人間失格【新潮文庫】 (新潮文庫 (た-2-5))

人間失格【新潮文庫】 (新潮文庫 (た-2-5))
あらすじ・内容
この主人公は自分だ、と思う人とそうでない人に、日本人は二分される。

「恥の多い生涯を送って来ました」。そんな身もふたもない告白から男の手記は始まる。男は自分を偽り、ひとを欺き、取り返しようのない過ちを犯し、「失格」の判定を自らにくだす。でも、男が不在になると、彼を懐かしんで、ある女性は語るのだ。「とても素直で、よく気がきいて(中略)神様みたいないい子でした」と。ひとがひととして、ひとと生きる意味を問う、太宰治、捨て身の問題作。

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人間失格【新潮文庫】 (新潮文庫の感想・レビュー(14609)

また読みたい。「人間」とはいったい何なのかわからなくなった。
★5 - コメント(0) - 3月23日

⭐️⭐️ 所謂人間失格の主人公。憎めない…
★8 - コメント(0) - 3月23日

「いまは自分には、幸福も不幸もありません。ただ、一さいは過ぎて行きます。」この心境に至るのが齢二十七だなんて、悲しすぎる。人恋しくて堪らないのに、人間の営みがわからず、道化を演じる事でしか、人と繋がる手段を持たなかった大庭葉蔵。家族でも、友人でも、恋人でも。誰か一人で良いから、彼が心から必要と思える相手に、もっと素直に心を曝け出し、手を伸ばす事が出来たら良かったのに。
★8 - コメント(0) - 3月21日

自分の本心とは裏腹に、周りから期待された通りに動こうとしてしまう。これはよくあることなのかもしれない。私の場合は、自分の本心を見抜かれたくないがために、親しみやすく、受け入れやすいキャラクターを演じてしまうことがよくある。周囲の人間に内側の部分を拒絶されたくないからだと思っているが、周りの人はどうなんだろうか。
★9 - コメント(0) - 3月20日

再読。惹きつけられます。上手く言えませんが、しんどいとき、辛いときなんかに読むと、負の感情を吐き出せる感じ(本が吸い取ってくれる感じ)がします。読んでて楽になります。ちょっと中毒的な要素もあります。この本には酔いそうです。
★22 - コメント(0) - 3月20日

人間を恐れ,幼い頃から道化で自分を偽ってきた葉蔵。初恋の女性との入水自殺で自分だけ生き残った。煙草屋の娘と結婚するも,他の男に乱暴されてしまう。酒に,薬に溺れた彼は遂には脳病院へ入れられた。ー初めて読みました。葉蔵が人間が苦手な割には相手の言動の暗示するものが読めていて可笑しかったです。葉蔵,人間関係のエキスパートじゃん,と思いました。「人間失格」というのは単純に酒に薬に溺れる「ダメ人間」という意味なのか分かりませんでした。
★15 - コメント(0) - 3月20日

最低な主人公。でも、女の扱いの上手さには感心してしまった……
★9 - コメント(0) - 3月15日

同じ負のオーラを放つ作家でも、カフカはいっそ滑稽なほどのネガティブさが逆に元気をもらえた。太宰治は、水から顔を出して水底に沈む、またもがいて一瞬顔を出すんだけど、もっと深い所へと沈んで行く。読んでいるうちに、どこまでも暗い深淵へ引きずりこまれてしまいそうだった。「逃げて、さすがに、いい気持はせず、死ぬ事にしました。」どこか自分を俯瞰しているような虚ろな感覚が常につきまとっているような作品でした。
★25 - コメント(0) - 3月13日

昔、先生に勧められた本。確かに、すこしムカついたところはあった笑。普通どこかで妥協することをせずに、孤独の中、つまり分かり合えない人との関わりの中に、真の幸せ、信頼を求めた。しかし、思っていたのと異なる現実に直面して悩み、酒薬に溺れた。妥協できないことは、普通ではない、つまり失格、といった感じだろうか。
★9 - コメント(0) - 3月13日

人間失格だった。感想を書くのも億劫なのでこれで。
★9 - コメント(0) - 3月8日

初めて読んでから1年、再読です。初めて読んだ時は、太宰治という人を何も知らなかったので戸惑いながら読み進めましたが、今回はすんなりと読めました。不思議と1回目と2回目で全然違う物語なような気がします。これから何回も何回も再読するんだろうなあ。大切で特別な1冊です。
★31 - コメント(0) - 3月5日

何か、読んでいて自分の人生を肯定された気がして安心した。
★11 - コメント(0) - 3月4日

5年ぶりぐらいに読んだが、ほとんど内容を覚えてなかった。なぜこの作品は傑作とされているんだろうか。しかし、葉蔵は女にもてまくってるし、人間失格ってほどじゃないだろう。
★14 - コメント(0) - 3月3日

夏目漱石の「こころ」と太宰治の「人間失格」が急に読みたくなり再読。おそらく高校生の頃読んだ記憶が・・別に自殺願望がある訳ではない(笑)この小説を書いた昭和23年の1ヶ月後に女性と入水自殺している事から、やはり自叙伝的小説では?と思う。妻が犯され、アル中からモルヒネ中毒になり、精神病院に入院させられたのは別に人間失格ではない。女にモテて東大中退の太宰治は究極のナルシストだったと思う。15年の作家生活と39歳手前の生涯は、生きた時代の影響があるのかも・・
★37 - コメント(0) - 2月28日

マイベスト小説日本版を完読。洗練度は『斜陽』の方が高い。手記という体裁上敢えて拙くしたのか。人間失格かもしれぬがこれだけ女性にモテモテだと男性合格だろう。周囲には愛されているのだから(必死のお道化の賜物だろうが)最悪ではない。ただ疲れたのだろう。「現代において真に人間的に生きようとすればその人間は人間の資格を剥奪され破滅せざるを得ない」のは社会を成さねば生きていけぬ人間というものの根源的矛盾という気がする。「人間恐怖」。「自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです」この一文が身に染みついている。
★26 - コメント(1) - 2月24日

対義語の当てっこやってみたいと思った。黒のアントは白で白のアントは赤、赤のそれは黒。ここまで徹底して弱さを見つめたことも、長期にわたって一定の考え方を貫いたこともないので、本当に他人の独白を聞いている気分だった。解説が面白かった。太宰治は津軽弁だと詩的なのに標準語だと散文だなんて、日本語最高ですね。
★12 - コメント(0) - 2月23日

kindle版で読みました。 思ったよりは読みやすく、思ったよりは気分が沈みませんでした。 誰しも人目を気にするところはあるし、取り繕うところもあるけれど、葉蔵のほどの孤独感に身を浸す人もいないのかと思います。 もっと嫌悪感を抱くかと思っていたところもあるので、不思議な読後感です。
★11 - コメント(0) - 2月22日

ネガティブナルシスト。 というときついかな。 人間失格ではなく人間らしく、人間の弱さがたくさんありました。
★12 - コメント(0) - 2月21日

自分のことでさえ完全にはわかりえないのに、他人を理解することなんで途方もないことだと感じてしまう。自分の想像をこえた他人の行動に、戸惑い、傷つき、恐怖するという経験なら僕にもある。それが、自分に近い人間ならなおさらに。それに向き合うべきか、ただ流れに身を任せるべきか。これといった正解がないのもまた苦しい。生きていくためには、強くなくてはならないと思った。
★13 - コメント(0) - 2月18日

昔映画で見たことはあったが、本を読んだのは初めて。 予想していたよりも、読みやすくて普通に面白かった。 中高生くらいのときに読んでいれば、もっとのめり込めたのかも。 主人公の目線で読むというよりは、主人公を回りで見ている人々の立場で読んだ。
★13 - コメント(0) - 2月17日

一見自虐的な内容のようで、最後の一文でがらりと印象が変わる作品だと感じた。所謂びっくりオチではあるけど、見事に誘導されてしまっていた。主人公は自らの素行の悪さに罪悪感を感じていてそれに苛まれ転がるように落ちぶれてしまったけど、元を正せば人間誰しも持っているような弱さ・怠惰から始まっている。だからこそ、読む人の共感嫌悪を得られるのだろうし、合わせ鏡に映った自分の虚像から抜け出せなくなった主人公を外野から眺めたシニカルさが際立つのだと思う。どんなに客観したつもりでも想像以上に人間の視野は狭い。
★13 - コメント(0) - 2月15日

太宰治の人生を重ねて読んでいた。素直だといえばそうだし、素直でないといえばそうだと思った。解説がすごかった。
★13 - コメント(0) - 2月14日

恥の多い生涯を送って来ました。有名過ぎる台詞と太宰治というネームバリューで読むしかないと思っていたものの、自分には理解できるのかという思いもありました。読んでみると、一瞬でした。ページ数などを考慮したらそうなのかもしれないがすごく引き込まれる所がありました。なかでもアントのくだりが僕はかなり好きです。ご飯粒の話もかなりグッときた。ここの感想だけを読んだ人にはなんのこっちゃ分からないだろうけど、読んでみたら分かると思います。人間不信になるから、、とか言って避ける人もいますが損してますね。
★17 - コメント(0) - 2月14日

「走れメロス」のような「お話」として作り込まれた作品ではなくて、自己告白的なエッセーのようであった。解説を読み、「走れメロス」は他者へのサービスを凝らした「道化としての太宰」の象徴で、「人間失格」が「本音としての太宰」の象徴なのかと思った。
★14 - コメント(0) - 2月12日

小学校時代に読んだ走れメロス以来の太宰作品。又吉氏の本を読んで興味が出てこの本を読んでみた。最初と終わりの章の組み立て方が、これまでに経験のないものだったので戸惑った。そして、本の中身はおおよそ太宰の自叙伝的な内容であることに途中で気づく。主人公の心情や友人に対する思いなど、時折共感できる部分もあり、何か自分を内心を確認しているような感覚を持つ。ただ、話の速度感が一様でなく、突発的に話が変わる感じがして違和感があった。妙に引っかかった言葉「神に問う。信頼は罪なりや」。
★16 - コメント(0) - 2月5日

最後に語られた「彼は神様みたいだ」という言葉に涙腺が緩みかけた。彼と友人は様々なアントを探す遊びに興じていたが『人間』のアントはもしかしたら『神』なのかもしれない、と思ってしまったからである。人間失格であるということはその対義語である存在になっていると言ってもおかしくはない。 時に自分は『恥の進化論』をたまに想うことがあり、恥が人間を人間たらしめていると考えている。創世記はどうでもいい。 恥を覚えていることは人間である証拠であり、タイトルを第一節から否定して入ったイマジナティブな作品だと言えよう。
★19 - コメント(0) - 2月4日

共感できました。自分が生まれた時から日蔭者のような気がし、幸福を恐れ、自分と似た人に惹かれてしまいます。そして道化を演じるより本来の自分を見破られることを恐れてしまう。最初は人間嫌いながら器用で賢く達観して生きているように見えましたが、初めて恋をすることで人生が変わっていきます。他人への「親和感」によって苦しむ気持ちが痛いほど分かります。そして幸福も不幸も失われる。幸福でなくなっても不幸にさえなれないその喪失感、虚無感に衝撃ですが共感もでき、むしろ幸福や不幸を感じながら生きることの方が難しい気もします。
★20 - コメント(0) - 2月1日

ただただ憂鬱になっただけでなにも人間らしさなんかわからなかった。読んでる間は少しだけおもしろかったけど。 やっぱリベラル・アーツはくそ!
★6 - コメント(0) - 1月31日

I suppose almost everyone can partially resonate with the main character, which I think is why the book is so capturing. I guess the main character was not successful in exposing and expressing himself though he tried to do so by drawing.
★4 - コメント(0) - 1月31日

なんとも言えない陰湿さがすごい。少しだけ共感するものもあったのですが…でもやはりこうなりたくはないと思ってしまう。
★11 - コメント(0) - 1月30日

17-18】8年ぶりの再読かな?当時も今も変わらず私は“そうでない人”側の人間だけど、割かれる話題のバランスのちぐはぐさがシュールで滑稽に思えて笑いのツボを突いてきた初読時とは違って、遣る瀬なさと居た堪れなさにひたすら打ちのめされる読書だったのが少し意外だった。道化を演じられる力量の無かった自分を思い起こしては頭を抱え、痛切な独白が蝋のように次々に心に落ちては重く固まるばかり。共感もしないし理解も出来ないけれど、時を経ての再読における感じ方の変化に想いを馳せるだけでも読み継がれる説得力に思い至るには十分。
★19 - コメント(0) - 1月29日

私は太宰が大好きだから、ほんとにこれ読んだら自殺するかも、と若い頃は怖くて読めなかった。今更ながら初読み。でも予想外に全然共感できなかった。私にとって太宰作品の中で一番の駄作?自分が年を取りすぎたからなんだろうか。人生の転落、もともとは人が大好きだったのになぜこうなったのか。一番は「いやだ」と言えなかったこと。いつも「人にどう見られるか」「こんなこと言ったらどう思われるか」にとらわれすぎたから。でも、それが太宰なんだよなあ。
★17 - コメント(0) - 1月28日

いろんな本を並行しながら読んでいましたがこの本を読んでいる時だけすごく時間が過ぎるのがはやく感じました。
★10 - コメント(0) - 1月27日

4.1/5.0
★5 - コメント(0) - 1月25日

中学3年生の受験期、「受験生が人間失格を読むと、死にたくなるらしい」ということを聞いて、暗くて辛くて苦しい救いようのない話だと敬遠してきました。でも、世の中の太宰治ファンの話を読んだりしていると、一つ思うことがあって読んでみることにしました。幸せなときや、頑張ってキラキラしてるときに読むと陰鬱な気持ちになるかもしれないけど、落ち込んでいるとき、悩みや苦しみを抱えているときに読むと、救われる話なんだと思う。心の闇や傷に寄り添ってくれる話なのでは、と思った。
★16 - コメント(0) - 1月24日

人生そのもの。最後の1行でどう解釈したらいいのかてんで分からなくなった。どうすんだこの化け物みたいな小説。
★7 - コメント(0) - 1月22日

お笑いのピース又吉氏のエッセイを読んでいて、氏はやたらと太宰推しだったので読んでみました。たしかに、太宰(ここでは葉蔵か)に自分を重ねてしまう気持ちがわかります。又吉氏に感謝です。
★11 - コメント(0) - 1月22日

人の心が分からなくて、恐ろしくてどう接したらいいか分からない。お道化をして学校の人間葉勿論、親や兄弟にまで嘘をつく。少し分かるような気がした。人は誰しも、接する人によって自分の演じ方を変える。そして、人に愛されたい、好かれたいと願う。みんなひとりは寂しいだけなんだなと思う。まだこの作品を一度しか読んでおらず、ところどころわからない部分があるのでもう一度読もうと思う。
★12 - コメント(0) - 1月19日

勢いのある文章に圧倒された。主人公はとても感性が強く人間を愛しすぎていたようにも感じた。私は「この主人公は自分だ」と思ったが、彼のようにひたむきに道化ができないのはうちに秘めた感情を自分で壊し、勝手に諦め、考えることを放棄しているのかもしれない。起こった事実よりもその事柄によってその人が守り続けてきた内なるモノがあっけなく壊されるということのほうが恐ろしい。内面から滲み出る美しさというものは実に脆く儚いもので持ち続けることはとても難しいものだなと気づかされた。太宰の他作品を読んだ後にまた読んでみたい。
★13 - コメント(0) - 1月16日

このままじゃダメだと思いながら、負のスパイラルに陥った経験が蘇ってくる。あとがきを読むと、第一の手記と第二の手記で主人公の人となりを完全には表現できていないようである。太宰治の愛読者なら他の作品を読むことで、それを補完できるそうだ。再読したいと思った。
★10 - コメント(0) - 1月12日

人間失格【新潮文庫】 (新潮文庫の 評価:58 感想・レビュー:2964
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