有害都市 上 (ヤングジャンプコミックス)

有害都市 上 (ヤングジャンプコミックス)
あらすじ・内容
2020年、東京の街ではオリンピックを目前に控え、“浄化作戦”と称した異常な排斥運動が行われ、猥褻なもの、いかがわしいものを排除するべきだという風潮に傾き始めていた。そんな状況下で、漫画家・日比野幹雄はホラー作品「DARK・WALKER」を発表しようとしていた。表現規制の壁に阻まれながらも連載を獲得するが、作品の行方は──!?
“表現の自由”を巡る業界震撼の衝撃作!!

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有害都市 上はこんな本です

有害都市 上の感想・レビュー(149)

予告犯の作者さんの新刊という事で拝読。年々厳しくなる有害指定査定のあり方について問題提起した秀作。
- コメント(0) - 1月12日

ぱっと思ったのは「共感なき理解の可能性が断たれてる。不謹慎って言葉も、〈同意できない上に理解したくもありません。なぜなら私は道徳的だからです〉みたいな無知の非知的潔癖症」。この重たさに協調しうるのは<創造力‐技術>と<想像力‐感情>との落差に起因するように思う。人間の感情は誰かひとりが成熟したとてその他大勢は未熟なまま…ということを歴史上反復してるじゃないか。自由な表現が倫理的に保障されてる社会において論理的に「どうしても言いたいこと」を表現する。そして地平は融合する。それが(楽観的だが)一つの理想生活。
★9 - コメント(0) - 2016年12月19日

2020年のオリンピックを控え、有害図書を排除しようと浄化作戦が決行されるストーリー。リアリティがあるから、ぐいぐい引き込まれた。実際にアメリカで1950年代に過激なコミックへの厳しい規制条例が可決されて、多くの漫画家が仕事を失ったそう。善悪の良し悪しの判断が未熟な子供達に、有害とされたコミックを焚書させたとか。その方がよっぽど怖い!アルフレッドの秘策が通用するのか、気になる下巻へ。
★12 - コメント(0) - 2016年11月4日

人は自分に都合の良い事実を裏付ける根拠だけを信じ、他を無視しがち。それは論理的な思考か疑わしい物で、先に結論ありきの、形だけの論理の様でもある。僕個人の立ち位置は明らかに漫画や多くのオタク的なカルチャーを楽しんでいる側なので、そっちからの論理になりがちだと思う。バランス取るために如何に相手側の事を想像できるかが勝負どころだな。と、個人的には思う。(あれ?漫画の感想になってない?)
★2 - コメント(0) - 2016年10月27日

久々に面白い漫画って感じ。メッセージ強過ぎる漫画が嫌いな人には、お薦めしない。
- コメント(0) - 2016年4月3日

key
ちょっとグロいホラーかと思ったら、内容は「表現の自由と規制」という真面目なストーリー。それぞれ違う考え方と感じ方があるから解決しにくい問題だと思うけど、とどのつまりはそういう事なんだよなぁと納得。マンガの中のマンガ「DARK WALKER」と現実がスイッチするタイミングやバランスがよくて読みながらドキドキした!読めてよかったー!
★4 - コメント(0) - 2016年1月19日

架空どころか近未来、いやもう始まっているかもしれない、本書と同じ状況が。例えば有害図書の話は2011年の「あきそら」が指定された件を思い出した。小便小僧撤去はダヴィデ像撤去要請事件を思い出した。松本氏のあれは「時計仕掛けのオレンジ」みたいだな。下巻は有害指定に関する秘密について。表現の自由について、アメコミの停滞をもたらしたワーサムについて、行き過ぎた規制・道徳の押し付け…。現実に近づきつつある現在、ゾッとしながら読んだ。
★4 - コメント(0) - 2016年1月16日

こんな世界は窮屈だ。でもマンガの世界だけの話と笑い飛ばせない説得力があった。それは敢えて突きつけられると少なからず感じている現実だからかなと思う。今の日本の若者のことなかれ主義がこういう問題を生み出した時に、果たして後悔しないと言い切れるんだろうか。世の中で何が起こっててそれがどういう未来を生み出すのかということを吟味する重要性を訴えられてる気がした。自分が生きていきやすい未来を守る為に色んなことに興味を持っていくようにしたい。という感想でした。ただ見る人によって感想は真逆にもなりそうなのでオススメです。
- コメント(0) - 2016年1月9日

リアリティがあって面白かった。日本だと児童ポルノってよく聞くし、アメコミの表現規制が何度かあったっていうのは知ってたけど、実際に未来にありそうなことだなって思わせるのがすごい。「その日まで僕は情報を~世界は変わり果てていたんだ」っていう漫画の中で使われているセリフが印象的。実際に筒井さんも表現の規制で編集とひと悶着あったからかけた作品なのかな?下巻も楽しみ。
★2 - コメント(0) - 2015年11月11日

社会派漫画家って貴重な存在。内容は文句無しに面白い。
- コメント(0) - 2015年10月22日

読みながら「じゃあ源氏物語歴史から抹殺しろよ」「これじゃみんなアメコミみたくなっちまうぜ」とツッコミ入れていたら、後のページでほぼその通り書いてあった。買った電書がある日突然ダウンロードできなくなれば現代版焚書完了みたいなところまで描いてくれないかな。
★1 - コメント(0) - 2015年9月6日

『マンホール』が長崎で有害図書に指定されたことがきっかけで執筆されたであろう漫画。有害図書として漫画表現が規制されていく話で、「いくら何でもこの規制は行き過ぎだろう」と思いながら読んでいたら、実際にアメリカではこのレベルの規制があったと知りビックリ。だからアメリカにはヒーローもののコミックしかないのか。
- コメント(0) - 2015年8月23日

読んでいて有権者たちの我が物顔に心底腹が立つ。 オリンピックとも絡めて現実性が尋常じゃない。
★2 - コメント(0) - 2015年7月4日

有害図書とか、児童ポルノとか。背景に東京オリンピックがあり、完全にフィクションと笑い飛ばせないリアリティ。下巻にも期待。  ★★★☆☆
★14 - コメント(0) - 2015年6月23日

こんなこと書いちゃっていいのか?っていうかこれを書ける今はまだ安心なのか?詳しくは下巻にて
★12 - コメント(0) - 2015年6月13日

予告犯と同様、とんでもないリアリティ。―― 自分は正義の体現者といった顔をしながら、人の家に「不快な雑草が生えている」と言っては火を放ち、好き放題に煽り立てるんだ。やがて全てが燃え尽きて焼け野原になった後で奴らは白々しくこういう言い訳を残すのさ。『そこまで燃やすつもりはなかったんだ』とね――
★9 - コメント(0) - 2015年6月1日

これは最高に面白い(&怖い!)。2020年、オリンピックを目前に控え、過激な暴力や性表現に検閲が入るようになったパラレル日本で規制を超えて、面白い漫画を届けようとする主人公は間違いなく、作者自身の投影のはず。架空の設定のはずなのに、もう数年後にはこんな世界になってもおかしくないと思えるリアリティー。キャラクターを単純な善悪で割らない、配置のバランス。普段、残酷描写アートも愛する身としては作者が伝えたいメッセージがドスンと届いた(気がする)。下巻が楽しみでしょうがない。
★5 - コメント(0) - 2015年5月27日

良くも悪くも溢れる佐藤秀峰感。話の持っていき方がちょっと露骨かなと思ったけど、主題がこれならいいのかも。下巻が待ち遠しい。
★2 - コメント(0) - 2015年5月12日

子供がゲームを購入する際、CEROレーティングを参考にしました。本書を読んで、青少年の育成にとって有害なことって何なのか、年齢相応とは何か、我が国で焚書坑儒を招かないために、あるいは表現の自由を保証するために、どのように行動、判断すればよいのか、すごく悩むところです。
★5 - コメント(2) - 2015年5月10日

「ありえない」とは言い切れない未来がこの漫画に詰まってる
★4 - コメント(0) - 2015年5月4日

近未来で本当に起こりそうで怖い。 虐待をテーマにした本が発端で起こった事件に対する双方の言い分も分からなくはない。けれど危ないものを排除しても現実に存在する事に変わりない。実際にあることを知ったあと、どう行動していくか一緒に考えて行くのが大人の役目じゃないのかなと思う。
★5 - コメント(0) - 2015年5月4日

2020年の東京オリンピックを間近に控え、これを好機とばかりに漫画等の表現規制が横行する日本を舞台に、自作をその規制の秤にかけられてしまった漫画家の青年の戦いを描く社会派サスペンス。何とも陰鬱な、けれど起こらないとは言い切れない世界観の中、規制派、反対派それぞれの主義、かつてその歴史を乗り越えた海外の視点を交えて描かれる物語に息が詰まる。どの視点もそれぞれに正しくそれぞれに危うく、即ちベターは在ってもベストは無い、正解の無い問題だからだ。果たして作品の中の彼らは落とし所を見付けられるのか(以下コメ欄にて)
★19 - コメント(5) - 2015年5月2日

さすが!題材が「表現の自由」に関するもので作者自身が描かれていたものにリンクしている気がした。近い未来起こり得る、むしろ起こり始めているかもしれない空気感に鳥肌が立つ。娯楽としてのマンガではないこういう作品を筒井せんせーが描かれているのがすごく感慨深い。それにしても、作中作を読みたくなってしまうなー。
★5 - コメント(0) - 2015年4月29日

予告犯の作者がリアルに描く表現規制への問いかけ。オリンピックが近づく東京ではいかがわしいものを排斥する風潮が。漫画家日比野は表現の自由を求めて模索する。小便小僧の撤去。子供に簡単に見えないようにするのはわかる。見せる見せないは難しいけど、日本の臭いものには蓋を、は逃げで嫌い。そもそも誰が判断するんだよって話。有識者にあの方が(笑)銀魂の煙草との戦いを思い出す。問題はどちらも自分が正しいと思ってること。真似されたから有害。日本のよさは幅広いジャンル。漫画好き必読の作品です。ありそうと思わせたら作者の勝ち。
★13 - コメント(1) - 2015年4月29日

実際の歴史を元に今回もリアルに満ちた作品で、読まされ、考えさせられました。表現規制というのは出版業界や漫画家さんだけでなく、漫画読みにも凄く身近なテーマだと思います。一方、主人公には熱さもあり、作中作とリンクする構図は漫画としても楽しませてくれます。下巻も楽しみです。
★6 - コメント(0) - 2015年4月26日

昨今の赤松健の活動や、作品ナナのリテラシー3巻に続き、表現規制に対する問いかけをしている作品を読めた。規制を進める側の役の主義も描かれていて、一方的で無い攻防なのが良い。作品の展開領域は小さめだけど、作者の描きたいことは次巻までに出し切ってくれそう。
★5 - コメント(0) - 2015年4月26日

なんだろう面白いんだけどあまり面白くない…。 冒頭といい扉絵といい、さらには一巻の表紙も作中作よりにして騙しにきてるのに、帯とか裏表紙で説明しっちゃってるけどいいの?さすがにデザイナーの方と作者の意思疎通がここまで取れてない訳はないけど、ちょっと面白かった。
★3 - コメント(0) - 2015年4月24日

作中漫画共々さすがの面白さ。速攻で「この漫画がすごい!」とかに選ばれそう。1話2話の終わり方が渋くて好き。
★4 - コメント(0) - 2015年4月24日

とあるコミックマスターは言いました。「漫画大国日本で、漫画を読めない奴は死ねッ!」最近、「ナナのリテラシー」「犬漫」と件の事をネタにした作品を続けざまに読んで、一体誰の為の法律なんだろうなあ、と毎度思います。
★4 - コメント(0) - 2015年4月24日

前作にも言えることなのですが、今、この瞬間に読む事で描かれるリアリテイのディテールに突き詰められたリアルの説得力が何重にもなって読者に投げ掛けられる醍醐味。また前作同様◯◯に似たキャラが出てくるが、分かる範囲でアグネス、秋元康居たね(笑)見せたくないものに蓋をし、聞かせたくないものを塞ぐ。一部を選び取り、絶対悪だとする姿勢、事件を起こした因果性の一部として表現の一部結びつけて刈り取って全体を潰すのは正直、どうかと思う。やはり。少女マンガ4冊所有していたらおかしいと言われるこんな世の中じゃPOIZUNN
★6 - コメント(0) - 2015年4月24日

筒井先生自身も有害図書指定で一悶着あった経験からなのか、表現の自由とその規制に関してどうあるべきなのかを社会へ問いかけようとする思いがとても強い作品だと思いました。エロもグロも確かに子供に見せていいものかどうか選別するべきという意見もわかりますし、凶悪事件の原因が漫画などの娯楽作品に決してないとは言えないですけど、そういうエロやグロという事象、キーワード、要素だけをとりあげて、作り手が作品に込めた思いを無視して、国家権力という盾を振り回して、一方的に有害だと指定するのは、やはり違いますよね
★13 - コメント(0) - 2015年4月23日

小便小僧が「放尿児童像」で有害になるのにウケた。
★4 - コメント(0) - 2015年4月22日

web連載がツイッターで「面白すぎる」と評判になっていて,読み始めた。紙の本でも持っておきたい作品。マンガの表現規制問題を,マンガで問う。その意気やよし! 主人公のマンガ家が,押しの弱い温和な青年なのに,「面白い漫画を描く」という信念だけは枉げないのがよい。それにしても比嘉さん,太りすぎでしょ! ストーリーもよいけど,絵もとっても上手いです。
★7 - コメント(0) - 2015年4月19日

見たくないものを見ないのは自由だと思う。子供に過激なものをフィルターなしに見せるのはどうかと思う。だからこそ表現規制というものはする側の意識も常に問われなければならないと思うんだが、大抵において表現規制は思考停止の産物である。これどうなるんだろうな。下巻が楽しみだけど本に対する表現規制問題等は私的な地雷なので、しっかり読めるだろうかと心配…という風にいい大人の見るものは見るも見ないも自由なんだよな。自己責任。これはフィクションだけどニホンのディストピア化は着実に始まってんなぁ…
★8 - コメント(7) - 2015年4月19日

日本の未来を舞台とした、漫画が規制された社会を描いた作品です。実社会のイベントである、「東京オリンピック」と「東京都青少年健全育成条例改正案」を重ね合わせて描いているため、リアリティがありました。政治力による言論統制や表現規制は、あっさりと出来てしまうということは歴史でも証明されてきましたし、人々の思考に制限をかけられるのは強い恐怖を感じます。一方で、漫画の悪影響は少なからずあり得る話…なのかもしれません。そんな「曖昧な境界線」に迫っている作品で、相変わらず筒井氏は現代社会の風刺が上手だなぁと思いました。
★11 - コメント(0) - 2015年4月18日

「マンホール」「予告犯」と読んできた作者さんですが、またまた今回も引き付けられました。「予告犯」を読んだときの様な、今読まなければと思わせる内容で、考えさせられました。現実社会はどうなってくんだろうと、何だか心配してしまいます。漫画の中の話ですが、考えてしまいました。
★11 - コメント(0) - 2015年4月18日

ディストピアものは数あれど、本作はこれが現実に起こりえそうなリアリティに充ち満ちている。何のための「規制」なのだろう。公序良俗や子供を錦の御旗にして、自分の不快な物を排除する社会を望むのか。下巻までしかと見届けたい。
★11 - コメント(0) - 2015年4月18日

おぉ。思いきりましたね。なんか読んでて焦りました。近い未来がこうならない為に、漫画が好きな読者としては何か出来ることはあるんだろうか。どうして普段漫画を読まない人達によって規制がされるのだろう。勿論この作品はフィクションだけど、なんか色々考えました。下巻も楽しみ。筒井哲也さんの作品の完成度の高さは信頼できる。
★11 - コメント(0) - 2015年4月18日

「漫画好き」に今最も読んで欲しい漫画ベストワン爆誕!オリンピックを目前に控えた近未来の東京を舞台に繰り広げられる「ありえない」と笑い飛ばせない未来。信念と作品愛を胸に抱えて戦う主人公がとにかく熱い。現実とリンクする部分が結構あるため実際にこうなったら・・・と考えると漫画好きには背筋が凍る。Web連載で追ってはいるが、夏に発売される下巻が今から楽しみ。布教したい。なお、これは「あくまで現実を元にしたフィクション」であることを念頭に置いて読むことをおすすめしておく。
★7 - コメント(0) - 2015年4月17日

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