サラバ! 下

サラバ! 下の感想・レビュー(6970)

上巻の淡々さとはうってかわって、すごい疾走感の下巻。アユムの人生を追体験しているような感覚で、一緒に姉に怒り、一緒に友人の幸せに絶望し、一緒にサラバに再会して泣いた。すごく不思議で、パワーのある作品でした。途中まで「顔が良いと得やな〜」などと呑気に読み進めていた自分にも、いつかサラバ的な、あるいは茶トラ的な何かが見つかるのか。ちょっと不安。
★7 - コメント(0) - 3月24日

心細さ、卑屈さ、葛藤がビシビシ伝わってきて、まるで自分のことのようで、途中辛くなりました。すごい本だと思う。前向きなラストで明るい気持ちになれました。
★8 - コメント(0) - 3月23日

サラバ!「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」
★3 - コメント(0) - 3月23日

あんなに「まとも」だと思っていた歩の、途中からの転落ぶりはショックだった。キレイな顔に生まれたことが、彼の自意識過剰の原因だと思うけど、そこまで見た目に支配されるのは人間の器に疑問を感じてしまう。周りには良き理解者や恋人までいるのに、何をそんなに社会から逃げる必要があるのか?対象的に姉は自分の殻を破り、あまりにもあっさりと自分の生き方を見つけていた。最後に再び訪れたエジプトの光景には感傷に浸らずにいられなかった。思い起こせば圷家が輝いていたあの頃も遥か昔。変わらないヤコブの存在が歩の道標になるに違いない。
★37 - コメント(0) - 3月22日

よかった。 姉との邂逅、サラバとの再会、かつての親友の結婚に最低の行動をしてしまった主人公は揺れていたが、小説を書くという人生の幹を探し幸せになれる。
★13 - コメント(0) - 3月22日

主人公はまぁ大丈夫と思ってましたが貴子と同じぐらいこじらせてたのですね、振り返れば下巻はほんのり暗い時期が続きますがそれすら気が付かずそこそこ面白いぐらいでサクサク読んでました、このままどのように終わるのか想像もできませんでしたが、貴子と再会したあたりからの転げ落ち様が見事で、ヤコブと再会からの復活で読んでてほんと良かったな と安心、僕もヤコブ好きなので最後の出てきてくれてうれしかった、アマゾンで長すぎるとの評判も聞きましたが僕には丁度いいかな、いい話でした。
★27 - コメント(0) - 3月21日

西加奈子、万歳!
★7 - コメント(0) - 3月21日

歩のただただ落ちていく姿にやりきれない哀しい気持ちのまま、からの急上昇。乏しい会話だけでもつながれたあの散歩道。最初から最後までずっと歩がそこにいた。みんなつながっていた。離れていても通じていた。すごくホッとした。
★12 - コメント(0) - 3月20日

よかった。最後、歩に寄り添い力を与えるのがヤコブで。二人の再会を心待ちにしていたから、最高のタイミングで会えた二人を見て、心から安心した。変わってしまったものと変わらないものがない交ぜになって、なんとも言えない感傷に浸ってしまったとしても。もう一つ心待ちにしていたのは、歩は信じるものをどう結論をつけるのか。一度読んだだけではうまく飲み込めなかったし、もう一度読んでもそれが自分にも当てはまるのか分からないけど、自分なりにこの本を読んで心から理解することができればきっと自分も前に進めるのだろうと信じたい。
★11 - コメント(0) - 3月20日

最後はなぜか、涙が止まらなかった。物語を読んだというよりも、誰かの日記を読んで、自分の人生を振り返ったような感覚。誰しも、生まれてきたときから、何かしらの思いを背負い、業を背負っている。それでも、自らの人生を生きること。自身と同じくらい重い他者とつながること。色々考えさせられました。
★21 - コメント(0) - 3月19日

変わり者の姉が、可愛がられた弟が、父が母が、登場人物みんなが、自分が生きていこうと思えるために核となる、信じられるものを見つけるまでの話。 弟の手によって書かれた自伝的小説となっているが、たった37歳までの間にこれだけのことが起こったことが苦しくて、最後の救いに大きく息を吐いた。
★10 - コメント(0) - 3月19日

上巻で600冊目。これは人生だった。歩という人間、それぞれの家族、近所の人の人生だった。こんなに魂で読まなければいけない本に出会えることはほとんどないだろうと思った。中盤からは泣いていた。止まらなかった。正直、あんなに輝いていた男が落ちぶれていくのを見るのが辛かった。途中からは貴子ではなく、歩に感情移入していた。安っぽい感想ではいけない圧倒的な力強さをひしひしと感じた。
★25 - コメント(0) - 3月18日

父親と母親の間には、私が安易に予想した今話題の「ゲス不倫」よりも深いものだった。稚拙な予想をしたことを恥ずかしくなった。ピース又吉が書いた帯、「凄かった。西加奈子の全部がここにある。」がわかったような気がした。図書館で借りたものだったので、古本屋でも探して自分の本棚に入れたい。一年後にまた読んで、感動したい。
★13 - コメント(0) - 3月18日

一気読みしたけど…。なんだかなぁ。みんなに 振り回されっぱなしの上巻の方が 好きかも。
★47 - コメント(1) - 3月17日

下巻ますますヒートアップ。歩くんの落ちぶれ方に、嫌になることもあったけれど、最後にそういうことか!と。私も前に進むぞ。
★17 - コメント(0) - 3月16日

『サラバ!』のような、主人公の独白で物語が進んでいくタイプの小説は初めて読みました。最初は、どういう話なんだ?とも思いましたが、最後はいい感じで物語が収束していきました。あぁこういう小説なんだ、と理解するのに時間がかかりました。でも面白かったです。
★34 - コメント(0) - 3月16日

たしかに!全部かいてある!百科全書!けど何年か後に読み返すことはある.....かなあ
★7 - コメント(0) - 3月16日

★★★★★ 西加奈子さんが作者とわかっていても、これは歩が書いたんじゃないかって思うほど心情がリアル(須玖と鴻上がつき合ってるって聞いたところとか!)で尊敬しかない。読み終わってもしばらく物語が体の中に残っているような感覚があった。歩の仕事が減り、髪が薄くなってきたシーンの心細さ、心元なさはつらかった。あの姉貴子があんな風に、サンフランシスコでヨガ的な人になるなんて思いもしなかった!なんだか胸がいっぱい。とりあえず、読み返したい!
★20 - コメント(0) - 3月15日

おいー、どえらい本読んでもた。上巻でアホな感想書いてもだけど、下巻全然ちゃうやん。エネルギーみたいなものがグルグルしてて、溢れてて、本に収まってない。西加奈子恐るべし、テレビで見たら面白いお姉ちゃんやのにこんな本書くんや、マジですごい。読んだ直後やからか興奮冷めやらぬ。肝の、自分の信じるものを人に決めさしたらあかん。これ難しい、どういう意味やろ。自分の信じるものは自分で見つけろって意味?信じるもんなんかそう簡単に見つからへん!うーん、しかしどえらい本、ちょっと人生変わったかも。恐らく2017年ベスト。
★22 - コメント(0) - 3月15日

時間の経過とともに、それぞれの道を進んで行く。ところが、順調だった主人公の歩が挫折する。そしてどんどん卑屈になっていく。立ち直りのきっかけは、家族、親友、旧友たち。それぞれの魂のこもった人生を味わえた。熱いです。
★13 - コメント(0) - 3月15日

両親が離婚し、大阪に戻った母親今橋奈緒子と姉と歩。矢田のおばちゃんと「サトラコヲモンサマ」。姉は、苛められ中学校には行かず、マイノリティであることに執着。歩は男子校に進み、映画、音楽の話が合い、誰にたいしても平等な須玖と出会う。阪神大震災で暗い闇に沈んだ須玖を救えず、逃げるように東京の大学へ。フリーライターとしピークを迎えた歩。母親の再婚、父親の出家。巻き貝の姉。祖母、矢田のおばちゃんの死。いつも誰かと比べ顔に自信が無くなったとき転がり落ち続ける歩に、信じるものを見つけた姉が愛を持って歩に諭す。離婚の真相
★13 - コメント(0) - 3月14日

母とは、姉とは、友とは違う、自分はみんなよりちょっと上と思っていた主人公の足元がどんどん崩れていき、結局一番下なのは自分だったのかも…と気づかされる様が丁寧に描写されて残酷。だけどきっとそこまで分からないと次に行けなかった。これからこれから。気付いただけで大丈夫。♪そーの船をこいでゆけ~お前の手でこいでゆけー♪と、歌「宙船」が鳴り響くようなエンディング。さらりと流されてるようで強い夏枝おばちゃんの存在が好き。こんなふうになれたらと思う。
★69 - コメント(0) - 3月13日

上下巻、結構長くてだれるかと思ったが、一切そんなことはなかった。こんなにも人物一人を書きだすエネルギーに当てられた。彼が思うことは自分にも当てはまる部分もあり、叱咤されている気持ちになる。最終話は、それまで話を読んでいないと心に迫ってこないだろう。本当に、書きだす熱量に感服した。
★11 - コメント(0) - 3月13日

僕はこの世界に、左足から登場したという秀逸な書き出しから始まった物語サラバに込められた意味上巻にはなかった後半に行くほどコロコロと転がってどこまでも落ちてしまいそうな焦燥感西加奈子さんの本はどれもはっとさせられるところがある
★13 - コメント(0) - 3月9日

「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」
★12 - コメント(0) - 3月9日

急転直下の出来事に読者の私もついていけず暗い気持ちになる中で不意に登場する「ティラミス」の神々しさ。物に宿る力の尊さ、出会うタイミングの大事さを再認識しました。人の心には「サラバ」があって、それといつ直面するか、心の神棚に置けるかで、人生の芯ができるんだな、と。そして私にも「サラバ」があることに気づけました。
★19 - コメント(0) - 3月8日

前知識なしで読みましたが、主人公の生まれた場所、年月から考えると作者の自伝的小説のようです。主人公の性別こそ違いますが。受け身で、自意識過剰で、何事もランクづけしないと気がすまない男からの語り口で構成され、正直疲れました。
★13 - コメント(0) - 3月8日

これ読んで、私も歩と同じで自意識過剰なんだなと思った。須玖と鴻上との場面は特に痛いほど歩の気持ちがわかった。"あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ"これに尽きる。私も、私にとってのサラバ!を見つけよう。歩が中年に差し掛かる頃に自分を見つめ直したというのも私にとってはよかった、励みになった。今の自分がこの本に出会えてよかった。西加奈子さんの人生と魂の叫びが詰まってる感じがした。
★31 - コメント(0) - 3月8日

姉はご神木になった!
★7 - コメント(0) - 3月7日

凄い、凄いことに登場人物みんなのことを嫌いになったし、みんなのことを好きになった。とても不思議な感覚で、頭には???でいっぱいだ。でも、確かに言えることは「読めて良かった」「この本に出会えて良かった」ということだ。
★15 - コメント(0) - 3月6日

自分が信じるものを見つけることが、人生の最大の目標であり、幸福の唯一の条件なのだろうか。
★12 - コメント(0) - 3月6日

上下巻を2回目のチャレンジで無事読了できたことが1番印象に残った読後感…こんな感想ですみませんm(_ _)m
★31 - コメント(16) - 3月5日

容姿にそれとなく自信があって、公私ともに充実していた主人公が若くしてハゲていくことで、人生が(というか自分が)ガラリと変わっていく。めちゃめちゃリアルな人間の変化がここまでしっかりとかかれてるのは新鮮だった。家族のこととか友人関係、宗教とか海外生活とかいろんな要素があったけど一番印象に残ったのはそこかな。むしろ禿げなかったら普通だったかも。なんか最後にメッセージ性がでてきたり、これまでのことがフィクションであるようなこと(物語の中の話ね)が触れられたりしたのが残念だった。★★★★☆
★2 - コメント(0) - 3月4日

読み終わりました! 非常におもしろかったです。 なんで、サラバ!というタイトルにしたんだろう?と思いながら読んでましたが、読み終わって納得しました。 構成的には、主人公を取り巻く登場人物全ての成り行きも結末つけていて、中途半端感がなく、すっきりしました。 読み終わって、なぜか旅に出たくなりました。 恰好つけた言い方だと、自分探しの旅をしたくなりました...。
★16 - コメント(0) - 3月3日

主人公と一緒に主観的にとらえていた家族の行動、思いが全て解きほぐされ、読み終わった後の余韻が心地よかったです。
- コメント(0) - 3月2日

すごく時間がかかってしまったけど、読み終えました。 すごかった。 私の持っている言葉じゃ1ミリにも足りないくらいの力を持っている本でした。 人生に影響を与えた一冊になると思います。何年後かにまた読みます。
★16 - コメント(0) - 3月2日

ついに大人になったぞ。イケメンリア充な青年期を経て、薄毛のフリーターに(笑)。ずっと一人称で寄り添っているから、他人の気がしません。物語はどんどん深みを増して、エジプトでの旧友との再会にはぐっときた。「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけない」って、名言ですね。
★28 - コメント(0) - 3月2日

「下」の中盤から、後半にかけて意表を突かれた。まさかこんな思いになるなんて。こんな展開になるなんて。心にズドーンとくる表現がたくさんあって、読みながらも、中盤からまた明日、読み返そうと思った。読み返そうって思った小説は初めてだったし、少し胸が苦しくて泣きそうになった小説も初めてだった。「上」のキラキラ感からの「下」の感じはなんとも言えない。人と比べることじゃないって心から思いたい。
★21 - コメント(0) - 3月1日

圧倒された。身を削って、全身全霊で書いたものって伝わるんだと思った。「あなたが信じるものを、誰かにきめさせてはいけないわ。」この言葉にすべてが詰まっている。
★19 - コメント(0) - 2月28日

育った家族の与える影響を扱った本を立て続けに読んだ。増えているのだろうか?たまたまか。考えるにつけ恐ろしい。誰しも持つのか。いつ解けるのか。どうしたら解けるのか。分からなければ一生解けないのか?
★14 - コメント(0) - 2月27日

サラバ! 下の 評価:76 感想・レビュー:2845
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