起終点駅(ターミナル)

起終点駅(ターミナル)
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起終点駅はこんな本です

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陸王
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起終点駅の感想・レビュー(1515)

何かを抱えて終着駅に着き、何かを捨てて、そこを始発駅にする……簡単ではないけれども、生きて行きさえすればいいのだ……
★2 - コメント(0) - 2月10日

桜木作品初挑戦。「苦しんでも、泣いても、立ち止まっても、生きて行きさえすれば、きっといいことがある。」と帯に書いてありましたが、それって難しいことだなと思いながら読み進めました。6つのお話どれも胸が苦しくなったけど、読みごたえがあり楽しかったです。
★17 - コメント(0) - 1月27日

人はみな平等とは言うけれど、我々生を受けたときから、いろいろな枷(カセ)をはめられている。親から引き継いだDNA、家庭の環境、地域・国家・世界の情勢等々・・・。著者は、このような、なかばどうにもならない状況の中でもがき生きる人の生き様を、誇張することなく的確な表現で描いていく。終点駅を近い将来に控えた私にとって、いずれも心にしみる、魅力的な作品である。
★8 - コメント(0) - 1月26日

終りを終りとして区切らないと始まりは来ない、そんな気にさせる一冊。生きることの厳しさと有難さをこの作者からいつも感じる。
★5 - コメント(0) - 1月24日

北海道を舞台とした生活や社会的な立場が厳しい人たちの短編集。婉曲的な心理描写や心の動きを中心とした記載が多く、女性作家の小説だなぁと感じささせられる。あとは、作者が意図する細かな登場人物の心理を完全に受け止められていない気がして、自分の感受性が弱いのかなぁと感じてしまう作品だった。
★4 - コメント(0) - 1月21日

この寂寥感が味わいたくて、何度もこの作家の作品に手をだしてしまうのだと思う。
★12 - コメント(0) - 1月17日

良かった。
★4 - コメント(0) - 1月15日

はじめの話以外は北海道内に住む人達の群像劇。各々に歩んできた人生が有る。過ちも有ったし、人に誇れる事や語りたい生き様で無くても、この道は自分独りのもの。だからこれからも思う様に生きていく。 釧路の名ばかりの儚い夏等、登場する土地風景もこの作品の雰囲気を醸し出している。
★109 - コメント(2) - 2016年12月28日

やっぱりいいわ、桜木紫乃。この渇いた突き放すような文体が好きななよ。 短編集ながら濃い人間模様。 表題作のそこはかとなく感じるエロスね、痺れるわ。スクラップロードが1番好きだった、渇いてるわ、父親との再会、死が物凄く渇いてるのよ。 渇いた心理描写からも生や性に対する内側で燃える青い炎が見えるような短編集でした。
★18 - コメント(0) - 2016年12月27日

スクラップロードが心に残った。また読み返したい短編集。
★8 - コメント(0) - 2016年12月25日

肌に合う、という表現が近いかも。年齢を重ねた女性が紆余曲折を経て人生を全うする姿がとても魅力的です。「たたかいにやぶれて咲けよ」の北竜町のひまわり畑は何度か訪れているのでひまわりの黄色が瞼に広がり自分の記憶も作品のひとつになったみたいで今ちょっとイイ気分です。
★42 - コメント(0) - 2016年12月14日

映画化された表題作を含む北海道のどこかを舞台にした6篇のアンソロジー。無縁と縁、孤独とは何かを考えさせられる作品。なんだか切なくなりますね。この作家さんの味わいはここにあるのかと思います。
★25 - コメント(0) - 2016年12月13日

1人でも強く生きる女性が印象的だった。特に最後の話は…
★7 - コメント(0) - 2016年12月6日

読みながら、胸が痛くなったり辛かったり、とにかく重いと感じながら、泣いた。いろいろと考えさせられる本であって、個人的には最後の「潮風の家」が一番グッときた。
★5 - コメント(0) - 2016年11月30日

舞台は北海道各地。シビアな話が辛くも面白く読むのをやめられない。「スクラップ・ロード」すごいな。「潮風の家」は方言とひらがなだけの手紙が染みる。
★11 - コメント(0) - 2016年11月30日

図書館より。北海道民として気になってた作家さん。とても北海道の景色が浮かんでくる文でした。独特な登場人物の心情が良いなぁと思った。ただ話としては個人的には良いと思わなかった。やっぱり好みがハッキリとする作家さんかな。
★34 - コメント(0) - 2016年11月20日

酷薄な内容もあるが、ベッタリとはしていないが、奥でそっとつながっている、そんな印象を受ける話が多いように感じた。決して優しさだけではなくても。 桜木紫乃としては、性的な囚われや、男女の話という感じが薄い短編集。
★22 - コメント(0) - 2016年11月15日

北海道のいろんな町を舞台にした短編集。いずれも「主人公の心に漂流し続ける故人」が物語のポイントになっている。どの話も読み手に主人公の重さが伝わってくるが、読後には力強い余韻が残る。内容に反して明るい色彩の表紙であるのは、そういった作品の感触を示唆しているかのようである。最後の「潮風の家」が特にその強さを感じた。過去や町や家族や仕事仲間、逃げて向き合って葛藤して、そんな姿は誰もが持っている人物象であり、悲しみ苦しみ喜びは誰もが持ち得るもの。始まりは終わりであり、終わりは始まり。タイトルを噛み締める。
★10 - コメント(0) - 2016年10月23日

北海道が舞台の短編集。北海道って一筋縄ではいかない場所なんですね…。美容部員の世界って大変なんだな。潮風の家の、たみこさんのひらがなだけの手紙にやられた。家族のために、吉原で稼いだお金で家まで建てたのに、邪険にされるなんて悲しい。そんな中でも生き抜いた女は強い。
★11 - コメント(0) - 2016年10月21日

読んでいて何故だかわからないが面白く引き込まれる作品。何故なんだろう?頭にすっと浮かんだのは、濃縮還元ジュースのように展開が凝縮されているということと、各登場人物が自分の哲学を持っているということだ。まず作者は登場人物の過去を語る。それだけでご飯一膳いけるようなドラマがあり、そしてそれから物語は動き出す。誰しもが自分の哲学に沿ってやりたいように行動しており、それが読んでいて一種の痛快さを感じさせる。しがらみ多い現代社会、自分にはできない信念の人生を見てすかっとするのが面白さの一因になるのかもしれない。
★11 - コメント(0) - 2016年10月8日

戻る場所を残しておくことが自分にできる、覚悟を決めた彼女への応援だった。職場が結婚も子供も不要な女の集まりである必要はない。
★7 - コメント(0) - 2016年10月3日

桜木さん、ホテルローヤルに次ぐ2冊目。北海道のある街(町)を舞台とする6編の話。山岸里和の出てくるのが2編で、それ以外、編同士の繋がりはない。『スクラップ・ロード』と『たたかいにやぶれて咲けよ』が良かった。過去の重い事件を題材に、薄暗い中、皆が暮らす。その漂う空気感が好み。会話にしなくても伝わるもの。人を想うあったかい心に癒される。自らの墓穴を掘って入った、飯島久彦の父、何を思っていたのかなあ。印象的な句、「みんな自分のことで手一杯」。図書館。
★76 - コメント(3) - 2016年9月24日

ふだんはノー天気そのもので生きていると自覚していますが、この作家さんが好きなのは、誰でも、人には言いたくないことの一つや二つ抱えて生きていると思うし、作中のヒロインたちが皆、時に悪びれたり、やさぐれたりしながらも、そういう自分をそれなりに受け入れているところに共感するのかな、と感じます。そう思うのは、自分もそれなりに年を取ったのだと思いますが、若くして、そういう思いをすくいあげて、こういった作品に仕上げられるのは、すごいなと感服します。彼女たちに「きっと、いつかいいことあるよ!」と言ってあげたくなります。
★9 - コメント(0) - 2016年9月17日

短編集。桜木紫乃の作品はどれも、他人がまるで間違いのように判断するような生き方も、間違いではない、それもありなのです。と言ってくれているような感じがして好きです。やるせなさよりもその奥の力強さに惹かれるのです。彼女の作品に出てくる女性は決して強いわけでもない。懸命にそう生きるしかなかっただけなのだろうと。本当にどれも素敵な作品でしたが、最後の「潮風の家」は涙が流れました。
★9 - コメント(0) - 2016年9月16日

北海道という広大な大地の中に見える閉塞感⭐短編それぞれに、過ぎ行く人生の儚さや、淡々とした日々の存在を感じた。ままならない事の多い現実…そこを生きるのも人生…。
★24 - コメント(0) - 2016年9月11日

舞台となった北海道各地の気候や風景、情景が丁寧に描写されていて入り込みやすかった。若い新聞記者の話と最初の函館の話がお気に入り。
★5 - コメント(0) - 2016年9月9日

⭐️4.2。誰かに薦めたいとは思わない。ただ、私個人的に好き。表現が美しく、五感で浸る。女性作家らしい短編集。主人公は全て女性。様々な登場人物の、様々な人生に触れ、自分自身の生き方を探す。今の自分が主人公に投影されていく。最後には、それには答えがないんだという答えに辿り着かせてくれた。それでいいんだ、と安心感が涙になった。
★8 - コメント(0) - 2016年8月24日

mee
「ターミナル」はけっこう好きだったんだけど… そのほかはあまり。。。
- コメント(0) - 2016年7月29日

まだ、最後一本読み終わってないけど、「過去を引き摺る者は、北へと逃れる。 過去を清算する者は、南へ足を運ぶ。」というのを思い出した。 やっぱり北って小説向きだな
★1 - コメント(0) - 2016年7月19日

どれも平均点といった感じ。三話目くらいで亡くなった人を忘れられない話なのかとハッとした。特に感情移入する事もなく、淡々と終わってしまった。
★1 - コメント(0) - 2016年7月18日

「ホテルローヤル」に続き桜木紫乃さんの作品は2作目。 1話目を読んでみて少し文章がかっこつけてる感じがしたのですが「海鳥の行方」や表題作はとても夢中になりました。 「海鳥の行方」は、まさかの続きがあり(5話の「たたかいにやぶれて咲けよ」)興奮しました。漫画の「働きマン」を彷彿させます。 「起終点駅」は、あの短いページの中に映画が1本作れるのでは、と思うくらいに深みがありました。また読むと思う。 北海道っていうのが、また良いんだなー。
★3 - コメント(0) - 2016年7月15日

6篇の短編集。桜木さんの作品を読んだのは「ホテルローヤル」に続き2作目。桜木さんは,普通の人が知らない人間の闇みたいなのをいっぱい知ってるんだろうなぁ…。ぐいぐい引き込まれました。表題作「ターミナル」は映画化されたらしいです。映画は見てませんが,この映画の主題歌となったMy little loverの「ターミナル」が,この話を読んでる間ずっと,頭の中で流れてました。
★3 - コメント(0) - 2016年6月21日

寂れた感じというのか、やるせないというのか…行き場がなくなって息苦しい。
★3 - コメント(0) - 2016年6月14日

明るい色彩の本の装丁とは裏腹に、日々日常に起こり得る犯罪・薬などの様々な理由で、世間からドロップアウトした人が各短編に必ず登場して、身につまされる思いになった。幾つか掲載された短編の中でも、料理や海辺の家、草茂る道路の描写が光る"起終点駅"が抜群だった。「商売用にしては出来の悪い演技だ。」など、唸らされた一文も多かった。映画版のラストシーンは、原作にない創作シーンだったと判り、一番好きなシーンだっただけに驚かされた。
★3 - コメント(0) - 2016年6月9日

桜木さんの本は「ホテル ロワイヤル」に続き2冊目。 望まなくても、人生堕ちてしまうことがある。どうにもならないこともある。でもその中で淡々と生きてゆく諦観と強さを感じる短編集。 「たたかいにやぶれて咲けよ」と「潮風の家」がよかった。
★4 - コメント(0) - 2016年5月19日

6編からなる小説で「無縁」、「縁」、「孤独」などが様々な形で詰まっている短編集。その中の一つ『起終点駅(ターミナル)』が映画化されているのでこの作者の作品がどんなものなのかと読んでみた。ヒトとの関わりが面倒な時もたまにはあったりするけど周りに誰もいない人生は送りたくない。けれどこの主人公たちはそうやって飄々と生きている。フリをしている。全編を通して感じたのはヒトの侘しさかな。
★6 - コメント(0) - 2016年5月17日

内容は6編全てが北海道を舞台にしており、それぞれが多様な孤独と別れを表現している。サスペンスでもミステリーでも派手な展開も全く無い短編集だが、どの話もすぐにその世界へ引きずり込んでくれる魅力がある。 言葉の紡ぎ方がたいへん見事で詩を読んでいるような場面も。額に入れて飾りたくなる。切なくもぬくもりを感じるオススメの一冊です。
★7 - コメント(0) - 2016年5月17日

故郷を捨て・捨てられ、家族も捨て・捨てられ市井の中でうずくまるようにひっそりと生きていく、そんな人生の六篇の物語。みんな良いけど「起終点駅」「潮風の家」が印象的。タルデンヌ兄弟の映画「ロゼッタ」のようにまっとうになろうとしてもがくがうまく行かずラスト絶望に落ちようとするが最後の五秒にかすかな希望が・・という作風に通じる世界を感じます。映画ほど追い詰めはしないしずっと著者の温かさは感じるのだけれど。北海道の各地で展開される内容の印象と表紙の華やかさは違和感大いに有り。なぜこの感覚?と。
★9 - コメント(0) - 2016年5月4日

mec
あとからじわじわ来る感じ。短編それぞれがひとつのテーマでまとまっている。それぞれ内容は寂しかったり暗かったりするけど、最後にささやかな光を灯してくれていた。普通の人の生活の一部を切り取ってくれているように感じた
★8 - コメント(0) - 2016年4月23日

映画を観て原作を読んでみたくなった。初読み作家さん。実は桜庭一樹と間違ってて、この人の本は好きじゃあないな、と思ってよんだら、印象が違う。あれ、と思ってみたら別人だった。純文学風。良く書けているとは思うが、どこか心にトゲが刺さるような感じが残る。タイトル作品だけは好きだけど、後は何か痛々しい思いが残る。
★61 - コメント(0) - 2016年4月16日

起終点駅の 評価:96 感想・レビュー:683
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