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あんぽん 孫正義伝

感想・レビュー
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Hiroshi Takeshita
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ルポというのは、取材対象について味わうものだが、この人の作品は取材者も又、同格なのである。行動や、考え方に影響を受けて、自分も又一緒になって、取材対象を追っかけてゆく。そういう体験の出来る貴重な読み物なのだ。その情報量の割に、参考文献のあっさりとした量も気持ちがいい。現地に行き、人を探し、話を聞く。こんな事が今や最も貴重なのだ。企画の上手さだけが秀でていて、怠惰な炬燵記事や、Wikiを写した小説、一次資料に当たらない文献で構成された書き物にはもうウンザリで、こんな本物に出会うと実に清々しい気分になる。
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はる
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病院で借りた本。孫正義さんのことをあまり知らなかったが、孫さんの歴史的な背景を踏まえた物の見方や考え方を提示していた。ただ、作者の方の孫さんへの捉え方が、やや一元的に見えました。
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ちょゆき
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孫正義のルーツを膨大な取材に基づいて詳細に描かれている。日本のトップ企業家である孫正義のバックボーンを知ることができて非常に勉強になるとともに、その強い経営判断、あくなき野心・欲望の源泉を知ることができた。 このような本を読むのは内容が軽いビジネス書に比べるとなかなかハードではあるが、思考の筋トレだと思って定期的に取り組んでいきたい。
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ミスターテリ―(飛雲)
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今まで読んだ孫正義伝はどれも成功物語であったがー「孫正義という特別な経営者はなぜ生まれたのか。それを朝鮮半島につながる血のルーツまで遡って探ることだった。これは私なりの在日朝鮮人論であり、孫一族の「血と骨」の物語である。」と筆者が言うように、在日朝鮮人のルーツから徹底的に描くが、ただ人物像を知るのにそこまで必要なのか、意図的なものを感じるし、彼のエネルギーの源をすべてそこに持っていくのには疑問が残る。しかし何度も苦境に立ちながらもそこから這い上がってくるバイタリティーの源は少し理解できたような気がする。
ミスターテリ―(飛雲)

筆者は「孫正義にいつもまとわりついているいかがわしさは一体どこからくるのか・・誰でも感じているはずのそんないかがわしさの根源を探る。」とあるが、まさしく自分も、そのいかがわしさを感じた一人であった。最初に「それを」実感したのは、ネット契約すればパソコンをタダで配るというキャンペーンだった。当時、そんなことができるのかと半信半疑だったが、騙されてもいいからとその時に契約したら、手元に本当にパソコンが届き、そこにはなんの偽りもなかった。そこから彼の経営手法に興味を持ち、孫正義を知りたいと思うきっかけになった。

09/19 21:22
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いちは(精神科医)
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Audible。面白かった。思わず吹き出す部分もあった。ただ、「いかがわしい」「うさんくらい」と著者が繰り返すのには、ちょっと辟易した。
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tak
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★★★
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hf
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12月の土曜日の11時ごろによみおわった。まあ、おもしろすぎる。 パンチライン四つ、1️⃣33, 大竹によれば、孫正義は朝鮮部落のウンコ臭い水があふれる掘っ立て小屋の中で、膝まで水に浸かりながら、必死で勉強していたという。 2️⃣392,この男は日本を救う英雄なのか、それとも一族の過剰なリビドーを受け継ぐ稀代の怪人なのか、それとも時代をひっかき回すだけの迷惑男なのか。日本の将来の方向も暗示するその答えは、そう遠くないうちにわかる。
hf

取材スタッフは安田浩一と小川善照

12/17 13:59
hf

151, 182 ページに、「等高線」という言葉が出ていて、東電OLの本でも出てきたし、佐野がノンフィクションを語る上でのキーワードなのだなあと。

12/17 14:29
7件のコメントを全て見る
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流れる星は生きている
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本のタイトルにある通り、孫さんの出生にこだわっている感があり、残念だった。若い時にはそれなりの苦悩があったかもしれないが、そんな自分ではどうしようもないことを孫正義がいつまでも気にしているとは思えない。そんなことよりも孫さんの人間観や人生観を知りたかった。出生というフィルターを通して人を見ることはいけないことだと思うし、そう習ってきた。佐野眞一氏は晩年同じ過ちを繰り返した。
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てつや
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恥ずかしながらこの本を読むまでまったく孫さんのことを知らなかった。出自についてもそうだったんですね。壮絶な背景があるからこそ日本の救世主?なのか旧態依然とした日本を破壊する期待をさせてくれる人物となりえているんですね。 どこまでもフラットな目線で、破壊者でありイノベーターであってほしいとは思う。
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my
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audible。あんぽん?と思うが聴くとすぐ理由が分かる。日韓のセンシティブな問題にも触れられており自分の意見を考える機会になった。本人の本ではないので程々に参考にしたい。
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菜食主義@目覚めの刻!
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ソフトバンクの創業者、孫正義の一代記です。彼は佐賀県鳥栖市で在日韓国人として生まれ、やがては世界的な大企業のソフトバンクを創り上げる訳ですが、まさに波乱万丈の物語ですね。孫正義さん、まさに傑物ですね。年若くして起業して、その卓越した先見性と行動力でのし上がっていく。改めて驚かされます。ただ本書の副題「孫正義伝」とありますがどうでしょう。著者はこの本を著すために孫さんの家族親族に対し綿密な取材をされたようで、そのせいか「安本三憲伝(孫さんのお父さん)」のようになってしまってますね。それはそれで面白いですが。
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ウマカラス
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【圧倒的取材力で描いた、孫正義という人間の意外なギャップ】Audible。「ソフトバンクの孫社長」を描いた内容ではなく、「人間、孫正義」のルーツを掘り下げた物語集。勝手にエリート街道をがむしゃらに走ってきた人かと思っていたが、まったく違っていた。一方で、巻末の「解説」にあるように、著者の取材力という名の強引さが、自身のライター人生にダメージを与えてしまったことに、せつなさも感じた。手に入れた武器は、時代にあった使い方をしないと自分に跳ね返ってくることもある。無常。
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蓮
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孫さんの、孫さんである理由がイメージできた!
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桐葉
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いくらノンフィクションとはいえ,プライバシーをさらけ出していいのかと思ったが,孫氏自身が協力的で取材に応じている。このおおらかさや日本の将来を憂いる気持ちに人間としての魅力を感じた。すごい人がいると思って心強く感じた。
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なかしー
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ネタバレベテランノンフィクション作家が描く孫正義伝。 良い点:取材対象である孫さんも驚く圧倒的な取材力。 生まれ育った佐賀県のドヤ街から親族が住んでいる韓国まで、しかも親族にもキチンと会ってインタビューしている。 引っ掛かった点:著者の主張や考えが(大体が孫さんに対する不信感のような物)ちょくちょく入ってくるのが気になる。それを味と取るか雑味と取るかで評価が分かれそう。 ジャーナルではなく、あくまで「ノンフィクション」として面白くは読めました。
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まっすー(^ ^)
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孫正義が小学校時代に書いた「涙」という詩が印象的です。どんな景色を見て生きてたんだろうと思いました(´;ω;`)
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maro
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孫氏の生きざまを描いた評伝。雑誌の連載記事を書籍化したもの。主に孫氏の父親への取材を元にしているが、本国に行って孫家の家系図まで調べる徹底ぶりには圧倒させられる。 冒頭、ジョブズの話が引き合いに出されるが、確かにドラマチックな生きざまは、両者共通するものがある。驚くほど過酷で険しい道のりに、正直、言葉が出なかった。孫氏の人となりがよく伝わってくる一冊…
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kiichi
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MJ
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衝撃だ!彼と僕とは同じ学習塾、同じ高校に通っていたのに、、、彼はこんなに違う世界に生きていたのか。。。危機感が人間の生命力を決定するならば、普通の日本人は彼に勝てる訳がない。圧倒的な経験値の差を感じてしまった読書体験。
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たつや
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孫正義のルーツを中心に書かれた作品。在日コリアンが苦労して日本で地位を築く様や、決して綺麗事だけでは済まない血と骨の繋がり、文化的思想など、泥臭く描かれている。
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トラビス
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佐野氏の著作としては木嶋佳苗を描いたもの以来2作目か。この作品もよくもまあここまで他人のルーツを暴き出すわと、その取材力への敬意と批判の半々の感想。孫さんはいまや超巨大企業のトップ。もしそのルーツに犯罪者の存在を暴きだしたとしたら、本人が隠しておきたい一族の秘密にでも行き当たっていたらどうなるのだろうか。当の孫さんは本書に対して、「佐野先生の取材力は凄いですね。僕もずいぶん勉強になりました」と讃えている。このおおらかさが孫さんの本質であってその人物をよく表していると思った。
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young
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職場の方から勧められて。時代は違うとはいえ、やはり1世、2世の在日の半生は強烈なものがある。そしてそれを見事にまで描き出したノンフィクション。 大志をなかなか抱けない昨今だが、情熱が伝わってくるようだった
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makimakimasa
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凄い本。感想あり過ぎて書き切れない。登場人物達がもう尋常じゃない。取材を終えた著者の一言「この血族に堅気はいない」。孫本人すら「先生の取材力は凄いですね。僕も勉強になりました」と認めている。メディアから伝わるスマートなイメージとそのバックグランドのギャップが半端じゃない。豚小屋、密造酒、サラ金、パチンコ、いがみ合う親戚、いがみ合う両親?(これも様々な見方があって深い!)…そんな環境でも父から天才と言われ続け世に出た男(震災時は個人で100億寄付)。題名は旧姓の安本から。帰化した時のトンチ話が流石だし素敵。
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よしゆき
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自動翻訳機
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しあん
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読み出したら止まらない、そんな求心力のある一冊でした。本当に、良くも悪くもこの血族の中から孫正義ほどの人物が生まれたのだなと、そう思いました。
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michiyo
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孫会長のビジョンの立証的な本でした。結局、世界中の人のために尽力をされていること、その尽力は、想像以上のものだと感じます。 改めて、日本人としての誇りです。
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高体温
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小学4年生で、親に日本籍にしてほしいとお願いするが断られた所から猛勉強したという。そして高校のときに在日を友人に告白してからアメリカ行く。在日というコンプレックスから逃げたり、隠したりするのではなく立ち向かっていく姿が一番見習いたいと思った。●さらに教育の大切さを高校の時点で知ってて「借金してでも勉強だけは続けさせてください」と親に素直にお願いする所もすごいと思った。
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多分、器用です
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すごくおもしろかったが、著者の偏った思想やイデオロギーとか、偏見とか独りよがりな考え方とかがなかったらもっと面白かっただろうと思うと残念だ。
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vinlandmbit
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古本屋で購入。もう思い出せないですが、以前どこかで手にとって読んだ本書を久しぶりに手に取り読了。いやはや地の底に流れる凄まじいマグマの熱量(=孫さんに感じる底が知れないエネルギーの所以)を出生からの歴史を紐解きながら追っていく様な不思議な感覚。本書が刊行された2012年1月からだいぶ経った今、以降の更なる昨今の打ち手の凄さ/出してきた結果含めて改めて孫さん凄すぎます。
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guanben
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孫正義の評伝。「あんぽん」は彼の通称名だった「安本」から。その「日本人」離れしたスケールの大きさと実行力の源泉を、在日三世という出自と個性豊かな親族たちにありと筆者はみる。ただ著者の血族・血統へのこだわりが余りに強いため、孫の評伝というよりも、一族のファミリーヒストリーになっている。やや冗長。この「血」へのこだわりが後年、橋下徹の評伝において大問題を引き起こしている。
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たくみ
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孫正義の出自を曝け出す評伝。 子供はやはり褒めて伸ばすべきだと感じた。 入塾と改姓のエピソードはただ感服した。
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ykbstyle24
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孫正義の先祖をそこまで調べますか・・・、何となくえげつないですね。読後感が悪いですよ・・・。さわやかな孫正義伝を読みたい。
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watervalley_Yu
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孫正義の生い立ちやルーツについて書かれている。その生い立ちがなかなか強烈で、なにかあった時に環境のせいにすることがおこがましくなる。 興味深かったことは、父親(三憲)の教育方針で、一切怒らずに、とにかくアイディアを出させ、そのアイディアをべた褒めする。この小さな成功体験が、孫正義という人物を作り上げたのかと思う。
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けん
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孫正義のルーツだね。
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美味しい渋谷
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ノンフィクション作家として毀誉褒貶の激しい著者が、これまた評価の分かれる方の周囲を取材しての評伝。今も勢いは止まらない。
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じろう
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孫正義伝であると同時に父祖たち在日の歴史。いま問題になっている徴用工の現実も透けて見える。彼ら在日のパワーにも圧倒されるが孫の父親や親戚がみんな事実を粉飾して語っているのが笑える。こういう人たちには勝てない、適当に聞くしかない。それにしても橋下が講義して佐野眞一の連載を止めさせたのは愚であった。孫には批判も含めてまだ受け入れる器がある。橋下は本も読まず教養がないのか佐野眞一のことも全く知らなかったのだろう。器が小さいとしか言いようがない。悪い意味で日本人的なのかも。
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K K
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素晴らしい!圧巻。 佐野さんの筆致が素晴らしい。 苦労をバネに変えた屈強の男、孫。 家族を支えるほどの事業を怒ると中学生の時に決意した孫の根底にある美意識。 "商売ってようするに、できるだけ安くかって高く売ることですよね。 実業家は違います。鉄道な道路、電力会社など天下国家の礎を造るのが実業家です。" エリートといわれる人生を歩んできた男方、孫の前では輝きを失う。 京セラ社長の"動機、善なりや"が根底にあるのかもしれない。 豚の糞尿にまみれた幼少期から一転、身体性のない、唯脳的な世界に生きる男
K K

続き 以下の佐野さんの言葉にはひたすら共感を覚える。 "美談が通用するほど予定調和的に出来ていない。" "人間はおあつらえむきの物語に生きられるほど都合良くはできていない。" "人間はやはり一筋縄ではいかない。人間は二番底、三番底まで覗き見なければ、本当の姿は見えてこない。"

11/05 17:51
0255文字
Tadashi_N
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良い意味でも悪い意味でも、日本を破壊しようとしている。
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