華麗なる一族〈上〉 (新潮文庫)

華麗なる一族〈上〉 (新潮文庫)
あらすじ・内容
30年前、すでに《銀行》の厚いベールは暴かれていた。

業界ランク第10位の阪神銀行頭取、万俵大介は、都市銀行再編の動きを前にして、上位銀行への吸収合併を阻止するため必死である。長女一子の夫である大蔵省主計局次長を通じ、上位銀行の経営内容を極秘裏に入手、小が大を喰う企みを画策するが、その裏で、阪神特殊鋼の専務である長男鉄平からの融資依頼をなぜか冷たく拒否する。不気味で巨大な権力機構〈銀行〉を徹底的に取材した力作。

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華麗なる一族〈上〉はこんな本です

華麗なる一族〈上〉の感想・レビュー(1868)

日本の高度成長期を背景とした、経済戦争、門閥の話。一族のドロドロ感、企業間、銀行間の駆け引き、政治を巻き込んだ暗黒歴史として後半が気になります。
★1 - コメント(0) - 3月23日

大地の子、二つの祖国に続き山崎豊子著三作目。大介、寧子夫妻と愛人の相子が暮らす大豪邸。奇異な家族構成に心傷つきながらも一緒に暮らす5人の子供達。大介の銀行合併の目論見のために翻弄される周りの人々。そしてその中で交錯する人間の二面性、三面性。それぞれ家族、そして登場人物がこちらではいい顔をし、あちらでは別のことを企てている。これが人間の本性だと思うと行きているのさえ辛くなる。山崎豊子さんは人間の汚い部分を描くのがとても上手でいらっしゃる。
★4 - コメント(0) - 3月5日

山崎豊子さんは、男の嫉妬やねちねちした面を書くのが本当に上手い。
★2 - コメント(0) - 2月14日

すごい。圧倒的な迫力。銀行と政治家、役人の関係がリアルに描かれている。華麗なる一族の歪んだ実態にどんどんハマってゆく・・・。
★10 - コメント(0) - 1月27日

華麗なる一族 上 読了。今も絶えない銀行再編を30年も前に題材にし、全く古さを感じない。ドラマを見、大方のあらすじは入っていたが、都市銀行と再編と製鉄所新投資というスケール感と万俵家の野望と異様さに引き込まれる。読み応えあり。
★16 - コメント(0) - 1月15日

どれだけ詳しく取材してメモを取れば、これだけリアルに書けるのかと、驚きました。 カンフー映画を観たあと、自分が強くなった錯覚を起こしますが、この本は自分が銀行の御曹司になったような気分に、読後なりました。
★9 - コメント(0) - 1月14日

どうしてこうも山崎豊子の小説は面白いのか。一族が集まる晩餐の席では、今晩はフランス語、明晩は英語の会話でというのが習慣。的矢牡蠣のオードブル。眼下に芦屋、岡本、御影を一望する三百坪の邸宅。妻妾同衾の歪んだ家庭。ジョイの香水。三頭のファウンテングレートデン。高炉建設。祖父譲りの逞しく一本気な鉄平、ニヒルで斜に構えた銀平。別荘への道六甲の聖者の道シュラインロード。優秀な血統と能力を持つもの同士の結びつき、有能な閨閥エリートの再生産。登場する成金の金縁メガネの太平スーパー社長でなく、本物の一流になりたい。
★3 - コメント(0) - 2016年12月24日

万俵家、汚れ過ぎて気持ち悪い。
★1 - コメント(0) - 2016年12月14日

最初からすでに崩壊の予感。小難しくてところどころササッと読んでしまった。
★1 - コメント(0) - 2016年11月29日

綿密な取材にもとづくストーリーに、フィクションでありながら、こんな秘話があったのかというシーンが多々展開される。ただ野心、欲心にあふれた登場人物への感情移入ができず、没入できずにいる自分が残念。
★2 - コメント(0) - 2016年10月25日

数年ぶりの再読。今回気づいた点を箇条書きで。始まりの場面と最後の場面の対比が物語の本質を表している。大介の劣等感と鉄平の情熱が衝突する物語。閨閥結婚と企業の合併を相似的に表現(すごく面白い構成)。相子は鈴木京香。歳を取って改めて読むと、思ったより重たい。
★11 - コメント(0) - 2016年10月22日

★★★★☆ 昔テレビで見た時の山村聰と加山雄三のイメージが沸々としてきました。
★6 - コメント(0) - 2016年10月11日

万俵家一族の繁栄のために、身を捧げる相子。彼女の心を満たすものは果たして何か。閨閥問題の渦中にある寧子、万樹子。鉄平と銀平の運命は?二子と3子の結婚相手は?美馬中は?様様な人間が巻き込まれるドラマは次巻での展開は如何に!著者がどう捌いていくか楽しみです。一気読み間違いなし。
★3 - コメント(0) - 2016年10月9日

銀行と鉄鋼の世界を万俵家の異様な一族による画策が描かれ面白くよめる。画策のための結婚相手を誰にするか、また万俵家の秘密など欲望か渦巻く物語であり、長男の鉄平がいかに父大介、妾の相子と対峙していくかが見物である。
★1 - コメント(0) - 2016年10月8日

複雑怪奇、魑魅魍魎、人の皮を被った獣たち、そんな人々が躍動する物語。取材・調査・研究といった著者の事前準備がストーリーを骨太にする。読み応えあり。中巻へ。
★41 - コメント(0) - 2016年9月4日

話的には読みごたえがあり楽しめますが、大介&相子が気持ち悪いわ笑。今と違って、自分が頑張れば頑張るだけ成果があがる時代のし烈さを感じました。国にも勢いのあった時代ですね。これからどんな展開になって行くのか気になりますので、先に進みます。
★7 - コメント(0) - 2016年8月22日

☆☆☆
- コメント(0) - 2016年8月12日

毎回読み始めるのに覚悟のいる山崎作品。意外と読んでいなかった華麗なる一族についに手を出しました。読み始めるとモデルになった企業や事件を調べたくなります。そして深い闇を見ることになるのです。更に家族のドロドロな物語が加わって、他の作品とは違うエグさがあります。
★6 - コメント(0) - 2016年8月7日

鉄が、まだその価値を失っていない頃の昭和。実名で出てくる地名や店も当時の風俗誌として興味深い。それにしても、なんて女性の描き方が上手いんだろう。話も骨太。確かに最強。
★4 - コメント(0) - 2016年7月29日

万俵一族おぞましすぎる、、、
★2 - コメント(0) - 2016年6月28日

話の展開が非常にゆっくりで読むの時間がかかってしまった。幸せそうな描写がとくになく、この家族はとてもいびつに思う。
★5 - コメント(0) - 2016年6月14日

山崎豊子 最強。
★11 - コメント(0) - 2016年5月28日

著者は,フィクションと言っているが,モデルになっている企業や財閥が目に浮かびます.最前線で活躍する人物,もう少し高い目線から人々を制御する人物,さらに高いところから俯瞰しつつ全体を操る政治的人物,おそらくは現在の日本でも同じようなことが起きているのではないかと思われるほど,リアルに,情熱的に記載されています.
★3 - コメント(0) - 2016年5月21日

ドラマの存在は知ってたけれども、ああ、キムタクね、という、その程度の印象で、見ていない。てっきり、財閥解体とか、金持ちが札束数えて、毎晩パーティーやってるような話だと思っていたら、銀行の話だっったので驚いた。
★17 - コメント(0) - 2016年5月12日

安心の味。なにも言うことはありません。
★5 - コメント(0) - 2016年5月8日

★★★☆☆「華麗なる一族」と「沈まぬ太陽」は、時間をおくとまた読みたくなる。
★7 - コメント(0) - 2016年5月7日

遂に手を出してしまった山崎作品。とりあえず、銀行という舞台設定に興味があったのでこの作品から。難しいことを考えずに話に没頭するには持ってこい。長時間のフライトや乗車時におすすめ。さ、中巻に行こう。
★5 - コメント(0) - 2016年5月5日

連休についつい手を出してしまった、山崎長編。支店長の命をかけた10億預金とか早朝ゴルフとか猛烈サラリーマンとか。。とにかく昭和です!昭和も昭和!な50年代の作品とか・・・1970年代にすでにエルメスっていってるし!山崎先生はひょっとしてブランド好みとか?この勢いで連休中に読破したいが相子にせよ大介にせよ人格壊れてるしって思うのもシモジモだからなのかな~どの人(ちょい役含)をみてもハッピーな感じする人がいないんです。中、下もか!?
★5 - コメント(0) - 2016年5月1日

Their life is way unrealistic. That was my first impression, so I couldn't put myself in the story right away, but Yamazaki Toyoko knows how to grab readers' heart by leading stories, I'm now for the second volume. If this actually is revealing the truth?
★3 - コメント(0) - 2016年4月21日

製鉄会社と銀行を経営する財閥の経営を細かく描写する社会的な本である一方、愛と憎悪と汚れに満ちた家族の姿を映し出す作品。
★3 - コメント(0) - 2016年4月20日

金と権力があっても、思い通りの人生にならない。幸せに生きる事は、難しい。
★3 - コメント(0) - 2016年4月8日

人間関係が予想以上にグロい! 読むには気力「要」で、この一冊終えるのに相当時間かかった…!(¯―¯٥)
★5 - コメント(0) - 2016年3月24日

面白かった。登場人物のひとりひとりが血がかよったように生々しく、いきいきとしている。単なる銀行の話ではなくそれを取り巻く業界、人物、その中心に存在する万俵家の人々の様々な策略、思索から目がはなせない。
★4 - コメント(0) - 2016年3月10日

煌びやかな万俵家に、徐々に暗雲が立ち込める予感。続きが気になる!
★3 - コメント(0) - 2016年3月9日

文庫のあらすじを見る限りは銀行業界の争いが主軸であるように感じられますが、一族の異常な実態も見どころです。家族を閨閥の駒のように扱う大介ですが、胸の内には無き先代への畏怖と嫉妬があり、それが息子の鉄平を通して表れる。このあたりの設定が面白いです。 この先どうなるのか、あと2冊分この世界観に浸れると思うと楽しみです。
★4 - コメント(0) - 2016年2月26日

山崎豊子第3弾。今度の舞台は銀行。銀行なんて腐った業界No.1でしょう。こんなにリアリティを持った作品を書ける作家は他にいないね。
★22 - コメント(0) - 2016年2月9日

過去ドラマ(山村聡版)を観る機会があって、原作も読んでみたくなりました。山崎さんの企業を描いた作品は何冊か読んでいますが、今回もその取材力に圧倒されました。銀行と政財界の癒着など、まるで本当にありそうと錯覚するほどリアルです。先にドラマを観てしまったので、配役の顔がダブって困りました。キムタク版ドラマは観ていません。
★6 - コメント(0) - 2016年1月21日

資本家、政治家、企業家、官僚、旧華族。私欲と保身と野心溢れる政官財の権謀術数韜晦合戦に目眩がするような読後感です。体面や外面だけは美しく煌びやかに飾られた華麗なる一族、絢爛たる世界の裏側は噎せ返る程の生臭さ。計算高く怜悧な筈の経営者達が、結局は(ある種)小市民的な血縁への拘泥やつまらない矜持にとらわれてその周到な計画に小さなヒビを入れてしまっているのが面白いです。山崎豊子さんの作品を手にとったのは実はこの歳で初めてなのですが、噂に違わぬリアリティに圧倒されつつ、中巻へ。
★16 - コメント(0) - 2016年1月18日

著者は、元毎日新聞の記者。井上靖の下で執筆活動していたので、影響されてか、作品に緻密さと、よく練られた物語に仕上がっていて、重厚さを伺える本格的な社会派の作品が多い。本作も厚みを感じさせる物語で、万俵家の愛憎劇が面白い。また山崎作品は、モデルが存在し、本作の場合、万俵家は岡崎家であり、阪神銀行は現・三井住友銀行。大同銀行は現・りそな銀行で、阪神特殊鋼は山陽特殊製鋼株式会社、帝国製鉄は現・新日鐵住金にあたる。永田大蔵大臣は、時期的に鑑みて福田赳夫で、大川 一郎は福田一か、三木武夫ではないだろうか、と思う。
★160 - コメント(1) - 2016年1月18日

印象に残った箇所(メモ)。「特殊鋼が育ちより氏と言われる」。高炉から特殊鋼を一貫生産をしようとしていたことが印象的だった。神戸銀行のことや山陽特殊製鋼、岡崎財閥の話などとても勉強になる。当時の銀行合併の熾烈さがものすごく伝わってくる一冊。
★4 - コメント(0) - 2016年1月15日

華麗なる一族〈上〉の 評価:60 感想・レビュー:297
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