午後の恐竜 (新潮文庫)

午後の恐竜 (新潮文庫)
あらすじ・内容
現代社会に突然出現した巨大な恐竜の群れ。蜃気楼か? 集団幻覚か? それとも立体テレビの放映でも始まったのか?──地球の運命をシニカルに描く表題作。ティーチング・マシンになった教育ママ、体中に極彩色の模様ができた前衛芸術家、核爆弾になった大臣――偏執と狂気の世界をユーモラスに描く『狂的体質』。ほかに、『戦う人』『契約時代』『理想的販売法』『幸運のベル』など全11編。

あらすじ・内容をもっと見る
215ページ
1303登録

午後の恐竜はこんな本です

午後の恐竜の感想・レビュー(1101)

星新一さんらしいSF系の短編集。 今作は割と自殺願望が絡んでいる話が多い感じです。
★4 - コメント(0) - 3月19日

久々の。ゆったりと風呂敷を広げる。さえてるなあ/彼女をこんな想いにかりたてた原因は失恋だった。ありふれているという人があるかもしれない。何も死ぬことはないと言う人もあるだろう。身の上相談に投書すれば早く忘れて新しい恋人をお持ちなさいと言った回答が返ってくる。しかし失恋の痛手はその当人の心に入ってみなければだれにもわからないことなのだ。自動車の事故だってスピードによって負傷の度に違いがある。邦子は恋に向かってフルスピードで進みその正面で男の心は冷たい石となった。ブレーキは効かず彼女の精神はこなごなになった。
★5 - コメント(0) - 3月5日

十一篇収録の星新一短篇集。再読。全体的にはやや低調な作品も多い印象だが、表題作のきらめきでそんなことはどうでもよくなる。ノスタルジイと寂寞感を共存させつつSFの味わいを感じさせる「午後の恐竜」は、星新一ベスト短篇を決める戦いに名乗りを上げられるレベルの傑作だろう。その他、契約の習慣が社会にあまねく行き渡ったディストピアをスケッチする「契約時代」、落語に通じる荒唐無稽さがある「狂的体質」あたりが良い。
★21 - コメント(0) - 1月14日

どれもこれもおもしろいです。ブラックユーモア去ることながら、未来や異世界に対しての想像をさせられます。自分が考えられない発想がいくつもあるのです。どの物語もオチが気になって読むのが止められませんでした。特に「契約時代」が好きです。
★3 - コメント(0) - 1月9日

この方の書く話は古くならない。世の中を皮肉っているけれど、嫌味にはならない。だからこそ考えさせられるのよね。各話結構テーマは重いのよね。でもさらりと読めてしまうところが魅力であり、そのテーマを改めて考えてみるとちょっと寒気に襲われたり。この方の著作は本当に飽きが来ない。
★21 - コメント(0) - 1月8日

星新一さんの小説のいいところ、おちがわかりやすいところ。また、社会問題をテーマにしているところ。戦争や文明を知らない惑星にそれを抑えようと一心不乱。そしてコマーシャルが成功して喜ぶ文明人。そして快楽、戦争を教えて文明化しようという偽善話皮肉ってるように思えた。
★7 - コメント(0) - 2016年12月11日

幼い頃から怖いもの見たさで読んでいた星新一の本をまた手に取った。相変わらず不思議で薄気味悪くて面白い。深いテーマがあると察することはできるけど考察するのはもったいない気がする。なんとなく不気味と感じる気持ちを大事にしたい。
★2 - コメント(0) - 2016年12月3日

初めて星先生の本を読んだ。やっぱりショートショートの名手!!筒井康隆のショートショートみたいのを挫折してしまったから余計に、そう思った。いつどこで登場人物の名前などが、詳しく書かれてないから古く感じない分、記憶に残らない感じも凄い!読み終わったけど・・・ちゃんと覚えているのも2、3個で、これも月日が経つと完全に忘れそう。好きな作品は、全部ブラックな話でした。また、星さんの本を読もうと思いました。
★5 - コメント(0) - 2016年11月5日

表題作の「午後の恐竜」が本当に面白かった。最後を迎える瞬間のあの切なさはたまらない。「華やかな三つの願い」は3つ目の願いが意外で面白かった。
★11 - コメント(0) - 2016年9月26日

ist
安定して読めるショートショート集。 契約時代は今そうなりつつあるよなあ。 現実の世の方がより残酷だが。 エデン改造計画や戦う人、は人類のしょうもなさ、現実がよく出てるわ。 よくあるみんな書いてる悪魔との契約のネタ、結果的に悪魔をやり込めてしまう華やかな3つの願いが今回の中では気に入ったな。 バーコードのないカバーと180円の表記になによりも時代を感じる。
★8 - コメント(0) - 2016年9月17日

全体的に「皮肉」が光る作品集だったように思う。「午後の恐竜」が凄まじい。壮大な走馬燈というアイデアの秀逸さもさることながら、20ページ強の作品なのに、まるで長編を読み終えたかのような余韻を感じた。アイデアといえば「おれの一座」も面白い設定だった。自分の夢も誰かが演じているのだろうか、と考えると愉快な気持ちになる。「戦う人」は人間が本来持つ凶暴さを描いた作品で、最後に老人に対する印象がガラリと変わった。「視線の訪れ」はオチがいまいちピンとこなかった。
★6 - コメント(0) - 2016年7月21日

星新一のショートショート代表作。僕は彼の作品を小学生の頃コミックアンソロジーで始めて読んだが、その時の衝撃がまざまざと甦ってくる内容だった。行き過ぎた文明人の愚かさを、これでもかというほどコミカルに描いている。はじめは「なんてバカな奴ら」と僕は笑ってしまった。しかし少し落ち着いて考えてみると少なからず当てはまるところが自分にもあるのだ。それに気が付くたびに背中から冷汗がつうっと伝っていくような感覚にとらわれてしまう。一話一話はとても短いのに、これだけのメッセージ性を込められる作者に脱帽させられる。
★10 - コメント(3) - 2016年7月10日

タイトルの午後の恐竜が一番良かった。著者の2冊目だが、以前は子供向けな感じだったが、今回はシュールな内容、大人向け。
★2 - コメント(0) - 2016年7月9日

☆星新一ショートショートマイベスト☆今年中にベスト50か80くらいで順位を付けたい。文庫本準拠。契約時代/午後の恐竜/幸運のベル/華やかな三つの願い(4/11作品)
★6 - コメント(4) - 2016年7月1日

表題作「午後の恐竜」、元戦士の老人が地球の危機に直面する「戦う人」、近未来のトンデモ奇病を描いた「狂的体質」など、人間に対するシニカルな視線が、鋭い読み味となってハートに刺さる11編。
★3 - コメント(0) - 2016年6月2日

「勝手に星新一読み直し祭」第11弾。平成24年 9月25日 改版 53刷 読むセットであった。 「午後の恐竜」走馬灯だがスケールが大きい。「幸運のベル」今の景気対策にどうか。バーコードリーダーなりで出来るのでは。「華やかな三つの願い」最初はありがちな悪魔の話なのですが、最後の願いに「やられた」と思う。「戦う人」実際には戦っていないのだが、精神描写に優れている。「契約時代」米国に範を取ったのだろうが、風刺が聞いてて面白い。「狂的体質」ばかばかしいが、そらそうであろうと思う。
★5 - コメント(1) - 2016年6月2日

面白かったのは、「契約時代」「午後の恐竜」「華やかな三つの願い」「戦う人」。表紙絵が内容とは違って明るく描かれているのが印象的だ。
★2 - コメント(0) - 2016年4月16日

『戦う人』とても雰囲気が良い。ある老人一人の視点で話が進んでいくのも良い。
★2 - コメント(0) - 2016年3月22日

平成24年 9月25日 改版 53刷 読むセット
- コメント(0) - 2016年3月19日

ちょっと長めのショートショートといった感じで、短編小説の趣も感じさせてくれる。ちょっとだけボリュームがある分、切り詰めた文章に比べると、作品は雰囲気と情緒に満ちており、アイデアマンだけではなく、小説家としての星新一の一面も覗かせてくれる、ありがたい一冊。中でも表題作『午後の恐竜』は、たった26ページにもかかわらず、生涯に長い余韻を残すインパクトと力強さをそなえており、これだけでも読む価値はあるでしょう。
★22 - コメント(0) - 2016年3月8日

表題作が素晴らしい。30ページ足らずの短編なのに魅力ある長編を読み終えた時のような深い余韻が残った。作者の文章は単に平易なだけではない、無駄がない洗練された文章であり、読み手に心地よさを与えてくれる。本を整理中に偶然手に取ったが、これは大事に残しておこうと思う。
★5 - コメント(0) - 2016年2月21日

いつもよりちょっと長めのショートショート集。いずれもおもしろかった。中でも表題作が良かった。
★1 - コメント(0) - 2016年2月20日

小学生の頃読んでいた星新一を久々に。ブラックユーモアが効いていて、クスリとなるお話ばかり。表題作が好き。
★11 - コメント(0) - 2016年2月14日

いつの時代にも通じるブラックユーモアのショートショート。 午後の恐竜は恐ろしくも涙さえ出た。
★4 - コメント(0) - 2016年2月8日

傑作ばかり。圧倒され鳥肌立ち涙がでる「午後の恐竜」夢か現実か。発想勝ち「おれの一座」突き放される「幸運のベル」まさかの願い「華やかな三つの願い」なまの人類。「戦う人」なあるほど。いいオチだ「視線の訪れ」大臣が核弾頭になってしまったんです。「狂的体質」
★3 - コメント(1) - 2016年1月29日

SS本(=^ェ^=)ゆったりまったり読めちゃうのがお手軽でいいね。考えさせられる話もあるし笑える話もありでホントに飽きないなぁ('∀'●)
★7 - コメント(0) - 2015年12月29日

とにかくこの表題作がすごい! あのね、地球が滅亡するときに地球自身が走馬灯を見るのです。そして一日に換算したら、人間の時代なんて地球にとってはほんの一瞬なんだな、と。最後の5行が泣ける。『戦う人』も映画化出来そうで好き。JKシモンズ氏にやってほしい(笑)
★8 - コメント(0) - 2015年12月18日

星新一のショートショート。移動中にさっと読む。契約社会。法律の相次ぐ改正により、あらゆる行為に契約が必要となった世界。改正の実態は、弁護士団体が自らの職務を増やすために、契約社会へと誘導。私はこれに似た業界を知っている気がする。著者は昭和43年にこの作品を書いている。おそろしや。
★5 - コメント(0) - 2015年12月1日

全体的にサラッと読めてしまうので、あまり印象は強くないです。タイトルにもなっている「午後の恐竜」のインパクトは絶大です。
★3 - コメント(0) - 2015年11月30日

小学校高学年の時に星新一を知り、彼の小説を図書館でいろいろ借りてきたことを思い出しながら、なつかしく読みました。このニヒルさ、淡々とした無機質ながらも星新一の知性が何気なく盛り込まれており発想がおもしろい。こういう作家、なかなか出て来ないですね。
★23 - コメント(2) - 2015年11月30日

表題作「午後の恐竜」恐竜を眺めているうちは平和だったが地球生命体全てが滅びゆく様をみて・・。「エデン改造計画」無知、無関心、無教養、本能のままに生きる事が素晴らしいのか・・?「契約時代」契約と云う物に対するブラックジョーク♪「おれの一座」こんな夢なら見てみたい?ww「幸運のベル」自分はチョッとご遠慮したいかな~・・。「戦う人」人類本来の持つ残忍性を強烈に描写してる。「視線の訪れ」オチが素晴らしい(^o^)「狂的体質」世の中何かが狂っている・・の見本(笑)大人の童話?集みたいな感じで面白かった。又読みます。
★13 - コメント(0) - 2015年10月22日

「こころおきなく安心して死ねる、と老人は思った。ということは、自殺しなくてもいいのだ。」
- コメント(0) - 2015年10月16日

emi
広告とショート・ショートは似ているのかもしれない。どちらも、多くの人に簡潔に要点を伝えるものだから。ただし、広告と違うのは、星さんのショート・ショートを読んだ後、しばらく苦々しさを含んだ怖さを感じることかもしれない。未来はいつも人間にとって輝かしいものを仮定して創造される。それに乗っ取られたり、本末転倒になる可能性は、頭の隅に追いやってしまう。それを星さんは、ホラ忘れ物だよ、と目の前に引っ張り出してきます。誰かにとっての進化や進歩は、声なき誰かの犠牲と表裏一体。必ず我々が表になるとは限らないのです。
★36 - コメント(3) - 2015年10月15日

☆星新一ショートショートマイベスト選定中☆契約時代/午後の恐竜/幸運のベル/華やかな三つの願い/戦う人
★2 - コメント(0) - 2015年10月1日

Lee
どの話も面白かったです。午後の恐竜がいちばん好きでした。あとは幸福のベル。
★8 - コメント(0) - 2015年9月27日

午後の恐竜、滅びを悟ったお父さんの最後の描写が良い。
★1 - コメント(0) - 2015年9月15日

タイトルになっている短編「午後の恐竜」は星新一のショートショートの中で一番好き。
★1 - コメント(0) - 2015年9月15日

★★★★ 表題である午後の恐竜が好き。
★1 - コメント(0) - 2015年9月14日

「契約時代」が読みたくて再読。学生時代にはまって読んでいた。今読んでも新鮮に面白く感じられる。星さんって凄い。
★2 - コメント(0) - 2015年9月13日

以前にNHKで放送されていた、午後の恐竜を見て少し興味を持って読んでみました。NHKでは片方の視点のみ描いていたのですが、原作は交互になっていたんですね。 契約時代は今を風刺してて良かったです。
★5 - コメント(0) - 2015年9月8日

午後の恐竜の 評価:62 感想・レビュー:203
ログイン新規登録(無料)