チャンミーグヮー

チャンミーグヮー
あらすじ・内容
琉球空手を現代に伝える上で重要な存在である喜屋武朝徳(きやんちょうとく)。琉球で名家に生まれながら、彼はなぜ一生を“手”に捧げたのか? 廃藩置県で揺れる、琉球激動の時代に生きた謎多き漢(おとこ)の一代記。

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チャンミーグヮーの感想・レビュー(131)

残念。基礎資料はしっかりしているのに小説としての展開も伝記としての深みにも欠ける。惜しいなぁ
★1 - コメント(0) - 1月5日

琉球王国の士族の子として生まれながら、廃藩置県~太平洋戦争の激動の時代を、手(ティー)と共に生きた喜屋武朝徳の話。以前に読んだ『武士猿』の本部朝基と親戚で同じ年なので幼い頃から仲が良く、その影響も大きい。後の空手の普及に貢献した人物だが、若い頃には自堕落な生活を送ったり、騙されたとはいえ新聞沙汰になったりと聖人君子でないところや、先人や親の言葉をすぐに理解できずに迷ったり悩んだりするところに親近感を覚える。自分は何のために手をやるのか―、その答えを見出したときの場面が好きだ。
★20 - コメント(0) - 2016年12月13日

明治・大正・昭和と日本全土が激動する時代、空手の生誕地・沖縄はそれ以上の変遷を強いられる。その中で生きた「現代空手の生みの親」ともいえる喜屋武朝徳氏の生涯を記した小説です。手→唐手→空手と呼び名が移り変わる中で「手」の神髄を追い求め、後世に伝えていくその姿勢にひどく共鳴しました。沖縄発祥の大きな文化に触れ、されにそれを学ぶことのできる幸せを実感しています。(ってか、固苦しい感想になっちゃったねテヘペロ)
★1 - コメント(0) - 2016年9月4日

64
型の練習、がんばろう!
★4 - コメント(0) - 2016年5月6日

今野敏の武道小説。いつもの警察小説も好きだけど、この本を読んで武道小説の面白さに気付いてしまった。沖縄武道シリーズが他にもあるとのこと。本書は喜屋武朝徳という空手のもとになった、うちなーのティー(手)を生涯をかけて修業し続け、世に広めるために生きた男の一生を描いたもの。幼少期から体が小さく、武道には不向きだった。その頃の父の厳しさを後に優しさだったと知るシーンも好き。若者らしく遊び呆けてしまったり、でもそんな過去の自分と戦うためにも鍛え続けた朝徳はかっこいい。だからこそ晩年が悲しい。戦争のせいだもん…。
★4 - コメント(0) - 2016年2月18日

作者の武道観が読み取れる1冊と思った。作者の理想とする空手像が表れているのではないだろうか。
★2 - コメント(0) - 2016年1月20日

「義珍の拳」「武士猿」と同じく、沖縄が日本に組み込まれた時期の、琉球武術の達人を描いた小説。今作では喜屋武朝徳が主人公。/ 小さな体を補いあまる、深淵なる「手(ティー)」の技術。武名轟くにつれあらわれる挑戦者は鉄拳(ティジクン)で撃退。 / 作中でスポーツ化する空手が一概に悪いわけでなく、体育という観点から見ればプラス面もある、ような旨が述べられていたけれど、東京五輪公開種目に入った空手に、先人らはどのような印象を持つんだろうか。(H27/240)
★8 - コメント(0) - 2015年10月25日

琉球に伝わる武術である手(ティー)。琉球処分にまつわる混乱にもまれながらも、琉球士族の誇りである手に一生を捧げた漢、喜屋武朝徳の一生を辿る。「平和は武によって保たれる」という言葉が印象に残った。
★9 - コメント(0) - 2015年6月19日

職場に熱心に空手の稽古をする人がいて、年に何回も沖縄に行っている。そのお師匠さんがこの喜屋武朝徳、チャンミーグヮーだった。小さい頃は友人の本部朝基にいじめられた朝徳だが、父の教えを守り着実に力をつけていく。東京でワルの仲間とも交流、社会勉強も積みカマーと結婚、琉球空手の第一人者として歩んでいく。しかし、大東亜戦争は彼に悲惨な最期を用意していた。なんと、栄養失調で75歳の生涯を閉じるのだ。このことからも、断じて戦争の道を歩んではならない、平和でこその武道だと教えられる。
★1 - コメント(0) - 2015年5月5日

これほどの方が最後は栄養失調でなくなるなんて・・・
- コメント(0) - 2015年5月1日

琉球士族の間で散見していた”手”という体術。 従来長男だけに口伝される一子相伝という事情もあり、家毎に独自に進化してきた”手”。 型一つ一つに各家で長年培われたものが詰まっていると考えると、熱い物を感じますね。 後半に”手”改め”空手”といわれる物の現代に繋がる流れの発端が出てきますが、船越氏にやや懐疑的な書き方をされていました。 この作者による空手系譜の現代版も、いずれ書いて欲しいです!
★3 - コメント(0) - 2015年3月31日

★4 筆者の武道小説を読んだのは初めてだった。沖縄空手の流れがよくわかる。
★1 - コメント(0) - 2015年3月22日

現在の空手のはじまり。元は琉球王国時代の手(ティー)と呼ばれたもの。実在した人物の歴史を基にして描かれた作品。琉球王国から沖縄県へと廃藩置県により変わっていく節目のなかで手を極める為に一生を費やした朝徳の物語でもある。時代が大きく変動するなかで家柄により琉球では除け者にされたり本土ヤマトにいっても下に見られたりした少年時代。ひ弱な少年が手をやることにより鍛えられていく様子は力強い。空手の成り立ちというか広まる様子は知らなかったから尚更興味深い。
★23 - コメント(0) - 2015年3月11日

廃藩置県により琉球が沖縄になり、社会・経済・文化その他全てのこの土地に住む人々にとって激動の時代。その中でひたすら「手」に打ち込む主人公の人生譚でした。学生時代に自堕落となりますが、むしろ若者らしく、親近感を得ました。「手」を武術としてのみではなく、琉球文化として、それ以上に生きるための指針と捉えるのは、拠り所無き現代では新しい発見のように思えました。また、変遷する時代の狭間で、変わらないものを受け継ごうとする人々にも感動しました。「あらゆるこたえは、型の中にあるのだ」真剣に向き合うことが重要なのです。
★1 - コメント(0) - 2015年2月22日

手(ティー)の伝説的な遣い手である喜屋武朝徳の史実をもとにしたフィクション。 今野さんの武闘系小説の戦いのシーンにはときどき技や動きの描写が延々と続くときがあって、この本も表紙からしてそんなんばっかりだったらどうしようと思ってましたが、手を学び、その本質を極めるまでの修行の道のりを淡々と描いたどちらかというとアクションからは遠い静かな小説でした。そこに琉球の歴史が背景として織り込まれています。 朝徳の心の描写の中に警察小説の安積や竜崎の面影がちらほら見えてちょっと面白かったです。
★1 - コメント(0) - 2015年2月18日

朝徳は、語った。「長年修行して体得した空手の技が、生涯を通して無駄になれば、空手道修行の『目的』が達せられたと心得よ」
★1 - コメント(0) - 2015年2月16日

日本のことも知らんくせに、と自分でツッコミたいが琉球の文化が気になっている。芸能やら信仰やら。エンタメ的なスペクタルが足らないのが物足りないが、ここにも琉球人の一つの生き様があった。
★5 - コメント(0) - 2015年1月28日

事実を元にした小説。おろしろく、読みやすかったですが、晩年が駆け足で終わったのが残念です。おそらく、最後まで修行だったのだろうから、そうしたところも読みたかった。また、沖縄戦に対してほとんど触れていなかったが、これは意図したものなのか?
★3 - コメント(0) - 2015年1月26日

現代空手の基である、手(ティー)の伝説的な遣い手であるチャーミーグヮーと呼ばれた、喜屋武朝徳の物語。小柄で非力であった朝徳が手を学び、様々な師と出会い独自の手を編み出していくのだが、秘伝である型を突き詰めていく中で手の本質を知り、悩みもがきながら、己が目指す道と、偉大な先達の志をけ継いで伝えていこうとする姿に、武道にひそかな憧れがある身としては、心を持っていかれてしまう。親友である、本部朝基との変わらぬ友情と、生涯、手を学び続け、鍛練に終わり無しとする姿には、ウチナーに産まれた誇りと愛に満ちていると感じた
★28 - コメント(4) - 2015年1月11日

★★☆☆☆ 琉球空手の一人者である喜屋武朝徳をモデルに綴られる空手小説。武術の類にはあまり興味がなく、読む前からあまり興味のわかない印象だったのだが、結果としてやはり個人的には興味をひかれない内容だった。ただ今野さん自身が空手を教えているとあって、武芸に対する並々ならぬ著者の思いが伝わってくる作品であった。喜屋武朝徳や琉球空手についてだけでなく、琉球そのものに対する歴史にも触れることのできる重厚な一冊ではないかと思う。武芸を嗜む人にはたまらない内容だろう。個人的にはいつもの警察物の方が好きだけれど。
★34 - コメント(0) - 2015年1月3日

今野敏さん、警察を舞台にした本しか読んだことが無かったので、この本も警察関係の本かと思って手に取ったら、一生を「手」にささげた「喜屋武朝徳」の話でした。
★49 - コメント(0) - 2014年12月21日

最後の沖縄士族喜屋武朝徳の一生。時代は丁度明治に入ったところで沖縄王朝は無くなり、彼の父は立場上沖縄を裏切ったかの様に見られ、名家の生まれであっても三男だし身体は小さいしで肩身の狭い思いをして育つ。唯一サムレー(士族)の義務でもあった手(ティー)に活路を見出す。手ー唐手ー空手なんて事初めて知ったしいろいろな基本の型がある事もわかった。武術に縁遠くても迷いつつも成長して道を極める人の物語として楽しめる。
★5 - コメント(0) - 2014年12月9日

富名越義珍を描いた「義珍の拳」、本書にも頻繁に登場する本部朝基を主人公とした「武士猿」に続き、本作品は喜屋武朝徳の生涯を描いている。主人公の幼少時代からの成長と生き様、明治初期から終戦までの琉球・沖縄を中心とする時代背景が共に描かれ、大変面白かった。また前二作に比べ、型に関する言及が多いので、少しでも空手を齧ったことのある読者にはそれだけでも興味深い内容だと思う。
★9 - コメント(0) - 2014年12月7日

空手の元が沖縄(琉球)の「手」であることは知っていましたが、明治以降に「空手」となって全国に普及したのは、本書で初めて知りました。意外と最近なんだとびっくりしました。主人公の「喜屋武朝徳」の20代はおちぶれて過ごすことになりますが、自分には「手」しかないと背水の陣で望んでから、周りの人に慕われる「修己治人」になるまでに軌跡は感動しました。 あと、お嫁さんのカマーさんもできた人です。N●K朝ドラの主人公になりそうなキャラクター(笑)。決闘などもありますが、どちらかというとメインは人物伝ですね。
★8 - コメント(0) - 2014年12月2日

今野敏の沖縄武道シリーズ。武士猿が一番好きですが、この沖縄シリーズは私の頭のなかでは大河ドラマのような位置づけで読み進めています。 でも、頭のなかで具体的な映像化は進みません。(ピンとくる役者さんが見つからない)
★1 - コメント(0) - 2014年11月13日

筆者は警察を舞台とした小説を得意としている印象が強いが… 実は小説家デビューの前から、空手家として自分の道場を持つ「師範」なのだという。 北海道生まれの筆者が沖縄空手の虜となった源流が、ここにあると思われる。 「平和は武によって保たれる」「長年修行して体得した空手の技が、生涯を通して無駄になれば、空手道修行の『目的』が達せられたと心得よ」 矛盾しているようなこの格言の意味は、本書を通読することで感得することができるだろう。
★3 - コメント(0) - 2014年11月6日

琉球言葉を理解するまで苦労しました。琉球の手に捧げた喜屋武朝徳の生涯。カッコいい生き方に感動良かったです。
★6 - コメント(0) - 2014年11月2日

琉球の「手」(空手)喜屋武朝徳の物語。廃藩置県の時代、武士の三男に生まれたチャン。父は士族に残れたが、琉球を維持したい派閥からは恨まれることになった。大和に支配された琉球の思い。 従兄や兄より体格は劣るが、父から教えられた手に魅力を感じる。 私はこの武道の分野の今野さんの作品は読んだことなかったのですが、沖縄の手が唐手→空手と呼ばれるようになったことなどとても面白かったです。 沖縄の歴史もあまり知らなかった。沖縄の名家の三男が武道家として生涯を貫いた気持ちの良い物語でした。他の武道ものも読んでみよかな^^
★17 - コメント(0) - 2014年10月30日

たまたま図書館の新刊で見つけて読んでみました。沖縄の手のことは全然知らなかったのですが、読み進めていくとどんどん引き込まれていきました。本を読んでいくだけで自分もなんとはなく達人の境地に近づいたみたいな感覚になれた。自分もこれから空手をならってみようとは思わないが、何事でも基本を忠実に毎日繰り返すことで体得できるのかなあと思った。やはり最初に正しく指導される(学ぶ)ことが大切なのだろう。人生哲学のようなものも学べる一冊ではないかと思う。
★3 - コメント(0) - 2014年10月25日

今野さんの沖縄空手物は愛情たっぷりで共感する。けっこう適当な警察小説の残念感がなく好ましい。
★1 - コメント(0) - 2014年10月24日

沖縄空手、喜屋武朝徳の半生。久々に読んだ武術もの。若い時はやんちゃもしてたけど、手(空手)が自分のそばにあり、手と共に生きた生き方。すんなり。初めて習った空手がこの先生の弟子の弟子の流れを組むものだった。
★21 - コメント(0) - 2014年10月20日

武術モノ。女性にはとっつきにくい題材かもしれないけど、今野氏のこの手の物、意外と好きだ。背筋がしゃんとする。
★3 - コメント(0) - 2014年10月19日

真の武道家の心が良く伝わってきます。
★2 - コメント(0) - 2014年10月19日

手(ティー)の達人、チャンミーグヮーこと喜屋武朝徳の話.首里王府に仕える士族に生まれ、のちに手の普及に人生を捧げる.全く朝徳のことも空手のことも知りませんでしたが、楽しく読めました.やっぱり、男子は漢の生き様にあこがれを持ってしまいますね.明治の沖縄の様子やウチナーに対する差別などを知ることも出来ました.
★3 - コメント(0) - 2014年10月18日

この作家の伝記もののは初めて読んだが面白かった。作者の空手への熱情を感じた。
★2 - コメント(0) - 2014年10月13日

今野さんの武道小説。沖縄空手(手)の達人、喜屋武朝徳の明治初期から終戦後亡くなるまでのドキュメンタリー風作品。琉球新報に昨年連載されたらしい。さすがに自分でも道場をやっている作者らしく空手への愛情が感じられます。実はこの手の話、割と好みです。
★4 - コメント(0) - 2014年10月11日

空手を嗜んでる者として大変面白く、また勉強になった一冊です!
★3 - コメント(0) - 2014年10月10日

カッコいいの一言です。空手の経験皆無ですが、ちょっと憧れます。『武士猿』もですが派手さはないです。型の名前とか聞いても私にどういった動きかなんて難しいことはわかりませんが、それはそれでいいと思ってしまいました。一人の男の手にかける情熱、矜持を感じられたから。こんなに真っ直ぐ一つの事に情熱を注ぎ続けられるなんて大変だったろうけれど、どこか羨ましくも感じられました。
★10 - コメント(0) - 2014年10月9日

知らなかった。今野さんって空手の道場を開くほどの武術家だったんですね。そんな彼が描く沖縄空手「手(てぃ)」の武術家の話。「本作は史実をもとにしたフィクションです」と巻末にありました。 空手経験がない方でも、一人の人間の生き方を描いた作品として惹きこまれる事まちがいなしです。読みやすいけど心に残る作品が少ない作家(すみません)というイメージでしたが、これは違う。琉球の歴史、空手の歴史、武術家の矜持、戦争の悲しさなどなど、忘れがたい作品です。
★2 - コメント(0) - 2014年10月6日

柔道はやっても空手、合気道、少林寺拳法等とは全く縁がなかった。何かやっておけばよかったなと後悔。琉球独立の動きはやはりあったんだ。清とくっつく方がよかったのではないだろうか、今からでも遅くはない。
★2 - コメント(0) - 2014年10月6日

チャンミーグヮーの 評価:66 感想・レビュー:46
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