ガラパゴス 下

ガラパゴス 下
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ガラパゴス 下はこんな本です

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陸王
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ガラパゴス 下の感想・レビュー(1073)

ネットの掲示板への書き込み描写が、一本調子なのはご愛嬌。飯のシーンが美味そうですね。
★4 - コメント(0) - 3月24日

薄型テレビ、ハイブリッドカー。自分が知り得る情報とは違う側面に驚かされた。私たち国民は、国や大企業の思惑にまんまと乗せられているのか。そして今の日本の雇用実態に愕然とする。「普通に働き、普通にメシが食えて、普通に家族と過ごす。こんな当たり前のことが難しくなった世の中って、どこか狂っていないか?」 働く人間を大事にする企業こそが生き残っていくと信じたい。
★47 - コメント(0) - 3月23日

普通に働き、普通にメシが食えて、普通に家族と過ごす。こんな当たり前のことが難しくなった世の中って、どこか狂ってないか?日本の全就労人口のうちの三分の一近くが非正規雇用の労働者。未来が見えず人間扱いされないという中で正社員登用を餌に操る者。普通に暮らしたいと操られる者。しかし地位のある悪者は罰せられず底辺に生きる弱者のみが罪を負う。「そんなバカなことがあってたまるか」亡くなる前に「貧乏の鎖は俺で最後にしろ」と言った優しく真っ直ぐな彼は今ふるさとの宮古の星になって……何ともやるせない。
★101 - コメント(1) - 3月22日

「震える牛」では食品偽装などについて、そして今作では派遣労働者について、深く深く切り込んでいる。2作とも、読むと間違いなく社会の見る目が変わる大作。もちろんミステリーとしても申し分ない。次に借りた「共震」も楽しみ。
★77 - コメント(0) - 3月18日

思えば私が派遣で働いていた頃は、一番いい時期だったんだな~。働き口もたくさんあったし時給もよかった。今や派遣労働者がこんな状況に追い込まれているとは思いもしなかった。強いメッセージ性もありつつ、じっくり読ませる見事な作品でした。一つの身元不明の遺体ファイルから、細い糸を手繰り寄せるようにじわじわと真相に迫る様子に痺れました。ラストがイマイチすっきりしないけど、それもまた、日本の現状なんでしょうね。
★68 - コメント(0) - 3月17日

古い団地の一室で、身元不明の自殺と処理されていた案件を、ふとした切っ掛けで、偽装殺人と見破る継続捜査係の刑事。やがて捜査を進める内に、いつしか現代日本の暗部に踏み込んでいくことになる。いわゆる社会派刑事物の一つです。それにしても、派遣労働の実態が、これほど酷いものとは思いもしなかった。これじゃまるで、悪名高い、明治時代の職工と同じじゃないか。今や労働人口の三分の一、三人に一人が非正規雇用労働者です。真っ当に働くことが、こんなに難しい今の日本に、どんな未来が待ってるというのか。胸に突き刺さる刑事物でした。
★15 - コメント(0) - 3月17日

犯人を追い詰めていく。刑事モノの醍醐味ですね。やっぱり一気に読んでしまいました。地味に捜査をする田川刑事好きですね。本当にこんな世の中なのでしょうか。正規、非正規といわれて久しいですが…。ハイブリット車に乗れなくなる…いや車自体。車企業は巨大なピラミッドですからね。社員に優しい会社がやっぱり一番です。
★35 - コメント(2) - 3月15日

派遣の処遇やダウンサイジングターボなど、相変わらず一般常識とも言える世相に疎い田川さん。加えて「勘」も鈍く、決して名探偵ではない彼氏。今回も徹底した「鑑」取りで事件の真相に迫る。本当良いキャラ。安定したリーダビリティは、主人公のあえての無知と他の登場人物たちのお節介なまでの口述に支えられている。あと、謎の数字の正体がバレバレで何かカワイイ(生年月日にミスリードしたかったのか?)。社会派だし、とても深刻なテーマを扱った作品だが、ミステリーをあまり叙情的に読みたくはないので、こんな感想です。
★14 - コメント(0) - 3月14日

非正規雇用の増加など日本の現状を浮き彫りにしてるので、フィクションとは思えない。『普通に働いて、普通に家族と暮らす』そんな事が難しい日本。日本の将来はどうなるのか‥
★18 - コメント(0) - 3月14日

これが今の日本の現状、現実かとやるせない気持ちで一杯になる。胸のすく裁判になりますように!
★12 - コメント(0) - 3月12日

ノンフィクションをミステリというオブラートに包んだ感がある。被害者と加害者は髪一重。日本社会の暗部に焦点を当てた問題作。
★10 - コメント(0) - 3月12日

ただ、どこかで人生の歯車が狂い・・/ 働きたい、単純にそう思うことがこんなに面倒なご時世 / 大きな芋なら、分けて食べよう。小さい芋なら、一個ずつ。大きな蛸なら、手を一本ずつ。小さい蛸なら一匹ずつね。 / 星となって、拝まれなさい
★11 - コメント(0) - 3月9日

また組織の厚い壁ですか・・・。国会議員の爺さんですか。警察OBですか?社長がそんなに偉いのか?腹が立ってしょうがない。でも、でも・・この悔しさは田川が法廷での情状証人で全て晒してくれると信じ私の思いは無理無理おさめる事にします。ああ...それにしても仲野が良い人過ぎ、優しすぎで、私は悔しさ辛さ倍増です。そして、エピローグには泣けます。又、心に残る一冊になりました。余談ですが、学生の頃アルバイト探しで見たタウン誌。期間工、部品製造.寮有、祝金、高給手当・目にしましたが、中には怪しいのもありますよね?恐い〜
★47 - コメント(2) - 3月8日

企業の方針で工場が閉鎖され脱け殻と化す街、それに翻弄される派遣労働者達の無念、現代社会の抱える大きな問題を訴える重たい刑事小説。結局はとかげの尻尾切り、企業は政治家に守られる、これもたまらない。心に刺さる作品だった。
★44 - コメント(0) - 3月8日

上巻の感想では「震える牛」と同じ薄っぺらさを感じると書いたが、今作はボリュームもあり、シャッター街の様子や悪人側のヒエラルキー等が上手く描かれ下巻では立派な社会風刺ミステリーとして成立している。最近やたら「日本は凄い!」系の番組が多いが、派遣等の低所得層の増加と無関係ではないだろう。日本も中国化し、何らかのガス抜きが必要なところまで追い込まれている裏返しでもある。つまり、この小説は既にフィクションとは呼べない程のリアリティで溢れているのだ。日本の行く末を憂いながら読了した。
★27 - コメント(0) - 3月7日

普通に働いて家族と暮らす、それだけのことが出来ないなんてなんと貧しい国か。追い詰められて吐き出した取調室での二人の慟哭。胸が張り裂けそう。明らかになる真相が辛すぎて、とてもフィクションと片付けられない。あまたの労働者を踏みつけにして、本当の黒幕だけはするりと逃げるのか。残り少なくなるページ数にハラハラしながら一気読み。読み応えがありずしんときた。エピローグがまた切ない…(涙)。
★65 - コメント(0) - 3月7日

久喜市立中央図書館の本。面白かった❗
★5 - コメント(0) - 3月6日

ガラ携、ハイブリッド車、日本製薄型テレビ…良いじゃない!ガラパゴスの何が悪い!何もかもグローバルスタンダードにすることはない!但しそれか弱者の犠牲に成り立っているとしたらそれは別だ!富の再配分の為のエコ減税であれば消費者の理解が得られるかもしれないけど、企業だけを富ませるだけならばやっぱり許せない!警察小説でありながら、社会の暗部にも焦点を当てリアルに書き込み、その一方で悪人を少しずつ追いつめていく…最後まで気が抜けなかったが、最後の最後はやっぱり…でも起死回生の一発期待したい。宮古島の子守唄が胸をうつ…
★64 - コメント(0) - 3月6日

そんなに日本車がダメダメならトランプがあんなにカリカリする意味はない。実は優れた外車を日本に輸入しないように日本の自動車メーカーが政府と一緒にネガティヴキャンペーンをやってるのかな。そうかもしれんな。
★12 - コメント(0) - 3月6日

黒い。どす黒い。労働環境のことも官民の癒着のこともありそうで恐ろしい。〈普通に働き、普通にメシが食えて普通に家族と過ごす。こんな当たり前のことが難しくなった世の中ってどこか狂ってないか?〉 格差が拡大し悪循環。いつからこんな風になったんだろう。 気持ちが重くなったけど、被害者が故郷に帰ることが出来て本当によかった!
★26 - コメント(0) - 3月5日

「下」で話がつながり論点明確に興味深く読めた。少し昔の話だと思って読んだが昨年発行としりビビる。「普通に働き普通に飯を食うことが難しくなる日本のゆがみ切った社会」わかるがでは派遣制度なければ 今の日本の製造業はどうなったのだろう?一昔前低収入で一流企業に就職できない人が勤めていた公務員が恵まれた時代になってしまった。昔海外が貧困になることで国際間の格差ができ日本と米国英国が裕福だった。その後グローバル化技術移転で海外格差縮まり国内で格差作らないと経済が回らくなったのがガラパゴスの要因と思う。
★24 - コメント(1) - 3月5日

執念と被害者への想いで真相までたどり着いたがなんとも…。裁判で田川さんが一矢報いられるのかだけが頼り。この本はフィクションだけど絶対に日本のどこかで起こっているんだろうなあ。重かったけど読んでよかった。
★19 - コメント(3) - 3月4日

多少の脚色は有るにしても重たい・切ない・やりきれない題材が土台となった話・・・。
★12 - コメント(0) - 3月3日

一気読みです。 これ、フィクションだよね? リアル過ぎる!!日本、この先どうなっていくのか。。。 派遣や日雇い労働者が増えて、ますます格差社会だよね。 切ないお話でした。
★43 - コメント(0) - 3月2日

トカゲのシッポ切りかぁーの結末。これが現実なのかなぁ?
★13 - コメント(0) - 2月28日

やや不満を抱かせるエンディングではあったが、それがかえってリアルで良かったようにも思う。日本における派遣社員の在り方について深く考えさせられる作品だった。「働き方の多様化」とは非常に聞こえがいいが、その裏にある現実を知るとぞっとする。多額の報酬を得る為などではなく、正社員になって安定した生活を手に入れる為という犯行理由が悲し過ぎる。清村は嫌な奴だなと思っていたけど、人の心まで失ってしまったことを考えるとむしろ憐れにすら思えた。資本主義ゆえ多少の格差は仕方ないにしても、日本の未来はどうなってしまうのか…
★3 - コメント(0) - 2月27日

面白かった、と言っていいのか。現在の日本が抱えるさまざまな問題を浮き彫りにし、警鐘を鳴らす本作品。企業の偽装や隠蔽、非正規社員やブラック企業の実態を通して、いつの間にかのっぴきならないところまで広がってしまった格差社会の闇を描き出す。本作が描く通り多くの労働者が将来に不安を抱えている現実社会。正義感に燃えた青年の思いは、残酷な方法でいとも簡単に葬り去られ、圧倒的な富と権力をもったものがのさばり続ける。この作品がドキュメンタリーだと言われたら、多くの人が納得してしまうのでないか。それが恐ろしい。
★33 - コメント(2) - 2月27日

うーん。やっぱりリアリティを出すならこういうトカゲのしっぽ切りの結末になるよなぁ〜。仕方ないし、現実はいつだってこんな感じだということはわかってはいるんだけれども…。だからこそ、このストーリー展開だとこうしかならないのも頷けるんだけれども…。やっぱりせめて本の中だけは半沢直樹的にズバッとバサッと諸悪の根源を成敗してスッキリ本を閉じたいわ、私は(笑)まぁ、結局どこまでいっても富は富、貧は貧ということかな。実際の世相が反映されているし、全くのフィクションだとは思えない作品。
★67 - コメント(0) - 2月26日

日本独自規格だからガラケーと呼ばれるように、「テレビや車もガラパゴス」というファンドマネージャーの言葉に「知らんかったよ~」と思う。世界市場で通用しないから、人件費でコストダウンをはかり、派遣の人件費は部品備品と同じ「外注加工費」として計上される・・・なんて、びっくりだ。そこまでひどいとは・・・。「企業が活躍しやすい国=労働者がこき使われる国」という言葉にうなずく。自殺や犯罪が多くなるだろう。ラストシーンは、意識が薄れゆく仲野が見た最後の景色だと思いたい。
★40 - コメント(0) - 2月25日

「世界で一番企業が活躍しやすい国」とは「世界で一番労働者がこき使われる国」
★18 - コメント(0) - 2月25日

上巻は話が見えずに読むのに時間がかかったが,下巻は一気読み。過去の殺人事件を調べているうちに,おそらく作者が本当に書きたかったのであろう現代の労働者の状況が浮かび上がってくる。私は普段からこういったテーマに興味を持ってニュースを読んでいるのでショックはないが,知見のなかった人は驚くことだろう。日本はこんなことになっていたのか! ところで,私は「ガラパゴス化」が嫌いではない。均一化された世界標準よりも,独自進化の方がもしかしたら将来的に生き残れるかもしれないぞ。
★96 - コメント(7) - 2月23日

下巻もイッキ読み‼️そして涙。ノンフィクションだね、この現実感。現実世界でも企業は確実に労働者を部品と思ってますもん。正社員と言う席が少なければ、その争奪戦は激しくなるし、やり方が汚くなる。みんな生活がかかっているから。なんでこんな社会になっちゃったのか?その問いをぶつけられた様な気がします。やっぱり権力者はうまく逃げ切ってしまうんだよな。それでも、仲野氏の誠実さと、田川刑事の真摯すぎる執念の捜査に勇気もらえました!
★36 - コメント(3) - 2月23日

下巻は上巻を遥かに上回る衝撃だった。自動車業界のみならず家電や飲食業界の現状までもが語られる。知らなかった事ばかり。陰りが見えたとはいえ世界をリードしていたはずの日本は今確実に「ガラパゴス化」している。人件費を合理化の名の下に削る豚カツチェーンの例などファミレスでバイトしていた娘の話と完全に一致する。背筋が寒くなる。政府と企業に多くの日本人は騙されている。そう思う。警察小説としての側面も見事。執念の捜査と狭まる包囲網そのリアルさに興奮胸が熱くなる。松本清張の志を継ぐのは相場英雄で決まり。正にそんな名著だ
★295 - コメント(7) - 2月21日

『宮古島はね、みんな貧乏ね。でも、なにくそ、負けるかって思いで頑張るね。島の言葉でアララガマって言うね』
★13 - コメント(0) - 2月20日

ひどい話過ぎる。でも、この小説の背景にあるものがノンフィクションだと思うと、もっとやりきれなくなる。せめて、虚構の世界だけでも、勧善懲悪にしてほしかった。読んでいる間ずっと田川に声援を送り続けていた。問題が山積しているのに、解決できなくてもどかしい。
★22 - コメント(0) - 2月20日

4.0
★4 - コメント(0) - 2月19日

『震える牛』とこれしかまだ相場英雄読んでないけど毎回考えさせられる内容だよね。毎回地道に積んできた捜査が最後の最後に詰められない田川さんが悲しすぎる……どことなく報われない感がカミーユに似てるような……相場英雄祭りは以後も続行します!
★46 - コメント(3) - 2月19日

捨て駒扱いの非正規労働者、ただでさえ酷い労働条件なのに会社に貢献すると査定が上がるって、何なんだその告げ口ポイントは…もぉ最悪。そんな環境じゃ悲しい事件も起きて当たり前かも。真相に蓋をしなければならない田川の無念さを思うとホントやり切れない。2016.01.31
★45 - コメント(0) - 2月15日

ため息を吐きながら読了…。 ■多少の誇張はあるかもしれないが、今の日本の派遣労働の実態は真実に近いのではないか。 ■殺人は絶対悪ではあるが、仲野を殺めた真犯人への同情は禁じ得ない。ただ、どんなに生活が苦しくても、悪事で得た報酬では心からの幸せは掴めない、との理性が働くのが私たち日本人であると信じたい。 ■トクダ・モーターズと松崎社長に天誅が下らない終わり方に不満が残るけど、「田川シリーズ」は第2弾も読みごたえ抜群だった。 ☆☆☆☆☆
★55 - コメント(0) - 2月14日

jun
前半で黒幕が示唆されつつも,ベールに包まれた真相が一枚一枚剥がされ徐々に形を成していく展開に惹きつけられた。あまりにも哀しい真実は,現代社会の実像をロウソクの火で浮かび上がらせたようだった。絶妙なパワーバランスで事が落ち着くあたりも,あながち絵空事とは思えない。他の作品も読んでみたい。
★27 - コメント(0) - 2月11日

ガラパゴス 下の 評価:100 感想・レビュー:534
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