ジロンド派の興亡 (小説フランス革命)

ジロンド派の興亡 (小説フランス革命)
あらすじ・内容
フランス革命の全貌を描く大作、第二部開幕!
ヴァレンヌ逃亡事件で権威失墜したルイ十六世は、捲土重来を期して内閣を改造、外国との戦争に突入。だが食糧不足や戦況悪化で、民衆は不満を募らせる。革命の過激化と終焉までを描く第二部開幕!

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ジロンド派の興亡はこんな本です

ジロンド派の興亡の感想・レビュー(114)

ロラン夫人がいきなり主要人物として登場。そもそもジロンド派って知らなかったし平民出身で優秀とは言え貴族の夫人が功名心に燃えた話には興味湧きませんでした。それよりもロベスピエールが基本的人権の尊重の論理に気がつく辺りに胸がすくような気持ちになる。テュイルリー宮殿に押しかけた民衆とルイ16世との対峙は緊張感あって面白い。この期に及んで冷静沈着かつ威厳たっぷりの王としての振る舞いを描くのは何の皮肉か。後ロベスピエールが何者かに狙撃未遂されてビビって引きこもるシーンに人間臭い親近感を感じさせます。
- コメント(0) - 2016年8月16日

ロラン夫人中心にジロンド派とジャコバン派の政争の巻。ハッキリ言って大して面白くない。本巻のハイライトはテュイルリー宮殿に民衆が押しかけられるところ。ルイ16世と蜂起した民衆とのやりとりはなかなか読み応えあり。ここでジロンド派に勝利してグッと大衆の指示を上げておきながらブラウンシュヴァイク(ブランズウィック)の宣言でまた評価を下げる王室のチグハグっぷりもなかなか勉強になる。これ確かアントワネットが手紙書いたはずだがその話はない。ここで1792年なので残りは後1-2年ですかね。
★5 - コメント(0) - 2016年7月30日

革命の花形役者はすべて出揃った。だれが革命の主導権を握るのか。つばぜり合いの様は読み応えがある。価格の自由競争に熱心なジロンド派のやり方はどこかおかしいと思いつつ、それを看破できず悶々と悩むロベスピエール。ある都市で小麦粉が高騰しすぎて飢えた市民らが市長を惨殺する暴動が起きた。ロベスピエールの怜悧な頭脳がひらめく。どんな権利より、まず人間が生き延びる権利が一番優先されるべきなのだ。今日の憲法三大原則のひとつ「基本的人権の尊重」が生まれた瞬間だった。それぞれが胸に自分の理想を抱きつつ革命は進んでいく。
★10 - コメント(1) - 2016年6月28日

S
小説フランス革命第7巻。ジャコバン派と分裂したジロンド派の対立を、「ジロンド派の女王」ことマノン・ロランの視点から描かれている。ロラン夫人はルイ15世の寵姫ポンパドール夫人の如く、自らの才能で道を拓こうと奮闘するが、女性からの視点ということでこれまでの空気が入れ替えられ、物語にめりはりが付いている。夫を巧みに操る彼女に対抗するのはルイ16世。こちらは逆に「妻に尻に敷かれる男性」というイメージが先行していたが、ヴァレンヌ村事件と同じく国王に主体性が見られる。サン・キュロット派との鮮やかな攻防が目覚ましい。
★13 - コメント(0) - 2015年9月22日

第7巻。第2部になって表紙の色が変わった。ロラン夫人ってなんとなく名前を聞いたことがある、くらいだったのですが、ジロンド派の黒幕だったのですね。サロンの主催者。メリクールも聞いたことがあるような気がするけど、藤本ひとみさんの本で出てきたかな・・?
- コメント(0) - 2015年8月22日

再読。初読時も思ったけどロラン夫人はサロンなんか開かずにただセーヴル茶器でも眺めてればいい。ただ彼女が思ったようにジロンド派にもダントンのような豪放磊落な男がいればと思ったけどフイヤン派に似てきたジロンド派はやっぱり嫌い。革命は民衆のもの。
★4 - コメント(0) - 2015年8月4日

本巻タイトル通りのジロンド派を中心とする興亡。ロラン夫人登場等、知らなかったことばかり。ルイ16世の動向もきになる。
★10 - コメント(0) - 2015年3月22日

第7巻は、ジャコバンと 対立するジロンド派の興亡を 描く。主戦派か反戦派か、 ロラン夫人の視点で語られる 内部対立はある意味、 女性視点であるために 物語に別のテンポを与え、 面白い。そして、オーストラリアとの開戦、敗北…混乱した議会、暴徒と 化す群衆とルイ16世との 対決…著者は淡々と描いていくが、 やがてくる虐殺を予感させる 巻だった。
★156 - コメント(0) - 2014年12月21日

フランス革命の中でも特によく分からなかったジロンド派について、ようやく理解できた気がします。これにロベスピエールを代表とするジャコバン派や国王ルイ16世、ダントン率いるコルドリエクラブ等の思惑が入り乱れ、革命と民衆から乖離したところで主導権争いがされているところで『8月10日事件』へと向かっていくのですね。
★5 - コメント(0) - 2014年12月20日

ロラン夫人のサロンに集い、勢いを増しつつあるのは、戦争に肯定的なジロンド派。彼らを内閣に引き込むことで、ルイ16世は外国の介入による王政の復古を目論む。一方、左派グループは、合従連衡でますます混沌を深める中、主張がブレなかったロペスピエールが存在感を増していく。 王妃に対するロラン夫人の八つ当たりが、やがて時代の奔流となっていくのか。
★4 - コメント(0) - 2014年10月16日

(A)ジロンド派が強い。フイヤン派の第二段とまでは言っていないが、王に取り入るだけの勢力を持った。そしてロベスピエールが殺されかける。いやいや、こんなところでフランス革命の英雄ロベスピエールに死んでもらうわけにはいかないでしょう。
★3 - コメント(0) - 2014年8月14日

CCC
楽しい楽しい政争のターン。めげないルイ16世は中々の素敵キャラ。
★8 - コメント(0) - 2014年5月26日

ロラン夫人登場。この人もそうだが、このあたりになると革命家も権力闘争ばかりで、結局のところ国家をどうしたいのかよくわからなくなってくる。物価の高騰で、庶民の生活は苦しくなるばかりなのに、その矛先を外に向けるべく戦争を始めてみたり。一人理想を貫こうとする清廉潔白なロベスピエールだが・・・それがいいことなのかどうか。
★5 - コメント(0) - 2014年4月23日

7巻目。今巻から第二部となる。革命は相も変わらず迷走中。タイトル通りのジロンド派の台頭から。ブルジョワの勢い宜しく、ロラン夫人の空回り具合が滑稽だったが、女性の人権宣言も考えさせられつつの政局争い。派閥がめまぐるしい。しかし今更ながらルイ16世が光ってきた。相変わらず心の中の謎の自信に溢れた自問が凄まじかったが。ジャコバンのロベスピエールの孤軍奮闘の熱さものってきた。あくまで対フイヤン派なコリエドル派のダントンの豪快さとデムーランの友情もいいよね。そして戦争へ。蜂起の行方が気になりつつ次巻へ。
★13 - コメント(0) - 2014年3月24日

ジロンド派の女王ロラン夫人登場。第二部開始で新たな立法議会の議員が出、フイヤン派とジロンド派同士の政権争いで短期間に閣僚が何度も変わったりと、政局を把握するのが困難。でもきっと当時の人間も正確には分かってなかったろうから、読者が一度で把握できなくても仕方ない(笑) 誰も市民のことなど考えず、ブルジョア同士が革命の主導権を握ろうと画策。しかしカリブの奴隷反乱で輸入が滞って物価は上がり、それに対してなんの対策も打たないどころか他国に戦争を仕掛けて愛国心を煽ることで矛先をそらす。姑息。人心も離れて当たり前だ
★5 - コメント(0) - 2014年3月16日

結局、男は女に操られてナンボ、なのか。
★3 - コメント(0) - 2014年3月1日

±
『小説フランス革命』第二部からは単行本で。第一部の文庫版に比して物理的な重量がネックなのか筆者の推敲レベルに差があるのかどうか、マノン・ロランの書かれよう筆頭に妙な軽薄さめいた味気無さが無きにしも非ず。…しかし世界史の授業では年表の行間にすぎない部分が人間描写のメインであろう点がしみじみ面白いわけで。
★5 - コメント(0) - 2014年2月6日

ジロンド派は戦争でフランス国内の分裂をまとめようとし、国王は敗戦することでジロンド派内閣に責任を押し付け権威を復活させようとする。コリエドル派のダントンは両者の間を巧みに往き来しつつ民衆の力を蜂起として結集しようとする。ロベスピエールは首尾一貫、反戦を唱え続ける。人々の思惑が絡み合うなか、勝者は誰だ!読んでみてねん♪
★5 - コメント(0) - 2014年1月23日

ジロンド派はダントンを使って蜂起を試みる。
★2 - コメント(0) - 2013年12月30日

次への大きなうねりがあり、ますます目が離せない展開。ジロンド派は政治信条が弱いというか、お高くとまりつつ楽天的でどこか甘い感じで、三頭派を始めとするフイアン派や宮廷といったロベスピエールから見ての敵役(?)と比べてどこかパンチが弱い印象。反対にルイ16世は六月二十日暴動でも毅然とした態度を見せて頼もしく、これぞ王という風格で読み進めていくほど自分の中で好感度が上がっていく(笑)
★7 - コメント(0) - 2013年12月10日

再読です。ジロンド派vsルイ十六世、1人反戦を主張するロベスピエール、蜂起を計画するダントン。ロラン夫人の登場で女性の立場という視点も出てきて革命もまだ色々あるなと思いました。国内で革命、国外で戦争、この時代のフランスって凄いですね。あとラ・ファイエットは完全に落ち目ですね、と書こうと思ったら初読の時も全く同じことを書いてました。
★8 - コメント(0) - 2013年10月12日

全巻読んだばかりだが、早速再読。振り返ると、後の独裁政治を生んだ要因となった政治、革命の停滞を象徴する巻だと思う。ジロンド派にしても、フイヤン派にしても、主導権をとることに必死になっている感じで、当時のパリ民衆の目には、物足りなく映ったのだろう。それに彼らは、自身が汚れることを嫌うという寄りそえなさもあった。後の展開は、やはり避けられなかったのだろうか。。。次巻へ。
★7 - コメント(0) - 2013年10月9日

 1巻から惰性で読んでいるが、これは、ロラン夫妻のありさまを知ることができたのが僕には貴重だった。マチエの『フランス大革命』を読んでおいてよかった。
★3 - コメント(0) - 2013年7月2日

フランス革命第2部開幕。結局文庫化を待ちきれず、ハード本購入。7巻は、新たな議会で台頭してきたブリソら率いるジロンド派の興亡を中心に描く。フランスは遂に開戦に踏み切り、予断を許さない状況だが、政治は混迷気味。正直、それぞれの会派の政治理念が見えなくなってきた。むしろ蜂起にも落ち着いて対処した国王が頼もしく感じられたりした。ここから心苦しい展開が予感されるが、次巻にも期待。
★4 - コメント(0) - 2013年6月23日

佐藤賢一の小説フランス革命、第7巻。まだ未完で予定でもあと5巻は刊行されるはず。ながい。 毎回前回の内容思いだすのに苦労している。 完結してから読めばよかったと後悔しているが、面白いから良しとする。 佐藤賢一は直木賞獲った「王妃の離婚」や「カルチェ・ラタン」が一番好きなのですが、『デュマ三部作』もすき。フランスのデュマ家3代の話で、1代目は軍人、2代目は「三銃士」や「モンテ・クリスト伯」を著したアレクサンドル・デュマ、3代目は「椿姫」を著したアレクサンドル・デュマ(2代目と同姓同名、2代目は区別するため大
★3 - コメント(0) - 2013年2月24日

ジロンド派とロラン夫人およびその他ジロンディンたちの理想とは、己の地位確保のみだったのか。信条がそのレベルだと所詮何も起こせない、誰も付いてこない。案外ルイ16世が上手だったなあ。70点
★5 - コメント(0) - 2013年2月24日

この月間は貯めていたフランス革命の一気読み第一弾!この巻の主人公は政界の大物たちを自分のサロンに集め、政変を操ろうという野望を持つロラン夫人の俗人ぷりが喜劇となって笑えます。革命勢力から政治の主導権を取り戻すべく奮闘するルイ16世と日和見するブルジョワを主体とするジロンド派に急進的なジャコバンクラブの政治的な駆け引きに民主党政権下の日本が重なって見えました。内政がうまくいかないと戦争で国内世論を統一しようとするのは洋の東西を問わない政治手法の一つと最近の某隣国と絡めてこの本を読んでいます。
★3 - コメント(0) - 2013年2月5日

友情のありかたが西尾維新「悲鳴伝」を連想。
★2 - コメント(0) - 2013年1月7日

読むに興奮がない。ミラボーが亡くなり、ルイ十六世も思うように動けなくなってから、議会は右往左往の政党闘争に明け暮れる。大衆を惹き付け、自らが信じるところへ共に歩ませる力をもったカリスマがいない。せいぜいがお山の大将くらいの人物が徒党を組み、フランスのためだと口だけは勇ましく、馴染みの場所で議論を行っている。歴史を書いているため、史実を大いにねじ曲げることはできないのだろうが、冴えない。やはりミラボーは偉大であったと何度でも思う。既に衆愚政治の様相をみせているフランスは、これから魅せるものはあるのだろうか。
★8 - コメント(0) - 2012年11月17日

前巻から間隔が開いたからか、あるいはミラボーがいなくなったからか、やはりフランス革命がわからなくなってきましたσ(^_^;)また、感覚を取り戻していかないと。今回は、ルイ16世が大活躍。
★3 - コメント(0) - 2012年10月7日

ミラボーが去って大局を見通せる人間がいなくなり、議会は迷走を続ける。ジロンド派は宿敵のはずのフイヤン派と結び、国内問題の解決策として無謀にも戦争を始め、敗色が濃くなれば民衆の目をそらすために陰謀をでっち上げては王家を叩く。一方、ロベスピエールは戦争に反対し続け、「人間的に生きる権利は、ありとあらゆる人間に認められなければならない」との考えにまで辿り着くも、同時に「自由は無制限の聖域ではない」とも。ここから、後の状況に繋がるか。「つまるところ、革命とは民衆のことだ」そして、民衆が動き、革命がまた。
★9 - コメント(1) - 2012年10月6日

ロラン夫人のイメージがイジメみたいで?!ロベスピエールにエールを。引き続き楽しみですね。”ルジャンドル”にも注目しておこう。
★2 - コメント(0) - 2012年10月4日

久々に発売の第7巻。以前のことを思い返しながら読んだので少々時間がかかりました。面白かったです。機会があれば文庫本で再度挑戦しようと思います。その前にハードカバーの方を読破しないと・・・次の巻が楽しみです!
★4 - コメント(0) - 2012年8月31日

ロマン夫人を中心としてジロンド派がルイ十六世に取り入れながら開戦を進め、ロベスピエール率いるジャコバン派と相対する様子を描いている。宮殿に民衆がつめかけルイ十六世と掛け合うところがこの巻のクライマックスか。武力蜂起と政治的駆け引きがどのように進展するかは今後の巻でどのように描かれるか。
- コメント(0) - 2012年8月21日

才媛とはいえ信念なし。政界の大物たちを経営するサロンに夜な夜な集め、自分はフランス国家再編の核になるのだ………と虚栄の一念で突っ走る。マノン・ロラン夫人。馬鹿なのか?もしかしたらオトボケの利口か?わからない。板についた一流のコメディアンのルイ16世。二人の大物役者?がリードする革命第二ステージの前夜。国家を揺るがす緊急事態に直面してのリーダー不在。党利党略に明け暮れる議会と行政府。「問責決議」やら「任命責任の追及」が飛び交い、訳のわからぬ対外強硬策。 フランス革命を喜劇に仕立て、現代政治を痛快に嘲笑する。
★6 - コメント(0) - 2012年8月16日

表紙にもなっているロラン夫人は「自由よ、汝の名のもとで なんと多くの罪が犯されたことか」という名言で知られた人。本巻では結構欲望剥きだしで、ポンパドール夫人に憧れアントワネットに敵愾心を抱く俗物。今はブレないロベスピエールに人気が集まるが、そのぶれなさが後の悲劇を生むことを思うとなかなか人間って難しい。
★8 - コメント(2) - 2012年7月30日

文庫で追いかけて、勢い余って単行本に手を出したw 小物臭あふれるジロンド派と、女のプライド全開で政治に首を突っ込んで悦に浸るロラン夫人。彼女には国民のことなど視界に入っていないのであろうが、それはルイ16世も同じか。p155「ええ、王侯貴族の気まぐれで政治が動いてなるものですか」王侯貴族を女に代えればそのままロラン夫人にも当てはまること、ダントンを虚仮にした貴女にいわれる筋合いはない。そのダントンが動いている、そして1792年8月10日がやって来る。ロベスピエールの暗殺未遂、彼の中の何かが歪んだ気がする。
★7 - コメント(0) - 2012年7月30日

ロラン夫人のサロンを震源地とするジロンド派。復活を図るフイヤン派。新たな目標を見出し着実に歩を進めるロベスピエール。そして、しぶとく粘るルイ十六世。派手な動きは無い。むしろ激動の時を控え、静かに蠢いているとの印象が強い。
★5 - コメント(0) - 2012年7月21日

第二部に突入し、ようやく折り返し地点を超えつつも、各党派、庶民、王家、それぞれの立場や利益などを巡ってさらに迷走していく革命。ヴァレンヌ事件後のルイ16世が、まだまだ頑張っているのが意外。
★5 - コメント(0) - 2012年7月17日

理念もなく現実も見えてないジロンド派が目隠ししたまま戦争に突っ込んでフランスがいよいよヤバくなってきたぞ、という巻。巻の中盤でロベスピエールが自問自答していくくだりがよかったかな。しかし物理的な暴力にあそこまで怯える様子なのが今後へ気にかかるところ。
★4 - コメント(0) - 2012年7月11日

ジロンド派の興亡の 評価:80 感想・レビュー:44
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