本を守ろうとする猫の話

本を守ろうとする猫の話
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夜行
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本を守ろうとする猫の話の感想・レビュー(127)

祖父と2人暮らしの引きこもり高校生・林太郎。祖父が営む古書店で1日を過ごしていた。しかし、ある日祖父が急死し、途方に暮れる。そこに、人間の言葉を話す猫が現れ、林太郎に「本を救ってほしい」と依頼する。ワケも分からぬまま、偉そうな猫に導かれて辿り着いたのは、大好きな本が危機に晒されている、いくつかの世界だった。林太郎は、本を助けるべく奮闘する。猫の言葉が哲学的だったり、林太郎の成長も感じられ、読みやすいながらも、考えさせられる部分が多い1冊だった。ラストで、謎の猫とは別れてしまったが、いつか再会してほしい。
★25 - コメント(0) - 2月24日

神カルの夏川さんの新作とあって飛びついた本作。現役のお医者さんが描く、本の話。無意識に一止と夏川さんがリンクしてました(笑)一止が話を描けばこんな風になるのかしら。本について哲学した感じ。私は本が好きだけど、流行に流されるし、難しい本をあんまり読まないし、第3の迷宮の「売れる本」ばかり買ってると思うから、ちょっと耳が痛いですが。本の力=人を思う心っていうのが何ともあったかくて好きだなあ。
★13 - コメント(0) - 2月23日

本好きな方がこれを読むと胸に突き刺さる言葉が幾つもあると思います。ただ、それは「何故読書をするのか?」という自分の中にある目的を再確認するチャンスだと思いました。各話が深く濃厚な物語になっているため、200ページちょいの本の筈なのに、読み進めていくとそれ以上に感じさせるぐらいの濃さでした。この本は本当にオススメします。
★2 - コメント(0) - 2月23日

神様のカルテとは違った夏川先生の世界が読めてよかったです。お話の中に別の作品がでてくると、新しい本との出会いになって、また本が読みたくなります。
★9 - コメント(0) - 2月23日

夏木林太郎、高校生。両親が離婚し、さらに母が他界した為、古書店を営む祖父と暮らしていたが、その祖父も他界してしまった。林太郎は、引きこもり。でも、本が好きで詳しい。そんな時、1匹の猫が話しかけて来た。「本を助ける為に力を貸して欲しいと」。不思議な世界観。でも、共通しているのは「本が好きだから」の事件と言うか。。んー、もう少し、ハラハラ、ワクワクが欲しかったかな〜。 でも、『白のフィアット500』が登場したのには、びっくり♪欲しい車が登場するお話にご縁があって違う意味で良かった(笑)
★16 - コメント(0) - 2月23日

おそらく本好きにはたまらない話かなと思います。個人的には「本の命を奪っているということだ」や「本は痩せていくばかりです」といった本が生き物のように感じられる表現がとても素敵に思えました。ほっこりして温かいお話でした。
★8 - コメント(0) - 2月23日

本日1冊目。タイトル通りと言えばそうなんだが、そんなにタイトル良かったとは思わなかったな~。「銀河鉄道の夜」の現代版みたいな事が帯に書いてありましたが、こんなキャラが現代にいるかな~?確かにこういうキャラじゃないと成立しない話だけどね。読みやすいしメッセージ性もそんなに強い表現じゃないし、中高生向けの作品かな~。現状の本の扱われ方への苦悩や本に対しての想いが感じられて、私は好きですよ。
★24 - コメント(0) - 2月22日

本の大切さをストレートに語っている作品。 ひと言で「本好き」と言っても、意味合いは千差万別。本を大切にするとは?読書の効率、読む速さの重要度は?本の需要とは?自分にとっての本とは、読書とは、と問われ考えながらの読書となって、少し見直すきっかけになったかも。 ファンタジー調で少しあっさりしつつ、所々はっとさせられる深い言葉も散りばめられていて、穏やかな読後感だった。
★26 - コメント(0) - 2月21日

恋愛要素が本筋に絡まない捻った展開とかもない直球どストレートの暖かいお話って最近だと逆に珍しいかも。本って素敵。個人的にはたくさん本を読むために読む速度を上げたい上げたいと思っていた自分が一文一文を噛みしめるようにじっくりと読むのもいいなぁと思えたのが一番の収穫。夏川さんは神様のカルテの時から必ずグッとくる台詞が一冊に一回は出てくるけど今回もそれがあったので満足です。
★11 - コメント(0) - 2月20日

夏川さんの本への愛が『これでもか!』というくらい伝わってくるストーリーでした。神様のカルテとは全く違う世界観ですが、文体とあたたかさは夏川さんでしかなく心地よく読了です。帯にある通り、宮沢賢治を彷彿とさせるファンタジーでした。本好きでナイーブだけれども心の強い主人公の林太郎くんは、高校時代のご自身がモデルかもしれませんねぇ。
★32 - コメント(0) - 2月20日

読書好きならたまらない本だと思います。帯の「お前は、ただの物知りになりたいのか?」「お金の話をやめて、今日読んだ本の話をしよう。」という台詞も良いのですが、各々の章も素敵な内容です。
★10 - コメント(0) - 2月20日

へぇ~!面白いタイトルの本だなぁって軽い気持ちで読み始めました。今の自分にリンクして色々と考えさせられ気づかしてもらえました^^。学生さんにも読んでもらい感じた事を少しでも吸収してもらえたらなぁって思いました。
★6 - コメント(0) - 2月20日

本とは何か、読書って何かという読むときにはあまり考えないテーマを目の前に示してくれた感じがした。銀河鉄道の夜というよりは、ネバーエンディングストーリーに雰囲気が似ているような感じがした。
★8 - コメント(0) - 2月20日

・理不尽に満ちた世界を生きていく上での最大の武器は、理屈でも腕力でもない。ユーモアだね。 ・人を思う心を教えてくれる力が本の力。 ・読んで難しいと感じたら、新しいことが書いてあるから難しいんだ。難しい本に出会ったら、それはチャンス。読みやすいってことは、知ってることが書いてあるから読みやすいんだ。難しいつてことは新しいことが書いてある証拠だよ。(本文より)
★10 - コメント(0) - 2月19日

迷宮を旅する猫と少年の、全体的にはもう本当にファンタジー。説得する会話にサン=テグジュペリを引用する猫と、亡くなったおじいちゃんは読書を登山にたとえて「どうせ登るなら高い山に登りなさい。絶景が見える」!わーー。思わず、はい!と答えてしまう。  この物語の底に必ず流れているおじいちゃんの教訓。だいたいのこの手の話と同じく、目が覚めてみたら時間はそんなに過ぎていない。
★6 - コメント(0) - 2月19日

夏川草介さんの新刊。本屋で見つけて速攻購入。夏川さんの本への想いが本になってる。本の持つ力は何か、本の力は人を直接的に救うものではない、本を読んだ後に自分で考え、行動しなければ本は空虚なものである。本は人を思う心を教えてくれる。それが本の力。この本は本全体をを通して、本好きの少年が、本への誤った考え方を多く持つ現代を否定し、彼自身が本の力によって殻を破るまでの素晴らしい物語であった。 本についての全てがここに散らばっていた。 不思議な本。
★10 - コメント(0) - 2月18日

30 合わなかったの一言…。
★1 - コメント(0) - 2月18日

林太郎が引きこもりになった理由。父親のことが話題にならなかったこと。私は林太郎の抱えているものの大きさは祖父の死だけじゃなかったんだと解釈をした。本が好きな少年に思いやる心と前に進むために用意された奇跡の話だったように思う。とくに第四章に出てきた、力のある本が聖書であるならば。児童文学風であって実は難しい本なのかもしれないなぁ。
★11 - コメント(0) - 2月18日

帯の「お金の話はやめて、今日読んだ本の話をしよう。」に惹かれて読みました。読書が好きで好きでたまらない、という人のための1冊です。本好きなら共感できる部分が沢山あるな、と思いました。夏川氏の本に対する熱い思いがストレートに伝わってくる好著です。
★16 - コメント(0) - 2月17日

4話からなる連作短編集。主人公は祖父と二人暮らしをしていた夏木林太郎。「夏木書店」という古書店を営んでいた。でも祖父が死に一人になる。高校にも行かずに引きこもりになる林太郎。そこに現れた一匹のトラネコ。なんと人の言葉をしゃべる。特別な条件に該当した人間だけに見えるネコ。その条件とは「人を思いやる心を持っている者」。トラネコに導かれて迷宮に行きそこにいる人から本を開放する。途中からは学級委員長の女子高生の柚木も一緒に行く。最後には叔母のところ引越しする予定だったが、一人で残ることを決断する。読後感は良い。
★34 - コメント(0) - 2月17日

連作短編集。本好きにもいろいろあるって考えさせられる。ところでこのタイトルならトラの活躍シーンがもう少しあってもいいんじゃないですかねぇ。
★105 - コメント(0) - 2月17日

なんとも言えない、不思議なお話。なんだろう……何かとても暖かいもので包まれているような感じを覚えさせてくれるような物語だった。 あと、なんとなくだけど、物語を作り出すための大切な心構えみたいなのを教えてもらえた気がする。本当になんとなくで、確かなものは何もないし、それを言葉にしろって言われたら、私はできない。でも、なにか大切なものを与えられた気がする。
★21 - コメント(0) - 2月16日

祖父の死をきっかけに彼が営んでいた古書店をたたみ、叔母に引き取られることになった高校生の林太郎。ある日彼の前に1匹のトラネコが現れ、「閉じ込められた本を助けだす為に力を貸して欲しい」と告げられた。人語を話すトラネコと共に本を解放していく事に・・・。今現在の本の在り方について問答する、迷宮の住人たちと林太郎のやり取りに凄く引き込まれた。けっこう心に刺さる言葉もあり、良い本に出合えたなと思えた一冊でした。
★18 - コメント(0) - 2月15日

ただがむしゃらに本を読めば、その分だけ見える世界が広がるわけではない。どれほど多くの知識を詰め込んでも、お前が自分の頭で考え、自分の足で歩かなければ、すべては空虚な借り物でしかないのだよ。―本文より― はっとさせられる言葉でした。
★6 - コメント(0) - 2月15日

子ども達に良い本を読んでほしいという想いは、本に関わる仕事をする者はみな持っているだろう。刺激的なものや安易なものではない、読み継がれてきた力のある本を。方法を模索し、試し、落胆する毎日なのだ。著者の本への想いは伝わるが、上滑りに感じるのは「こんなに単純ではない」と心が反発するからかな。けれど最近あまり耳にしなくなった慣用句や熟語はいいなあと思った。読書への問題提起にもなってくれるかも。かすかな期待を持って手渡してみるか。『自負と偏見』『百年の孤独』も準備して。
★11 - コメント(0) - 2月15日

「本を助けださねばならぬ。力を貸せ」ーー。人の言葉を喋る不思議な猫と、本を愛する主人公。彼らが対峙するのは、本を「閉じ込める者」「切り刻む者」「売りさばく者」、そして更にはもう一人。本をたくさん読んだ人が偉いのか。本を早く読むことが大事なのか。売れる本がいい本なのか。本が好きな人にこそ刺さる問いかけがいくつもある。あっさりした内容の分、読む人のいろんな考えや意見を挟む余地があり、なぜ自分が本を読んでいるのか、本が好きなのかを改めて考えさせてくれる、まさに「読書が好きな人のための本」だと思った。
★20 - コメント(0) - 2月14日

『神様のカルテ』を書いた夏川草介が新たな分野の長編を出すということで楽しみにしてましたが、正直がっかりした。設定も粗いしなんで今こんな内容の本を書かなきゃいけないのかがわからない。夏川草介の『銀河鉄道の夜』とあったが比較するのもおこがましい。ストーリーもありふれているし、なぜ猫じゃなきゃいけないのかもわからない。この本の内容に売れるものを出せばいいじゃないかとあってそれに対しての反論が書かれていだかこの本こそ大量生産の内容の無いじゃないかと。辛口になったが今後に期待したい。
★58 - コメント(6) - 2月14日

作家買い。『神様のカルテ』では地域医療の現場について問うていたが、本作は21世紀版『銀河鉄道の夜』とされ、本の在り方を問う哲学的な話だった。正直、私には難しかった。「新しいことが書いてあるから難しいんだ」とのこと。私にとって本は現実逃避するためのもの。そして自分の人生では体験できないことを本を通じてするためにある。本には様々な人生と感情が描かれているから「”人を思う心”を教えてくれる」のだろう。
★14 - コメント(0) - 2月14日

少し思っていたテイストとは違っていたが、読みやすかった。ただ少し軽かったあっさりしていた。本好きはものすごく伝わった。
★4 - コメント(0) - 2月13日

話の流れがやや古臭く展開が読めてしまう所が気になるけど、何かを伝えたい気持ちはよく分かる。しかし自分が信じて貫いてきたものが、そんなあっさりと揺らいでしまうのかということに驚く。本とどう向き合うかについてだけなら、単にひとりよがりで充分だということなのか。
★59 - コメント(0) - 2月13日

表紙カバー、表紙が本や猫で素敵で本好きなら思わず手に取ったり気になる装丁と内容。1度読んだ本は2度と読み返さなく飾るだけ、速読とあらすじだけで楽しく早く読む、売れる本だけを作り売る..読んでいると耳が痛い内容もあり本との付き合い方を考えさせられる。『思いやる心というのは、甘ったるい声で薄っぺらい同情の言葉を並べ立てる態度を言うのではない。悩む者とともに悩み、苦しむ者ともに苦しみ、ときにはともに歩む態度を言うのだ』本当にその通りだと思う。相手と対峙するところをもう少し掘り下げてくれたらもっと楽しめたかも。
★12 - コメント(2) - 2月13日

sai
高校生の夏木林太郎は、祖父を突然亡くした。祖父が営んでいた古書店をたたみ、叔母に引き取られることになった林太郎の前に、人間の言葉を話すトラネコが現れ…。
★18 - コメント(0) - 2月13日

本に興味がある人だったら惹かれる内容。猫が道引いてくれる本を取り巻く現実を反映しているような異世界での出来事、重苦しくならずサラッと読める辺り大人の童話かな?しかし、装丁で描かれている猫はちょっと可愛すぎな気がする(^^;
★37 - コメント(0) - 2月12日

装丁に惹かれて。そして帯の、「お金の話はやめて、今日読んだ本の話をしよう」に惹かれて。設定はなかなかお粗末だけど、作者の本に対する熱い思いと危機感が書かせたお話なのかな。「がむしゃらに本を読めばその分世界が広がるわけではない。お前はただの物知りになりたいのか?」「今の時代は、楽しく、速く、たくさんの読書を」「真理も倫理も哲理も、誰も興味がない。必要なのは、売れる本を作ること」なんだか耳が痛かったです(笑)。大切なのは、「物語を愛すること」かな、と感じた。
★53 - コメント(2) - 2月12日

立ち寄った本屋で、表紙とタイトルに惹かれて。吾輩は猫であるのような、猫が見る世界かと思ったら、「本を守ろうとする猫(によって少しずつ変化する少年)の話」だったように思った。帯には21世紀版銀河鉄道の夜だなんて書かれているけど、実際読んだ記憶がないのでそこは比べようがありません。が、帯にはたくさんのセリフもあって、これは猫の言葉かな?と思っていたら全然そうじゃなかったし。期待外れとまでは言いませんが、読み切った後に改めて題名を見た時に「猫途中から消えたじゃねえか!」となりました。期待のし過ぎはやめましょう。
★10 - コメント(1) - 2月12日

神様のカルテでおなじみ?の夏川さんの作品。作者の本への愛情、特に文学作品に対する愛情が伝わってきました。文学作品は難しく読みにくい印象があるんですけど、それは知らないことが書いてあるからなんですね。ビブリア古書堂もそうですけど、こういった本を読むと文学作品も読んでみたくなります。
★20 - コメント(0) - 2月12日

本好きだなぁと再確認した。
★15 - コメント(0) - 2月11日

本は心を育てる栄養だと思っているので共感するところもあったし、逆に痛い所を突かれたと感じる部分もあった。何気なく好みの本だけを読んでいる私は本当の読書家とは言えないのかなぁ、なんて。ファンタジー仕立てなので押しつけがましさはないけれど、考えさせられる。ところで、内容には関係ないが、猫のトラと「神様のカルテ」の一止の口調が似ていると思ったのは気のせいだろうか。
★68 - コメント(0) - 2月11日

誤植が…というのは置いておいて。本が好きな身としては考えさせられる話だった。特に第一の迷宮の、読んだ本を飾り立て同じ本を二度とは読まない男性の話。一度読んだ本をまた読むことはあるけれど、主人公の林太郎やその祖父のように1冊の本を擦り切れるまで何度も読む…というような読書体験はしたことがないかも。結局は一度読んだきり(どころか積んだまま)本棚に収まってる本が多いもんなあ…と胸に刺さった。自分にとって新しいことが書いてあるから難しい、難しい本に出会えたことはチャンスという考え方は結構好き。
★19 - コメント(0) - 2月11日

肩の力を抜いて読めます。本が好きな人ならより楽しめると思います。人によっては気づき、考えることでしょう
★7 - コメント(0) - 2月11日

本を守ろうとする猫の話の 評価:92 感想・レビュー:65
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