女系家族〈下〉 (新潮文庫)

女系家族〈下〉 (新潮文庫)
あらすじ・内容
人間の本性が露骨に現れる遺産相続を赤裸々に活写。ここに「小説」の本当の面白さがある。

長女藤代は踊りの師匠の梅村を相談相手にして、遺産相続を自分に有利にしようと画策する。それまでの慎ましやかだった性格からは想像できないきつい態度にでる次女の千寿。そこに番頭の思惑と、妾文乃が妊娠していた事実がからまって泥沼の様相を深めてゆく。だが、嘉蔵が生前周到に準備していた「胎児の事前認知」という驚天動地の方法によって金の亡者たちの野望に断が下される。

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女系家族〈下〉はこんな本です

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女系家族〈下〉の感想・レビュー(660)

泥沼の遺産相続争いがどんでん返しにて完結。因果応報というか、悪事千里を走るというか…。嘉蔵も相当陰険だな。大嬢さんの「騙しているつもりが騙された」がすべてを物語り、結局あの人の思うままに終わってしまった。あのままでは何だか物足りず、続編が読みたい(笑)!
★14 - コメント(0) - 1月30日

物語は後半、相続の行方を巡って物語は様々な方向へ展開します。最後のシーンでは食い入るように読み進めてしましました。ただ、あまりに強力なカードなのでそれまでの話が全てひっくり返る雰囲気になってしまうところは少し残念。
★1 - コメント(0) - 1月28日

スッキリ感満載。強欲な3姉妹に、狸な宇市。それを取り巻く人々…。お金って恐ろしい。最後はどう終わるのか、ハラハラしながら楽しく読めました!
★1 - コメント(0) - 1月8日

女系家族って、じょけいかぞく、って読むんですね。この作品は、にょけいかぞく、であってわたしもずっとそう思っていたけれど、報道では、じょけい、と言っているので衝撃を受けた。作品と全く関係ない。この作品を読んで、本当に家族を大切に思うなら財産の多寡に関係なく死ぬ前に揉めないように遺言は遺すべきだと感じた。それが親の最後の愛情表現だと思うので。
★7 - コメント(2) - 1月3日

泥沼の遺産相続は、遺産相続を取り仕切る番頭が遺産をネコババできるよう、うまく隠しながら、口八丁手八丁で相続人姉妹を納得させる。しかし、あと一歩のところで思わぬどんでん返しが待っていた。そうきたかぁ!本作品の随所に見られる人間関係のドロドロ具合や、だましあいの巧妙さは、山崎作品の真骨頂ともいえる完成度で、十分楽しめた。人間として尊敬できる人が皆無な小説も珍しいが、面白かったのでよし。
★4 - コメント(0) - 2016年11月21日

最後がもやっとすることの多い山崎先生なので、今回も不安になりながら読んだが、すかっとする読後感で良かった。 ただ、欲にまみれた女系家族の物語に食あたり。美しい姉妹の細雪を読むとしよう。
★2 - コメント(0) - 2016年10月1日

初山崎さん。 おもしろかった。本当に狐と狸の化かし合い。狐と狸だけでは足らんな。嘉蔵さん、物語のほぼ全てを占めてた宇一や三姉妹の根性悪のさらに上をいく陰湿さ!
★2 - コメント(0) - 2016年9月30日

アウト○イジ級の全員悪人の話です。欲望ってすごい。
★1 - コメント(0) - 2016年9月23日

昔読んだ本だけど、友達が読んでるの見たらまた読みたくなっちゃった。船場の女系の豪商の三人姉妹+叔母+妾が、関西弁でねっちりドロドロ。う〜ん、おもしろ〜い(笑)それぞれの思惑が二転三転し、いけすかない大番頭の勝ち逃げかと思いきや・・・? 遺産相続のドロドロだけかと思いきや、船場の嬢はんの華やかなお衣装の描写や、花見や月見などのしっとりした風景描写も素晴らしい。久々に他の山崎作品も読み返したくなったな〜。
★6 - コメント(0) - 2016年9月4日

atu
何度読んでも女の泥臭さ満開でスカッとする。母と妹と、花札しながら、女系家族ごっこするのが楽しすぎる!
★3 - コメント(0) - 2016年9月3日

再読ながら堪能できた下巻でした。昭和30年代に描かれたこの作品をこれほど完璧に相続法を学び小説の中に取り入れ大どんでん返しのラストを描く山崎先生に、流石!といいたい。
★53 - コメント(0) - 2016年9月3日

執着・貪欲・怨念が渦巻く相続(争族)模様を息つく間もなく読ませた上に最後に用意された生者を嘲笑う陥穽。見事としか言いようがない。「あらすじ」は絶対に見てはいけない。★5
★1 - コメント(0) - 2016年8月10日

kzm
最後のどんでん返し。スカッとする。 カバー裏のあらすじに思いっきりネタバレ書かないでほしい。
★2 - コメント(1) - 2016年7月17日

雪村のお軸は矢島家にもどらはった?おおむね、相続や横領、認知とすっきりしましたがこれだけがわからず・・雪村、今だったら桁があとふたつくらい増えてそうです。全編ドロドロですが本書最後、文乃が本家に行く時のくだりで「ほのぼのとした母性愛と潮騒のように満ちてくる・・」という何行かがさわやかで印象に残りました。人間の「欲」について書いたら山崎さんは断トツだと思う。お金、地位、名声、色、食・・白い巨塔しかり、本書しかり。続いて女の勲章を読書します!たのしみ 宇一はん無事やったろか?
★2 - コメント(0) - 2016年6月30日

上巻に引き続き面白かった!ぐいぐいと終末に向かって読む者を引き込む筆力、文章の技はすごい。最後の最後にこの欲、見栄、矜持、嫉妬、怨念にまみれた人間ドラマの真の主人公が明らかになる。そこまでの展開に夢中になって読み進めていたから、見事に騙されたなあと唸ってしまった。無理と知りつつ、この幕切れの後日談が知りたい!案外みんな憑物が落ちた感じか。新たな目標を掲げて権謀術数を廻らしてたら面白いけど。
★10 - コメント(0) - 2016年6月24日

社会派作家の初期作品。大阪船場を舞台に老舗商家の当主の死を契機に娘3人による遺産相続の争い。妊娠している妾の登場、さらには大番頭のたくらみなど、息をつかせぬ展開。人間のエゴと欲望を赤裸々に抉る。何十年か前までの大阪の商家の慣習なども正解に描かれ面白く読んだ。
★2 - コメント(0) - 2016年6月15日

終わった〜。騙してるつもりが騙された。一番得するのは…。面白かったけど、人間の欲ほど怖いものはないね〜。
★3 - コメント(0) - 2016年6月5日

初めての山崎さん作品なのですが、怖い遺産相続でした…。本を読んでいると、たいていお気に入りのキャラが出来て、味方したくなるものですが、今回は居ませんでした。みんなそれぞれ頑張ってとしか言いようがないかな?自業自得っていうのも多いし。あっ、生まれたばかりの子の将来が一番心配です。
★2 - コメント(0) - 2016年5月31日

大どんでん返しがある下巻。人の下衆さが気持ち悪い。
★14 - コメント(0) - 2016年5月29日

あらすじについては、前知識なしで読んでいたのに、前半部分を読んでいる途中で、何気においた本の裏表紙に書かれていたあらすじが目に入ってしまった。 こんなところに、最後のどんでん返しのネタを記さないでほしい、まったく。 1日で456ページを一気に読み通す。 ひまだから・・・、ってのもあるけれど、さすがのストーリーテリング。 読んでいる最中に、頭の中が京都弁になる。 昭和38年の著作。 当時のお産の様子とかが興味深い。 このころから、母子手帳ってちゃんとあったんだね。
★2 - コメント(0) - 2016年5月26日

長々と続く遺産相続を巡るドロドロとした争いは見ていて気分の良いものではない。特に遺産に目がくらみ父の死そのものへの関心が薄いように感じられる文乃以外の登場人物には恐れのようなものすら感じた。最後の嘉蔵のもう一通の遺言書の内容もそれまでの展開からすっきりするように感じるが仮に復讐を目的としたものであったとしたら、それはそれで複雑なものだなというように感じられた。
★1 - コメント(0) - 2016年5月18日

とにかく登場人物全員が欲深くて浅ましい。 とは言っても、例えば自分が誰かの立場であっても同じように譲らないだろうなあとは思う。 悪どい番頭の目論見が最後は外れるとこは気分が良いけど、50年も働いたらそれなりのもの欲しいと思うよねえ
- コメント(0) - 2016年4月4日

船場ものの第五作目下巻。前巻で波乱を予感させる終わり方、と書いたがまさにそのとおり。亡くなった当主の遺産相続にからむ全ての人とその周りにいる人の各々の欲望。それがストレートな描き方で書いてありとても面白かった。相続人である三姉妹の思惑、数十年番頭として仕えてきた老人の金銭に対する執念がなんとか落ち着きそうになってからの大どんでん返し!驚いた♪そして著者はどの作品においてもとても綿密な取材の上に執筆するとの事でありこの作品でも随所にためになる記述がありとても良かった。やはり凄い作家さんです。
- コメント(0) - 2016年3月31日

誰よりも得をしたいと駆け引きする姉妹達、大番頭、腹の底の分からぬ妾。またそれを利用しようとする周りの人達。それぞれの想いが絡み合い上巻より本格的な遺産分けの話になっている。山林の遺産分けの話が中心であるが少し難しかった。そんな話の合間に出てくる景色や着物の描写は細かく、想像するのが楽しかった。
★18 - コメント(0) - 2016年3月25日

大阪船場の商人の言葉遣いや、しきたりなど、興味深く読みました。庶民の私には縁遠い相続問題でしたが、面白かった。女の嫌〜な面が露骨に出ていて。失うもののある方々は、こんなにもドロドロするのですか!?庶民で良かった。最後が痛快。
★3 - コメント(0) - 2016年3月11日

最後が爽快
★1 - コメント(0) - 2016年2月25日

「・・・おます」とか「頂きまっさ」とか、登場人物の表現が思わず普通に口から出てきてしまいそう。いや真似して普通に話したい。他の方の感想ほど痛快に感じず。死後に報復するぐらいならば、生前宇市の悪事を知った時点で矢島屋の主人として対策をとっておくべきだと思うし、なかぁんさん、こいさんがそれほど悪い人とも思えないし、父親としてもっとしっかりしていれば、女系だろうがもう少しまともに子供も育ったんじゃないの?嘉蔵とその共犯者的な文乃も感情移入できるほど同情できない。
★9 - コメント(0) - 2016年2月13日

最後のどんでん返しが面白かった。最後の最後まで宇市の勝ちで終わるのかと思いきや、不遇な生涯を遂げた嘉蔵の遺言によって全ての不正が暴かれ、矢島家の女系も終わってしまった。最後の1ページまで楽しめる本だった。
★2 - コメント(0) - 2016年1月29日

計算されつくしてる! 宇市、してやったりやな☺ 痛快って言ってはなんやけど、大どんでん返しおもしろすぎ~☺
★2 - コメント(0) - 2016年1月10日

積ん読本解消!痛快~とても面白い。
★1 - コメント(0) - 2015年12月31日

不毛地帯を40年前に読んで以来の山崎豊子。描写が緻密。面白かった。
★3 - コメント(0) - 2015年12月23日

這是我接觸山崎さん「大阪船場商人」系列的第一部作品。跟先前的醫界、航空界、國族認同等宏觀議題相較,以「豪門遺產爭奪戰」為主題的本作顯得微觀、常見許多。即便如此,「大阪船場商人」、「女系家族」等主題對我來說仍是相當少見而具有可讀性。閱讀此書的同時,一面感嘆為人子女者爭奪遺產的醜惡面貌。希望自己將來不會變成這樣的大人啊(苦笑)
★4 - コメント(0) - 2015年12月20日

再読。
★1 - コメント(0) - 2015年12月15日

下巻も安定の面白さですいすい読めますね。最後のどんでん返しは意外性はないですが、気持ち良さがあります。文乃と嘉蔵の勝利のように描かれていますが、その実、三姉妹にとっても女系家族の呪縛から解かれることは長い目でみれば幸せなことなのかもしれませんね。大嬢さんなんかは認めたくない、と思うでしょうが。お金はあるに越したことはないですけど、こんなおどろおどろしい相続問題付きだったら嫌気がさします。私は、歳末セールで半額の服を買って喜べる平凡な生活で良いです。
★4 - コメント(0) - 2015年11月5日

長かったー。 結論から言うと、そう驚くことはないのかもしれないけど、欲って怖いわ。
★2 - コメント(0) - 2015年10月27日

死んだ父も含めて全員変。
★5 - コメント(0) - 2015年9月18日

Money, we are easily to be driven by it. It may have sounded exaggerated in this story, but Yamayzaki Toyoko must have wanted to reveal our weakness that anyone has.
★2 - コメント(0) - 2015年9月17日

宇市があれだけ周到な根回しをして、三姉妹を押さえこんだと思ったら妾がかっさらっていった、という話。まぁそれなりに予想はついていたけど、策謀を練っていた連中は全員痛い目を見て、欲望を抑えていた文乃とこいさんはきちんと報われて良かった。どっちかっていうと旦那の私怨に近い形でのお仕置きだけど、まぁそれでも莫大な遺産を相続出来るんだしいいんじゃないの、とは思ったが。その後どうなったんだろうな。金の切れ目が・・で吉三郎や君枝からは愛想を尽かされそうやな。人間、無欲が何より、というのを思い知らされる話やったなぁ。
★4 - コメント(0) - 2015年8月7日

下巻からは遺産相続の一つ山林ついて話が膨らみます。けどその山林に三姉妹や宇市が気を取られてる隙に妾、文乃のお腹の子は順調に育ち…ある言葉をキーワードにどんでん返しが起こります。一見、文乃の逆襲に見えますが、これは父嘉蔵の逆襲ですな。
★4 - コメント(0) - 2015年7月21日

女系家族〈下〉の 評価:82 感想・レビュー:150
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