世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4)
あらすじ・内容
幻想と冒険の物語。ムラカミワールドの出発点。

高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、〔世界の終り〕。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する〔ハードボイルド・ワンダーランド〕。静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。

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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻はこんな本です

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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻の感想・レビュー(7564)

シャフリング、音抜き、夢読みなど、胸踊る設定が随所に見られます。思わず右手が疼きそうになりました。
★2 - コメント(0) - 3月25日

仏訳再読。春樹の本のなかでは一番外国語で読みにくい本じゃないかな。比較的会話が少ないし、比喩が豊かな分、一文たりとも気を抜けない。世界の終わりパートはやけに穏やかで、ハードボイルドは無闇矢鱈とドタバタなのだが、それがあんまりに極端なのでコミカルさが増すばかりだ。造語をどう翻訳されているか見てみると、意外に上手い。記号士がpirateurで、ヤミクロがténébrideだったかな。計算士がprogrammeurってのは、ちょっと安直かもしれないが。外国語学習用としては一番後回しにして良かった。
★10 - コメント(0) - 3月25日

物語世界に嵌りたくて、すごく前に途中で断念した今作に再チャレンジ。嵌りました!本って生き物みたいでその時々の気分とか経験値で感想が変わるんだと再認識。余り小難しく考えると訳分かんないのでありのままのストーリーをありのままに受け止めて楽しみました。一角獣、ヤミクロ、夢読みとか言葉のチョイスが面白い。上巻最後の台詞、期待値MAXで下巻へ読み進めます。
★5 - コメント(0) - 3月23日

まさに不思議の国。始めは訳が分からないと思っていたのに、いつの間にか嵌っていて心地良くなってる。いつもより「やれやれ」度が高いのは気のせいでしょうか。下巻が楽しみです。
★13 - コメント(0) - 3月22日

何が起こってるのかは正直全くわからないが冒頭からその世界観に一気に引き込まれた。著者の作品を手に取るのは初、これが村上春樹さんか。次いってみよう。
★5 - コメント(0) - 3月17日

ファンタジー性が開花される過渡期?について回るのであろう謎めいた実験的意匠や冗長さに終始苦しめられつつ、なんとか読了。存在感の希薄な描写や一見ナンセンスに見えるメタファーは健在だが、「世界」の基軸が現象学に転回したらしい点に本作の進展が伺えそう。今後、自閉の殻はどこまで破られるのだろうか?
★9 - コメント(0) - 3月14日

まだ上巻だけだけどとりあえずの感想。物語のすべてが「あるもの」を示した比喩として描かれていることはわかる。ただそれが何かということが序盤は全くわからなかった。序盤は「脳」の物語かと思った。途中に「魂と心」のことを考え始め、最後に「意識に介在する光と陰」を感じた。影が引き剥がされるというのは、光を失った世界と同義なのかな。地図とヤミクロの洞窟が似ているなあとリンクした。図書館は「宇宙の摂理」かな?鳥は「想像力」。頭骨がよくわからない。肉体なのかな?下巻読みます。
★8 - コメント(0) - 3月9日

下巻へ。
★5 - コメント(0) - 3月9日

僕シリーズ以外の村上春樹は、エッセイを除けばこれが初物。面白すぎです。《世界の終り》と《ハードボイルドワンダーランド》の二パートに分かれて進行する物語。序盤では、前者がワンダーランドで、後者が世界の終りなんじゃないか…?と不信感MAX。一角獣とか計算士とか訳が分からないけど、逆に好奇心を刺激されるし、何より《世界の終り》パートの世界観が素敵!黄金の一角獣、時計塔、発電所…ハルキストの先輩が、「村上春樹の世界に住みたい」と言っていた理由がよく分かりました。下巻へ。
★21 - コメント(0) - 3月5日

活字を追いながらレメディオス・バロの描く絵画をイメージした。暗く立ち込める空、無限であるのに閉塞的で幻想的な世界の終わりの「僕」は内的世界。もう1つのハードボイルドワンダーランドは平穏な日常生活を営む「私」の外的側面から徐々に非日常に足を踏み入れていくスリル&サスペンス。誰もが可能性を秘めているであろう1人の人間に横たわる2つの世界は隣り合わせでありながら普段は出会うことがない。だからその異常事態、その体験、その世界観にわくわくする。謎の老人にユニコーンの頭骨、ミステリアスで包容してくれそうな女性達にも。
★63 - コメント(3) - 3月3日

「僕の喪失感は彼女と会う前よりもっと深くなっているように感じられた。僕にはそのとりとめのない欠落感をどのように処理することもできなかった。その井戸はあまりにも深く、あまりにも暗く、どれほどの土も空白を埋めることはできないのだ。」――じつに十数年ぶりの再読。本作品は村上春樹小説の入門書です。井戸の話もちらっと出てきますが、彼は同じテーマ、同じモチーフを何度も繰り返し描いている作家さんですね。村上春樹アレルギーで、長編はどれから読めばいいか分からない…という方は、素直に本作品から入ることをオススメいたします。
★69 - コメント(16) - 3月3日

3回くらい読んでるけど、やっとハードボイルドワンダーランド側のテーマがぼんやり掴めてきた。世界の終わりの方が理解できない。
- コメント(0) - 3月2日

村上春樹は高校のとき読んでから苦手だったけれど、父がこれを強く勧めてくるので読んでみたら、面白い。好みのSFっぽさがある。うろ覚えだけれど、三木茂夫の「胎児の記憶」に書いてあったロゴス系パトス系の話を思い出した。心はどっちにあるのだろう?
★7 - コメント(0) - 3月2日

世界観、おしゃれ~!表紙も好き。計算士、太った魅力的な女性、記号士、組織、工場なんてワードが踊ってまあわくわくするけど、だんだんだんだん、であんた、結局何が言いたいんだよ!って気分になります。えんえんと煙に巻かれてる気分。上巻では話、な~んも話進まず。下巻へ。
★6 - コメント(0) - 2月25日

SFタッチのハードボイルド・ミステリーと、ファンタジー色の強い物語が一章ずつ展開される、春樹の最高傑作の一つ。同時代の海外作品にも全く引けをとらない。「男はまずワイルド・ターキーを二本叩き割り、次にカティー・サークに移り、I・W・ハーパーを三本始末し、ジャック・ダニエルズ(原文ママ)二本を砕き、フォワ・ローゼスを葬り、ヘイグを粉みじんにし、最後にシーヴァス・リーガルを半ダースまとめて抹殺した」ウイスキー好き的には勿体無いけど、この破壊描写のリズム感に笑った。
★24 - コメント(0) - 2月25日

「私」の核にある「世界の終り」の中に「僕」がいる、のか?まだわからない。ハードボイルド・ワンダーランドで振り回される主人公が気の毒だった。 そして、ツルゲーネフとスタンダールを読んでいるうちに日が暮れて訪れた闇を、「ツルゲーネフ=スタンダール的な闇」と表現するのは流石だと思った。
★4 - コメント(0) - 2月22日

まだまだ話がすすまず、下巻に期待。
★5 - コメント(0) - 2月17日

他の作品とは違いSFのような設定だが、その非日常の世界でも日常の細かな描写があり、そこが村上春樹っぽいなと。最初物語の設定を理解するまでなかなか進まなかったが、だんだん話が見えてくるとどんどん読めた。2つの世界がこれからどう交わるのか、下巻に期待。
★9 - コメント(0) - 2月12日

後半までかなり前に読んでいたので、僅かな続きを今回読んだ。久々に現代の長編小説を読んだせいか、あまりグッと来ない。だけど、時が経っても覚えているもんなんだと認識。本は逃げない。ってことで、続きも久々に買ってこよう。地震よりずっとひどいものとはなんだろうなー。
★10 - コメント(0) - 2月9日

「多くの場合、我々は自分の心を見定めることができないまま行動を選びとっていかなくちゃいけなくて、それがみんなを迷わせるんだ」 「私には心というものがとても不完全なもののように思えるんだけれど」 「僕もそう思うね。とても不完全なものだ」「でもそれは跡を残すんだ。そしてその跡を我々はもう一度辿ることができるんだ。雪の上についた足跡を辿るようにね」「心がなければどこにも辿りつけない」
★6 - コメント(0) - 2月5日

同時進行する2つの世界はどう繋がるのかしらん。「ハードボイルド・ワンダーランド」のターンの方が読んでいて楽しい。お酒がたくさん出てくるからだけかも。ハードボイルド~、の方の主人公「私」は、隙あらば女の子といたすことばっかり考えているようで変態とも思えるのだけど、村上春樹の定番だと思って気にしないことにする。
★19 - コメント(0) - 2月1日

2016-5
★2 - コメント(0) - 1月31日

院生の先輩のお話や雑誌や本などで見かけたオススメから研究テーマに近いかも、ということで卒論候補として読んでみることに。タイトルもイカしているし。100pすぎから春樹村上わーるどに引き込まれた。やべえ、これは面白い。また個人的にはこの作品は特に、名も無き登場人物が語る1つ1つの言葉が、深く自分に響いてきた感じがした。「詩」に近い感じ。2つの世界の「意識」がどのように結びついていくのか下巻が楽しみ。
★10 - コメント(0) - 1月29日

二つの話が交互にあって展開が遅く感じ、なかなか読むペースがあがらなかった。 村上春樹の本にはまって読み続けているが、ストーリー後半のワクワク感、読後感がとても良い。
★7 - コメント(0) - 1月23日

読みながら浮かぶのは何故か日本ではなく外国の景色。感想は下巻で。「疲れを心の中に入れちゃだめよ。疲れは体を支配するかもしれないけれど、心は自分のものにしておきなさい」「多くの場合、我々は自分の心を見定めることができないまま行動を選びとっていかなくちゃならなくて、それがみんなを迷わせるんだ」「(心は)とても不完全なものだ。でもそれは跡を残すんだ。そしてその跡を我々はもう一度辿ることができるんだ」「それはどこかに行きつくの?」「僕自身にね。心というのはそういうものなんだ。心がなければどこにも辿りつけない」
★41 - コメント(7) - 1月22日

二つの世界がどうやってリンクしていくのか。つながりは骨?やっぱり主人公は飄々としていて何の執着もないようでいてセックスのことはしっかり描写みたいな男です。その描写いる?っていう。ぐいぐい引き込まれるものではないけど読みやすく最後まで気になる感じ。二つ並行して話が進むのに混乱せずに読めました。章頭のイラストの意味も最後まで読んだらわかるのかなー?
★8 - コメント(0) - 1月19日

話に何のつながりもないパラレルワールド? 何だこれはと思いつつ、太った若い女性の作るサンドウィッチはうまそうだ。刺激をうけたので、明日作ってみようと思う。
★10 - コメント(0) - 1月17日

「世界の終わり」と「ハードボイルド・ワンダーランド」、別々の物語が同時進行。 「記号士」「計算士」「一角獣」「やみくろ」「夢読み」「シャフリング」「影」…etc 不思議な言葉がたくさん出てきて、どんどん引き込まれていく! そして、この二つの物語がどうかかわっていくのか、下巻が楽しみです。
★11 - コメント(0) - 1月16日

再読。静かで幻想的な「世界の終わり」と、次から次へと何かが起こる「ハードボイルド・ワンダーランド」の2つの物語で構成される、独特の世界にグイグイ引っ張られていく。描いているのは、現実の世界とは少し違う世界なのに、やけに具体的な固有名詞を出したりする。一見「冗長だ」と切り捨ててしまえるような部分も、この世界観を表現する上で無くてはならない気がする。見知らぬ男2人に部屋を荒らされている最中でも、「やれやれ」とため息を吐きながらソファーに座り酒を飲む主人公が魅力的。この世界にずっと浸っていたいと思わせる。
★9 - コメント(0) - 1月14日

かつて『ノルウェーの森』を読んだが、面白さがわからなかった。多くの村上春樹ファンが、ノルウェーの森だけで村上春樹を語るなと言うので、こちらを読んでみた。 上巻読了現在、未だ面白さがわからない。普段ミステリーをよくよむからか、こういう淡々と物語が進んでいく話は苦手なのかもしれない。下巻も買ったけど、少し休憩。2つの世界が下巻でどう結びついていくのかは少し気になる。
★5 - コメント(0) - 1月14日

「セカイ系」というのはこういった小説のことを言うのだろうか。1985年というおそらくほとんどの人が浮き足立っていたであろう時代に、平穏な生活を送っていた男の日常が徹底的に破壊され、男女が「世界の終り」を回避すべく暗闇の中をさまよう物語を書いてしまう村上春樹は、やはりすごいのかもしれない。終盤に「みんなうまくいくって信じていれば、世の中に怖いものなんて何もないわよ」という意味の言葉が繰り返されるが、今の村上春樹もそう断言しているのだろうか。
★9 - コメント(0) - 1月10日

今のわたしにとっての村上春樹の本というのは子供の時に読んだ児童書たちみたいなものだと思う。親しみのある日常もあるけど理解しがたい非日常もあるし何より底が見えない神秘性みたいなものもある。大人になるにしたがって分かったような気になってしまうことが増えてきた気がするけど、彼の本に対してはある意味純粋な子供のようにいられる。続きが気になる。
★8 - コメント(0) - 1月8日

面白いんだが ペニス系描写は要るのだろうか…。 9.5
★8 - コメント(2) - 1月4日

二つの世界の物語が同時進行する。どちらの世界も読みやすかった。読みながら巻頭の地図に戻る手間も楽しく感じる。読んでてふしぎな図書館を思い出した。読み進んで行くうちに二つの世界の繋がりが見えてきそうな感覚を味わえて先が気になる。
★10 - コメント(0) - 1月4日

“この世界では誰もひとりぼっちになることなんてできない。みんなどこかで少しずつつながってるんだ。雨も降るし、鳥も鳴く。腹も切られるし、暗闇の中で女の子とキスすることもある”
★11 - コメント(0) - 1月3日

20年以上ぶりの再読。掛け値なしに面白い。なぜ今の今まで本を開かなかったのだろう。翻訳本の類をほとんど読んだことのなかった当時に比して著者がよく評される文体も成る程なあ、と感じた。「世界の終わり」と「ハードボイルドワンダーランド」が同時進行で交互に描かれるが、二つの異界のつながりを考えるとわくわくする。年の始まりの1冊目のチョイスに我ながらにんまり。
★40 - コメント(6) - 1月3日

年末年始なので村上春樹挑戦中…やはり手ごわい。下巻も楽しみ楽しみ。
★19 - コメント(0) - 1月2日

再読。年末になると本棚ひっくり返して繰り返し読む作品。村上春樹の作品の中で最も好きで、たぶん一番読んでいる本なので既に表紙はぼろぼろである。知らない老人に頭の中をいじられたり部屋を滅茶苦茶にされたり崖を上らされたり蛭に血を吸われたりとろくでもない目にしか会っていない主人公は今回もクールにやれやれとつぶやいて素敵な女の子にアイスクリームご馳走したり美味しい食事を作ってあげたりと何だかんだで楽しそうです。序盤から癖が強いので人を選ぶ傾向にある作品ですがはまればはまる旨味の強い小説です。年末に是非。
★17 - コメント(0) - 2016年12月29日

僕は帰宅途中によくSF的な妄想をしながら帰ることがあるのですが、そういう気軽などこか厨二病的なことを考えて読んでました。色々な設定が少し大人寄りの感じがしますが、出てくる単語も難しい雰囲気を出しながら噛み砕くと意外と良い意味で大人風にカッコよく表現している様がよかったです。
★9 - コメント(0) - 2016年12月29日

☆☆☆ ファンタジーなんだけど現実的っぽいような、読んでいてジャンル分けできない不思議な感じがした。村上ワールド。 そして不思議と思いつつも読みやすいのでページをめくる手は止まらない。面白い!続きが気になる!って感じではないけれど、展開がまったく予期できないのに、完成度の高さには期待してしまう。いや、むしろ完成度が高いのが前提、どれほど高く仕上げてくるんだろう、というレベル。
★6 - コメント(0) - 2016年12月27日

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻の 評価:58 感想・レビュー:1062
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