りを燃え上がらせてしまいました。この時逃げなければ、もしくは逃亡していたら。歴史はどうなっていたでしょうか。
★16 - コメント(0) - 2013年10月29日

ヴァレンヌ事件の巻。ここに来てようやく国王ルイ16世の一人称視点で描かれてます。亡命という道を選んだ王の国外逃亡劇。フェルセンと王妃の関係を疑ってる王の視点なのでフェルセンがとんでもなく無能な男に描かれてちょっと笑った。そしてどやな雰囲気をかもし出してるルイ16世ですが、それはそれで器ちっちぇと何度も思いました。国王が他国に亡命するって、逃亡するって、なんだか滑稽ですよね。国王ならば堂々と出ていくべきだと言ってたミラボーは正しかったんですねー。
★9 - コメント(0) - 2013年3月10日

ルイ16世が逃亡し処刑されるきっかけになるヴァレンヌ事件を、丁寧に1冊かけて描いている。結末はわかっていたけど、手に汗握って応援してしまった。しかし、王様は最後まで王様だったことから最後のチャンスも逃してしまう。ずるく立ち回れなかった悲劇ということか。
★9 - コメント(0) - 2012年12月29日

6巻は12月頃発売になるの?5巻までは多摩川図書館にて貸し出し読了。
★2 - コメント(0) - 2012年9月14日

佐藤氏のライフワークになっている長編歴史小説の5冊目。1冊目を読んでいたころは、今度の総選挙では民主党が政権を取るのではないかと、革命ブームに沸いていたころだった。あれから3年!我々が失った損害は計り知れないほどある。自業自得であるが、もう二度と繰り返したくない。この長編歴史小説もまもなく折り返し地点にさしかかるところ。革命の反動はすさまじい悲劇を引き起こしてしまった。我々の未来も悲劇が引き起こされないよう、只々祈るばかり!!
★6 - コメント(0) - 2012年9月11日

★★★
- コメント(0) - 2012年8月24日

ミラボーが去り、議会での王家の権利の擁護者を失ったルイ16世は亡命を決める。本来ならば全ての国民に与えられているはずの「生まれながらに与えられている人権」も、「それゆえに保障される自由」も、ルイ16世には「王ゆえに」認められない。だが、ルイはあまりにも「普通の人」。フェルセンとアントワネットの密通を疑い、己の知識や他愛もない能力を誇り、好意を見せられれば喜ぶ。王とはいえ「普通の人」の自由が奪われた事件から、「革命」は負の面を見せる展開が始まるのかな。
★9 - コメント(0) - 2012年7月27日

よく歴史小説で民衆視点の…とうたうものは多いが、国王視点のフランス革命史は初めて。かなり釣り込まれて読んだ。
★6 - コメント(0) - 2012年6月17日

逃亡劇に共感できると書いたところで、何かから逃げたいのだろうか。
★5 - コメント(0) - 2012年6月16日

5巻は、国王ルイの逃亡劇が描かれる。これまで叩かれ気味だった国王だったが、今回は彼の視点から描かれているので興味深かった。やはり国王という存在は偉大。でも読み終えてみると、とりあえず保身が第一の自分中心の感じもした、当然か。今回はひたすら逃亡って感じだったので、これからまた波乱がありそう。
★5 - コメント(0) - 2012年2月9日

王の心情描写が滑稽で面白い。自己弁護、他者の批判を繰り返し、逃亡中の王の不安を見事に描いている。一冊まるごとヴァレンヌ事件に費やすというのは、ここがターニングポイントだということだろうか。ミラボーを失った後のロベスピエール、ダントン、タレイランらの今後の展開が気になる。
★6 - コメント(0) - 2012年2月5日

どこまでが史実で、どこからが創作なのかは判然としないのだが、フェルセンの間抜けさが巧みに描かれる。マリー・アントワネットとの不実があったにせよ、なかったにせよ、彼は所詮はフランスでの革命の趨勢には無関係なスエーデンの貴公子。あんなものなのかも知れない。
★20 - コメント(1) - 2012年2月1日

衝撃のミラボー死亡からどう話を繋げるのかと思ったら、なんとルイ十六世の一人称。愚鈍だと思われている王様の内面が、シリーズ5冊目にして初めて描かれる。マリー・アントワネットやフェルセンなど王家の人々はベルばらの印象が強烈だったが、また違った王家像が見られる。興味深かった。フェルセンが非常に情けなく描かれている。内容としては、一巻まるまるヴァレンヌ事件。やはりミラボーは偉大だったと思わせる。
★9 - コメント(0) - 2011年11月6日

佐藤賢一氏の小説フランス革命第一部第五巻では、漫画『ベルサイユのばら』などで一躍有名になった【ヴァレンヌ事件】が描かれる。フランス国王ルイ16世とその家族が密かにパリを脱出して国外逃亡を図るが、途中で連れ戻されてしまうのだ。失敗に至った顛末は史実に忠実に書かれているわけではないだろうが、何やらコメディ映画を見ているようだ。「これに失敗したら命がなくなる」とか「見咎められたら相手を倒して逃げよう」という緊迫感に欠け、なりふり構わずの部分が、当事者には希薄なのだ。この事件以前と以後では、国民の王に対する態度が
★7 - コメント(0) - 2011年8月12日

フェルセンが使えない人に書かれてて、史実は知らないけど、ちと笑える…
★5 - コメント(0) - 2011年7月8日

723
ミラボーの存在の大きさと、ルイ16世のたのもしさを発見した巻でした。フェルセンってあんなキャラだったんですね(笑)カミーユの今後に期待…!リュシリュはほんとに素敵な奥さんですね。
★5 - コメント(0) - 2011年7月5日

やっと読み終わった…。ルイ16世が意外としっかり描かれていて、ベルばら以来のイメージがちょっと変わった。史実はどうだったんだろう。そこが知りたい
★3 - コメント(0) - 2011年5月14日

ほぼ一冊まるごとが国王一家の逃亡劇の5日間に費やされる一冊。 故に物語全体で言うと「一回休み」の感が。 それもこれも全てが「ミラボーの欠落」によるもの。 次に革命を動かすのはロベスピエールなのか、デムーランなのか。
★5 - コメント(0) - 2011年2月9日

ルイ16世=愚鈍というイメージがちょっぴり変わった。
★4 - コメント(0) - 2011年1月19日

ルイ16世が頼もしく思えた。視点によって変わるものだなあと愉快に思った。
★3 - コメント(0) - 2010年8月10日

ルイ16世の亡命未遂事件の顛末が描かれているが、なんともずさんでお気楽な亡命計画だったのか!と感心してしまいました。この事件を機に国王の権威が一気に下落していく模様が描かれて時代の流れの恐ろしさを感じました。その政治の流れはまるで期待して持ち上げられ不満が高まりコケにされている最近の民主党の現在の政治状況に近い感じがしました。
★5 - コメント(0) - 2010年7月20日

王の逃亡の 評価:82 感想・レビュー:48
ログイン新規登録(無料)