さくら (小学館文庫)

さくらの感想・レビュー(4673)

再読。西作品との出会いは、デビュー作「あおい」ではなくこの「さくら」だった。改めて読み返すと、この作品ですでに、西加奈子節とも言える、独特の(勿論最高にいい意味である)言い回しや、表現があったのだと気づかされる。暖かさや優しさではなく、もっと柔らかな、言うなれば、平仮名使いで表現したくなるような、“あたたかさ”や“やさしさ”がある。違いのないようで、この違いは大きい。不躾な優しさでは、やはりこうは思えない。読んでみて初めて理解できるような代物なのだと五感で感じる。
★6 - コメント(0) - 3月20日

冒頭で兄がもういないことはわかるんだけど、回想シーンの細かな描写とか、解説にもあったたくさんの比喩のため、悲しい感じはしなかった。ミキのような人に振り回されるのも楽しいかなと思ったり、切ないなと思ったり。
★7 - コメント(0) - 3月18日

文体もストーリーも盛りすぎ、という感じで何が何やらわからないまま話が終わってしまった。主人公目線を意識してのことだろうが、「そうゆう」など、言葉の使い方にいちいち引っかかった。全体としてさらりとした軽い空気を感じたが、回りくどく所々で引っかかる文体と、重すぎるストーリーとのギャップがあまりにも大きい。
★4 - コメント(0) - 3月18日

西加奈子の描く家族は、なんだかヒリヒリとした熱と痛みにあふれてる。なんといっても比喩が一級品です!結末どうこうより、文学として、完成度高いってやつじゃないでしょうか。
★7 - コメント(0) - 3月15日

やっぱり、西さん大好きだ。 それにしても、辛い、号泣。みんながそれぞれ自分の愛を大切にしたいだけだったのに。
★7 - コメント(0) - 3月14日

カッコよくて人気者で男らしい兄ちゃんが死んでしまう。最後の薫の思いは切なすぎて泣いてしまった。自分に置き換えたら悲しすぎるし自分ならどうなってしまうか分からない。でもこの家族は大丈夫。太陽のような兄ちゃんがいなくなっても残された四人と一匹の絆は強い。読み終わっても強い余韻が残る。しばらくは抜け出せないな。
★7 - コメント(0) - 3月13日

西加奈子の本は3冊目だけど、さくらが一番好き。家族愛のお話。特に良かった場面は、ミキにセックスの説明をする所。偽りのない、でもわかり易く可愛いって感心。素敵な表現だなぁと和みました。この本は、自分が子ども時代に感じていた、キラキラしたものやふわふわした感情を思い出させてくれる温もりのある作品ですね。
★13 - コメント(0) - 3月11日

幸せいっぱいの家族が、兄の事故・死によって壊れていってしまうお話。ミキや薫さんカッコよすぎ!でもミキの罪悪感、半端ないんだろうなー。あんなことしなければ、兄は幸せに生きていたかもしれないし。実家で中型犬飼ってたから、最後は泣きそうになったけど、オチにほっこり笑顔になった。
★7 - コメント(0) - 3月10日

西加奈子、デビューから二作目となる『さくら』。胸の内に抑えていたものがグツグツと煮えたぎり、マグマのように溢れ出たかのような小説。二作目の気負いも、作家としての打算も、ここには感じられない。あるのは、書きたいという衝動だけだ。過剰なようでいて、なのにいちいち思い当たってしまうのは、西加奈子がこの物語を、常に地に足を付けて書いているからだ。彼女にとって想像力は、現実逃避ではない。生きるための術なのだ。(つづく)
★36 - コメント(1) - 3月6日

西さんの作品は読後感が不思議だと思う。「続きが読みたい!」って思うもやもや感もなく、「え?おわり?」っていう物足りなさもなく、ちょうどいい。家族の崩壊とともにしゃべらなくなったサクラが、家族の再生とともにまたしゃべるようになる、涙なしには読めない作品でした。
★15 - コメント(0) - 3月1日

心温まる家族の物語。すごく個性的な家族だけど、色々な思い出に彩られた、家族の絆がすごく感じられる。なんだか読んでいて、ふんわりと、だけどピリッとくる内容。これは、ドラマか映画になったら面白いだろうな。
★9 - コメント(0) - 2月25日

強烈でいびつで面白かった
★3 - コメント(0) - 2月23日

★★★★★ とても幸せな家族の変遷。美しい両親と美しいDNAを受け継いだ兄妹を持つ平凡な主人公薫の目線で語られます。何処へ行っても人気者の兄、誰もが振り向く美少女の妹、そして明るく優しい母と思慮深く働き者の父。誰をも笑顔にさせてしまう(残念な容姿の)飼い犬サクラ。そんな幸せな長谷川家に起こった大きな不幸で、家族は壊れて行きます。急速に歪みバラバラになった家族を、またつなぎとめたのはサクラでした。「僕らはなんて、賑やかな人生を歩んでるんだ」、最後にそう思えた薫の達観は見事。号泣でした。西さん凄すぎる。
★25 - コメント(0) - 2月21日

gf
★1 - コメント(0) - 2月18日

幸せ満開の家族の描写が出できた時、何だか苦しくなった。最後は何とも言えない気分になったけど…
★7 - コメント(0) - 2月11日

【図書本】愛し合っている夫婦に子供3人、サクラっていうワンコがいるどこにでもありそうな長谷川家ではあるんだけど、兄が事故で皆から愛される長男からそうじゃなくなり自殺のような死に方をしてしまい、家族がバラバラになってしまう。しかし、サクラのおかげか?時が解決したのか?家族がまた葛藤しつつも前のように戻りつつある感じが最後はしてきて、本当よかったと思う。サクラと家族との会話がまた西さんワールドで好きだな。LGBTsの事もチラリと出てくるんだが、薫とミキには幸せになって貰いたいな。お兄ちゃんの分まで…。
★16 - コメント(0) - 2月8日

人物設定が特殊。いい話すぎるし、悲しすぎる。
★3 - コメント(0) - 2月7日

10年前、中学生のときに読んだ本の再読。所々内容を覚えていたので、これから起こる悲劇がどういうものかわかっており、幸せな出来事が余計に悲しく思えて泣けた。前回読んだときは物語の1つ1つのエピソードが強く印象に残ったが、今回は様々な登場人物の愛を表現する描写が胸に響いた。それだけ私が見ようとするものの視点が変わったのかな。また10年後に読んだら、違ったシーンが印象に残るだろう。私は、誰かが嬉しいとき、悲しいとき、真っ先に思い出す愛された存在になれるだろうか。なれるといいな
★3 - コメント(0) - 2月6日

感想不能。
★3 - コメント(0) - 2月5日

第2章の最後の行の小さな、小さな街だった。ああ、でももう、雨で見えなくなった。この言葉が長谷川家の終わりの始まりを物語っているようで切なかった。
★6 - コメント(0) - 2月4日

もやもや
★4 - コメント(0) - 2月2日

ラスト、涙が止まりませんでした。ただ、サクラのおかげで、泣きながらも笑顔にさせてくれました。家族のあり方、好きな人への思い、LGBTsの苦悩、色んな想いの詰まった一冊でした。やっぱり西加奈子だわー
★4 - コメント(0) - 2月1日

ちょっと変わった家族のとても切ない物語。太陽みたいなみんなのアイドルだった兄の事故と死によって壊れていく家族。それまでの明るい家庭の何もかもが食い違ってしまうもどかしさ。最後にミキが絞り出すような語りに胸が詰まります。最後に救いがあってよかった。心からそう思いました。
★10 - コメント(0) - 1月28日

★★★
★6 - コメント(0) - 1月27日

2017(7)はじめの頃は、家族の物語で楽しんで読めた。特にフェラーリの件は、かなり笑った(^^)しかし、西さん独特の「◯◯のような」という比喩が連発されており、少ししつこく感じた!また展開も、だんだん壊れていく家族が描かれており、読むのが辛くて一気に流し読み。西さんとは合わないことがわかりました。
★59 - コメント(0) - 1月27日

家族のあり方、そこから見えてくるものとは何かを考えさせられた。家族が冷えたり、気持ちが沈んだ時も、サクラがそっと温めてあげたりと救いの手を差し伸べてくれる存在や見えない絆で結ばれていること、兄の死で気持ちが塞ぎ込んだ家族がひとつになる姿は感動であった。家族にどのようなことが起こっても、ぶつかり合っても、周りからどのように思われているのか気にしたりする思春期独特の心情、煙たがってしまいそうになっても、環境の変化に押しつぶされそうになっても、家族は近しい存在であり、思い出は刻み込まれるものだと感じる。
★84 - コメント(0) - 1月27日

サイアク。読まん!
★2 - コメント(0) - 1月27日

☆☆☆☆☆
★1 - コメント(0) - 1月26日

次男目線で語られる物語。最後は電車の中で泣きそうになりました。家族っていいですね。
★6 - コメント(0) - 1月26日

長谷川家。淡々と語られるけど、なかなか濃い。
★6 - コメント(0) - 1月26日

すごい!始めは気軽に読めていたのに、進むにつれて迫り来るものがあって最後の章は号泣。外で読んでいたから涙をこらえるのが大変だった。切ない。。。サクラに救われた。
★19 - コメント(0) - 1月25日

電車の中で思わず涙、 家族って素晴らしいですね 。西加奈子さんこれからも読んでいきます。
- コメント(0) - 1月23日

家族という共同体について考えさせられた。良くも悪くも、人生って家族がベースになっているんだなぁと心がざわざわした。話全体が、次男の薫(周りを淡々と、しかしよく見ている)の目線で語られてることで、長谷川家の成り立ちや後半の展開を、よりしみじみ感じられるなぁと思う。父親、母親、一、ミキ、それぞれから見たらこの話はまったく違う話なのではないでしょうか。
★4 - コメント(0) - 1月20日

前半が長くてかなり飛ばしてしまいました。今ある幸せを大事にしようって思えたのが収穫だったけど、悲しい話が苦手な私には辛かった。もやーんと悲しい気持ちになりました。
★6 - コメント(0) - 1月15日

んー、読みやすかったけど、正直言って、感想はそれだけかな…。
- コメント(0) - 1月12日

妹が残念美人だけどとても魅力的。作品全体の雰囲気も、緩かったりドロドロだったりで、ハラハラした。面白かったと思う。いきる意味を考えさせられる作品。人生は上手くいかないから面白い。
- コメント(0) - 1月12日

喜怒哀楽全てが伝わってくる。決して登場人物と同じ経験・記憶がなくとも、わかる。共感でも感情移入でもない、人の家庭のアルバムをめくっている気持ちに近い、ノスタルジックで、淡くて、綺麗で、儚くて、繊細な感情。色だと、たぶんパステルカラーのピンク。そしてそれがさくら色であることに驚いた。この本を読んで欲しい。それは「感動するから」とか「名作だから」なんて枕詞のない、実直な思いです。
★13 - コメント(1) - 1月6日

はじめはサザエさんを見てるようでしたが、後半に必ずやドラマチックな展開が待っていると思っていたら案の定でした。後半の急展開が西加奈子の持ち味だと思っているのでそこは期待通り。この本は結構売れたそうですが、やっぱり売れた本は面白いです。
★12 - コメント(0) - 1月5日

心が痛かった。西さんの世界観についていけない作品が多い中、これは気持ちが入っていけた。
★4 - コメント(0) - 1月4日

家族にしかわからないこと、わかり合えないこともあれば、家族でも、家族だからこそわからないことがある。大晦日の夜、車中で少ししんみりと長谷川家の幸せについて考えてみる。
★8 - コメント(0) - 2016年12月31日

さくらの 評価:66 感想・レビュー:1420
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