鼻に挟み撃ち 他三編

鼻に挟み撃ち 他三編
あらすじ・内容
御茶ノ水駅で、マスク男が奇妙な演説を始める。それをじっと聴いているひとりの男。ふたりにはそれぞれ理由があった。第150回芥川賞候補作となった表題作と、斜め上を行く不思議な3つの短編を収録。

あらすじ・内容をもっと見る
176ページ
224登録

鼻に挟み撃ち 他三編はこんな本です

鼻に挟み撃ち 他三編を読んだ人はこんな本も読んでいます

夜行
5837登録

鼻に挟み撃ち 他三編はこんな本です

鼻に挟み撃ち 他三編の感想・レビュー(161)

返却前に急いで読んだので、もう少し丁寧いに読めば良かったかな、と反省。
★14 - コメント(0) - 2016年10月16日

大竹まことやシティボーイズが話しに出てくる。ブラックユーモア?なのかもしれないが、三作とも笑うに笑えなかった。あたまいいなぁとは思っています、ハイ。
★2 - コメント(0) - 2016年7月24日

意外と好みだった
★1 - コメント(0) - 2016年7月9日

想像ラジオで気になる作家さんの1人。今井さんはすんなり理解し、鼻に挟み撃ちは何とかついて行くのに必死。最後のフラッシュは途中でやめました。
★2 - コメント(0) - 2016年6月21日

面白くなかった。わからなかったのでわたしの理解力の問題だと思う。軍靴の音が聞こえてくるという件がわたしの中の不安を表現している気がしてわからないわりに一気読み。
★1 - コメント(0) - 2016年1月16日

「今井さん」は著者16年ぶりの作品。文字起こしを職業とする鵜殿が委託元の今井への独白方式による返答を起こした形態で描かれる。聞く側の人間の過剰な饒舌さが面白い。表題作はゴーゴリー「外套」と「鼻」、後藤明生「挟み撃ち」を下敷きに、御茶ノ水駅で演説する男性=鼻のない男、聴衆の一人=鼻になぞらえ、いとうさんご自身の略歴を反映させた話。いとうさんを知る上で欠かせない作品であり、後藤明生の「人は読んだから書くのだ」というフレーズや、「鼻」の視点を題材に、自ら危うさを嗅ぎ分ける鼻を問いかけられる。私に鼻はあるのか?
★4 - コメント(0) - 2015年12月26日

鼻を失った「わたし」と鼻である「私」の挟み撃ちにあった読者=我々は、我々自身が鼻になってしまったことに気付く。『想像ラジオ』では、話者と読者の共犯関係が震災共同体へとあざとく変化していったが、「鼻に挟み撃ち」では、「わたし」の聞き手であった鼻=「私」が物語から逃走し、読者が鼻の立場を引き受けることで、カフカの虫への、ゴーゴリの鼻への生成変化を促される。鼻になることは、放射能や政治のきな臭い匂いを絶えず嗅ぎ続けることである。本作の政治性を肯定したい。
★3 - コメント(0) - 2015年7月18日

うーん、ちょっと苦手かな?もう一冊読んでから決めよう。
★2 - コメント(0) - 2015年5月28日

本作は、芥川賞にノミネートされた表題作を含む、4篇が収録された作品集です。 『想像ラジオ』以後、長い沈黙を破って小説を発表し始めたいとうせいこうさんは、あらゆるジャンルの含蓄と知性とを兼ね備えた作家だと思います。 これからももっと作品を発表してほしい作家のひとりです。
★5 - コメント(0) - 2015年5月3日

いとうせいこう、おそるべし・・・。
- コメント(0) - 2015年3月1日

「果して、鼻は、出てきた。」のところで声を出して笑ってしまった。入り乱れ錯綜するいとうせいこうの世界。相変わらずすごいけれど、最初に読むなら想像ラジオか存在しない小説がおすすめ。
★2 - コメント(0) - 2014年12月24日

標題作感想。「わたし」は鼻をなくしたマスク男で演説を駅前でし始め、それを聞く「私」が了解する内容が錯綜する。どちらも自己語りであり、ゴーゴリと後藤明生への敬愛に寄せて、「鼻をなくしたこと」の意味と「書くこと」の不能と鬱病発症から抜け出す過程を饒舌に訴える。「わたし」は政治的に演説したかったのか、それとも書物として残したかったのか、どちらにも揺れ動く作家の態度が窺い知れる。先達から受け継いだものを過剰に伝えようとすることは良いことだと感じる。少し詰め込みすぎな所が惜しいので、長篇に纏めてほしかったと思う。
★25 - コメント(1) - 2014年12月13日

MJ
ただ、この一節が強烈だったので書いておく。『【出会いに照れるな。】作家百瀬博教はそう水道橋博士に言う。博士が打たれたこの教えの、なんと力強く有効で人生を即座に変えてくれることか。【出会いに照れるな。】確かに多くの自意識過剰人間が、出会いに対して腰が引けてしまう。自意識過剰だから、話す前からくよくよ考えて結果、恥ずかしくなる。話しかける前に照れるとは何事だろうか。【出会いに照れるな。】』
★3 - コメント(0) - 2014年11月3日

表題作の底本となっているゴーゴリ『外套・鼻』、後藤明生『挟み撃ち』も読んでいないけれど、面白かった!いとうせいこう氏の自叙伝的な、どこからが創作で、どこからが事実なのかという、虚実入り乱れた切迫感が不思議と心地良い作品だった。御茶ノ水駅前で、マスク男がおかしな演説を始める、そしてそれを隠れて聴いている男、この斜め上行く舞台設定が面白すぎて、次へ次へと目が文字を追ってしまう。そしてはたと気付く。ヤバい、私、共感していると。何に共感しているのかよく分からない、けれど何か分かる。このもやもやを残す筆力が圧巻。
★9 - コメント(1) - 2014年11月2日

★★☆☆☆「今井さん」「私が描いた人は」「鼻に挟み撃ち」「フラッシュ」の4編収録。表題作は・・・すみません元ネタのゴーゴリ「鼻」「外套」も後藤明生「挟み撃ち」も未読なので、うーんよくわからなかった(汗)巻頭の「今井さん」だけ私は面白く感じた。テープ起こしという職業をしている男が語る、自らの職業について。こんなに深いものだったんだなあと、感嘆。「私が描いた人は」は、結局なんなのーって感じ。「フラッシュ」はまあまあ。久しぶりに、頑張って読み切った1冊。
★6 - コメント(2) - 2014年10月21日

「挟み撃ち」も「外套」も読んでないので面白さ半減なようだけど、途中までの著者の当時のリアル生活記が挟まっているのがサブカル好きとしては興味深かった。元ネタ読んでまた読み直したい。
★3 - コメント(0) - 2014年9月22日

鼻の鼻歌。
★9 - コメント(0) - 2014年9月13日

奥泉光×いとうせいこう著『世界文学は面白い』を読んで興味がわいたのでゴーゴリ『外套・鼻』を読み、その流れでこれも読んでみた。小説自体はなんだかよくわからないが、ゴーゴリや後藤明生の小説の解説として、あるいは、いとうせいこうの自伝的エッセイとして面白かった。【追記】順序が逆になったが、元ネタの『挟み撃ち』を読んでみた。その後、表題作を再読してみたが、ゴーゴリと後藤明生といとうせいこうのそれぞれのエピソードがごちゃまぜになって、何が何だか良くわからなくなった。
★2 - コメント(0) - 2014年8月20日

「文藝漫談」を読んで「鼻」と「外套」そして「挟み撃ち」を読み、「うわぁ〜ほんとに面白い!いとうさん、奥泉さん有り難う!」と感激していたけど、今回また「いとうさん有り難う!!」と思った。大竹まことさんのラジオ番組で、この本のことをいとうさんが語っているのを先に聞いてしまっていて、そういう場面が組み込まれているのを知っていたが、あの舞台裏のエピソードは壮絶。
★3 - コメント(0) - 2014年8月13日

変幻自在な、創意に溢れた短編集。魔術的とも思えた著者の小説の芸に幻惑された形となった。
★3 - コメント(0) - 2014年8月12日

芥川賞の候補に挙がっていたので読んでみましたが… う〜ん、読む人を選ぶ作品ですね。後藤明生の『挟み撃ち』は読んでいないけど、学生時代に読んだゴーゴリの『鼻』だけでも解釈に苦しんだ私には無理だったみたいです。『鼻に挟み撃ち』の他の作品も、心の中で「うううー」と、唸りながら読みました。何度も挫折しそうになりながらも、何とか読み切りましたが、心に残ったのは理解不能の末のモヤモヤだけでした。不完全燃焼ってやつです(T-T)
★5 - コメント(4) - 2014年7月20日

何がおもしろいのかわからず、文章も読み辛くて苦痛になってしまった。 自分に文学的素養がもっとあれば、理解できたのかな? この作者の本は、好きな作品と自分とは合わない作品がある。
★2 - コメント(0) - 2014年7月18日

ムムム(-_-)
★1 - コメント(0) - 2014年7月13日

認識と表現のズレを描く作品を集めた短編集、かな。俺の座右の銘と言っていいような言葉が引用される一節があって、そうかぁ、せいこうさんもかぁ、と思った。
★2 - コメント(0) - 2014年7月13日

★★★☆☆:柔らかく面白みのある文章で、その読み心地に浸ってさらさらと読み進めていると、そのうち空気が不穏になり最後には煙に巻かれてしまう。何を感じ取ればよかったのだろう?と考えるけど、よくわからずじまい。ざわざわとした物だけが胸に残る。
★2 - コメント(0) - 2014年7月11日

いとうさんの書く文章は読後しばらくぼーっと彷徨う気分になる。表題作は理解できたとは言い難いが、わからぬまま連れ回されていても読まされる、文章力が半端無いわ。
★2 - コメント(0) - 2014年7月9日

あのせいこうさんが震災をテーマとした小説を書いたという新聞の書評をみて、その後芥川賞候補となった『想像ラジオ』と、せいこうさんが6ヶ国の作家に扮して書いた『存在しない小説』を読み、せいこうさんの多彩な才能に驚かされた。そして今回も芥川賞候補となった作品を含めた短編集いうことで期待して読んだが、表題作は皆さんがレビューで書いておられるように、ゴーゴリーの『鼻』と後藤明生の『挟み撃ち』と読まないと理解できないかもしれない。芥川賞受賞作や候補作には、読者に読解力を要求する作品があるが、まさにそんな作品だった。
★80 - コメント(0) - 2014年7月7日

☆×3 最新の純文学なんでしょうね。読者の想像力を掻き立てる作品集。個人的には「私が描いた人は」が◎。
★2 - コメント(0) - 2014年7月5日

わけがわからない。 でもなんかおもしろかった。
★2 - コメント(0) - 2014年7月4日

タイトル作はゴーゴリ・後藤明生に負いながらも語り手としての作者が炙り出される怖さと面白さを兼ね備えたもの。ただそれだけではひと昔前の入れ子小説の系譜かと、顔をしかめる人もいるかも知れない。しかし、ぐらぐらする読後感はなかなか得がたい。また、最後に並べられた短編「フラッシュ」の怖さ。群衆のなか、当たり前の行動が全く当たり前ではないのでは、と刃を突きつけられる思い。夢のなか、半覚醒を覚えながらも意志に反した行為をとる恐怖、と言ったところか。
★10 - コメント(0) - 2014年7月1日

なぜか股間がムズムズしたので右手で触ろうかと思ったが左手で触りながら本を読む事にした。私の横には若き女子が座っている言わなくてもいいのだが言いたいのでかいた。文字を見るムズする文字を嗅ぐ横目で見るムズする文字を見るムズムズ触る自分のドコを触ってるかわからない感じで果てることなく読了。横目で見ると全く私には興味なさそうなのが嬉しく思い本を鞄に入れる。
★6 - コメント(0) - 2014年6月27日

全く理解できなかった。また日を改めて挑戦。
- コメント(0) - 2014年6月26日

表題作『鼻に挟み撃ち』、過去と「今」、作中の「わたし」と作者、そしてゴーゴリーの『鼻』と後藤明生の『挟み撃ち』、それらの関係と、それら全てとの関係性。虚構の中に今という時代を鋭く切り取る刺激的な作品。
★5 - コメント(1) - 2014年6月22日

表題作はゴーゴリ、後藤明生などの知識がないのでさほど楽しめないが、「鼻の鼻歌」にウケた。思わぬところで金井克子が懐かしい。どの作品にも何とも形容しがたい痛さが伴う。
★3 - コメント(0) - 2014年6月22日

早稲田の文学部とか近畿大学とかそこらへんの身内ネタが出てくる。「本来は話下手」など私小説的な告白も。いとうせいこうは神経症な人だとは思うが、その神経症ぶりが表現になってるのがいいんではないかと。
★3 - コメント(0) - 2014年6月21日

シュールで生真面目、がっちりと重力に捉えられる。いいなあ、いとうせいこう。街頭で独り言を言い続ける表題作が特に好き。
★40 - コメント(0) - 2014年6月12日

ゴーゴリ「鼻」、後藤明生「挟み撃ち」を題材に独自の世界が展開する表題作。現実と想像(妄想)の融合にコミカルなテイストが加えられた構造は「想像ラジオ」と同じ。第2章で私小説風に挿入される作者が過去にパニック障害になった時のリアルな体験談も、「想像ラジオ」の第2章で、急に現実的な議論が交わされたのに重なる。「鼻」「挟み撃ち」という小説世界が現実世界に入り込んで、徐々にリアルをシュールに変えていく感覚が妙に心地よい。
★40 - コメント(0) - 2014年6月8日

面白いのかつまらないのかよくわからないまま読み終えた気がする。ゴーゴリの「鼻」は知っているけれど、後藤明生の「挟み撃ち」は読んでいないので、知っていれば違うのだろうか。
★1 - コメント(0) - 2014年6月5日

★★★★1/2 ◎「鼻に挟み撃ち」、◎「今井さん」、○「フラッシュ」 …文芸リミックス表題作は、章ごとに語り手が変わり、いとう本人も現れる点で『想像ラジオ』を踏襲しているが、しかし、わりあいストレートに今(2014年)の戦前のようなヤバさを描いているように思えた(「鼻は出ていけ」は外国人排斥が想起されるし、子供が「鼻だ!」と言うのは『裸の王様』、「一人にひとつだけの鼻」は楽曲からのサンプリングで、笑いどころだろう)。他三篇もそれに引きずられてか、ぴりぴりする、後戻りできなくなるような現在性を感じた。
★5 - コメント(2) - 2014年6月4日

「鼻に挟み撃ち」でなんとなく意味に手が届きそうな感じがしたのに、敢え無く撃沈。何かがわかったようなわからないような不思議なお話でした。
★3 - コメント(0) - 2014年6月3日

鼻に挟み撃ち 他三編の 評価:70 感想・レビュー:58
ログイン新規登録(無料)