サラバ! 下

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サラバ!シリーズ

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サラバ! 下の感想・レビュー(6820)

そいつのことを考えると胸の奥の何かがくすぐったくなる。そのくすぐったさにだけはズルをしたくないと思う。強く思う。大切なもの、かけがえのないもの、それらに惹きつけられる現象。自分探しの旅は終わりのない輪廻。だが胸を焦がしている一瞬、一瞬、その頂点に立つのが己なのだ。言葉にできないその膨大な化け物たちを恐れてはならない。この奇跡のような読後感。それはまるでどんな絶望が訪れようとも「サラバ!」と歩きだせそうな最高のヤツだ。
★11 - コメント(0) - 2月23日

ある家族の精神的成長の物語。子供の頃は自分の理解できる範囲が自分の信じられる事。いつも一緒にいる家族でさえ何を考えているか言ってもらえないと分からないものだったな。西さんのエッセイで、「あとがき」まで、本文に挿入されていたという印象。イスラム圏で生活すれば、宗教に関して敏感になるのでしょうね。今住んでいる所でも、そこかしこに教会があり、信じられる者のある人を羨ましく思います。
★16 - コメント(0) - 2月22日

自分の歩んできた道の頂点にいまの自分がいる。これまでにあったよかったことも悪かったこともすべてを含んでいまを生きている。自分の信じるものは、自分で探して決める。最初から見つけられなくても、小さな積み重ねの中で揺るぎないものにしていくのか、そうだったときづくのか。家族や友人など、かつて自分と同じ時間、同じ景色を共有してきたのは、他のだれでもない、自分しかいないんだと改めて気づかされた。だからこそ、そこにあった感情や思いを「サラバ」に込めて。共に過ごした誰かはいつかいなくなる。再び会うことの希望を胸にサラバ。
★14 - コメント(0) - 2月21日

幹のような、自分の信じるもの。私はいつ見つけられるのだろう。前はあった気がする。今はとても揺れている。お姉さんやお父さんを見て、やっぱり信じることのできる者は強いなと思った。
★16 - コメント(0) - 2月20日

歩の人生が転落し始めたころから、どうなるのだろうかと思いながら読み進めた。「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけない」あの姉が幹を見つけてからの変貌、圷家の歴史、ヤコブとの再会。生きること、信じることを考えさせられる一冊だった。
★18 - コメント(0) - 2月20日

一つ一つの描写が細かくかかれて話に入り込みやすい。 姉が立派な女性になったことは良かった。
★10 - コメント(0) - 2月19日

上巻から4か月。もう少し憶えていても良さそうなもんだが、読み終えても上巻のことがあまり思い出せない(少しは憶えていたけどね)。別物として読んでしまったような感じです。結局、何だったんだろうか。ここに表現したかったのは。よくわからない。少し時間が経ったら何かをわたしの中に残していったことがわかるかな。誰しも自分の嫌な部分は認識してるだろうし、わたしにもそういうものはある。当然、後悔するところもある。でも、前を向いて生きる。それが人生なんだろう。そういうことかしら。
★15 - コメント(0) - 2月19日

泣いてしまった。久々に。私の心の中の私が嫌いな部分をまざまざと突き付けられた気分。糺し不快ではない。
★20 - コメント(0) - 2月18日

上巻を読んでからほぼ1年たってから手にした下巻。主人公の名前も忘れていたけれど、すぐに物語に入り込めた。不安定だった姉がしっかりと自分の幹を持つようになり、その姉に引っ張られるように「書く」ことで生きることを決意した主人公。苦悩する主人公が自分の道を探る過程が、村上春樹の「ノルウェイの森」に似ているな、と。壮大で素敵な物語でした。
★38 - コメント(0) - 2月18日

とてもよかった!久々に時間を忘れて夢中になるっていう感覚を味わった。 西加奈子さんは何冊か読んでるけど、これが一番読みやすかったし、感動した。ヤコブとの再会には太宰治の「津軽」みたいに多幸感があふれていた。
★34 - コメント(0) - 2月17日

ニュートラルな語り手だと思って感情移入しながら読んでいた歩のまさかの残酷な未来がけっこう辛くて途中で何度か本を閉じましたが、迫力ある展開に最後まで読み進めてしまいました。疎ましかった筈の「姉」が自分の幹を見つけてしっかりと立ち、歩を結果的に救った所がだいすきで何度か読み返しています。文庫になったら上下巻を買いたいですね。
★18 - コメント(0) - 2月17日

姉の貴子がまともになったのが意外だった。ずっと普通じゃない人生を歩むと思っていたのに…
★14 - コメント(0) - 2月16日

Qm
最後、とてもよかった。ずっと誰の物語なのか、どこに行き着くのか、本筋なのか、横道なのかわからずもやもやと読んでいたけれど。 出てくる音楽や本が良くて、聞きながら読み進めた。 もう一度読みたい。
★13 - コメント(0) - 2月16日

歩の転落人生を読み進めるのは辛かったけど、落ちたからこそ考える時間が持てたのでは。最後とても清々しい気持ちで読み終わった。また再読したい本。
★14 - コメント(0) - 2月15日

pon
生きている、ということは信じるということ。須玖と鴻上が子供に「歩」と名付けたところで号泣した。化け物ごと抱きしめるような歩の、西加奈子さんの文章の優しさに感動。サラバ!大切な一冊になりました。
★13 - コメント(0) - 2月14日

下巻は怒涛の勢いでしたね。転落していく歩が痛すぎて。でもそこから立ち上がっていく姿が清々しい読後感でした。なるほど、流石だなぁと。こういう本はなかなかないですよね。いい本に出会いました。
★17 - コメント(0) - 2月13日

やっと手にした直木賞受賞作だったが、上巻は入り込めずに読了。下巻は面白かった。「サラバ!」や一歩踏み出す足の伏線に未来があった。が、容姿や体形へのこだわり、コンプレックスがあまりにも生きかたに結びついている表現に違和感があった。齢を重ねても私のからだにはゆるさがあり、芯がないからだ。印象的だったのは後半に明かされる両親のエピソード、裏切りへの贖罪に母は幸せを求め、父は自らが幸せにならないことを選んだ。深いなぁ、両者とも辛さはあったが、「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけない」のだから…。
★63 - コメント(0) - 2月13日

下巻はますます止まらなかった。転落していく歩を追うのがつらかった。想像を上回る変化を遂げた姉からの指摘、数少ない友人に込み上げる不快な気持ち、恋人から放たれる「いつまでそうやってるつもりなの」、落ちぶれて老いて何も手にしてない歩、全てがぐさぐさ来た。少年の歩とはかなりかけ離れた男性になったように思えた。エジプトに行ったように私も育った土地を訪ねたい。上下通して、様々なキャラクターや出来事に夢中にさせられた。
★17 - コメント(0) - 2月12日

上巻が、凄かったので期待し過ぎたのか、少し意外な感じがした。特に離婚の原因。でも良くできた、青春小説で、爽やかさに読了てきた。
★11 - コメント(0) - 2月12日

世界観が独特ですね。
★8 - コメント(0) - 2月12日

先が気になってどんどん読み進めていきました。驚きの展開もありました。後半に明かされる父と母のエピソードに泣けました。
★12 - コメント(0) - 2月11日

上巻の最後に纏い初めていた不穏な空気がどんどん厚みを増し、あんなに避けていた姉と逆転してしまう歩。様々な事に傷付き自分の殻に閉じ籠っていた貴子が、しっかりと幹をもち堂々と生きる姿にすら憎しみの感情を抱いてしまう歩の卑屈さが哀れで苛立ちを感じてしまいました。下巻は胸に響く言葉が多く、色々考えさせられる素晴らしい作品でした。
★20 - コメント(0) - 2月11日

★★★★★家族が崩壊していく、バラバラになっていく、親友や恋人との人間関係も崩れ、主人公の自身の自滅等々、下巻の印象は非常に暗く切ない。 現実から逃げていることに気づかないとか、信じる何かを持つことの大切さ(宗教という意味ではなく)とか、そういうことってあるよなぁっていうのが印象的でした。サラバを再認識することで人生に明るさが戻りホッとします。
★19 - コメント(0) - 2月11日

上巻では海外の生活が生き生き描かれたのに対して、下巻は不穏な雰囲気が漂う。読んだ後は姉が語った信じる力、歩きなさいという言葉の重さを噛み締めた。そして何と言っても最後のヤコブとの再会。今まで色んな人々が主人公の人生に関わってきたが、ヤコブとの出会いほど人生に影響をもたらしたものはないだろう。そしてそこから繋がった「サラバ!」のタイトル回収には胸が熱くなり、心地よい余韻が残る。小説読んでいる最中、読んだ後もたくさんのメッセージが洪水のように流れてくる。素晴らしい物語を読ませてもらった。
★26 - コメント(0) - 2月10日

下巻においては今まで我関せずを貫いていた歩に大きな変化が襲ってきます。阪神大震災やサリン事件、そして東北大震災などの実在にあった出来事を織り込んでいるところがタイトル名の意味合いも含めてメッセージ性の強いものとなっています。 圷家の崩壊と再生の話が展開されるのですが何といっても姉の再生が読者にとってはサプライズで、そう来たかと思われた読者も多かったのではないでしょうか。そして歩の外見の劣化をも含めた脱落してゆく姿が読者にとっても痛々しいのですが姉弟のいわば逆転現象がとりようによっては爽快ともとれます。
★92 - コメント(4) - 2月10日

貴子の再生力の素晴らしさ。そして歩に伝える言葉の力強さ。感動する。ハゲをきっかけにどんどんこもってゆく歩。まさかの展開だけど、わかる気がする。そして心の友がいたこととてもよかった。自分の信じる幹を見つけること。信じることはとてもパワーが必要だけど。自分の「すくいぬし」を決めるのは自分だけなのだから。
★16 - コメント(0) - 2月9日

図書館本の為、上刊読了後、時間が空いたから大丈夫かなと思ったけど、そんな心配は無用でした。自意識にまみれ、常に他者からどう思われるか、どう見られるかを第一に生きてきた歩の、転落から再生までを綴る下巻。「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」この貴子の言葉が響きます。満足の1冊でした。
★15 - コメント(0) - 2月9日

上巻だけではこのストーリーがどこへ向かうか分からなかった。淡々と主人公 歩の幼少期が綴られる。エジプトでの生活や主人公の姉 貴子の破天荒な振る舞いが面白い。下巻になると読むスピードは加速、下巻半ばで、ストーリーの核心が見えてくる、「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけない」。信じるものを見つけた貴子の性格は変わる。順風満帆に思えた歩の生活も一変する。自分の物語は自分にしか紡げない。共感したり、笑ったり、うるっときたりと感情を揺さぶられた一冊だった。
★19 - コメント(0) - 2月9日

sai
一家離散。親友の意外な行動。恋人の裏切り。自我の完全崩壊。絶望のただ中で、宙吊りにされた歩は、衝き動かされるように彼の地へ飛んだ…。
★28 - コメント(0) - 2月9日

「あなたは誰かと自分を比べて、ずっと揺れていたのよ」変わり者だった姉からの一言は、核心をついていた。プライドや見栄など、他人の感覚に振り回されず生きなさいと。何かを信じることは、覚悟がいる。時に傷つき裏切られたとしても、信じるものがあれば強くなれる。 弟くんの名前の由来、離婚の理由、前を向いて歩くと言うことは、今までの自分を受け入れることなのかもしれない。
★16 - コメント(0) - 2月8日

作品を通して人生、生きるということの一つのお手本を示しているのかなと思いました。 帯に魂ごと持っていかれる物語と書いてありましたが大いに魂を揺さぶられました。 また何度でも読みたい作品。
★3 - コメント(0) - 2月7日

気がついたら読み終わっていて、なんでだか涙が出たり引っ込んだり微笑んだり頷いたりしてた。恥ずかしいことを恥じることができないこと、泣くことを恐れていること、信じることを信じていると言えないこと。できなかったことができるようになってること。なんだか言葉にできないほど、清々しい気持ち。
★17 - コメント(0) - 2月7日

こんなに分厚いのに、あっという間に読み終わった。「物語に没頭する」とはまさしくこういうことか。自意識に塗れていた歩が老いと堕落によって、結果的にありのままの自分を受け入れるようになるまでの物語?自分を信じて生きることは、実際にやってみると結構な鋼メンタルじゃないと難しい。ヤコブとの再会の場面、かつては言葉が無くても通じ合えた、一つだった2人の変化が悲しい。けれど、隔たりのある人間同士だからこそ、手を握り合わなければいけない。そうすることが出来る2人が、大人になった2人が、悲しくも美しかった。
★14 - コメント(0) - 2月7日

やっぱり、題名には話のキーワードが隠されているのですね。
★7 - コメント(0) - 2月7日

著者自身の生い立ちも含めて描かれた物語は次の「i」に続くと見ても良いかもしれない。私が読んだのは「さくら」「i」についで3作目だが、自分の存在への問い、祈り、後悔が西氏の作品には溢れている気がする。貴子の生き方はハイデッガーの言う哲学を思わせるし、歩の生き方も自分でわざわざ選んだわけではない、抗い難い何か重いものを感じる。その中で救いを求めて泳ぎまわり、溺れていく様は他人事ではない。皆が持つ息苦しさだったりする。前述の通り宗教というよりは哲学めいたメッセージのある作品だと感じた。
★23 - コメント(0) - 2月7日

才能ある
★4 - コメント(0) - 2月6日

TB
★★★少年の目から見た家族関係、友人関係、幼いながらの処世術が、疾走感さわやかに描かれて引き込まれるが、下巻に入り、落としどころが見えず、ちょっと迷走の感あり。でも最後は不時着成功といったところで、所々で涙腺が緩くなる。テンポもよく、登場人物のキャラクターもしっかりしているので、いつか映像化されるだろうなぁと、キャストを考えながら読み進めた。主人公は染谷将太、コンプレックスをまとった姉を橋本愛、エキセントリックで美しい母は高岡早紀。背の高いお父さんは、谷原章介か、シリアスな沢村一樹、反町隆史かで悩むとこ。
★10 - コメント(0) - 2月5日

上に続いて一気に読んでしまった。上とはまた異なる展開に共感出来る部分も多く、読んで良かった一冊。
★10 - コメント(0) - 2月5日

匂いで過去を思い出すことってあるな。 信じるものを見つけるのは難しい。でも、落ち込んだり反省しながらも自分を信じている気がします。信じて前?に進めば何が見えるんだろう。 「大切なのは違う人間が、違うことを認めて、そして、繋がることだ。宗教なんて関係ないんだ。」どこかの大統領に聞かせたいですね。 全てを救ったのはおばちゃんだね。おばちゃんの心の芯にある“すくいぬし”。最高でした。 自分の“すくいぬし”や“サラバ”はなんだろう。ことばで繋がらなくても、言葉が人を救う。
★13 - コメント(0) - 2月4日

上の序盤はなかなか入り込めなかったが、下は本当に物語に引き込まれた! 読んだ後は物凄い満足感を得られる! 普通の小説では得られないものを得られる本! みんながお勧めするだけありますね! 大満足!!
★13 - コメント(0) - 2月4日

サラバ! 下の 評価:70 感想・レビュー:2793
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