さくら (小学館文庫)

さくらの感想・レビュー(4530)

家族という共同体について考えさせられた。良くも悪くも、人生って家族がベースになっているんだなぁと心がざわざわした。話全体が、次男の薫(周りを淡々と、しかしよく見ている)の目線で語られてることで、長谷川家の成り立ちや後半の展開を、よりしみじみ感じられるなぁと思う。父親、母親、一、ミキ、それぞれから見たらこの話はまったく違う話なのではないでしょうか。
★3 - コメント(0) - 1月20日

前半が長くてかなり飛ばしてしまいました。今ある幸せを大事にしようって思えたのが収穫だったけど、悲しい話が苦手な私には辛かった。もやーんと悲しい気持ちになりました。
★5 - コメント(0) - 1月15日

んー、読みやすかったけど、正直言って、感想はそれだけかな…。
- コメント(0) - 1月12日

喜怒哀楽全てが伝わってくる。決して登場人物と同じ経験・記憶がなくとも、わかる。共感でも感情移入でもない、人の家庭のアルバムをめくっている気持ちに近い、ノスタルジックで、淡くて、綺麗で、儚くて、繊細な感情。色だと、たぶんパステルカラーのピンク。そしてそれがさくら色であることに驚いた。この本を読んで欲しい。それは「感動するから」とか「名作だから」なんて枕詞のない、実直な思いです。
★10 - コメント(1) - 1月6日

はじめはサザエさんを見てるようでしたが、後半に必ずやドラマチックな展開が待っていると思っていたら案の定でした。後半の急展開が西加奈子の持ち味だと思っているのでそこは期待通り。この本は結構売れたそうですが、やっぱり売れた本は面白いです。
★10 - コメント(0) - 1月5日

心が痛かった。西さんの世界観についていけない作品が多い中、これは気持ちが入っていけた。
★4 - コメント(0) - 1月4日

家族にしかわからないこと、わかり合えないこともあれば、家族でも、家族だからこそわからないことがある。大晦日の夜、車中で少ししんみりと長谷川家の幸せについて考えてみる。
★8 - コメント(0) - 2016年12月31日

「家族」という共同体の特殊性を感じた。僕の失恋・兄の自殺・妹の秘密・母の恋・父の失踪……家族に降りかかる様々な運命から救ってくれたのは、いつだって愛犬のサクラだった。色彩豊かな比喩表現は決して主張しすぎることはなく、文章の生命力というものを感じさせてくれます。「家族」の在り方を考えさせられるお話でした。桜の散る季節にもう一度読みたいです。ミキかわいい。
★8 - コメント(0) - 2016年12月24日

この家族は、どうなってしまうのかとハラハラしながら読んだ。さくらは犬の名前だが、実家にいた犬のことを思い浮かべ、自分の家族と重なるような気持ちになりつつ読んだ。
- コメント(0) - 2016年12月23日

愛犬さくらを囲む長谷川君一家の暖かいお話のはずだった。なのに...。読み始め(第一章)は、何だか面倒臭い家族だなぁ...と感じたが、いつの間にか兄一(ハジメ)と薫、妹美貴の兄弟に惹付けられる。なんて羨ましい…。しかし一の交通事故で家族が壊れていく。なんなんだろう、この気持ちは…と云うのが読後感です。暖まりました。
★9 - コメント(0) - 2016年12月17日

ハンサムなお兄さん、美人な妹、おしゃべりなさくら。 おしゃべりなお母さん、寡黙なお父さん。 お父さんの温かさが家族を支えていた描写が素敵すぎ。 お兄さんの事故から家族が緩やかに壊れて行き、ついに喋らなくなったさくらが、大晦日の晩にまた喋るようになって良かった。
★8 - コメント(0) - 2016年12月11日

「円卓」が面白かったので続けてこちらを選びましたが、長谷川家の子供達の恋は何とも切なくて悲しくなりました。 色んなことを乗り越えて家族を大切にしなくちゃ…と言う気持ちになる本。
★16 - コメント(0) - 2016年12月10日

ある家族の話。お兄ちゃんがギブアップと遺したところに彼の人生がつまっててとても苦しくなった。西さんの独特なリアリティーある表現が引き込まれる。苦しい本だが救いもあり涙なしでは読めない1冊。とても良かった
★9 - コメント(0) - 2016年12月9日

前半はのほほんとした家族のお話。主人公の次男、ヒーローのお兄ちゃんと美女なのに大胆で男みたいな行動をする妹、すごく仲のいい両親、そしてさくら。こんな理想的な家族に起った悲惨な事故。キラキラしていたお兄ちゃんが、車椅子になり、顔が変形してしまい、最終的にギブアップと言って自ら命を絶ってしまう。その後、家族が悲しさのあまり、おかしくなりそうになりながらも、さくらを通してお兄ちゃんの死を受け入れようとする。事故がない世の中になればいいと心から思った。事故の被害者、加害者だけではなく、周りの家族、恋人、友人にも大
★9 - コメント(0) - 2016年12月7日

とても素敵な家族の小説。家族の形は変わっていく。それは少し淋しくもあり、仕方のない事なのかな。それでもこの家族には素敵な思い出があり、「さくら」がいて、それがみんなを繋ぎ止めている。そしてきっともう大丈夫。
★9 - コメント(0) - 2016年12月7日

西加奈子さんの本を読むのはこれが二冊目で、感性豊かで独特な表現にも慣れ、以前読んだ白いしるしよりもスムーズに読み進めた。大晦日に家族総出でサクラを病院に連れて行っているシーンで、兄の死が原因で以前の明るさをなくしていた家族が一つになったところで涙が出てきた。もっと西加奈子さんも作品は読んでみたいと感じた。
★10 - コメント(0) - 2016年12月6日

ちょっと変わってるところもあるけど、どこにでもいる温かい家族の話。家族によって悩み、傷つき、でも家族がいるから乗りきれる。そんな誰しも経験するようなことを随所に出てくる絶妙な比喩表現で描いている。何よりサクラが幸せそうなのが良かった。
★8 - コメント(0) - 2016年12月6日

子供の頃、飼っていた犬を思い出した。
- コメント(0) - 2016年11月30日

この家族には圧倒される。パワーがある時でないと読み進められない。
★9 - コメント(0) - 2016年11月30日

ヒーローの兄と、超美形な変わり者の妹と、平凡な僕。美しい母に朴とつとした父。そして、犬のサクラ。サクラと兄弟の成長とともに変わりゆく家族の形を西加奈子流に面白く、生々しく、時に残酷に書き上げた良書。終盤は、神様の悪送球を受け止められなかったお兄ちゃんにもらい泣きし、妹の胸の内を知り苦しくなる。けれど犬のサクラと共に、再びキズナで繋がる家族に安堵感。人は再生していくのだと、最後は希望に満ちた気分だ。西作品は、いつも心に響く名言が登場し、何かの説法でも聞いているかの感覚になる。この人の魅力は計り知れない。
★51 - コメント(0) - 2016年11月30日

途中までの話が幸せすぎて後半は悲しすぎて読むのが辛かった。でも長谷川家は良い家族だと思う。神様の悪送球って表現良いなと思った。
★10 - コメント(0) - 2016年11月29日

いろいろあれどそれまで順風満帆だったお兄ちゃんの生活、事故後やっと外に出て前向きになったと思ったら子供に指さされ幼いころに肝試しをしたフェラーリを思い出し、自分はフェラーリだと思い、「神様の悪送球」に「打てやせん」そして人生ギブアップ。もうそのあたり号泣&嗚咽。私も神様の悪送球くるもん。わかる。そんでもギブアップはしないけど。ていうかできないけど。
★8 - コメント(0) - 2016年11月25日

幸せな時間(それまでは幸せなことにも気付いてないけど)がずーっと続くと思っていた。テレビのニュースや、ドラマで観る不幸が自分の身に起こるなんて考えられない。起こらないとは言えなくても、そうなるまで実感できない。絶望の中を、真っ暗な世界を見ないように眼を瞑って歩いている主人公。でも大丈夫、眼を瞑っていても光は感じられる。
★10 - コメント(0) - 2016年11月22日

さくらは大事な家族の一員。大人になってもこんなふうに十代の成長を書けるって、楽しいだろうな。
★7 - コメント(0) - 2016年11月22日

ああ、私もちゃんと好きな人に好きって伝えよう。と素直に思えた。みずみずしい文章で綴られる、ある家族の話。辛いこともあったけれど、犬のさくらが居ることでなんだか救われる。薫さんの卒業式の言葉に胸打たれた。「あなたの愛は、僕を世界の高みに連れて行ってくれる。」
★7 - コメント(0) - 2016年11月22日

西さんの作品「サラバ」に続いて2作め。風変わりな女きょうだいが出てくるところや挫折からの再生を描いているという共通点あり。お兄ちゃんのことは切なすぎた。
★17 - コメント(0) - 2016年11月16日

すごく面白かった。けど切なくて悲しくて辛くて、薄暗いトンネルをずーーっと歩いているような、そんな感覚だった。最後にはトンネルを抜けれる。トンネルの先の出口の光を見つけられた。そんな終わり方だった。 西さんのあとがきはいつもホッコリして、あとがきを読んだらもっともっとこの作品の事が好きになる。 私事ですが…この作品、以前読んだことがある…それがいつだったか…市民会館で湯川さんと再会したとき、「あれ?」そこからデジャブ的な(笑)お兄ちゃんの「ギブアップ」で確信に変わりました。一体…いつ読んだんだろう…。。謎w
★4 - コメント(0) - 2016年11月15日

なぜかとても読むのに時間がかかってしまった。 サクラがセリフを喋ったりする不思議な感じはあるが、途中途中のずしっとくる言葉が良かった。サキフミ?サキコ?さんの「愛のある嘘をつきなさい。自分も苦しい、愛のある、嘘をつきなさいね」やあれだけ自由にありのままに生きてるミキの「これがいつも自分の100% ありのままに生きてる人っておらん…でもそれも自分やん」などがとても響いた。まだまだ西さんの本を読みたい。
★55 - コメント(0) - 2016年11月13日

☆☆
- コメント(0) - 2016年11月13日

現代、過去、未来の時制が朧気で読みづらかった。登場人物が各々個性的で引き込まれて行ったけど、読後感としては作者の言いたいことが今一伝わって来なかったように思います。
★14 - コメント(0) - 2016年11月12日

次男を主人公に繰り広げられる一家の物語。 読了からしばらく経ってしまっていて、詳細には書けそうじゃない。 けれど、今こうやって普通に生きていることを考えさせられる物語だった。 彼には「一」という完璧の兄貴がいて、それでもって憧れでもあった。そして妹は端麗な容姿でいて、誰からも羨まれる人だった。母親も美人で評判だった。 しかし、一に起きた事故から家族は一変していく。ドンドンと歯車は合わなくなっていって、ついに兄貴が自殺することで、崩壊してしまう。 その中で家族を繋ぎ合わすのが、愛犬のサクラだった
- コメント(0) - 2016年11月11日

西加奈子の小説は重い速球のようにズシリと心に響く。 それでいてキレもあって、心臓だけじゃなく、 胃も腸も内臓全部が掴まれた感じになる。 人はどこまで行っても孤独であるのだけれど、 同時に他者の影響の中で生きているのだと思わされる。 自分は自分であって、他者でもあるのだ。 家族や他者の存在を自分の中に感じた1冊。
★11 - コメント(0) - 2016年11月9日

関西出身の僕としては、関西弁のセリフがとても的確に使われているこの小説は心にしみる部分が多かった。家族を構成する一人一人のキャラクターが、通り一遍ではないやり方で書き込まれていて、小説が気持ちより動く。だけど、それ以上に重要なのは、家族と雖も、お互いの人格には、けっして見えない部分が必ず出てきてしまうこと(それは、自分自身もその関係性の中に巻き込まれて、その見えない部分の存在に関わってしまっているから)が、説得的に書き込まれていることだ。文庫版で200頁にでてくるサキコさんの言葉が深い。いい小説だ。
★6 - コメント(0) - 2016年11月7日

「いつも、これが自分の100や、ありのままや!て思って生きてる人って、おらん気がする。サキコさんも、マイケルジャクソンも。これは自分じゃないとか、こんなはずやないとか、そんな風に思って生きてて、誰かの真似をしたり、化粧して隠したりしてる。」「でも、それも結局、自分やん。」
★4 - コメント(0) - 2016年11月6日

以前、西加奈子さんがテレビ番組で「お兄ちゃんを死なせる事はなかった」とおっしゃていました。もし死なずにあのまま生きていれば、どのように生活を過ごしていくのか。結局は考え方次第なんだろうけど、生きていく事って大変だなと考えさせられました。
★6 - コメント(0) - 2016年11月6日

西さんの作品の原点とも言える作品だと思いました。登場人物達が真っ直ぐ、一生懸命に生きていて、特に印象的だったのは夫婦生活の事をミキに説明しているお母さんの言葉は自分も子供に伝えてみたいと思いました。幸せだった家族をまたひとつにしたサクラはいつまでも長谷川家の中心にいるんだろうなぁ。
★27 - コメント(0) - 2016年11月3日

薫から見た素敵だった家族の話。神様の悪送球を打たれへんようになったお兄ちゃん。ゆがんだ愛情を持ってしまったミキ。サクラが甦ってよかったのと、トップオブザワールドの歌に最後はほっとしたかな。悲しいなかにも救いがあるね
★10 - コメント(0) - 2016年11月3日

これは悲しい物語だった。完全無欠の兄が交通事故に会い、自死に至る。兄に焦がれていた妹はだんだんと壊れていく。仲の良かった家族の崩壊。それでも、家族はしっかりと生きていく。しかし、さくらが犬だったとは。
★20 - コメント(0) - 2016年11月1日

悪送球するのは神様ではなく、僕たち。神様は僕たちのどんなボールでも受け止める。「おいおい、全部、同じボールだよ!」。どんな時でも尻尾を振ってくれるサクラは、薫の家族にとっては、どんなボールでも受け止めてくれる神様みたいな存在なのだろうか。兄ちゃんが死んで一度バラバラになった家族だが、将来また一人欠けることになっても、今度は大丈夫。そう思えるラストで良かった。
★7 - コメント(0) - 2016年10月30日

久しぶりの西加奈子! 入院中の退屈な中、読み始めてテンポの良さと物語の明るさに止まらずに消灯後も眠くなるまで読んだ本。途中、流れが変わってきてせつなすぎてなんかついていけないところもあったけど、心がほっくりするお話でした
★2 - コメント(0) - 2016年10月29日

さくらの 評価:60 感想・レビュー:1385
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